世界史Q&A(私大二次対応)

 

 

世界史Q&A(私大二次対応)の概要と使用目的

この参考書は問題集形式のもので、詳しい解説と豊富な問題量が特徴的な一冊です。
一問一答世界史Ｂ用語問題集がどちらかというとセンター試験向けの問題集であり、この参考書は私大向けであります。
関関同立やMARCHはもちろんのこと、早慶上智などの難関私大を目指す人が、世界史で高得点を取るために演習していく問題集として使用していくとよいでしょう。
情報量が豊富であるだけでなく、しっかりとした解説もあるので本書一冊を仕上げれば論述問題にも対応できるでしょう。
 
 

世界史Q&A(私大二次対応)の具体的な内容

 
解説の詳しさ、問題量ともに世界史参考書の中でトップクラスです。
一問一答形式でありながら、単に単語を応えればよい問題ばかりでなく、世界史の流れを追っていく問題や、50字程度の長めの記述回答が必要な問題まであります。
詳説世界史に載っていないような細かな部分も豊富に載っているため、最後まで使用すれば世界史を網羅できます。
また、Q&A形式なので問題集としてだけでなく、わからない範囲や歴史事象の参照としても使用可能です。
 
 

世界史Q&A(私大二次対応)の使い方

 
この参考書に取りかかるなら、世界史の学習を進め、知識をまんべんなく頭に入れておく必要があります。
というのも、本書は難易度がきわめて高く、世界史の流れをつかめていない人や、歴史事象が頭に入っていない人が使用していっても問題を解くことは難しく、解説を読んで理解することで精一杯となってしまうからです。
そして、インプットの作業ができていて難関私大を志望する人はいよいよ本書を使用していきましょう。
問題演習書として使用してもよいですし、部分的に抜粋して解説文を読み込み、理解していく方法でもよいでしょう。
間違えた問題や、初めて知った事柄にはしるしをつけたり、付箋を貼るなどして後で見返すことができるようにしておくと、知識の定着が一層見込めます。
 
 

世界史Q&A(私大二次対応)の注意点

 
上記のとおり、世界史の基本的な知識が定着してきてから始める必要があります。
ナビゲーター世界史や詳説世界史で世界史の流れをつかむだけでなく、よく出る世界史Ｂ一問一答重要用語問題集などの問題集でひととおり演習を済ませておくと、スムーズに本書に取りかかっていけるでしょう。
難関私大志望者でない人には、あまり問われることはないであろう部分まで編集されているのでオススメできません。一問一答世界史Ｂ用語問題集といった標準レベルの問題集がよいでしょう。
また、出版年が1988年と古めなので現代史の学習は他書でしっかりとしておきましょう。
最後になりますが、本書は問題量が多く、解説も豊富である為に、やりきるのが大変かと思われます。ですが、最後までやり遂げる気持ちを持ち、世界史で高得点が出せるようにしていきましょう。