【科目別】龍谷大学の入試傾向・難易度の変化まとめ

更新日: (公開日: RYUKOKU

この記事では龍谷大学の入試問題の傾向について科目毎に過去2年間で比較してまとめています。

この記事を読めば以下の悩みが解消されます。

  • 難易度は向上しているのか?
  • 出題形式は変わったのか?
  • 入試傾向にあったオススメ勉強法は?

上記のような悩みを抱えた龍谷大学志望者は是非参考にして下さい。
龍谷大学の入試傾向や特徴にあった受験勉強をして志望校に合格しましょう!

【英語】入試傾向・難易度

それでは英語の入試傾向の変化について紹介していきます。

龍谷大学の英語は、毎年大きな変化はなく、形式・傾向ともに非常に安定しています。今年度も例年通りの内容となる事が予想されますので、ぜひ後述の内容を参考にし、対策に役立ててください。

それでは年度ごとの入試傾向・難易度について見ていきましょう。

2020年度

最初に、2020年度の入試傾向について話します。

入試傾向

・出題形式:変化なし。
・試験時間:70分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大門4題

大問[1]読解(空所補充・内容説明・内容真偽・同意表現・主題)
大問[2]読解(内容真偽)
大問[3]会話文(空所補充)
大問[4]文法・語彙(語句整序)

龍谷大学の英語は、例年読解2題、会話文と文法・語彙問題が1題ずつという組み合わせが定着しています。設問数も年度による差はほとんどありません。大問[1]の設問で問われる内容にやや差がある、という程度です。

2020年度は、例年問われる空所補充・内容説明・内容真偽と、同意表現・主題が問われました。

難易度

全体的に難易度は標準レベルです。高校生が身に付けておくべき読解力・内容把握力を試す問題となっています。会話文についても難度の高い問題はあまり見られません。文法問題が並べ替えとなっているため、普段から4択問題だけでなく並び替え問題で対策する必要があります。音読で英文の形をおさえていくのも有効です。

2019年度

次に2019年度の入試傾向について話します。

入試傾向

・出題形式:変化なし。
・試験時間:70分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大門4題

出題形式、内容ともに2020年度と比べ変化は見られませんでした。龍谷大学の英語は近年この形式が定着しているため、今年度も大きな変化はないだろうと予測できます。

難易度

難易度にも特筆すべき変化・特徴はなく、例年通りの標準レベルとなっています。読解に関しては、ほとんどの設問が段落ごとに出題されており、非常に解きやすい構成となっています。文法も並び替えとはいえ、高校生レベルの構文・イディオムを抑えていれば容易に解答できます。

龍谷大学の英語の入試傾向にあった効果的な勉強法を知りたい方は【英語編】龍谷大学の入試対策・オススメ参考書を参考にして下さい。

【国語】入試傾向・難易度

次に国語の入試傾向・難易度の変化について紹介していきます。
龍谷大学の国語は、毎年大きな変化はなく、形式・傾向ともに非常に安定しています。今年度も例年通りの内容となる事が予想されますので、ぜひ後述の内容を参考にし、対策に役立ててください。

設問数も安定しており、大問[1]9問(現代文)、大問[2]8問(現代文)、大問[3]8問(古文)の計25問の出題が続いています。

2020年度

次に2020年度の入試傾向について紹介します。

入試傾向

・出題形式:変化なし。
・試験時間:60分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大問3題

大問[1]現代文(評論)書き取り・内容説明・空所補充・内容真偽
大問[2]現代文(随想)内容説明・空所補充・主旨
大問[3]古文(歴史物語)文法・口語訳・内容説明・人物指摘・空所補充・文学史

2020年度も例年通りの問題構成となりました。問われている内容も特殊なものは少なく、スタンダードなテストとなっています。

難易度

現代文の難易度は標準的、古文は標準~やや易となっています。書き取りや文学史といった知識問題で差がつくテストとなっています。ケアレスミスに注意し、丁寧に解き進めるようにしましょう。制限時間が60分なので、時間配分にも注意してください。古文を10分ほどで解答し、残りを現代文に充てるのがオススメです。

2019年度

次に2019年度の入試傾向について紹介します。

入試傾向

・出題形式:変化なし。
・試験時間:60分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大門3題

大問[1]現代文(評論)書き取り・内容説明・空所補充・内容真偽
大問[2]現代文(評論)内容説明・四字熟語・欠文挿入箇所
大問[3]古文(歌文)文法・内容説明・和歌修辞・内容真偽・文学史

2019年度は現代文で評論が2題と、例年とは少し違う問題構成となりました。四字熟語や和歌修辞といった知識問題が例年よりも多くなっています。

難易度

2019年度も例年とは大きな違いが見られませんでした。現代文の難易度は標準的、古文は標準~やや易となっています。高得点での勝負になるので、ケアレスミスは致命的です。短い時間で正確に解く力を身に着ける必要があります。

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【日本史】入試傾向・難易度

次に日本史の入試傾向と難易度について説明していきます。
龍谷大学の日本史は、大問3題、40問のマークシート形式が定着しています。出題範囲も、古代・中世、近世、近大から各1題ずつという構成が続いており、比較的安定している試験となっています。量的には、全体の7割が近世以降の内容となっています。

分野別では、政治史をメインに、外交史も重視されています。文化史・社会経済史を組み合わせた問題が出やすい傾向があります。
毎年史料問題は必出で、そのほかにも地図問題、美術作品問題といった多様な出題がなされるので、対策が必須です。

2020年度

2020年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:変化なし。
・試験時間:60分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大問3題(40問)

大問[1]律令国家の形成〈史料問題〉:選択・正誤形式
大問[2]寛政の改革:正誤・選択問題
大問[3]「国際連盟脱退通告文」ほか〈史料問題〉:選択・正誤形式

全体的に例年通りの問題構成となっています。龍谷大学日本史の特徴である史料問題が2題出題されています。問われているテーマも政治・外交の内容となっているため、標準的な龍谷大学の問題だと言える試験でしょう。

難易度

ほとんどの問題は教科書レベルの問題ですが、主に正誤問題で一部教科書の内容を超える門が出題されることがあります。その場合は消去法を使って解き進めなければいけないので、問題慣れしていない人にとってはかなり難易度が高いでしょう。

試験時間も60分で、問題数が40問ということもあり、時間配分にも注意しなければいけません。素早く正確に解答できるよう、基本的な事項から確実に抑えていきましょう。

2019年度

2019年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:変化なし。
・試験時間:60分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大問3題(40問)

大問[1]「梅松論」など〈史料・地図〉:選択・正誤・配列形式
大問[2]元禄時代~享保の改革:選択・正誤形式
大問[3]⑴松方財政⑵金解禁〈史料〉:選択・正誤形式

2019年度も史料問題が必出でした。大門[1][2]は時代の流れに沿って解き進める内容となっています。大門[3]はそれぞれのテーマに沿った問題でした。

難易度

問われている内容は標準的で、例年と大きな差はありません。龍谷大学の日本史は、正誤や配列問題などで、単純な語句暗記だけでは対応できないようになっています。確実に流れを抑え、素早く正答を判断できるように対策しておきましょう。

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【世界史】入試傾向・難易度

次に世界史の入試傾向と難易度について説明していきます。
龍谷大学の世界史は、大門3題の40問、マークシート方式が定着しています。空所補充と、下線部の正誤判定が大半となっています。ヨーロッパ・中国を中心に、様々な地域から出題されます。時代は古代~近代が主となっています。分野を見ると、政治を中心に文化史からもよく出題されており、特に人物の業績を問う問題が多く見受けられます。例年地図問題が必出です。

2020年度

2020年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:変化なし。
・試験時間:60分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大問3題(40問)

大問[1]中国古代史:選択形式
大問[2]16~18世紀のスペイン・オランダ史:選択形式
大問[3]18~19世紀の清朝とイギリスの関係史〈地図〉:選択・配列形式

2020年度は例年通り、中国・ヨーロッパを中心とした出題でした。地図問題も大門[3]で出題されました。内容、傾向ともに例年通りの標準的なテストとなっています。

難易度

教科書レベルの基本事項が中心となっていますが、1~2割程度難易度の高い問題が見られます。正誤問題においても、文章はあっているが時代が不適切といったように、慎重に判断すべき問題も含まれています。

基本事項、解きやすい問題を取りこぼさずに解いていき、正誤問題や難度の高い問題で十分時間を使えるようにしましょう。

2019年度

2019年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:変化なし。
・試験時間:60分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大問3題(40問)

大問[1]古代ギリシア・ローマ史〈史料・地図〉:選択形式
大問[2]8~10世紀のイスラーム世界:選択形式
大問[3]毛沢東関連史〈史料・地図〉:選択・配列形式

2019年度もおおむね例年通りとなっていますが、イスラーム世界が題材となったり、大門[3]で現代史が出題されたりと一部例年と違いがある部分も見受けられます。地図だけでなく、史料を用いての出題となったのもこの年の特徴です。例年、中国・ヨーロッパに次いでイスラーム・東南アジアの出題が多い傾向にあるので、対策しておきましょう。

難易度

難易度は例年通りでしたが、例年にはない史料が問われたり、例年よりも文化史の比重が大きかったりと、人によっては難易度が上がったように感じるであろうテストです。しかし、全体的にはおおむね教科書レベルとなっています。

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【政治経済】入試傾向・難易度

次に政治経済の入試傾向と難易度について説明していきます。
龍谷大学の政治・経済は問題構成が非常に安定しています。大門3題の40問で、全問マーク式による選択問題となっています。例年、グラフを題材にした出題が多いこと、大門の中で異なる2分野の内容が問われることが特徴です。

出題内容も幅広く、時事的な内容や社会問題についての知識を問う問題も見受けられています。

2020年度

2020年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:変化なし。
・試験時間:60分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大問3題(40問)

大問[1]⑴近大民主政治の発展と展開 ⑵基本的人権:選択形式
大問[2]⑴経済学説史 ⑵国際経済〈グラフ・地図〉:選択形式
大問[3]⑴開発援助 ⑵中小企業〈グラフ・表・図〉:選択形式

問題の形式・傾向ともに例年通りとなっています。大問[3]がかなり時事的な内容の強い問題です。グラフをつかった読み取り問題が出題されているのも例年通りの傾向と言えます。

難易度

難易度に大きな変化はありませんでしたが、龍谷大学の政治経済の問題は全体的にやや難のレベルです。選択問題が多く、詳細な知識・時事的な知識が必要な問題が非常に多いため、教科書だけでなく参考書を使用した学習が必須といえます。試験時間も60分と、1問ごとにゆっくり取り掛かる時間はないので、短い時間で正確に、最近の情勢も加味しながら解答する必要のある、少し難易度の高い問題と言えます。

2019年度

2019年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:変化なし。
・試験時間:60分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大問3題(40問)

大問[1]⑴法とは何か ⑵日本国憲法:選択形式
大問[2]⑴社会保障 ⑵市場機構〈グラフ〉:選択形式
大問[3]⑴環境問題 ⑵女性労働問題〈グラフ・表〉:選択・配列形式

2019年度も例年通りの内容となっています。日本国憲法・社会保障・環境問題といった、比較的オーソドックスな内容が多いテストです。選択形式がメインのテストですが、2019年度は配列法での出題もあります。グラフなどの資料についても総じて例年通りです。

難易度

テーマ自体は政治・経済の範囲においても比較的基本の分野といえるものとなっていますが、内容は例年通りやや難と言えます。教科書をレベルを超えた細かい事項での判断が必要だったり、時事的な内容を絡ませての出題だったりという部分で得点しづらい問題もあります。

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【数学】入試傾向・難易度

次に数学の入試傾向と難易度について説明していきます。

龍谷大学の数学は全問記述式で、受験学部によって出題範囲・時間・問題数が異なります。文系数学では三角関数、指数・対数関数、微・積分法が頻出です。理系数学では微・積分法は必出で、数列、ベクトル、確率からの出題が主となっています。

2020年度

2020年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:学部によって異なる
文系学部・農学部・短期大学部:数Ⅰ・Ⅱ・A・B
理工学部:数Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B

・試験時間:受験方式によって異なる
文系学部・農学部・短期大学部:60分
理工学部:90分

・解答形式:記述式
・問題構成:学部によって異なる(文系学部・農学部・短期大学部:大問3題)
・問題構成:大問3題(40問)

大問[1]三角関数
大問[2]指数・対数関数
大問[3]微分法

理工学部:大問4題
大問[1]小問3問
大問[2]確率
大問[3]数列
大問[4]微・積分法

文系数学・理系数学ともに例年通りの出題傾向となりました。それぞれの解法や計算など、基本事項をという問題が出題されています。出題範囲も例年から重視されている分野となっており、特に例年と比較し特色のある部分はないと言えます。

難易度

龍谷大学の数学は基本~標準レベルが主となっており、特に難しい問題は出題されていません。教科書の章末問題レベルで演習の対策をしていれば十分に対応できます。一つの分野において複数の分野の知識を使って解くことが往々にしてありますので、柔軟な思考で解くように注意してください。

2019年度

2019年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・問題構成:大問3題(40問)
大問[1]指数・対数関数
大問[2]図形と方程式
大問[3]微分法

理工学部:大問4題
大問[1]小問3問
大問[2]確率
大問[3]ベクトル
大問[4]微・積分法

2019年度も例年と比べ大きな変化はありません。文系学部の大問[2]で、例年あまり見られない図形と方程式が出題されています。

難易度

難易度も例年通り、基礎~標準レベルとなっています。龍谷大学の数学は、途中式を求められる記述式となっているので、簡潔かつ容量よく答案を作成していく必要があります。教科書の章末問題レベルに関しては、問題の取り掛かりから考え方の順番なども含めて、自分の言葉で簡潔に伝えられるように対策をしておきましょう。

龍谷大学の数学の入試傾向にあった効果的な勉強法を知りたい方は【文系数学編】龍谷大学の入試対策・オススメ参考書【理系数学編】龍谷大学の入試対策・オススメ参考書を参考にして下さい。

【物理】入試傾向・難易度

次に物理の入試傾向と難易度について説明していきます。
龍谷大学の物理は例年、力学・電磁気・波動から1題ずつという出題傾向でしたが、近年は波動の代わりに熱力学が出題されています。農学部と先端理工学部で方式が異なります。

大問3問で、大問[1]は共通問題です。農学部は大問[2][3]のどちらかを選択し、解答します。先端理工学部は全問解答です。

2020年度

2020年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:変化なし。
・試験時間:農学部60分・先端理工学部90分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大問3題

大問[1]力学:斜方投射
大問[2]電磁気:直流回路
大問[3]熱力学:熱気球

出題傾向としては2019年度と比較すると大きな変化はありません。問われている内容もオーソドックスで、基礎的な力を見る問題が中心となっています。

難易度

基本事項を重視した教科書レベルか、それよりもやや難度の高い問題となっています。全問マーク式なので、解答群を見ながら問題を解き進めることができるため、受験生にとって取り組みやすい難易度となっています。

2019年度

2019年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:変化なし。
・試験時間:農学部60分・先端理工学部90分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大問3題

大問[1]力学:物体の運動
大問[2]電磁気:抵抗とコンデンサー
大問[3]熱力学:熱サイクル

2019年度から、大問[3]が熱力学の範囲となっています。それ以外特に特記すべきことはありません。例年通りの構成となっています。

難易度

難易度は特に変化はありません。基本的な公式を用いる問題が非常に多く出題されるので、教科書傍用問題集を用いて、まとまった演習量を確保しましょう。マーク式問題になれるために、センター対策問題集を活用するのも有効です。

【化学】入試傾向・難易度

次に化学の入試傾向と難易度について説明していきます。
龍谷大学の化学は、理論分野を中心にすべての範囲から出題されています。計算問題が多いことも特徴です。農学部と先端理工学部で解答する問題・試験時間が違うため注意してください。

2020年度

2020年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:変化なし。
・試験時間:農学部60分・先端理工学部90分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大問4題、学部によって内容が異なる

農学部
大問[1]理論(計算):アスコルビン酸の酸化還元滴定
大問[2]理論(計算):各種溶液の電気分解
大問[3]無機:レアメタルや合金、鉄の性質
大問[4]有機・理論(計算):糖質の構造と性質

先端理工学部
大問[1]理論(計算):原子の構造、半減期、相対質量と原子量
大問[2]理論(計算):イオン化エネルギー、溶融塩電解
大問[3]理論・無機(計算):酸性雨の平行とpH
大問[4]有機・理論(計算):有機定量分析

2020年度も例年通り、理論分野を中心とした出題となりました、ほとんどの問題で計算問題が出題されています。先端理工学部は4題とも計算、農学部は3題に計算問題が含まれています。先端理工学部の酸性雨の問題は、やや応用的な内容となっています。

難易度

基礎・基本問題が中心となっていますが、酸性雨の問題のように年度ごとにやや難しい、工夫された問題が見られます。試験時間にも余裕がないため、ミスなく正確に、そして素早く解答するスキルが求められています。

2019年度

2019年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:変化なし。
・試験時間:農学部60分・先端理工学部90分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大問4題、学部によって内容が異なる

農学部
大問[1]理論・無機(計算):金属の性質、結晶格子
大問[2]理論(計算):酢酸の電離平衡
大問[3]無機・理論(計算):非金属元素の性質
大問[4]有機:芳香族有機物の分離

先端理工学部
大問[1]理論(計算):原子の構造・結晶格子
大問[2]理論・無機(計算):電気分解・ハロゲンの性質
大問[3]理論(計算):熱化学方程式
大問[4]有機・理論(計算):炭化水素の量的関係、アルコールとエーテルの性質

2019年度も例年と同じく、理論が重視された問題構成となりました。先端理工学部では、全問に理論の範囲が含まれています。先端理工学部の大問[3]がフラーレンやC70を用いたやや応用的な問題となっています。

難易度

難易度についても例年通り、基礎・基本問題が中心となっています。理論を中心とした出題で、他分野に関しても理論的側面からの出題が目立つため、理論分野に関しては完全にマスターしておく必要があります。教科書や例題を通して把握し、自分でも説明できるよう対策しておきましょう。

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【生物】入試傾向・難易度

次に生物の入試傾向と難易度について説明していきます。
龍谷大学の生物は、先端理工学部と農学部で形式が異なります。2018年度までは別々の問題でしたが、2019年からは共通の問題が出題されています、先端理工学部は共通の4題に加え、独自の論述問題を含めた5題の出題です。今年度も、2019、20年度と同じ方式で出題されることが予想されます。

2019年からは、大問[4]に進化・系統、大問[5]に生態の範囲からの出題となっています。進化・系統の範囲は過去から必出の分野です。

2020年度

2020年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:変化なし。
・試験時間:農学部60分・先端理工学部90分
・解答形式:マーク形式(先端理工学部の大問5は記述式)
・問題構成:農学部大問4題・先端理工学部大問5題

共通問題
大問[1]遺伝情報(計算):DNA・RNA、遺伝子組み換え
大問[2]動物・植物の反応:生物時計、光周性
大問[3]動物の反応(計算):目の構造と反応、耳の構造
大問[4]進化・系統(計算):ハーディ・ワインベルクの法則、遺伝的浮動

先端理工学部のみ
大問[5]生態:生物の種間関係、中規模かく乱説、地球環境の問題

2019年度から構成に大きな変化はなく、これからこの形式がスタンダードになっていくものと思われます。2019年度と比較すると計算問題が増加していることが特徴です。

難易度

教科書に準拠した標準的な問題が多いですが、試験時間に対して問題数が多いため、時間配分に注意する必要があります。先端理工学部では、論述問題にどれだけの時間をおいておけるかが一つのポイントとなるでしょう。計算問題も、これから多くなる可能性もあるため、基礎的なものから数多く触れ、慣れておくようにしましょう。

2019年度

2019年度の入試傾向・難易度について紹介します。

入試傾向

・出題形式:変化なし。
・試験時間:農学部60分・先端理工学部90分
・解答形式:マーク形式(先端理工学部の大問5は記述式)
・問題構成:農学部大問4題・先端理工学部大問5題

共通問題
大問[1]代謝(計算):⑴タンパク質の構造と特徴 ⑵光合成のしくみ
大問[2]生殖・発生:動物の授精、胞胚における細胞接着物質の性質
大問[3]動物の反応:動物の生得的行動、古典的条件付け、刷り込み
大問[4]進化・系統:生物の進化と大規模な絶滅、分子進化と系統樹

先端理工学部のみ
大問[5]生態(論述):生態系と食物連鎖、生態ピラミッド、物質生産

2019年度から、大問[1]~[4]が共通問題となりました。幅広い範囲からまんべんなく出題され、計算問題も含まれるというオーソドックスに基礎知識を図る問題構成となっています。

難易度

難易度に関しては大きな変更なく、例年通り教科書に準拠した標準的な問題が中心となっています。2018年度以前と比べると、特に先端理工学部において論述問題が廃止され、大問[5]を除く全問がマークシート式に変更されたため、得点しやすくなったと感じる受験生もいるかもしれません。

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