【国語編】日本大学の入試対策・オススメ参考書

更新日: (公開日: NIHON

本記事では日本大学の国語の傾向と対策、合格するための勉強法について紹介します。
日本大学は日東駒専の「日」の部分を占める大学です。東京都千代田区に本部を置く大学で、全16学部で約7万人が学んでいます。

偏差値としては40~65と学部によって大きく異なります。
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はじめに

日本大学の入学試験は学部・学科によって出題傾向が異なり、学部・学科に即した対策が必要です。したがって、過去問演習する際は自分の志望する学部の過去問でないと問題数や出題形式が違ってしまう可能性があります。その点は注意して過去問演習を行いましょう。

本記事では日本大学経済学部・商学部・法学部・生物資源科学部・芸術学部・生産工学部 国語の傾向と対策について解説していきます。

概要

  • 試験時間:60分(生物資源科学部は120分)
  • 配  点:100点(文理学部・史学科 A方式は150点)
  • 目標点 :7.5〜8割
  • 問題数 :19〜36
  • 形  式:マーク式+記述少し(漢字の読み書き)
  • 構  成:大問3題(経済学部・商学部・法学部・生物資源科学部)or 大問4題(芸術学部・生産工学部)

【経済・商・法・生物資源科学部】
大問[Ⅰ]現代文(論説・評論文)
大問[Ⅱ]現代文
大問[Ⅲ]古文

【芸術学部】
大問[Ⅰ]現代文(論説・評論文)
大問[Ⅱ]現代文
大問[Ⅲ]古文
大問[Ⅳ]文学史問題
大問[Ⅴ]国語表現

【生産工学部】
大問[Ⅰ]国語常識問題
大問[Ⅱ]現代文(説明文・短文)
大問[Ⅲ]現代文(論説・評論文)
大問[Ⅳ]現代文(論説・評論文)

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傾向と対策

それでは今から日本大学の国語の大問毎の傾向と対策について紹介していきます。

大問[Ⅰ]について

日本大学の経済学部・商学部・法学部・生物資源科学部・芸術学部の大問[Ⅰ]では現代文が出題されます。ジャンルとしては主に評論が出題されます。
出題形式としては

  • 漢字
  • 語句の空欄補充
  • 傍線部読解 
  • 本文内容一致
  • 国語常識問題

などが主に出題されます。
学部によって問題数・出題形式など少し異なりますが、問われているのは主に上記のような内容です。

経済学部

問題数は8題前後。文章量・問題数ともに他学部の中と比べても一般的です。
マーク式で漢字を問う問題が4題ほど出題され、語句の意味や品詞を問う国語常識の問題と傍線部読解や内容一致の問題が多めに出題される傾向がある。

商学部

問題数は13題前後。経済学部と出題形式が似ているが、文章量・問題数共に商学部の方が多い傾向にある。
マーク式で漢字を問う問題が3題出題され、語句の意味を問う国語常識の問題、文章の流れを読んで答える語句の空欄補充、傍線部読解が多めに出題される。

生物資源科学部

問題数は6題前後。文章量・問題数ともに他学部と比べると少なめになっている。
マーク式で漢字を問う問題に、語句の意味を問う国語常識の問題が多めに出題される傾向にある。

法学部

問題数は7題前後。文章量・問題数ともに他学部と比べても一般的です。
漢字が記述式で出題され、語句の意味を問う国語常識の問題、文章の流れを読んで答える語句の空欄補充が多めに出題される傾向にある。

芸術学部

問題数は5題前後。文章量は一般的ですが、問題数は少なめになっています。
漢字は出題されず、文章の流れを読んで答える語句の空欄補充、傍線部読解が多めに出題されます。各学部の傾向は上記のようになっています。

大問[Ⅰ]の目標点数としては7.5〜8割です。志望する学部の傾向・対策を考えて、目標点数取れるように効率よく勉強しましょう。
それでは、大問[Ⅰ]で7.5〜8割以上を目指すための具体的な対策について紹介していきます。

漢字対策

経済学部・商学部・生産資源科学部・法学部の大問[Ⅰ]では漢字が出題されます。しかし、漢字は勉強時間に対する得点を考えたときにリターンが少なく、効率があまりよくないので特定の参考書を使って勉強するのは推奨しません。

日々の勉強や問題演習の時に常に漢字を意識しながら解いたり、問題演習の後に漢字の問題の復習をしっかりやることで漢字の力を身につけていきましょう。
それでも漢字に不安がある人や時間があって、参考書を使って漢字の対策に取り組みたいという人には「入試漢字マスター1800+」がオススメです。


「入試漢字マスター1800+」
<特徴>
この参考書には大学入試に必要な漢字が網羅されています。A・B・Cとレベルごとに分かれていて、四字熟語の単元もあります。
日本大学ではあまり難しい漢字は出題されないので、全て覚えようとせずに基本的な漢字をしっかり抑え、四字熟語の単元もやっておきましょう。

<使用時期>
入試初期から使用しはじめ、入試本番までに完成させるつもりで少しずつ進めていきましょう。目安としては1〜2ヶ月で1周するペースで進めていきましょう。
勉強時間はあまり取らず、隙間時間に勉強することを意識しましょう。

国語常識対策

経済学部・商学部・生産資源科学部・法学部の大問[Ⅰ]では国語常識の問題が出題されます。
内容としては本文中の熟語や慣用句の意味を問う問題、本文の正しい位置に逆接の接続詞を埋める問題、本文の空欄に意味が通るように正しい四字熟語を埋める問題など様々です。

この国語常識の問題も特定の参考書を使って勉強するのはオススメしません。
なぜなら、国語常識の問題は得点源になれば嬉しいですが、範囲が広すぎて勉強の即効性がないからです。このような国語常識の問題は国語の問題演習をたくさんこなしていく中で少しづつ培っていき、あとは自分の常識力で勝負します。

それでも、国語常識に不安がある人や時間があって、参考書を使って国語常識問題の対策に取り組みたいという人には「大学入試国語頻出問題1200」がオススメです。


「大学入試国語頻出問題1200 」
<特徴>
この参考書は実際に出題された入試問題を使用し、対策が難しい漢字・熟語・慣用表現・口語文法・空所補充などの知識問題が短期間で学習できるように作られています。古文単語や文法なども収録されていますが、解くのは国語常識の範囲だけで良いです。自分に合った使い方をしましょう。

<使用時期>
入試後期に使用する。勉強時間はあまり取らず、隙間時間に勉強することを意識しましょう。国語常識だけの範囲を繰り返し解いてインプットする。
他にも学校で配られる国語便覧などにも慣用句など国語常識の部分があるので、休憩時間などにみて少しづつ覚えていきましょう。

傍線部読解・内容一致対策

経済学部・商学部・生産資源科学部・法学部・芸術学部の大問[Ⅰ]では本文中の傍線部読解や本文の内容一致問題が出題されます。
このような問題は文章の読解力を身につけることで解くことができます。現代文をたくさん読み、問題演習していく中で読解力を身につけていきましょう。

その際オススメの参考書は「現代文読解基礎ドリル」「現代文の解法 読める! 解ける! ルール36」「ことばはちからダ!現代文キーワード」「入試現代文へのアクセス基本編」「マーク式基礎問題集 現代文」「全レベル問題集 現代文3」「日東駒専&産近甲龍の現代文」です。


ことばはちからダ!」の使い方はコチラ!
<特徴>
現代文はまずは単語です。少し難しめの単語でも知っている前提で文章は進んでいくので、知らなければそこで詰まってしまいスムーズに文章を読むことができません。したがって、この単語帳で大学入試に最底限必要な語彙力を身につけましょう。

さらに、この単語帳には現代文のテーマの背景知識も書かれているので、前もって背景知識を身につけておくことでスムーズに文章の内容を捉えることができます。

<使用時期>
入試初期から使用しはじめ、入試本番までに完成させるつもりで少しずつ進めていきましょう。目安としては1〜2ヶ月で1周するペースで進めていきましょう。


現代文読解基礎ドリル」の使い方はコチラ!
<特徴>
この参考書は評論12章、小説2章の全14章で構成されている、現代文の読解力を鍛える参考書です。読み方・解き方を理解→問題演習のインプットとアウトプットの繰り返しで読解力を身につけていきます。

日本大学の多くの学部の現代文は制限時間が60分と短めなので、ただ闇雲に読んでいては時間がかかり、60分で解き終わることができません。この参考書で正しい読解法を身につけ、文章を正確かつ素早く読み解けるようになりましょう。

<使用時期>
入試初期から使用し、2ヶ月で終了することを目標にしましょう。
この参考書はインプット用の参考書なので、1周だけで終わるのではなく読解力が身につくまで何周もしましょう。目安としては3~4周です。


現代文の解法 読める!解ける!ルール36」の使い方はコチラ!
<特徴>
上記の「現代文読解基礎ドリル」が解き方に焦点を当てている参考書としたら、この参考書は読み方に焦点を当てています。現代文の基本的な読み方が36個のルールとして解説されています。

<使用時期>
「現代文読解基礎ドリル」と並行し、2ヶ月で終了することを目標にしましょう。
この参考書もインプット用の参考書なので、1周だけで終わるのではなく読解力が身につくまで何周もしましょう。目安としては3~4周です。

そして、問題演習する際にも手元に用意しておきすぐに復習・確認できるようにしておきましょう。

 
入試現代文へのアクセス 基本編」の使い方はコチラ!
<特徴>
この参考書は全16題で構成されており、問題の難易度もそれほど高くなく問題演習1冊目のい参考書としてオススメです。
本文解説だけでなく、各問題ごとの設問解説も詳しくされているので現代文が苦手な人にもオススメです。

<使用時期>
「現代文読解基礎ドリル」「現代文の解法 読める! 解ける! ルール36」終了後に使用する。
3日に1題(週2〜3題)のペースで解いていきましょう。


「現代文マーク式基礎問題集」
<特徴>
この参考書はセンター形式の現代文問題集で、評論10題・小説10題で構成されています。レベルとしてはセンター試験よりも少し簡単ですが、センター試験同様漢字の問題や傍線部読解・内容一致問題なども数多く出題されているため、日本大学の現代文の入試に必要な力を培うことができます。

<使用時期>
「入試現代文へのアクセス」終了後に使用する。
こちらも3日に1題(週2〜3題)のペースで解いていきましょう。小説の部分は無理にやる必要はありません。


「全レベル問題集現代文レベル3」
<特徴>
この参考書は日東駒専などの中堅私大の実際の入試問題から構成されている参考書です。日本大学に近いレベルの大学の問題に触れることで、いろんな問題に対応できる力を身につけましょう。

<使用時期>
「マーク式基礎問題集」終了後に使用する。
こちらも3日に1題(週2〜3題)のペースで解いていきましょう。


「日東駒専&産近甲龍の現代文」
<特徴>
この参考書も中堅私大である日東駒専・産近甲龍の実際の入試問題から構成されています。各大学の出題分析・対策なども書かれているので本格的に過去問演習に入る前の最後の問題演習の参考書としてオススメです。

<使用時期>
「マーク式基礎問題集」終了後に使用する。
こちらも3日に1題(週2〜3題)のペースで解いていきましょう。

生産工学部

日本大学生産工学部の国語の大問[Ⅰ]では国語常識が出題されます。
上記の経済学部や商学部で出題されるような、本文の語句の意味を答えるのではなく、単独で語句や慣用句の意味だけを問う問題が出題されます。例えば、「愁眉を開く」や「経世済民」などの意味を選択肢の中から選ぶなどといった問題です。

さらに四字熟語に空欄が一つあって、そこの漢字一文字を選択肢から埋めるという問題も出題されるため、語彙力だけでなく慣用句や四字熟語の知識が必要です。

この問題も経済学部や商学部で出題されるような国語常識問題の対策と同様に、国語の問題演習をたくさんこなしていく中で少しづつ国語常識培っていき、あとは自分の常識力で勝負するのが理想ですが、生産工学部は国語常識だけで大問[Ⅰ]が構成されているので参考書を使って対策しても良いでしょう。

その際オススメの参考書は上記でも述べた「大学入試国語頻出問題1200」です。


「大学入試国語頻出問題1200 」
<特徴>
上記参照

<使用時期>
上記参照

大問[Ⅱ]について

日本大学の経済学部・商学部・法学部・生物資源科学部・芸術学部・生産工学部の大問[Ⅱ]では現代文が出題されます。ジャンルとしては主に評論が出題され、たまに随筆のような文章も出題される。
出題形式としては

  • 漢字
  • 語句の空欄補充
  • 傍線部読解 
  • 本文内容一致
  • 国語常識問題
  • 文学史

などが主に出題されます。
大問[Ⅰ]とほぼ同じような内容となっています。ただ文学史なども少し出題されるので注意しましょう。

経済学部

問題数は8題前後。文章量・問題数ともに他学部の中と比べても一般的です。
大問[Ⅰ]と同様、マーク式で漢字を問う問題が4題ほど出題され、語句の意味や品詞を問う国語常識の問題と傍線部読解や内容一致の問題が多めに出題される傾向がある。最後に2問ほど文学史の問題が出題される。

商学部

問題数は13題前後。
こちらも経済学部と出題形式が似ているが、文章量・問題数共に商学部の方が多い傾向にある。大問[Ⅰ]と同様、マーク式で漢字を問う問題が3題出題され、語句の意味を問う国語常識の問題、文章の流れを読んで答える語句の空欄補充、傍線部読解が多めに出題される。最後に1問ほど文学史の問題が出題される。

生物資源科学部

問題数は6題前後。
大問[Ⅰ]と同様、文章量・問題数ともに他学部と比べると少なめになっている。マーク式で漢字を問う問題に、語句の意味を問う国語常識の問題が多めに出題される傾向にある。
文学史の問題は出題されない。

法学部

問題数は9題前後。文章量・問題数ともに他学部と比べても一般的です。
大問[Ⅰ]とほぼ同じで、マーク式で漢字を問う問題、語句の意味を問う国語常識の問題、文章の流れを読んで答える語句の空欄補充が多めに出題される傾向にある。
文学史の問題は出題されない。

芸術学部

問題数は5題前後。
文章量は一般的ですが、問題数は少なめになっています。大問[Ⅰ]とほぼ同じで、漢字は出題されず、ほとんど傍線部読解が出題されます。
文学史の問題は出題されない。

生産工学部

問題数は7題前後。他学部と大きく出題形式が異なっている。
他学部のような長文で評論文は出題されず、2〜5行程度の短文の正しい文意を選択する問題が4問、1ページ半ほどの中文の内容に関する問題が3問出題されます。

各学部の傾向は上記のようになっています。大問[Ⅱ]の目標点数も7.5〜8割です。
それでは、大問[Ⅱ]で7.5〜8割以上を目指すための具体的な対策ですが、問題内容がほとんど大問[Ⅰ]と同じなので、大問[Ⅰ]と同様の対策で大丈夫です。

大問[Ⅰ]と違う点として、経済学部・商学部では文学史の問題が出題されますが、特定の参考書を使っての対策はオススメしません。

上記で述べた漢字や国語常識と同様で、文学史の問題は1〜2題ほどで配点があまり高くないため、勉強時間に対するリターンが少ないです。したがって、文学史の勉強には時間をかけず休憩時間などに学校で配られる国語便覧の文学史の部分を読むなどしてちょっとづつ覚えていきましょう。

文学史の問題は解けたらラッキー程度で大丈夫です。それよりも配点の高い傍線部読解や内容一致問題などの読解問題を解くための勉強に時間をかけましょう。

大問[Ⅲ]について

日本大学の経済学部・商学部・法学部・生物資源科学部・芸術学部の大問[Ⅲ]では古文が出題されます。
出題形式としては

  • 古文単語・文法問題
  • 短文解釈
  • 空欄補充
  • 主語識別
  • 口語訳(マーク式)
  • 指示語読解
  • 傍線部解釈
  • 内容一致
  • 文学史

などが主に出題されます。
学部によって問題数・出題形式など少し異なりますが、問われているのは主に上記のような内容です。

経済学部

問題数は9題前後。文章量・問題数共に他学部と比べても一般的です。
出題内容として、本文中に単語を埋める空欄補充、主語を問う問題や敬意の対象問題など単語・文法問題だけでなく、傍線部読解、本文内容一致問題もバランスよく出題され、さらに文学史の問題も1題ほど出題される。

商学部

問題数は10題前後。文章量・問題数共に他学部と比べても一般的です。
出題内容として、動詞の活用や助動詞など文法事項を直接問う問題に加え、傍線部解釈で間接的に文法事項を問う問題も出題される。あと半分は傍線部読解や本文内容一致問題で、1〜2題文学史の問題が出題される。

生物資源科学部

問題数は7題前後。文章量・問題数ともに他学部と比べると少なめになっている。
出題内容として、古文単語の意味を答える問題、直接文法を問う問題は少ないが口語訳の問題で間接的に文法の理解が問われる。語句の空欄補充に傍線部読解、本文内容一致問題、最後に文学史の問題が1題ほど出題される。

法学部

問題数は11題前後。文章量・問題数ともに他学部と比べると多めになっている。
出題内容として、語句の空欄補充、品詞分解や敬語など文法問題、さらに傍線部解釈の問題で間接的に文法の理解が問われる。傍線部読解や本文内容一致の問題が多めに出題される傾向にある。1題ほど文学史の問題が出題される。

芸術学部

問題数は5題前後。文章量・問題数ともに他学部と比べると少なめになっている。
出題内容として、古文単語の意味、傍線部解釈や品詞分解など文法力を問う問題が多く出題される傾向にある。
本文に関する問題や内容一致問題は少なめになっている。文学史は出題されない。

各学部の傾向は上記のようになっています。大問[Ⅲ]の目標点数も7.5〜8割です。
それでは、大問[Ⅲ]で7.5〜8割以上を目指すための具体的な対策について紹介していきます。

単語・文法対策

日本大学の国語ではほとんどの学部で古文単語や文法を直接問う問題が出題され、さらに口語訳や傍線部解釈など古文単語と文法を理解していないと解けない問題が多く出題されます。

したがって、日本大学を志望する人は古文単語・古典文法の理解が非常に重要になってくるので、重点的に勉強しましょう。

その際オススメの参考書が「読んでみて覚える古文単語315」「八澤のたった6時間で古典文法」です。


「読んで見て覚える重要古文単語315」
<特徴>
入試に必要な古文単語が315語わかりやすいレイアウトとイラストで収録されています。日本大学の古文は300語程度あれば十分ですが、関連語なども収録されているのでこの単語帳1冊で500語程度覚えることができます。自分に合った使い方をしましょう。

<使用時期>
入試初期~入試本番まで使用!
目標習熟期間は2ヶ月ですが、単語は覚えたと思っても忘れてしまうものなので入試本番まで使い続けましょう。最初は1日に30語程度覚えることを目標にして、慣れてきたらどんどんペースを上げていきましょう

<特徴>
本書は古典文法を「参考書×映像授業」の形で学べる革新的な参考書となっています。
講義動画だけではなく暗記事項と練習問題もまとめられているので、古文が苦手な受験生でもイチから高速学習できる参考書となっています。

<勉強ペース>
・1〜2ヶ月で終わらせるようにしましょう。
・毎週1〜2章で全9章を終わらせるようにしましょう。

参照:「八澤のたった6時間で古典文法」の正しい使い方
購入ページ:「八澤のたった6時間で古典文法

傍線部読解・内容一致対策

日本大学の国語ではほとんどの学部で古文単語や文法だけでなく、傍線部読解や本文内容一致問題など読解問題もバランスよく出題されます。さらに、文章の流れを読んで正しい語句を空欄補充する問題なども出題されるので、古文単語や文法同様、読解力を身につけることも重要です。

その際オススメの参考書が「岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本」「古文上達基礎編 読解と演習45」「マーク式基礎問題集 古文」「中堅私大古文演習」です。


「岡本梨奈の古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本」
<特徴>
この参考書は古文の基本的な読み方、そして解き方を解説してくれている参考書です。古文ではよく主語が省略されたり、文章に敬語がたくさん出てきて文の主語が誰なのか分からなくなったりしますが、その際の文章の読み方の基本を解説してくれています。

日本大学では文章の主語を答える問題や敬意の対象を答える問題なども出題されるので、この1冊で読み方・解き方の基本を学んでそのような問題も正答できるようにしましょう。

<使用時期>
「ステップアップノート30古典文法基礎ドリル」終了後に使用する。「古典文法問題演習ー基本テーマ30」と並行しながら進めていく。
1週間で3〜4章で進めていき、目標習熟期間は1〜2ヶ月です。こちらも習熟するまでなんども繰り返しましょう。目安は3〜5周です。


古文上達 基礎編 読解と演習45」の使い方はコチラ!
<特徴>
この参考書は文法と読解を同時に学ぶことができる参考書です。45テーマの文法項目があり、毎回その文法事項に関する問題が長文の中で出題されます。
この参考書で文法の復習もしながら、読解に慣れて本格的に問題演習に入る前の準備をしましょう。

<使用時期>
「岡本梨奈の古文の読み方&解き方が身につく本」終了後に使用!
学んだ読み方&解き方を必ず意識して解いていきましょう。この参考書が終わる頃には自然と読み方&解き方が身についていることが理想です。1日1〜3題で進めていき、2ヶ月ほどで終わらせることを目標にしましょう。


マーク式基礎問題集古文
<特徴>
この参考書はセンター形式の古文の問題集です。レベルとしてはセンター試験よりも少し簡単ですが、センター試験同様、単語の意味や文法問題、傍線部読解・内容一致問題なども数多く出題されているため、日本大学の古文の入試に必要な力を培うことができます。

<使用時期>
「古文上達 読解と演習45」終了後に行う。
こちらは1〜2日に1題のペースで解いていきましょう。


中堅私大古文演習」の使い方はコチラ!
<特徴>
この参考書は各ジャンル頻出の問題文を実際の中堅私大の入試問題から精選し、構成された古文問題集です。古文常識や文学史など様々な問題が出題され、本番レベルに近い問題で実力をつけることができます。

出典や文学史の解説なども詳しいためこの1冊に出てくる頻出文章の出典や情報を押さえておけば日本大学に出てくる文学史の問題の対策になります。

<使用時期>
「古文上達基礎編 読解と演習45」終了後に使用!
1日1題で進めていき、2ヶ月ほどで終わらせることを目標にしましょう。

文学史問題対策

日本大学経済学部・商学部・法学部・生物資源科科学部の古文では文学史の問題が出題されます。ただ、配点としてはそこまで高くなく、特定の参考書1冊用いて勉強するには勉強時間に対してのリターンが少ないためそこまでの対策はオススメしません。

上記で述べた「マーク式基礎問題集 古文」や「中堅私大問題演習」などの問題集は文学史や出典に関する解説も詳しいのでそこで少しづつ文学史に関する知識をインプットしていきましょう。

生産工学部

日本大学生産工学部の大問[Ⅲ]では現代文が出題されます。ジャンルは主に評論が出題され、文章量は少なめになっています。問題数としては7題前後です。
出題形式としては

  • 漢字
  • 国語常識
  • 傍線部読解
  • 内容一致問題

などが主に出題されます。目標点数としては7.5〜8割です。
生産工学部の大問[Ⅲ]の対策は日本大学の経済学部・商学部・法学部・生物資源科学部・芸術学部の大問[Ⅰ]の対策を参照にしてください。

大問[Ⅳ]について

日本大学芸術学部の大問[Ⅳ]では文学史が出題されます。
経済学部や商学部のように本文に関連して文学史の問題が出題されるわけではなく、単独で文学史の問題が出題されます。問題数としては4題ほどです。

実際に出題されたものだと、「次の中から遠藤周作の作品を一つ選べ」や「次の説明文の中から尾崎紅葉に関する説明を選べ」などの近代文学史の問題に加えて、「次の中から鴨長明の作品を一つ選べ」など現代文だけでなく古文の文学史の問題も出題されます。

このような文学史問題の対策には「スピード攻略文学史」オススメです。
ただ大問全て文学史の問題で構成されていますが、配点はそこまで高くはないため無理に参考書を用いて対策をする必要はありません。


「スピード攻略文学史」
<特徴>
この参考書は現代文・古文ともに覚えるべき文学史のポイントが短くまとめられています。日本大学の文学史問題ならこの1冊で最低限押さえておく程度で良いでしょう。

<使用時期>
2週間で1周くらいのペースで進めていきましょう。あまり時間をかけず、隙間時間など効率よく時間を使って勉強していきましょう。

あとは上記で述べた、「国語頻出問題1200」などにも文学史の問題が収録されています。学校で配られる国語便覧にも文学史の単元があるので自分に合ったもの使って、短時間で文学史は勉強しましょう。

日本大学生産工学部の大問[Ⅳ]では現代文が出題されます。文章量は一般的で、問題数は10題ほどとなっています。
出題形式としては

  • 漢字
  • 国語常識
  • 傍線部読解
  • 内容一致問題

などが主に出題されます。目標点数としては7.5〜8割です。
生産工学部の大問[Ⅳ]の対策も日本大学の経済学部・商学部・法学部・生物資源科学部・芸術学部の大問[Ⅰ]の対策を参照にしてください。

大問[Ⅴ]について

芸術学部の大問[Ⅴ]では国語表現に関する問題が出題されます。国語表現といっても漢字、慣用句、四字熟語の問題で、問題数としては3題ほどです。

配点としてもそこまで高くないので、このような国語表現の問題は特定の参考書を使って対策はせず、国語の問題演習をたくさんこなしていく中で少しづつ国語常識を培っていき、あとは自分の常識力で勝負するのが理想です。

それでも不安な人は上記で紹介した「漢字マスター1800+」で漢字・四字熟語の対策をしたり、「国語頻出問題1200」で慣用句の対策をすることをオススメします。

まとめ

日本大学の問題構成としては以下のようになっていました。

【経済学部・商学部・法学部・生物資源科学部】
大問[Ⅰ]現代文(論説・評論文)
大問[Ⅱ]現代文(論説・評論文)
大問[Ⅲ]古文

【芸術学部】
大問[Ⅰ]現代文(論説・評論文)
大問[Ⅱ]現代文(論説・評論文)
大問[Ⅲ]古文
大問[Ⅳ]文学史問題
大問[Ⅴ]国語表現

【生産工学部】
大問[Ⅰ]国語常識問題
大問[Ⅱ]現代文(説明文・短文)
大問[Ⅲ]現代文(論説・評論文)
大問[Ⅳ]現代文(論説・評論文)

大問ごとの傾向と対策について紹介してきましたが、1年間の勉強の流れとしては上記の流れになります。ただ全てがスケジュール通りになるとは限らないので、自分のその時々の成績なのも踏まえて臨機応変に勉強していきましょう。

【現代文】
日本大学の現代文は、漢字はもちろん国語常識の問題が多く出題され、傍線部読解・内容一致問題もバランスよく出題されます。国語常識は日頃の問題演習から意識しながら少しづつ身につけていきましょう。

試験時間は60分のため素早い読解力が求められます。問題演習をたくさんこなし正確で素早い読解力を身につけましょう。

【国語常識】
多くの学部の現代文で国語常識の問題が出題され、生産工学部の大問[Ⅰ]は国語常識の問題だけで構成されています。ただ、国語常識は得点源になれば嬉しいですが、範囲が広すぎて勉強の即効性ありません。

国語常識の問題は国語の問題演習をたくさんこなしていく中で少しづつ培っていき、あとは自分の常識力で勝負します。それでも不安な人は上記で紹介した参考書を使って勉強するのをオススメします。

【文学史】
経済学部や商学部では現代文・古文ともに文学史の問題が出題され、芸術学部では大問[Ⅳ]が文学史の問題だけで構成されています。
文学史の問題はあまり配点が高くないため参考書1冊を使って勉強するのはあまりオススメできません。時間をかけず効率的に勉強しましょう。

【古文】
日本大学の古文は古文単語の意味・文法問題の基本的な問題に加えて、傍線部解釈、内容一致問題などの読解問題までバランスよく出題されます。
入試初期に古文単語や古典文法などの基礎を固めた後はたくさん問題演習をこなしていき読解力を身につけていきましょう。

頻出文章の出典なども問題演習の後の復習の時に常に意識して、文学史の知識も徐々にインプットしていきましょう。以上が日本大学国語のまとめです。

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