【マドンナ古文】特徴・使い方・レベル・勉強法

更新日: (公開日: CLASSICAL

この記事では「マドンナ古文」の特徴と正しい使い方や対象レベルについて紹介しています。
この記事を読むことで以下の悩みが解消されます

  • 対象レベル
  • 特徴
  • 使い方
  • 使用時期
  • 似たレベルの参考書
  • 併用したい参考書
  • 次に使用すべき参考書

上記のような悩みを抱えた受験生は是非参考にして下さい。

マドンナ古文の概要

  • 分類:古文の講義系参考書(文法・読解)
  • 構成:全15章
  • 目標習熟期間:1~2ヶ月
  • おすすめ度:★★★★☆
  • 対象レベル:高校基礎~最難関私大

マドンナ古文は累計発行部数380万冊以上の実績を持つ荻野文子先生の著書で志望校が産近甲龍や日東駒専以上の人ならレベル関係なくぜひ使用してほしい参考書です。
この本は古典初学者を対象に作っていますが、演習問題に早稲田大学の問題を使っていることからもわかる通り難関大学を意識した内容になっています。

この古文初学者を対象とした参考書を産近甲龍レベルから難関大学志望の受験生に読んでほしいのは理由があります。
それはたくさんある古文の参考書な中でマドンナ古文が文法と読解の関係に焦点を当てた唯一の参考書だからです。
大多数の受験生は文法が大事と言われて文法を覚えます。確かに文法はとても重要なので覚えないといけません。

ここで問題なのは文法を覚えれば読解ができたり、ある程度点数が伸びたりすると勘違いしている受験生が多くいます。しかしそんなことはありません!
実際、入試問題で文法が単独で問われている問題は全体の2割ほどです。そして後のほとんどの問題が文章を読解できているかを問うものです。だから読解問題を解くために文章の中で暗記した文法の使い方を学ばなければなりません。

そこでマドンナ古文は文法を使って読解していく方法に焦点をあてているのです。
このように受験生が常識だと思い込んでいる勉強法やプロセスにはたくさんの間違いがあります。(たとえば古文は全文訳できるようにならないといけない。と思っている受験生が多いことなど)どれだけたくさん勉強しても勉強法やプロセスが間違っていたらその努力は全く報われないといっても過言ではありません。

おすすめ度は★4としています。★5つではない理由としてはマドンナ古文は例題が少ないのでアウトプットの機会が少なくなってしまいます。もう少し問題量がほしいという点で★4つとしています。問題量を確保するのにおすすめの参考書の後ほど紹介するので是非参考にして下さい。

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マドンナ古文の特徴

マドンナ古文の特徴を3つあげます。

①古典の知識ゼロからでもわかる!
古文単語も古典文法も覚えていない、全く読めないといった古文が苦手な受験生でも理解できる様に基礎の基礎から詳しく解説してくれています。全15章構成で後半になるにつれて難しくなる段階式で教えてくれてます。1つの章で学んだ知識を次の章で活用できるように復習しましょう。

②読解のための文法解説!
多くの文法書が品詞の分類と活用を最初に教えますが、「なんのために品詞や活用を覚えるのかわからない」ままでは勉強が途中で嫌になります。
マドンナ古文は品詞順を無視して「読むための文法」から教えてくれるので必要性が分かった上で古典文法を覚えていくことが可能です。

③自力で訳すチカラが身につく!
全訳と品詞分解をしてるけども読めない。このような悩みを解消してくれるのがマドンナ古文です。本書は、読めるところを拾い読みするピックアップ方式で「自力で訳す」訓練をします。文法書も辞書も和訳も見られない入試本番を見据えて自力で訳すチカラを身につけましょう。

マドンナ古文の使い方

マドンナ古文は前述した通り第1章から第15章の15章で構成されていて(第15章は演習問題のみ)各章14~20ページに統一されています。
そこに構成上のメリットがあります。1日○章という計画を受験生はよく立てます。しかし、章ごとのページ数がバラバラな参考書がたくさんあります。

そのような参考書では内容はとてもいいのに毎日の労力がまばらになってやる気が起きなくなったということがあるかと思います。しかし、この参考書ならそのようなことが起こらないので毎日同じ労力で読み進めることができます。

どれくらいのペースで読み進めていけばいいですか?
非常にとっつきやすい内容になっているので毎日古文の勉強に時間がさける人は1日1章のペースをお勧めします。
そうでない人も最低でも2日に1章のペースで読んで1か月のうちには読破しましょう。

内容は文法と読解の橋渡し的な役割をしている参考書でサブタイトル(すらすら読むための文法講座!!)にもあるようにこの本を読むと文法の知識が読解で生かされるようになりまこの本の進め方は入試によく出てくる文法を古典の文章の中にちりばめ講義型で解説していく形です。

だから実際の問題を解いている中でどこに大事な文法があるのかを発見する力が付きます。
また、もちろんその項メインテーマの文法事項は細かく解説しているので関関同立全大学に共通して出題される文法問題はもちろんのこと文法事項が入った文を日本語訳する問題が毎年出題される関西大学の問題を解くためのヒントがたくさん載っている参考書です。

マドンナ古文の使用時期

この参考書の特徴は文法を使って読解をできるようにするところにフォーカスを置いているところです。よって、勉強する順番も読解のことを考えた順番になってほかの文法の参考書のように品詞ごとの順番にはなっていません。
したがって、この参考書を文法を勉強する上での最初の参考書には絶対にしないでくださいまず最初に品詞ごとに並んでいる文法書でしっかり学習して内容が頭に入った状況でこの参考書を使用してください。

マナビズムでは6時間古典文法という独自の参考書を使用して古典文法を暗記した後にこの参考書を使用するようにしています。塾生以外の方は6時間古典文法の代わりにステップアップノート30古典文法基礎ドリル (河合塾シリーズ)を使用することをお勧めします。

一度学習したことを受験が終わるまで忘れない自信はありますか?おそらくほとんどの人がそんなことはないと思います。そこで使用してほしいのが改訂版になって増えた別冊です。この手の講義型の参考書は非常に読みやすい反面復習がやりにくいのが難点です。

そんな難点をこの参考書は各章の要点だけをまとめた別冊をつけて復習しやすくしています。
具体的な復習の方法としては1か月に1回程度別冊を見直して要点を復習するようにするといいでしょう。また、文章を読んでいてこの参考書で学んだのに思い出せないという場合にも別冊を利用すると素早く要点だけ復習することができるでしょう。

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似たレベル・併用したい参考書

似ているレベルの参考書としては「富井の古典文法をはじめからていねいに」が挙げられます。
本書は古典文法の講義系の参考書です。マドンナ古文が古典文法と読解をまとめて紹介しているのに対して、「富井の古典文法をはじめからていねいに」は古典文法に特化して教えてくれています。

古典文法が特に苦手な受験生は富井を利用して苦手克服をはかりましょう。
正しい使い方に関しては「富井の古典文法をはじめからていねいにの効果的な使い方」を参考にして下さい。

併用したい参考書は「ステップアップノート30古典文法基礎ドリル」です。


マドンナ古文では補いきれない古典文法の問題集です。ステップアップノートでマドンナ古文でインプットした知識をアウトプットしましょう。使用する際はマドンナ古文でやった文法の範囲を並行して行うようにしましょう。目標習熟期間もマドンナ古文と同じで1~2ヶ月とします。

詳しい使い方に関しては「ステップアップノート30古典文法基礎ドリルの効果的な使い方」を参考にして下さい。

次に使用すべき参考書

次に使用すべき参考書は「岡本梨奈の古文ポラリス1」です。
本書は古文の長文問題集でセンターや産近甲龍・日東駒専といった基礎レベルの問題を扱ってくれています。
マドンナ古文でインプットした古典文法と読解法を実践問題で使うようにしましょう。古文ポラリスは設問解説はもちろん品詞分解や論旨の展開による本文解説も詳しいので復習がしやすいのでオススメです。2~3日に1題のペースで活用しましょう。

詳しい使い方に関しては【岡本梨奈の古文POLARIS(ポラリス)】特徴・使い方・勉強法を参考にして下さい。

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