【国語編】立教大学の入試対策・オススメ参考書

更新日: (公開日: RIKKYO

本記事では立教大学の国語の傾向と対策、合格するための勉強法について紹介します。
立教大学MARCHの「R」の部分を占める大学です。主に池袋にキャンパスがあり、10学部で約1万9千人の生徒が学んでいます。

立教大学の偏差値は57.5~62.5となっています。
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はじめに

立教大学の入学試験は学部・学科によって科目や出題傾向が異なり、学部・学科に即した対策が必要です。したがって、過去問演習は自分の志望する学部・学科のものを中心に行いましょう。
本記事では立教大学 全学部日程の国語の傾向と対策について解説していきます。

概要

  • 試験時間:75分
  • 配  点:学部によって異なる(200点・150点・100点)
  • 目標点 :8割
  • 問題数 :25〜29題
  • 形  式:マーク式+記述少し(漢字の読み書き・本文抜き出し)
  • 構  成:大問3題

大問[Ⅰ]現代文(論説・評論文・随筆)
大問[Ⅱ]現代文(論説・評論文・随筆)
大問[Ⅲ]古文

入試対策・オススメ参考書

それでは今から立教大学の国語の大問毎の傾向と対策について紹介していきます。

大問[Ⅰ][Ⅱ]について

大問[Ⅰ]・大門[Ⅱ]ではともに現代文が出題されます。ジャンルとしては主に評論・随筆が出題され、小説は出題されません。
文章量・問題数はどちらも大問[Ⅰ]の方が多めになっています。

出題形式としては
・漢字の読み書き(記述)
・語句の空欄補充
・本文中から抜き出し
・傍線部内容読解
・内容一致などが主に出題されます。

立教大学は記述問題が出題されますが本文中から抜き出して答える形式です。
論述問題は出題されないので注意しましょう。

立教大学の国語は大門3題あるうちの2題が現代文のため、現代文の占める割合が高くなっています。
したがって、大問[Ⅰ]大問[Ⅱ]で点を落とすと合格ラインに到達することができません。

大問[Ⅰ]大問[Ⅱ]どちらも8割以上を目指すようにしましょう。それでは、8割以上を目指すための具体的な対策について紹介していきます。

現代文の基礎を身につける

(a)漢字対策

立教大学の現代文では、大問[Ⅰ]大門[Ⅱ]のどちらでも漢字の問題が出題されます。ただし、配点はそこまで高くなく、勉強量に対するリターンが少ないため勉強の効率があまりよくありません。

したがって、時間にあまり余裕がない人に特定の参考書を使って漢字の対策をすることはあまりオススメできません。
現代文の問題を演習していく中で出題された漢字の問題にしっかり取り組み、復習するなどして漢字の力を身につけていきましょう。

それでも時間があって、参考書を使って漢字の対策に取り組みたいという人には「入試漢字マスター1800+」がオススメです。


「入試漢字マスター1800+」
<特徴>
この参考書は大学入試に必要な漢字が網羅されています。読み・下記の対策ができるので、漢字の読み問題・書き取り問題がどちらも出題される立教大学を志望する人にオススメの1冊となっています。

レベル別に覚える漢字が分かれているので、自分のレベルに合わせて勉強することができます。問題の漢字の横にその単語の意味も書かれているので語彙力アップにもつながります。

<使用時期>
入試初期から使用しはじめ、入試本番までに完成させるつもりで少しずつ進めていきましょう。目安としては1〜2ヶ月で1周するペースで進めていきましょう。
勉強時間はあまり取らず、隙間時間に勉強することを意識しましょう。

(b)読解の基礎

立教大学の現代文は文章量も多いため、文章の中で重要な部分とそうでないところを見極めて読まなければ、時間内に全ての問題を解き終えることはできないでしょう。
重要な部分はじっくり読み、そうでないところは読み飛ばすというような読み方が必要です。

さらに、対比や換言など論理マーカーに注目した読み方なども身につけている必要があります。上記のような現代文の読み方の基礎を身につけるのにオススメの参考書が「入試現代文へのアクセス(基本編)」です。


入試現代文へのアクセス 基本編」の使い方はコチラ!
<特徴>
この参考書は、比較的簡単な文章と問題に対して記述問題が多めに出題されていて、選択肢に頼らずに問題を解くことができる本物の読解力を身につけることができます。

解説が非常に詳しくなっていて、読解→復習を繰り返すことで根拠を持って回答する能力を身につけることができます。
レベルとしては現代文が苦手な人でも使えるように作られていて、現代文の読解法を学ぶ1冊目の参考書としてオススメです。

<使用時期>
入試初期から使用!
2ヶ月で終了することを目標にしましょう。
この参考書はインプット用の参考書なので、1周だけで終わるのではなく読解力が身につくまで何周もしましょう。目安としては3~4周です。

(c)語彙力

立教大学の現代文は文章量も多く、出題される文章も難しいものも多いです。そのため、現代文で必要な語彙力が最低限なければ読解していく中で単語の意味で詰まったり、内容読解がうまくできなかったりします。

日本語だから英単語みたいに単語の勉強はしなくていいと思う人もいるかもしれませんが、現代文の単語の勉強をしておくことで単語の意味で詰まらずにどんどん読み進めていくことができます。したがって、現代文においても単語の勉強は必ずしましょう。
その際オススメの参考書は「現代文キーワード読解」です。


現代文キーワード読解」の使い方はコチラ!
<特徴>
この参考書は実際の文章を読んでいく中で、覚えるべきーキーワードが暗記できる参考書です。文章の中にキーワードが出てくるので実践的に覚えることができ、記憶として残りやすいです。

さらに文章の要約や頻出テーマの背景知識の解説などもされていて単語以外の勉強にもなります。

<使用時期>
こちらも入試初期から使用しはじめ、入試本番までに完成させるつもりで少しずつ進めていきましょう。
目安としては1〜2ヶ月で1周するペースで進めていきましょう。

問題演習

現代文の基礎が身についたらどんどん問題演習をしていきましょう。インプットした文章の読み方、読解法を意識しながら問題を解いていき、自分に合った現代文の読解法を確立していきましょう。

立教大学の出題形式は空欄補充、本文中からの抜き出し、傍線部理解や内容一致など様々です。
マーク式の問題ばかり解いていては立教大学のような豊富な出題形式に対応できません。したがって、立教大学を志望する人は様々な問題に触れ、どんな問題でも対応できる読解力を身につけましょう。

その際にオススメの参考書は「入試現代文へのアクセス(発展編)」「全レベル問題集現代文レベル3」「全レベル問題集現代文レベル4」です。


入試現代文へのアクセス」の使い方はコチラ!
<特徴>
この参考書は上記で述べた「入試現代文へのアクセス(基本編)」の姉妹書で、基本編よりも文章、設問の難易度が上がっていますが基本編と同様に解答&解説が非常に詳しくなっています。

問題を解いて復習した後に、さらに要約をすることで作者の言いたいこと、文章の重要な点を見極める能力を鍛えることができます。

<使用時期>
「入試現代文へのアクセス(基本編)」終了後に使用!
こちらも3日に1題(週2〜3題)のペースで解いていきましょう。この参考書はアウトプット用の参考書なのでなんどもやる必要はありません。


「全レベル問題集現代文レベル3」
<特徴>
この参考書は全部で1〜6までレベル別に分かれている参考書で、レベル3は私大標準レベル(日東駒専&産近甲龍レベル)となっています。

解説は本文解説だけでなく、解き方についても解説されているため次同じような問題に出会ったときは正答できるように力が身につきます。さらに、大学別問題形式の分析などもあり受験生にとってはとても使いやすい1冊となっています。

<使用時期>
「入試現代文へのアクセス(発展編)」終了後!
3日に1題(週2〜3題)のペースで解いていきましょう。
この参考書はアウトプット用の参考書なのでなんどもやる必要はありません。


現代文読解力の開発講座」の使い方はコチラ!
<特徴>
この参考書はある程度現代文の読解力が身についている人が、さらに読解力をアップさせるのにオススメの参考書です。問題数は全部で大問9問に補問を加えた全10問で、問題よりも解説がとても詳しくなっています。

全ての問題の本文末尾に読解力開発問題が収録されていて、本文の要旨をまとめることでさらなる読解力アップへ繋がります。
インプット兼アウトプット用参考書として何周も繰り返し使用し、さらなる読解力強化を目指しましょう。

<使用時期>
「全レベル問題集3私大標準レベル 」終了後!
2日に1題のペースで解いていきましょう。
本文要約なども上手く出来るようになんども繰り返し使用しましょう。目安としては3〜4周です。


「全レベル問題集現代文レベル4」
<特徴>
この参考書は上記で述べた全レベル問題集現代文レベル3の姉妹書で、問題のレベルが私大標準から私大上位(GMARCHレベル)に上がっています。

内容は上記同様に解説は豊富で、大学別問題形式の分析などもあって、立教大学を志望する人が現代文の仕上げに行う参考書としてオススメの1冊となっています。

<使用時期>
「現代文読解力の開発講座」終了後から始めていく。
3日に1題(週2〜3題)のペースで解いていきましょう。
この参考書はアウトプット用の参考書なのでなんどもやる必要はありません。

大問[Ⅲ]について

大門[Ⅲ]では古文が出題されます。
問題数としては12題ほど出題され、文章量は少し多めになっています。

出題形式としては
・傍線部解釈
・主語識別問題
・指示語読解
・本文中抜き出し
・傍線部現代語訳
・空欄補充
・内容一致問題となっており様々な形式で出題されます。

立教大学では古文も記述式の問題が出題されますが、傍線部現代語訳、本文からの抜き出しといったもので、論述問題ではないのでそこまで難易度が高いというわけではなく基礎がしっかりできていれば十分解ける問題です。

立教大学の古文は全12題と他の大学と比べても設問の数は多くなっているため、現代文と同じ割合で古文も力を入れて勉強する必要があります。

目標得点としても8割以上を目指すようにしましょう。
それでは、8割以上を目指すための具体的な対策について紹介していきます。

古文の基礎を身につける

(a)古文単語

英語と同じように、まずは古文も単語です。古文単語が暗記できていなければ、文法・長文の勉強にも入っていきません。したがって、出来るだけ早い時期から古文単語の勉強を始め、他の受験生と差をつけましょう。

特に立教大学は古文単語の理解を問う傍線部読解問題や傍線部現代語訳が出題されるため、古文単語を600語程度覚えていることは必須です。
したがって、入試初期〜入試本番まで継続的に古文単語の勉強をし続けましょう。

その際オススメの参考書が「古文単語FORMULA」です。

古文単語FORMULA600」の使い方はコチラ!
<特徴>
この単語帳は過去の入試問題を分析して、頻出の古文単語600語が収録されています。構成としては左側に見出し単語とその現代語訳、右側には例文というようなシンプルで使いやすいレイアウトになっています。

イラストや付属のCDなど受験生が単語を覚えやすいような工夫がされているので、600程度の単語が収録されている単語帳の中ではオススメの1冊です。

<使用時期>
入試初期~入試本番まで使用します。
目標習熟期間は2ヶ月ですが、単語は覚えたと思っても忘れてしまうものなので入試本番まで使い続けましょう。
最初は1日に30語程度覚えることを目標にして、慣れてきたらどんどんペースを上げていきましょう

(b)古典文法

ある程度古文単語が暗記できれば次は古典文法です。
立教大学は直接古典文法の知識を問う問題はほとんど出題されませんが、傍線部読解や傍線部現代語訳など間接的に文法知識を問う問題が多く出題されます。

したがって、立教大学は文法問題は出題されないからといって古典文法を曖昧にしたままにせず、早い時期から古典文法の知識を固めスムーズに長文演習に入れるようにしましょう。
その際オススメの参考書が「八澤のたった6時間で古典文法」です。

<特徴>
本書は古典文法を「参考書×映像授業」の形で学べる革新的な参考書となっています。
講義動画だけではなく暗記事項と練習問題もまとめられているので、古文が苦手な受験生でもイチから高速学習できる参考書となっています。

<勉強ペース>
・1〜2ヶ月で終わらせるようにしましょう。
・毎週1〜2章で全9章を終わらせるようにしましょう。

参照:「八澤のたった6時間で古典文法」の正しい使い方
購入ページ:「八澤のたった6時間で古典文法

(c)読解の基礎

古文も現代文と同じように、単語・文法などある程度基礎が身についてきたら古文読解法を学ぶ必要があります。
特に立教大学では主語識別問題など出題されるため、主語を自分で補いながら読む力が必要です。
したがって、主語識別法などを身に着ける古文読解の基礎を必ず勉強しましょう。

古文読解を学ぶことでスムーズに長文演習に入っていくことができます。古文読解を学ぶ際にオススメの参考書が「岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本」です。


「岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本」
<特徴>
この参考書は上記で述べた主語の識別方法などの古文の読み方、さらに解き方にフォーカスを当てて解説されている参考書です。講義形式で進んでいき、文章やレイアウトなども見やすく古文が苦手な人でもとっつきやすい1冊となっています。

<使用時期>
「ステップアップノート30古典文法基礎ドリル」終了後に使用!
もう一つの「ステップアップノート30古典文法基礎トレーニング」と並行しながら進めていく。
1週間で1〜2章で進めていき、目標習熟期間は1〜2ヶ月です。こちらも習熟するまでなんども繰り返しましょう。目安は3〜5周です。

②問題演習

古文の基礎が身につけばどんどん問題演習をしていきましょう。上記でも述べましたが、立教大学の古文は様々な出題形式で出題されるので、どんな問題でも対応できる古文の力が必要です。

様々な問題に触れて演習していく中で自分の弱点などを見つけて克服していき、完成度を高めていきましょう。
その際オススメの問題集は「大学入試 全レベル問題集 古文 3私大標準レベル」「有名私大古文演習」「大学入試 全レベル問題集 古文 4私大上位・私大最難関・国公立大レベル」です。


「大学入試 全レベル問題集古文3私大標準レベル」
<特徴>
この参考書は上記で述べた「全レベル問題集現代文レベル3・4」の古文バージョンの参考書です。

本文解説、設問解説が詳しいことはもちろん、古典の文章のジャンルを解説していたり出題された文章を解説した作品解説など古文常識なども学ぶことができます。
こちらの古文バージョンでも大学別出題分析があり、受験生にとってはとても使いやすい1冊となっています。

<使用時期>
「岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が身につく本」終了後に使用!
2日に1題(週2〜3題)のペースで解いていきましょう。


有名私大古文演習」の使い方はコチラ!
<特徴>
この参考書は有名私立大学の問題が20題収録されています。
特徴としては、問題本文と本文解釈が上下に併記されているなど受験生が苦しむ古文特有の省略の部分も補って解説してくれています。

立教大学は主語識別問題が出題されるため、文章の中で何が省略されているかを推測する力が必要です。この参考書の問題を解き、解説を読んで自分が推測したものと解説のズレをみながら自分の推測力を鍛えていきましょう。

<使用時期>
大学入試 全レベル問題集 古文 3私大標準レベル」終了後に使用!
2日に1題(週2〜3題)のペースで解いていきましょう。


「大学入試 全レベル問題集古文4」
<特徴>
この参考書は上記で述べた全レベル問題集古文レベル3の姉妹書で、問題のレベルが私大標準から私大上位(GMARCHレベル)に上がっています。内容は上記同様に解説は豊富で、大学別出題分析などもあって、立教大学を志望する人が古文の仕上げに行う参考書としてオススメの1冊となっています。

<使用時期>
有名私大古文」終了後に使用する。
2日に1題(週2〜3題)のペースで解いていきましょう。

まとめ

大問[Ⅰ]現代文
漢字の読み書き(記述)・語句の空欄補充・本文中から抜き出し・傍線部内容読解・内容一致
大問[Ⅱ]現代文
漢字の読み書き(記述)・語句の空欄補充・本文中から抜き出し・傍線部内容読解・内容一致
大問[Ⅲ]古文
傍線部解釈・主語識別問題・指示語読解・本文中抜き出し・傍線部現代語訳・空欄補充・内容一致問題

大問ごとの傾向と対策について紹介してきましたが、1年間の勉強の流れとしては上記の流れになります。ただ全てがスケジュール通りになるとは限らないので、自分のその時々の成績なのも踏まえて臨機応変に勉強していきましょう。

【現代文】
漢字→読解力→現代文単語→演習
現代文の勉強プロセスは上記のようになっています。

上記でも述べたとおり、立教大学の現代文において配点はそこまで高くなく、勉強量に対するリターンが少ないため勉強の効率があまりよくありません。問題演習をしていく中で漢字を身につけていくのが理想です。

立教大学の現代文は出題形式が様々なためマーク式の問題ばかり解いていては立教大学のような豊富な出題形式に対応できません。したがって、立教大学を志望する人は様々な問題に触れ、どんな問題でも対応できる読解力を身につけましょう。

【古文】
古文単語・文法→古文読解→長文演習
古文の勉強プロセスは上記のようになっています。
まずは古文単語・古典文法です。早い時期から始め、スムーズに古文読解→長文演習に入れるようにしましょう。

立教大学の古文では古文単語の理解を問う傍線部読解問題や傍線部現代語訳が出題されるため、単語力はとても重要になってきます。

600語程度の語彙力は身につけていましょう。直接的に古典文法を問う問題は出題されませんが、傍線部読解問題や傍線部現代語訳の問題では文法力が試されるためしっかり古典文法も勉強しましょう。

立教大学の古文も現代文と同じく出題形式が様々です。夏休みなど時間が取れる時期にたくさんの問題・文章に触れましょう。

そして、冬にかけて立教大学の赤本を用いてより実践的な演習を積むようにしましょう。

実力があっても過去問演習を怠れば落ちる可能性も十分あるため、過去問演習・研究は怠ってはいけません。
ぜひ参考にして立教大学の国語の目標点である80点以上を取るようにしましょう。
関連:【英語編】立教大学の入試対策・オススメ参考書

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