【世界史編】成蹊大学の入試対策・オススメ参考書

更新日: (公開日: SEIKEI

はじめに

成蹊大学の世界史は学部・学科によって出題傾向が異なり、学部・学科に即した対策が必要です。
したがって、過去問演習する際は自分の志望する学部の過去問でないと問題数や出題形式が違ってしまう可能性があります。その点は注意して過去問演習を行いましょう。本記事では成蹊大学の世界史の傾向と対策について紹介していきます。

入試形式

それでは今から成蹊大学経済学部・経営学部・法学部・文学部の世界史の各学部の概要と特徴について紹介していきます。

経済学部・経営学部

  • 試験時間:60分
  • 配  点:100点
  • 目標点 :7.5割
  • 問題数 :50問
  • 形  式:マーク式
  • 構  成:大問5〜8題

傾向

経済学部と経営学部の世界史の問題内容は同じではないですが、出題形式がほとんど同じで、大問は文章問題か正誤問題の独立問題で構成されています。文章問題は長めの文章が一つか短めの文章が複数出題され、内容としては出題された文章の下線部に関する選択問題や正誤問題、空欄補充問題が多くを占めます。

正誤問題の独立問題は「ヨーロッパの経済や文化に関する次の問い1〜10に答えよ」のような形で、一つのテーマに関してそれぞれ独立した正誤問題が出題されます。文章問題でも正誤問題の出題は非常に多いので、経済学部・経営学部の世界史はほとんどが正誤問題です。経済学部は地図問題も頻出です。重要な国や地域の位置関係などもチェックしておきましょう。

法学部

  • 試験時間:60分
  • 配  点:100点
  • 目標点 :7.5割
  • 問題数 :50問
  • 形  式:マーク式
  • 構  成:大問3題

傾向

法学部の世界史は全大問で文章問題が出題されます。時々、センター試験のような対話形式で出題される場合もあります。内容としては、文章の下線部に関する選択問題・正誤問題・説明問題がほとんどを占めていて、空欄補充問題の出題は少ないです。「次の1〜4の絵画の内、デュラーの作品でないものを一つ選べ」というイラスト問題や、「1517年当時、ハプスブルク家が支配していた版図が黒塗りにされている地図として最も適切なものを選べ」など地図問題が出題される年もあります。出題された場合に対応できるように、インプットする際は資料集なども参照しつつ勉強していきましょう。

文学部

  • 試験時間:60分
  • 配  点:100点
  • 目標点 :7.5割
  • 問題数 :50問
  • 形  式:マーク式
  • 構  成:大問4〜5題

傾向

文学部の世界史は近年の傾向として、各大問に文章が1つ〜複数出題され、その文章の下線部に関しての選択問題、正誤問題、説明問題、空欄補充がほとんどを占めていて、地図問題やイラスト問題の出題はほとんどありません。

文学部の正誤問題は他学部の正誤問題と異なっていて、「下線部1に関する記述a〜cの正誤の組み合わせとして最も適切なものはどれか」のように、正しい正誤の組み合わせを選択するものになっています。2018年には文章中の空欄を50個の選択肢から埋める空欄補充問題が10問出題されたことがあり、今後出題されないとは言い切れないので出題された場合も対応できるように準備しておきましょう。

入試対策

成蹊大学の世界史は全ての学部通して語句問題の出題は少なく、正誤問題や説明問題の出題が多くなっています。正誤問題・説明問題はぱっと見ではどれも正解のように見えるので、選択肢の文章の細かい間違いに気づく力が必要です。そのためにはやはり通史の理解が不可欠です。

成蹊大学の世界史の正誤問題は教科書レベルの知識があれば正解できるので、教科書の内容を理解できるまで読み込みましょう。語句の暗記は通史の理解が、ある程度出来てから行なっていきましょう。教科書で通史の理解が出来てから一問一答などで語句を暗記していく方が頭に入りやすいので、語句の暗記は必ず通史を理解した後に行いましょう。

通史・語句の基本が固まれば問題演習で知識をアウトプットしていきましょう。暗記したつもりでもいざアウトプットするとなると出てこないというのもよくあるので、インプット→アウトプットの流れは意識して行いましょう。世界史は暗記科目なので、入試本番までインプットし続けましょう。

オススメ参考書・問題集

それでは今から世界史のオススメの参考書をインプット用参考書とアウトプット用参考書に分けて紹介していきます。

インプット用参考書


「世界史B教科書」
<特徴>
多くの学校で教科書として用いられているものです。成蹊大学は文章問題に関連した正誤問題・説明問題の出題が多いので、通史の理解ができていなければ正誤問題・説明問題に対応できません。まずは教科書の内容を理解できるまで読み込んで、基本的な通史の知識を固めましょう。

<使用時期>
目標習熟期間は3ヶ月
入試初期〜入試本番まで使い続けましょう。「世界史B一問一答」と並行して進めていく。最初は一周を1ヶ月程度のペースで進めていき。徐々にペースを上げていく。


「世界史資料集」
<特徴>
成蹊大学の世界史は学部によって地図問題が出題されることもあるので、通史のインプットする際は資料集をいつでも参照できるように必ず準備しておきましょう。

<使用時期>
勉強中にわからないところがあれば参照する。毎ページづつ進めていくものではない。


「ビジュアル世界史問題集」
<特徴>
この参考書は世界史の地図に関する問題集です。地図問題が頻出の経済学部・法学部を志望する受験生は使用して、地図問題の対策をしましょう。

<使用時期>
入試中期〜入試後期に使用する。

アウトプット用参考書


世界史B一問一答完全版」の使い方!
<特徴>
世界史の一問一答です。見出し語句を暗記するばかりではなく問題文とも関連して覚えて、見出し語句がどの語句とセットで出題されるのかも注意して暗記しましょう。そうしなければ、せっかく語句を暗記しても出題された時に正解の語句として認識できません。その点は注意しましょう。

<使用時期>
「詳説世界史B」と並行しながら進めていく。教科書でその日読んだ範囲の知識をこの一問一答で確認する。
※1周目の通史のタイミングでは使用しないでください。どうしても一問一答を指示すると、語句暗記が中心となり覚えやすい反面、流れ等は理解できず、問題に対応できるインプットができません。


「はじめる世界史」
<特徴>
標準〜教科書レベルの問題集です。教科書・一問一答でインプットした知識をこの問題集でアウトプットしましょう。難易度もそこまで高くないので、1冊目のアウトプット用参考書として適切です。

<使用時期>
入試中期〜入試後期にかけて使用する。


「センター試験過去問 世界史」
<特徴>
センター試験世界史Bの過去問です。成蹊大学の世界史で頻出の正誤問題・説明問題の対策をこの問題集で行いましょう。

<使用時期>
「はじめる世界史」終了後に使用する。


「全レベル問題集世界史B ③」
<特徴>
成蹊大学とレベルが近い日東駒専レベルの問題集です。成蹊大学で頻出の正誤問題・説明問題はもちろん様々な形式の問題が出題されています。過去問演習前の最後の仕上げとしてこの問題集に取り組みましょう。

<使用時期>
「センター試験世界史B過去問」終了後に使用する。

まとめ


※2月から開始した場合!
紹介したオススメ参考書を使用した際の世界史の年間学習スケジュールはこの様になります各学部の概要で紹介したとおり、学部によって出題形式や出題分野が異なります。入試勉強を始める際は自分の志望学部の傾向にあった勉強を行いましょう。ぜひ参考にして成蹊大学の世界史の目標点を取れるようにしましょう。

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