大学受験の英語で大切なことは勉強の順番|無駄な勉強方法を見直そう!

更新日: (公開日: COLUMN

大学受験の英語で大切なことは、勉強の順番です。

無駄な勉強方法をずっと続けていても、伸び悩んだりうまくいかなかったりとスムーズには進みません。

しかし効果的な英語学習の順序を知れば、得点力・偏差値は飛躍的に伸びるでしょう。

本記事では、大学受験の英語で一番大切なことから、分野別の勉強法をまとめました。

大学受験英語でやってはいけない勉強法も確認しながら、自分の勉強方法を見直してみてください。

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大学受験の英語で一番大切なことは勉強する順番

大学受験の英語で一番大切なことは勉強する順番

大学受験の英語勉強法は、文法を身につけるところから始まります。

まず単語と文法から入り、次に英文解釈、その次に長文読解と進めなくてはなりません。

長文読解は配点が高いためできる限り落としたくないところですが、基礎ができていなくては長文読解が難しくなってしまうためです。

大体高校3年の夏までには基本的な文法がわかるようにしておくとよいでしょう。

単語がわからなくなってしまった場合でも、文章の流れや内容が大体把握できるようになります。

基礎である文法と単語を勉強してから、長文読解に進むのがおすすめです。

大学受験の英語でやってはいけない勉強法3つ

大学受験の英語の勉強でやってはいけない勉強法として、以下の3つが挙げられます

  • 参考書をまとめて複数冊買う
  • 単語をとりあえず暗記する
  • いきなり長文にチャレンジする

参考書は多いほうがいいと考えてしまうのは、はじめのうちによくある間違いです。

しかし、実際に参考書がたくさんあっても、いろいろな参考書に手を付けても、なにも身につかずに結局どの参考書も中途半端に終わる可能性があるでしょう。

また、単語はとりあえずたくさん知っておいたほうがいいという考えも危険です。

たくさん覚えようとするのではなく、大学受験の英語でよくでる単語を覚えなくては意味がありません。

さらに、長文を読解が大切と考えて大学受験の英語を勉強をしてしまうと、単語も文法もわからずに効率が悪いうえに、結局なにも分からないまま終わる可能性があります。

やらなくてはならないと考えやすい勉強法ですが、これらは大学受験を成功に導くやり方ではないため、いきなりこのような取り組みをおこなわないように注意しましょう。

大学受験の英語対策の正しい順番

大学受験の英語対策の正しい順番

大学受験の英語の正しい対策の順番は以下のとおりです。

  • 文法のテキストを1冊すべて理解できるまで使う
  • 文法を勉強しながら単語を覚える
  • 英文解釈・和訳・英訳をトレーニングする
  • 多読・精読で長文に取り組む
  • 模試で実力チェック・弱点強化

まずは文法と単語から対策し、そのあとで長文に取り組む流れです。

最後に模試で実力をチェックしながら、弱点を強化できるように繰り返し問題にチャレンジしてみてください。

文法のテキストを1冊すべて理解できるまで使う

文法は覚えることが多いわけではないため、まずは文法のテキストを1冊すべて理解できるまで使うことをおすすめします。

基本的に、下記の5つが基本形であり、どの参考書でも大体書いていることが同じだからです。

  • SV:SがVする
  • SVC:SがCである、SがCになる
  • SVO:SがOをVする
  • SVOO:Sが「人」(O)に「物や情報」(O)を与える(Vする)
  • SVOC:Sが、OがCするようにさせる

1冊を完璧に理解できるまで学習すれば、長文も読みやすくなるでしょう。

書店やWebでお気に入りの文法テキストを見つけたら、まず1冊だけ購入し、その1冊を何度も繰り返しやってみてください。

複数の文法テキストを購入したい人は、1冊を完全に理解したと思ったら新しいテキストを購入するのがおすすめです。

文法を勉強しながら単語を覚える

反復練習を重ねてから問題を読んだときにすぐにわかるようになっていなくては、大学受験の決められた時間のなかで長文を読みすすめられません

そのため、文法を勉強しながら平行して単語を覚えましょう。

すべて覚えていたらきりがないため、大学受験によく出る英語を優先して覚えれば無駄がなくなり効率的です。

英語の文法は非常にシンプルですが、実際の英文を目の当たりにするとややこしく感じたり、混乱してしまったりすることがあり習得までに時間がかかります。

その間に単語を平行して覚えれば、より効率よく勉強できます。

英文解釈・和訳・英訳をトレーニングする

英文を読んで意味を理解するだけではなく、和訳や日本語から英訳することで、文法と単語を使いこなせるようになります。

英文を読んでいてわからない部分が出てきたときには、文法テキストや単語帳に戻ってしっかり調べ、覚えていくようにしましょう。

日常生活でも、英語にしたらどういった文章になるのかを意識しながら生活すると、自然と英語が身につきやすくなります。

英字新聞を読んだり、英語のニュースを見たりと、できるだけ英語に多く触れるのもおすすめです。

多読・精読で長文に取り組む

長文を短時間でたくさん読む多読と、重要そうな文章を詳しく読む精読のトレーニングを繰りかえすことで、読んだ英文と頭のなかの知識を一致させやすくなります。

文法と単語をある程度理解してから長文に取り組んでも、実際に読んでみると思ったより時間がかかったという人は多くいます。

実際の大学受験では時間制限があるため、問題を素早く読む・たくさん読むトレーニングをおこない、スムーズに読み解けるようにしておきましょう。

模試で実力チェック・弱点強化

文法と単語の勉強、和訳・英訳などをこなしたあとは、模試で実力を確認します。

この時点では、高得点をとることは目標にせず、自分が苦戦した箇所はどこかを振り返る目的でおこないましょう。

苦戦した箇所や苦手な分野がわかれば、大学受験までに英語の弱点を補強できます。

どこがわからないのか、苦手な解釈はなにかなどを確認し、本番までに克服しておくのが大切です。

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大学受験の英語で逆転合格するための分野別勉強法

大学受験の英語で逆転合格するための分野別勉強法

大学受験の英語で逆転合格するための、分野別勉強法を紹介します。

  • 単語
  • 文法
  • 英文解釈
  • 長文
  • リスニング

それぞれの勉強方法とおすすめの1冊をまとめたので、参考にしてみてください。

【単語】大学受験の頻出単語を集めた1冊で学ぶ

闇雲にたくさんの単語を覚えるのではなく、大学受験の頻出単語を集めた1冊で学ぶのがおすすめです。

単語は文法の勉強とセットで覚えますが、文法がわかっていれば単語の意味は周囲の文面からなんとなく読み取れることがあります。

そのため、無理に単語をたくさん詰め込む必要はありません。

おすすめの一冊はコレ

旺文社『英単語ターゲット』シリーズのターゲット1900は、オーソドックスでシンプルな構成が特徴の単語帳です。

ターゲットにはアプリもあり、単語の音声データを聞いたり単語テストを受けたりできるため、移動時間や通学時間でも気軽に英単語が勉強できます。

出題頻度順に英単語が載っているため、頻度が高いものから優先的に覚えましょう。

価格 1,210円
出版社 旺文社
収録単語数 1900語

【文法】学校で提供される教科書をみっちり読む

学校で提供される教科書をしっかり読むのが一番の近道です。

文法は英語の基本的なルールのため、下手な小細工をせず理屈抜きに覚えるしか方法がありません。

大学受験の英語に頻出の重要構文を中心に覚えていけば、自然と問題なく理解して解けるレベルになります。

下手にたくさんの参考書を購入せず、1冊に絞って完璧に理解できるまでやり抜きましょう。

おすすめの一冊はコレ

深めて解ける!英文法OUTPUTは、産近甲龍〜関関同立・MARCH・早慶レベルまでカバーしている非常におすすめの1冊です。

この1冊をマスターすれば、どの大学受験の英語でも満点が狙えるような参考書のため、これ1冊をじっくりマスターするとよいでしょう。

高校2年生の秋以降から高校3年生の初めに手をつけはじめ、高校3年生の夏休みが終わる頃までに完成させるのが理想的です。

価格 1,980円
出版社 学研プラス
ページ数 731ページ

【英文解釈】素早く読み解く力をつけるため数をこなす

英文解釈では、素早く問題を読み解く力をつけるために、数をこなしましょう。

知識だけあったとしても、英語の文章を実際に読んだ経験があまりない人の場合、うまく意味が理解できなかったり読むのに時間がかかったりします。

時間制限があるなかで効率よく問題を解いていくために、考える前に直感的に文章の流れを理解できるようにするのが大切です。

おすすめの一冊はコレ

肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本は、例題→確認問題→発展問題という3ステップで、単元ごとに確実に力をつけられる構成になっています。

図解もわかりやすく豊富にあるため、視覚的にも理解しやすいでしょう。

英文の構造も理解しやすくなっていることから、英文解釈が苦手な人におすすめです。

価格 5,445円
出版社 KADOKAWA
ページ数 223ページ

【長文】多読・精読を反復練習する

英語の長文を理解するには、多読・精読が大切です。

長文の場合には、文章を構成している一文ずつがそれぞれ重要な意味をもっているわけではありません。

そのため、長文の流れをおおまかに把握してから重要な文をピックアップできるようにしておく必要があるのです。

多読や精読の反復練習により見抜く力を身につけて、長文を読みやすくしていきましょう。

いきなり何ページもある長文にチャレンジすると心を折られるだけなので、短い文章から少しずつ長くしていくのがおすすめです。

おすすめの一冊はコレ

英語長文ハイパートレーニングは、英文解釈を理解し、英文の構造をきちんと把握するための1冊です。

レベル1~レベル3の3冊があり、1冊12題の構成で成り立っています。

CDが2枚付属しているため、音声学習や速読のトレーニングもできる点が魅力です。

価格 1,485円
出版社 桐原書店
ページ数 206ページ

【リスニング】毎日なにかしらの英語を聴く

人間は、耳から入った情報は頭に残りやすいと言われています。

そのため、毎日なにかしらの英語を聴いて耳に入れることで、自然と文章の組み立て方や英語のリズムが身につきやすくなるでしょう。

英文を読み上げる速度は繰り返し聴くうちに慣れていくため、少しの時間でもよいのでリスニング力を高めてください。

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大学受験の英語を効率よく勉強するなら、マナビズムがおすすめです。

マナビズムでは、志望校別に受験対策を実施するため、ほかの大学の傾向を取り入れた勉強が必要なく、志望校の頻出問題にコミットした効率のよい勉強が可能です。

また、自習コンサルタントが自分に合った勉強スケジュールを組んでくれるので、無駄なくスムーズに勉強が進みます

いまは英語の勉強が苦手でも、逆転合格を目指せるだけの実力が養えるでしょう。

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コツコツが強い!大学受験の英語勉強で毎日やるべき3つのこと

コツコツが強い!大学受験の英語勉強で毎日やるべき3つのこと

大学受験の英語勉強では、コツコツ毎日続ける人が勝ちです。

  • 空いた時間に英単語を覚える
  • ある程度まとまった英語の文章を毎日読む
  • 今日やることを決める

時間がかからずにできることばかりなので、毎日コツコツと続けやすいでしょう。

空いた時間に英単語を覚える

空いた時間に英単語をコツコツ覚えましょう。

毎日5分で3つ覚えたとして、30日やるだけでも90個の単語が覚えられます。

移動時間や電車のなか、トイレ、お風呂など、スキマ時間はたくさんあるはずなので、コツコツと進めていきましょう。

まとめて覚えたほうが覚えやすい人は、スキマ時間に英語の音声を聞き流すのもおすすめです。

ある程度まとまった英語の文章を毎日読む

ある程度まとまった英語の文章を毎日読むのも忘れないようにしましょう。

英語のニュースや本など、まとまった英文がたくさん記載されているものに毎日触れるだけで、自然と英語に慣れていきます。

英語への抵抗を減らすことで、ハードルを下げていくことも大切です。

今日やることを決める

毎日の大学受験勉強のはじまりに、今日やることを決めるのがおすすめです。

具体的に、何時に何をどこまでやるのかを明確にしておくとよいでしょう。

細かくやることを決めてタスク化しておけば、一つずつクリアしていく楽しみもうまれます。

どうすれば自分が毎日コツコツ英語を勉強し続けられるかを、いろいろ試してみて見つけてみてください。

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大学受験の英語勉強方法で悩む人が知っておくべきこと

大学受験の英語勉強方法で悩む人が知っておくべきこと

大学受験の英語勉強法で困っている人は、勉強方法だけでなく周辺知識を頭に入れておくとよいでしょう。

大学受験の英語で得する資格や、独学でも合格できるのかなど、疑問点を解決しておくことをおすすめします。

大学受験の英語で得する資格はあるの?

大学受験の英語で得する資格があります。

具体的には以下のとおりです。

  • 英検(実用英語技能検定)
  • TOEIC(トーイック)
  • GTEC(ジーテック)
  • TOEFL iBT(トーフル)
  • TEAP(ティープ)
  • IELTS(アイエルツ)
  • ケンブリッジ英語検定

これらの英語の資格は、共通テストや私大・国公立の二次試験などで役立ちます。

具体的には、取得している英語資格のスコアや級を、大学が定めた基準で点数化できることがあるのです。

ほかにも、英語の試験を免除できたり、出願資格が得られたりする場合もあるため、英語の勉強がてら取得を目指すのもよいかもしれません。

英語は独学でも合格できる?

英語は独学でも合格できるかといえば、人によります

きちんと自己管理ができたり、効率のよい学習法を知っていたり、重要なポイントを知っていたりする場合には、可能性はあるでしょう。

しかし独学での力を持っている人は少ないことから、一般的には学習塾での受験対策がおすすめです。

学習塾の膨大なデータや指導力を活用して、志望校の頻出問題に対してピンポイントで対策・学習したほうが、合格の可能性が高まりやすいといえるでしょう。

まとめ

今回は、大学受験の英語の勉強について、正しい方法やより具体的な勉強方法・おすすめの教材などを紹介しました。

大学受験に間に合わせなくてはならないと焦るなかで、よりたくさんのことを覚えなくてはと参考書を買い漁ってしまったり、大量の単語を覚えようとしたりするかもしれません。

しかしそれらは非効率なうえに、合格に直結する勉強方法ではなく、無駄に時間を使ってしまう可能性があります。

自分に合った勉強法は人それぞれ異なりますが、一番効率的な方法で無駄なく勉強できるように、まずは本記事の勉強方法や流れを参考にしてみてください。

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