世界史B標準問題精講の効果的な使い方
更新日: (公開日: ) WORLD-HISTORY
世界史B標準問題精講
世界史B標準問題精講の概要と使用目的
この参考書は問題が出題され、解説文も詳しく書かれているといったオーソドックスな形の問題集です。
世界史のインプットしてきた知識の確認を行うことを目的に使用していきましょう。
MARCHをはじめ、多くの難関私大の入試問題の詳しい解説がされていますので、きちんとやり遂げれば世界史で高得点が見込めるボリュームになっています。
世界史B標準問題精講の具体的な内容
この参考書のレベルは決して低くなく、むしろ全体的に難易度の高い問題が数多く編集されています。
総問題数は89問と多くはないですが、簡単なものではないのでしっかりとした知識の定着が不可欠です。
特にテーマ史の部分が充実していますので(アイルランドの歴史や中央アジアの遊牧民等)そういった点が苦手な人はその範囲を集中的にこなしていくことをオススメします。
また、中国の地図など充実した付録がある点も本書の特徴の一つであり、世界史における基本的な歴史事象を学んでいく際のサポートとして使用できます。
世界史B標準問題精講の使い方
この参考書は問題演習に特化した参考書ですので、始める前に世界史の流れや基本的なレベルの歴史事象をインプットしておく必要があります。
何も頭に入っていないまま本書に取りかかっても、問題をこなすたびにその問題と答えをインプットしていかなければならなくなりますので、時間がかかってしまい効率的とはいえません。
ナビゲーター世界史や詳説世界史でそういった基礎の学習を一通り終えた人は本書の問題を解いていきましょう。
一日3題ずつ解いていけば、およそ1か月で終わります。一周したらペースを上げ、半月ほどでさらにもう一周できるようにしていきましょう。
これを3、4周できればだいたいの世界史の問題は解けるほどのレベルまで持っていけるでしょう。
また、テーマ史の部分が充実している点を生かして、苦手な部分を克服するために使用していく方法もオススメです。
地図などの付録はわかりにくかったりする場合や、余裕がある際に使うぐらいでよいと思われます。
世界史B標準問題精講の注意点
難易度が少し高めであるため、自身の志望校や目標得点と照らし合わせて使用していくか決めましょう。
関西大学を除く関関同立やMARCH以上のレベルの難関私大を目指す人はこの参考書を3、4周しっかりとこなせれば入試本番で高得点が見込めます。
関西大学は世界史の問題レベルが標準レベルですので、本書よりも「時代と流れのつかめる用語問題集世界史B」や「30日完成スピードマスター世界史問題集世界史B」といった参考書がオススメです。
それからこれはどの参考書を使用していく際にもいえることですが、間違えた問題にはチェックするなどして後で見直す際に再確認できるようにしておきましょう。
同じような問題を間違えてばかりではなかなか成績が伸びないものです。分からないものほど丁寧に取り組んでいきましょう。
また、問題集をこなしていくうえで忘れてはいけないことにインプットの復習があります。問題を演習することばかりでなく、知識を蓄え、頭にきっちり定着させることも並行しておこなうとよりよい結果が望めます。