【岡本梨奈の古文POLARIS(ポラリス)】特徴・使い方・勉強法

更新日: (公開日: CLASSICAL

この記事では「岡本梨奈の古文ポラリス1基礎レベル」と「古文ポラリス2標準レベル」の特徴・使い方・正しい勉強法について紹介していきます。
「古文ポラリス」は古文の問題集の中でも解説が詳しく特にオススメの参考書です!
「古文の参考書選びで悩んでいる受験生」や「古文が苦手な受験生」は是非参考にして下さい。

古文ポラリス1基礎レベルの概要


「岡本梨奈の古文ポラリス1」
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分類 古文問題集
収録問題数 14題
使用時期 古文単語・古典文法終了後(1ヶ月)
オススメ度 ★★★★★
対象レベル 高校基礎 センター 私大標準 私大難関 私大最難関
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「古文ポラリス1基礎レベル」は古文の長文に対する演習用教材となっています。
収録問題数は14題となっており一般的な参考書よりも少し多く取り扱ってくれています。
また、物語・説話・日記・随筆といったように全てのジャンルから満遍なく掲載しているので偏り無く勉強できます。
オススメ度は満点評価の★5つとしています。
詳しい理由は後で説明しますが、何と言ってもどの古文の問題集よりも解説が詳しいです。
対象レベルは古文ポラリス1は基礎レベルとなっているので高校基礎~私大標準レベルとさせて頂きます。
産近甲龍・日東駒専・その他女子大といった私大標準レベルを目指す受験生には特にオススメの参考書です。

古文ポラリス2標準レベルの概要


「古文ポラリス2」
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分類 古文問題集
収録問題数 14題
使用時期 古文単語・古典文法終了後(1ヶ月)
オススメ度 ★★★★★
対象レベル 高校基礎 センター 私大標準 私大難関 私大最難関
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「古文ポラリス2標準レベル」も分類や収録問題数・オススメ度は同じです。
異なる点としては取り扱う問題の難易度が上がることです。
レベル1では同志社女子大学・神戸学院大学・西南学院大学といった過去問を使用していたのに対して
レベル2では甲南大学・龍谷大学・東洋大学・近畿大学といった中堅私大レベルの問題を主に使用しています。
中堅私大レベルの古文が解けるように慣れば古文の実力はついたと言えます。
初見の文章で使えるようになるまで「主体・客体の補い方」や「設問の選択肢の切り方」など解説を熟読し自分の力にするようにしましょう。

古文ポラリスの特徴

特徴としては5点上げることが出来ます。

  1. 演習目安時間が書かれている
  2. 作品常識が書かれている
  3. 学校の授業レベルで本文解説が詳しい
  4. 論旨の展開がまとめられている
  5. 設問解説が詳しい

以上が古文ポラリスの特徴になります。
これから、各特徴について詳しく説明します!
①演習目安時間が書かれている!
各問題ごとに演習の目安時間が書かれています。
普段から時間を意識した演習を積むことで自分の課題が明らかになります。
例えば、時間無制限の場合は得点がとれても、時間を気にしたい際に得点が落ちるのであれば課題は「演習量」です。
一方で、時間無制限でも得点が取れないのであれば課題は「文法・単語などの基礎知識」です。
このように、演習目安時間を意識することで自分の課題がより明確になります。
最初は時間を気にせず解いてみて、どれだけ得点が取れるのかを把握しましょう。
その後、時間が課題であれば、徐々に制限時間を意識して2日に1題演習を積んでいきましょう。
②作品常識が書かれている!
古文ポラリスは「イントロダクション」といた形で出典に関する作品常識がまとめられています。
関西学院大学や立命館大学などの出典に関する知識が問われる大学を志望する受験生は必ず覚えるようにしましょう。
また、作品常識を知らないと読解を進めにくいこともあるので、その他の大学を目指す受験生も目を通すようにしましょう。
③学校の授業レベルで本文解説が詳しい!
普通の参考書とは比べ物にならないくらい本書は本文解説が詳しいです。
具体的には「全ての助動詞に関して識別がなされていること」「全ての敬語に対して種類判別がされていること」「主体・客体が補われていること」などが挙げられます。
つまり、全ての問題に対して学校の板書なみの解説がなされています。
そのため、古文読解が苦手な受験生が最初に取り組む読解演習の参考書として非常にオススメです。
④論旨の展開がまとめられている!
論旨の展開とは文章に対する起承転結を指します。各場面ごとの要点が解説にまとめられています。
古文読解において起承転結を把握しながら読解することは非常に重要です。
演習の際にも自分で論旨の展開をメモっておくようにしましょう!
論旨の展開がとれるようになれば、内容一致や主語問題などは得点源にすることが出来ます。
最初は間違えてもいいので必ず取り組むようにしましょう。
⑤設問解説が詳しい!
古文ポラリスは他の参考書よりも設問解説が丁寧です。
特にオススメの点が「正解へのプロセス」です。
正解へのプロセスとは設問を解く際に、著者である岡本梨奈先生がどの点に着目し選択肢を解いていったのかが事細かに説明されています。
熟読し定着させることで違う文章でも同じプロセスを再現でき、文章によって「読める・読めない」といった古文あるあるを解消できます。
復習の際は丸付けだけで終わるのではなく、正解だった問題に対してもプロセスまであっていたのかを確認するようにしましょう。
 
古文ポラリスの使用目的は2つあります!

  1. 古文の読解法の定着!
  2. 古文の読解力の向上!

以上が古文ポラリスの使用目的です。
古文は間違った勉強法を行えば、1番得点向上が見込まれにくい教科です!
そのため、本書の解説を再現できるまで復習・演習を積みましょう。
参考書は現在の自分の実力や志望校に応じて正しいタイミングに正しいものを選ばなければ成績はあがりません。
「正しい参考書の選び方が出来ているか不安!」という方は以下の記事を参考にしてください。
関連:【合格者は知っている!】失敗しない参考書の選び方・使い方
古文ポラリスを使用する上でのメリット・デメリットについて詳しく説明します。

古文ポラリスのメリット

  • 参考書での独学が可能!
  • 過去の入試問題を元にした演習が行える!

古文ポラリスのデメリット

  • 解説が多い分、目的意識がなければ分かった気で終わるリスクがある!
  • 私大最難関までは対応することができない!

古文ポラリスのメリット・デメリットはこのようになっています。
まず、メリットについて詳しく説明します。
先述したように本書は、本文解説と設問解説が非常に丁寧です。
そのため、古文単語・古典文法・読解法の3つの勉強を終えた受験生は参考書のみでの独学が可能だと言えます。
自分のペースで演習量を確保できるため、メリットだと言えます。
また、掲載問題も標準・難関大学レベルの過去問を改編されて掲載されています。
つまり、自分との志望校との距離感が図りやすいのでメリットだと言えます。
一方のデメリットについて詳しく説明します。
本書は解説が多くわかりやすい分、目的意識がなければ分かった気で終わるリスクをはらみます。
対策としては、解説を読む際に

  1. 論旨の展開が取れていたか
  2. 本文解説と見比べて識別・主体客体は取れていたか
  3. 正解へのプロセスまであっていたか

以上3点を特に意識して取り組みようにしましょう!

古文ポラリスの使い方・勉強法

参考書学習をする上での重要なのが使い方です。
ここが確立しないまま行っていると、参考書は消費したけど全く実力が向上しないといった状況に陥ります。
それを防ぐための勉強法について紹介します!
①読解法に則った演習をする!
読解法に則った演習とは「主語・目的語・敬語・識別・品詞分解」といった古文読解をする上で必要不可欠なことを怠らずにやることです。
この作業を怠ってしまえば読解力の向上は見込まれにくいです。
面倒ですが古文を得意にするためには必要なので1つ1つ着実に取り組むようにしましょう!
そもそも古文における読解法を学んでいないといった受験生は先に
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本書は「て・で・つつ」は主語が変わりづらいといった読み方、「敬語の読解における使い方」
「設問へのアプローチの仕方」など古文読解を進める上での欠かせないルールが体系的に学べます。
古文単語・古典文法の勉強が終わったタイミングで1~2週間で行うようにしましょう。
②丸付けの際に正解へのプロセスまで合っていたかをチェック!
丸付けをする際は「解答が合っていたか」はもちろんですが、「解き方」まで合っていたかの確認をしましょう。
入試本番は初見の文章なので「初見の文章で使える武器」を揃える必要があります。
そのためには、「正しい読み方・解き方」を身につける必要があります。
必ず「正解へのプロセス」を熟読し寸分違わず再現できるようにしましょう。
③「論旨の展開」と「現代語訳」を確認する!
最後に「論旨の展開」と「現代語訳」が合っていたかの確認をしましょう。
履き違えていた箇所に対しては「何が原因で間違えたのかを確認しましょう」
ジャンルとしては

  1. 古典文法
  2. 古文単語
  3. 品詞分解
  4. 主客判別
  5. その他

といった様に5ジャンルに分類する癖をつけましょう。
ジャンル分けをすることで自分に何が足りていないのかが明確になります。
是非参考にして下さい!
以上が古文ポラリスの使い方・勉強法です!

次に使用すべき参考書

古文ポラリス1・2を終えた後にオススメの参考書は2つあります。
関関同立志望の受験生は「関関同立古文」をすすめます。

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本書はタイトル通り関関同立のみの古文を扱った参考書です。
設問解説だけでなく、各大学の傾向と対策についても書かれています。
関関同立を志望する受験生は必ず使用するようにしましょう。
一方、その他の難関私大・最難関私大を目指す受験生は「有名私大古文演習」をすすめます。

有名私大古文演習」の使い方はコチラ!
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有名私大古文演習はMARCH・関関同立などの有名難関私大の良問を抜粋した参考書です。
設問解説も詳しくポラリス2が解ける実力がついた後に行う参考書としては最適です。
関関同立以外の難関私大・最難関私大を目指す受験生は必ず使用するようにしましょう!
以上が古文ポラリスの後に使用すべき参考書です。是非参考にして下さい。
 
これらの参考書を使用した後は志望校の過去問を週2~3題取り組むようにしましょう。
その際は志望校の傾向と対策を自分で研究しそれにあった勉強を取り組むようにしましょう。
以上が古文ポラリスの特徴・使い方・勉強法です!是非参考にして古文を得意科目にしましょう!
参考書は現在の自分の実力や志望校に応じて正しいタイミングに正しいものを選ばなければ成績はあがりません。
「正しい参考書の選び方が出来ているか不安!」という方は以下の記事を参考にしてください。
関連:【合格者は知っている!】失敗しない参考書の選び方・使い方

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