大学受験生の平均勉強時間は1日何時間?合格を目指すスケジュールを組もう
更新日: (公開日: ) COLUMN
大学受験に向けて勉強を始めるとき、志望校を同時期に受験するライバルがどれだけ勉強しているか気になる受験生は多いです。
大学受験は競争の要素があるため、平均よりも勉強すれば合格する確率も高くなるといえます。
しかし、時間だけ多くても合格には結びつきません。
この記事では、受験勉強の平均時間について解説します。さらに、志望校合格に向けてどのような勉強が必要になるか紹介するので、ぜひ参考にして受験を成功させてください。
大学受験生の平均勉強時間は「平日約1.5時間・休日約2.0時間」
21世紀出生児縦断調査によると、高校1~3年生までの平均勉強時間は、平日約1.5時間・休日2.0時間です。
しかし、高校1年生から3年生の間には部活動やバイトといった事情で勉強にとれる時間は、大きく変化していきます。そのため、学年別に計算した平均勉強時間も見てみましょう。
平日と休日に分けて計算した結果を、以下の表にまとめました。
学年 | 平日 | 休日 |
高1 | 約1.0時間 | 約1.4時間 |
高2 | 約1.0時間 | 約1.5時間 |
高3 | 約2.7時間 | 約3.6時間 |
参考:
21世紀出生児縦断調査 2018年
21世紀出生児縦断調査 2019年
21世紀出生児縦断調査 2020年
ここからは、学年による違いをそれぞれ確認していきましょう。以下の順番で解説するので、ぜひ参考にしてください。
- 高校1年生の平均勉強時間
- 高校2年生の平均勉強時間
- 高校3年生の平均勉強時間
高校1年生の平均勉強時間は「平日約1.0時間・休日約1.4時間」
高校1年生の平均勉強時間は平日では約1.0時間で、休日は約1.4時間です。
高校1年生の時期は、学校生活に慣れていなかったり、新しいコミュニティで交流が増えたりするため、勉強時間が減りやすい時期です。
しかし、志望校が決まっている場合は、できる限り早めの受験対策をはじめましょう。
高校3年間の学習範囲は幅広く、大学受験で求められる知識も多いです。
毎日の予習と復習が、志望校合格への近道となります。
また、難しい問題ではありますが、「高校生活は勉強ばかりでつらいことしかなかったな」と後悔しないためにも、息抜きも適度におこなってください。
高校2年生の平均勉強時間は「平日約1.0時間・休日約1.5時間時間」
高校2年生の平均勉強時間は平日約1.0時間・休日約1.5時間です。
高校2年生のうちから勉強時間を増やせると、大きなチャンスになります。
1年生時の平均勉強時間と比べてもあまり変わりがないため、他の受験生より学力を伸ばせる数少ない機会です。
高校によっては受験範囲の授業が終わっていない時期となるでしょう。
そのため、高校2年生でも、予習復習が志望校合格に向けた対策となります。
高校3年生の平均勉強時間は「平日約2.7時間・休日約3.6時間」
高校3年生の平均勉強時間は平日約2.7時間・休日約3.6時間です。
平均勉強時間は、2年時までと比べると大きく変化しています。
しかし、数値はあくまでも平均です。
高校3年生の時期は時間にこだわらずに、現状の学力を志望校合格ラインまで到達させることに重点をおきましょう。
長期休暇には、学校での授業がなくなったり、少なくなったりするので、家や塾での学習がメインとなります。
また、試験直前には追い込む必要があるかもしれません。
現状の学力や目標に合わせて、勉強時間を設定しましょう。
浪人生も高校3年生と同程度
浪人生の場合でも、高校3年生と同程度の学習時間が必要になります。
しかし、1年間を受験期直前のように過ごすのも精神的に負担が大きいです。
そのため、以下の勉強時間を1つの目安としてください。
- 夏までの勉強時間:6~8時間
- 秋以降の勉強時間:10時間
- 直前期の勉強時間:起きている時間すべて
親への負担が気になるようであれば、勉強に差支えのない範囲で家事手伝いやバイトをするのも問題はありません。
無理せずにしっかり勉強して、合格を目指しましょう。
大学受験生の期間別でみる平均勉強時間
受験を控えた高校3年生は、時期によって平均勉強時間を変える必要があります。ここでは、以下の期間に分けて、どの程度勉強時間が必要か解説します。
- 春休み~7月
- 8月(夏休み)
- 9月~11月
- 12月以降
受験を控えている人は、ずっと同じ勉強時間で続けるわけではありません。
長期休暇では学校の授業も減るため、多くの時間を自学自習に充てられます。また、受験直前には、追い込みも必要です。
それぞれの期間の詳しい内容を確認してみてください。
春休み~7月は「3〜7時間」
春休みから7月にかけて、1日の平均勉強時間は3〜7時間を目安にするといいでしょう。
この時期は、基礎力を固める必要があります。
大学受験では、基礎問題から応用問題まで幅広く出題されるためです。
基礎問題をとり逃さないことはもちろん、応用問題を解くためにも基礎固めは必須となります。
英単語や社会系科目、数学の公式などをしっかり覚えておくといいでしょう。
8月(夏休み)は「8~10時間」
8月(夏休み)は、8〜10時間は勉強しましょう。
夏休みは受験生にとって、自分の時間を作れる時期です。
遊びに行きたい気持ちもわかりますが、夏休みに勉強をすればするほど周囲と差が付きます。
基礎固めの仕上げや、苦手科目の克服に取り組みましょう。
難関大学志望の人は、過去問に取り組み始める時期でもあります。
夏休みの間にしっかりと勉強時間を確保して、合格に近づきましょう。
9月~11月は「4~10時間」
9月〜11月にかけての1日の平均勉強時間は、4〜10時間を目安にするといいでしょう。
これだけの時間を確保するには、食事やお風呂の時間以外で起きている時間を勉強に充てる必要があります。
勉強の具体的な内容としては、共通テストや二次試験の過去問を解くとよいです。
過去問を利用した自習では、試験時間通りに過去問を解いて、時間配分に慣れる必要があります。自己採点をして、間違えたところをしっかりと見直しもしなくてはなりません。
英単語や漢字といった暗記が必要な分野も見直していく必要がありますので、4時間はすぐに過ぎてしまうはずです。
12月以降は「5~10時間」
12月以降のは、5〜10時間を目安にするといいでしょう。
12月になると共通テストが目の前に迫ってきている状態です。
起きている時間は、すべて勉強に充てるような意気込みで取り組みましょう。
ライバルとなる他の受験生も長時間勉強していますので、気を抜けば大きな差が付く可能性もあります。
12月以降は、過去問でできていない部分を重点的にやり直すのが効果的です。
難関私大の受験に必要な平均勉強時間は「1日約5時間」
マナビズムでは、難関大学に合格に必要な勉強時間の目安を1,500時間としています。
1,500時間を仮に週6日、12か月間の受験勉強でクリアしようとすると、1日平均5.2時間の勉強が必要となります。
しかし、病気やけがなど、どのような理由で勉強できなくなるかわかりません。そのため、なるべく早くから受験対策の勉強を始めてください。
少しでも早くから勉強に取り組むことで、1,500時間の目安はクリアしやすくなります。
大学受験生の受験勉強は平均時間より「質」が大切
ここからは、受験勉強の質を高める方法について以下の4つを解説します。
- まずは自分に足りないものを明確にする
- 集中しやすい時間帯に多めに勉強する
- 勉強時間を短く区切ってメリハリをつける
- 教科の配分を工夫する
ここまで、勉強時間に焦点をあてて解説してきましたが、大学受験は時間をかけるだけでは合格できるものできません。
ほかの受験生も勉強しているため、勉強時間だけでは差がつかないからです。
同じ時間勉強しているといっても、ただ机に座っているだけの人もいれば、集中して問題に取り組んでいる人もいます。
時間をかけただけで学力が伸びるとは限らないのです。
まずは自分に足りないものを明確にする
得意な科目よりも苦手な科目のほうが、得点の伸びしろが大きいです。
基礎知識が身についていない可能性も高いため、対策できれば点数が伸びます。
受験は試験の合計点で合否が決まるので、より合計点を上げやすい科目の勉強をしたほうが良いです。
まずは、自分に足りないもの、できていないことを把握しましょう。
集中しやすい時間帯に多めに勉強する
集中できない時間にだらだらと勉強を続けても、内容は頭に入らないものです。
人によって集中しやすい時間はそれぞれ異なるため、できる限り集中できる時間帯に取り組みましょう。
朝に弱い人、夜は眠い人、ご飯を食べると眠くなる人など、さまざまな人がいます。
自分が集中できる時間帯を見つけて、効率良く勉強するのが大切です。
勉強時間を短く区切ってメリハリをつける
勉強時間を短く区切ってメリハリをつけるのも「質」の向上には重要です。
長時間勉強を続けていると、なかなか進まなくなったり、内容が頭に入ってこなくなったりします。
人が集中できる時間は大体60分といわれています。
集中が切れてきたと感じたら、無理に勉強を続けるのではなく、少し休憩をとることも大切です。
教科の配分を工夫する
苦手科目を続けていると、勉強に対するモチベーションが低下する恐れもあります。
モチベーションを維持するには、得意な科目もはさみながら勉強するとよいでしょう。
得意な科目を勉強するときにも、できるだけ苦手な範囲の対策をできるとベストです。
モチベーションを維持できる配分も工夫してみてください。
受験勉強の時間はいつから始めたら良い?
受験勉強は「できるだけ早く始めるべき」です。
中学と高校では、受験勉強に必要な時間が違います。
大学受験は、高校3年生だけではなく、浪人生や社会人の人も受験するため、競争率が高いです。
また、浪人生には高校生よりも勉強時間を多くとれるうえに、数年多く勉強しているというアドバンテージがあります。
このようなライバルと競争して合格を勝ち取るためには、できるだけ早く勉強を始めたほうがよいです。
大学受験生が受験に必要な平均勉強時間を徹底サポート
勉強時間を管理して、自学自習の質を高める自信がない人はマナビズムがおすすめです。
大学受験では、勉強時間だけではなく、「質」も大事です。
1,500時間のうち、塾における授業時間は、約500時間ほどしかありません。
残りの1,000時間は自学自習が必要です。
つまり、自学自習の質を上げることが合格への近道となります。
マナビズムでは、自学自習の指導をおこないます。
また、生徒1人ひとりに、専属の「自習コンサルタント」がつき、最適な勉強計画を設計します。
そのため、苦悩することなく、勉強に集中しやすい環境を確保できるはずです。
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まとめ:自学自習までのサポートは塾で受けよう
自力で勉強時間を確保するのは、難しいです。
また、大学受験に合格できるまで、勉強の質を高めることまで意識しなければいけません。
塾に通えると、勉強時間の確保と「質」を高める大きな手助けとなります。
しっかりと勉強時間を確保して、質を高めることで合格を目指してください。
勉強は楽しいばかりではありませんが、我慢の後には、楽しいキャンパスライフがキミを待っていることでしょう。
マナビズムはキミの大学受験を応援します。