【岡本のたった3時間で漢文句法】の特徴・使い方・勉強法
更新日: (公開日: ) CLASSICAL
この記事では『岡本のたった3時間で漢文句法』の特徴と正しい使い方について解説していきます。
『岡本のたった3時間で漢文句法』は、
- 短い時間で漢文・句法をマスターしたい
- 古典文法をマスターした受験生で、漢文の基礎を0から学習したい
といった受験生におすすめの参考書となっています。
『岡本のたった3時間で漢文句法』の概要
分類 | 漢文参考書 | |||||||||
問題数 | 9章 | |||||||||
使用時期 | 入試初期 | |||||||||
オススメ度 | ★★★★★ | |||||||||
対象レベル | 高校基礎 | 共通テスト | 私大標準 | 私大難関 | 私大最難関 | |||||
『たった3時間で漢文句法』は漢文の句法に特化した参考書となっています。
目標習熟期間としては、入試初期としています。
共通テストの漢文で高得点を目指す受験生は、2週間かけてこの参考書でインプットを行い、その後2週間で過去問や予備校模試の過去問に取り組んで詰め切ることをおすすめします。
この本で分からないところが出てきたら、古典の基礎に戻って確認をしながら進めることが大切です。
その結果、夏から秋にかけて模試や過去問で点数の向上が期待できます。
受験の天王山といわれる夏までに漢文句法の土台を『岡本のたった3時間で漢文句法』で完璧にし、夏以降の過去問演習などにスムーズに取り組めるようにしましょう。
オススメ度としては★5つとしています。
この理由としては後でも説明しますが、
- 短時間で効率よく入試に必要な知識をインプットできる
- 古典文法の知識があればゼロから漢文句法を学ぶことができる
などがあげられます。
この参考書は難関私大レベルまでの大学・学部をめざす受験生が、大学入試に向けて漢文句法の過去問演習に取り組むための準備書としておすすめできます。
入試問題を解くには漢文句法だけでは不十分で、読解のための訓練をする必要があるといえます。
問題演習の際にはいつでも漢文句法を確認できるようにしながら、入試や模試の過去問に取り組むことをオススメします。
たった3時間で漢文句法の特徴
特徴としては5点あげることができます。
- 全3時間の授業動画により短時間で効率よくインプット可能
- 4ステップ構成で段階的に学習可能
- 古典文法の基礎があれば漢文についてゼロからスタートできる
- 要点整理ミニブックが付いている
- 漢文句法に関しては共通テストから二次試験までカバー
以上5つの特徴について、それぞれ詳しく説明していきます。
①全3時間の動画を収録していることにより短時間で効率よくインプットできる
講義部分が全て動画に収録されているため、効率よく基礎をインプットすることができます。逆に動画を視聴できる環境がなくても、講義部分を読めば同じ情報を受け取ることができます。
②4ステップ構成で段階的に学習を進めることができる
参考書の構成として、講義、要点整理、一問一答、基本練習の4ステップで構成されています。
そのため、急に難しくなることがなく、段階を追って学習を進めていくことができます。
要点整理を見ればそのチャプターの講義が分かるようになっています。
③古典文法の基礎があれば漢文についてゼロからスタートできる
返り点や書き下し文といった、漢文の基礎部分からていねいに解説されているため、漢文が苦手な人や初学者にもおすすめです。
④要点整理ミニブックが付いている
各チャプターの要点整理の項目をまとめた「要点整理ミニブック」が付いているため、位相時間などのスキマ時間に確認しやすいようになっています。
漢字や漢詩についてもカバーしているため、要点を押さえておくのにおすすめです。
⑤漢文句法に関しては共通テストから二次試験までカバーしている
入試で出題される漢文句法に関しては網羅性が高いので、漢文句法に関しては、共通テストから二次試験まで十分対策することが可能です。
『岡本のたった3時間で漢文句法』の使用目的としては、難関私大レベルまでの大学合格に必要な漢文句法を身につけることです。
大学入試において一定の割合を占める漢文の読解には、句法の知識が欠かせません。
合格のカギとなる漢文読解力を磨くために、まず句法の知識を確実なものにしていきましょう!
『岡本のたった3時間で漢文句法』を使用することで難関私大レベルまでの漢文で合格点に達するために必要な知識を身につけることができますが、メリット・デメリットを意識した上で勉強を進めていく必要があります。
『岡本のたった3時間で漢文句法』のメリット
- 動画と講義部分で手厚く解説されている
- 段階的な構成のため無理なくステップアップできる
- 入試に必要な漢文句法の知識が網羅されている
『岡本のたった3時間で漢文句法』のデメリット
- 特になし
『岡本のたった3時間で漢文句法』のメリット・デメリットは以上のようになっています。
漢文の知識が全くない人にも分かりやすい解説が掲載されているため、難関私大レベル合格を目指しているが漢文に苦手意識があるという受験生や初学者にもオススメです。
『岡本のたった3時間で漢文句法』の使い方・勉強法
ここでは『岡本のたった3時間で漢文句法』の使い方・勉強法を4つに分けて紹介します。全体を通して、全てを網羅する必要はありません。自分の志望大学・学部に合わせて使用してください。
①講義部分を読む
まずはじめに講義部分に取り組みます。動画がついているため、動画のみで納得できたのであれば、講義部分を読む必要はありません。逆に講義部分を読んで不明点があれば、動画を視聴して確認するようにしましょう。
②要点整理を読む
要点整理では、このチャプターでどのような句法の知識が必要であるかが整理されています。ここを読んでわからなければ、講義部分や動画に立ち戻るようにしましょう。
③一問一答に取り組む
一問一答形式で、要点事項の確認をします。即座に思い出せない部分や納得できない部分は、講義部分や要点整理に戻って確認しましょう。
④基本問題に取り組む
基本問題に取り組み、実践で使える知識が身についているか確認するようにしましょう。
似ているレベルの参考書
『漢文早覚え速答法』の使い方!
「購入ページ」
こちらの参考書は、入試における漢文の目標得点率が6〜8割程度の受験生が、最低限の知識を身に付けるための参考書となっています。
『漢文道場基礎編』
「購入ページ」
こちらの参考書は、知識確認を行ったあとすぐに問題演習ができる構成となっています。『岡本のたった3時間で漢文句法』を一通り終えた後の演習を補填するのにも適しています。知識の解説については『岡本のたった3時間で漢文句法』の方が詳しいため、初学者にはあまりおすすめできません。
次に使用すべき参考書
これらの参考書を終えたら、予備校の模試やそれぞれの志望大学・学部の過去問に取り組み始めましょう。
赤本について、自分は「いつから・何年分すべきか?」を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
過去問に取り組む受験生には、正答率などに囚われてしまい正答率が低いとマイナスな気持ちになってしまう受験生もいますが、
正答率に一喜一憂せずに過去問に取り組むことが重要です!
過去問にとりかかるまでは様々な参考書や問題集に掲載されている問題を解くことになると思いますが、過去問演習からは過去問に特化することによって、志望大学・学部などの傾向や癖を見つけて、過去問を研究することによって点数向上に時間を費やしてください!
この様に、参考書は現在の自分の実力や志望校に応じて正しいタイミングに正しいものを選ばなければ成績はあがりません。
自分に合った参考書選びに不安を感じる方は以下の記事を参考にしてください。