【世界史編】南山大学の入試対策・オススメ参考書
更新日: (公開日: ) NANZAN
概要
- 試験時間:60分
- 配点:100点or150点 ※学部や入試方式によって異なります。
- 問題数:約50問
- 形式:記述式と記号式がどちらも出題される。
- 構成:大問5問
入試傾向と対策
大問1〜5
大問ごとにこれといった特徴はありませんが、全5問のうち、2~3題が西洋史、1~2題が東洋史、残り1題が多地域混合問題になる傾向にあります。小問単位で東欧や中南米、イスラーム諸国なども出題されたことがあるため、西洋史を中心に全地域に渡り幅広く聞かれる傾向にあります。
時代に関しては、古代から現代まで幅広く扱われています。また、文化史からの出題も見られており、西洋史に重心を起きつつ、全地域・全時代に渡り幅広く対策しておく必要があります。
出題形式に関して、全問マーク式で、正誤問題が中心です。
その他には古い順から並び替える問題や語句選択の問題も出題されます。
地図や写真を使った問題も多く見られ、マーク式ですが、出題の仕方自体はバラエティー豊かです。
聞かれている事項は基礎的なものが多いですが、正誤問題では消去法が使えない形式で出されるものも多く、標準よりはやや難しいレベルといえます。
したがって、記述で漢字が書けることを念頭に、しっかりとした対策が必要となります。
【世界史】おすすめ参考書
インプット
教科書の記述が理解できるのであれば、教科書がベストです。
実際、過去問においても、教科書の文言がそのまま出題されたことは多いです。
しかし、教科書の記述は堅く理解が難しいという人も多いと思うので、そういった場合は『一度読んだら忘れない世界史』を補助として使うことをおすすめします。
購入ページ:一度読んだら忘れない世界史
本書のわかりやすい解説で理解を深めた後に教科書を読み、用語を覚えていくようにましょう。
その際に、用語を丸暗記するのではなく、因果関係などの流れを理解しながら覚えていくようにしましょう。
また、世界史は、知識が広く浅く聞かれる科目であるため、日本史以上に用語の整理が重要となります。特に、地域と時期、政権担当者ごとに用語や事項を整理できているかが、全範囲から聞かれる入試問題を解く上で非常に重要になります。
この用語ごとの知識の整理を意識して、勉強を進めていってほしい。
アウトプット1
教科書のインプットと並行して、覚えた用語をアウトプットしましょう。
さらに、先述のように、世界史は用語の整理が重要なカギを握ります。
このように、アウトプットと整理を同時に行うために『時代と流れ』を使用しましょう。
購入ページ:時代と流れ
まず、日常学習として、教科書の進めた範囲を赤シートで隠して用語が出てくるか確認し、
覚えていくという作業を進めるようにしてください。
また、本書の左ページには整理した図が書かれているため、
用語を整理する際に利用しましょう。
アウトプット2
日常学習でのアウトプットができたら、次は入試問題形式でのアウトプットをしましょう。
おすすめのルートは、『基礎問題精講』→『イチから鍛える世界史必修編』→『ヒストリア』です。
購入ページ:基礎問題精講
まず『基礎問題精講』は、必要不可欠な問題が網羅されているため、基礎固めとして有効な教材です。
また、用語を整理する図や表も豊富に記載されているため、必要なものはメイン教材に一元化しましょう。
次に『イチから鍛える世界史必修編』と『ヒストリア』に関しては、より実践に向けた問題集となります。
購入ページ:イチから鍛える世界史必修編
特に『ヒストリア』については、
南山大学は正誤問題の質がどちらかというとMARCH・関関同立に近いため、難関レベルの正誤中心の問題集での対策が必要になります。
購入ページ:世界史ヒストリア
注意点として、これら問題集を解いた際に、メインのインプット教材に載っていない知識が出てきます。その際、それの知識は全てメインのインプット教材に一元化してください。
これがどれだけできるかが、社会の知識がつみあがっていくかどうかに関わってくるため、必ず行うようにしてください!
資料集(補助)
先述のように、世界史では用語の整理が最も重要だといえます。
その際に、資料集はかなり効果的なアイテムなります。
購入ページ:世界史資料集
具体的には、図や表による用語の整理が秀逸であるため、用語の整理する上で非常に役に立ちます。
日頃の学習でも軽く目を通すようにし、有用な図や表をメイン教材に一元化しましょう。
なお、南山大学では、写真や地図も出題されるため、資料集には目を通しましょう。
ただし、世界史は情報量が多く、かつ通史の基本用語を覚えるのに時間がかかるため、このような視覚資料を用いた勉強は最悪、入試直前期でもOKです。
過去問
購入ページ:南山大学過去問
世界史は、過去問の使い方が非常に重要になります。
解いた後に、出題形式の分析、つまり、どのような知識が聞かれているのか、及びメインのインプット教材の知識をどのように組み合わせたら問題が解けるのかを、全ての問題で分析してください。
同時に、世界史は過去問から繰り返し同じ知識が出題されることが多い科目でもあるため、
間違った知識は次に聞かれたら絶対解けるという状態になるまで覚えましょう。
なお、繰り返しになるが、過去問出てきた初見の知識も、必ずメインのインプット教材に一元化しましょう。