【日本史編】成城大学の入試対策・オススメ参考書

はじめに

本記事では成城大学の日本史の傾向と対策、合格するための勉強法について紹介します。成城大学は関東圏の中堅私大と称される「成成明学」の「成」の部分に位置します。東京都に1キャンパスを擁し、4学部11学科で約5千人の学生が学ぶ大学となります。偏差値としては55前後で、就職率は97%となっています。

成城大学の日本史は学部毎に出題される問題が多少異なります。従って、学部別に分ける必要があり、日程・学部を確認して過去問演習を行う必要があります。

入試形式

社会イノベーション学部　

• 試験時間：60分
• 配　　点：100点満点
• 目標点　：80点
• 形　　式：記述式
• 構　　成：大問5題

大問［Ⅰ］ 空所補充・下線部問題・記述問題
大問［Ⅱ］ 空所補充
大問［Ⅲ］ 空所補充・記述問題・正誤問題・下線部問題
大問［Ⅳ］ 空所補充・記述問題
大問［Ⅴ］ 空所補充

文芸学部

• 試験時間：60分
• 配　　点：100点満点
• 目標点　：80点
• 形　　式：記述式
• 構　　成：大問5題

大問［Ⅰ］ 空所補充・記述問題
大問［Ⅱ］ 空所補充・記述問題
大問［Ⅲ］ 空所補充
大問［Ⅳ］ 空所補充
大問［Ⅴ］ 空所補充

経済学部

• 試験時間：60分
• 配　　点：100点満点
• 目標点　：80点
• 形　　式：記述式
• 構　　成：大問5題

大問［Ⅰ］ 空所補充
大問［Ⅱ］ 空所補充
大問［Ⅲ］ 空所補充・記述問題・正誤問題・下線部問題
大問［Ⅳ］ 空所補充
大問［Ⅴ］ 空所補充（記号）

法学部

• 試験時間：60分
• 配　　点：100点満点
• 目標点　：80点
• 形　　式：記述式
• 構　　成：大問5題

大問［Ⅰ］ 空所補充
大問［Ⅱ］ 空所補充・正誤問題
大問［Ⅲ］ 空所補充・記述問題
大問［Ⅳ］ 空所補充
大問［Ⅴ］ 空所補充

入試傾向と対策

それでは今から成城大学の日本史について空所補充、下線部問題、正誤問題に分けて傾向と対策を紹介していきます。

空所補充

成城大学の日本史は文章中に空所補充問題が出題される傾向にある。空所補充問題は全ての学部において、出題割合が高く、問題数も多いため、空所補充問題の正答率が非常に重要になってくる。また記述式で答える空所補充問題がほとんどなためしっかり用語を書けるようにしておきたい。

対策方法としては、主に用語のインプットである。問題レベルは基礎、標準レベルの問題となっており、問題集や一問一答などで対応できる。問題集の使い方や勉強方法については勉強法・オススメ参考書欄で紹介します。

下線部問題

下線部問題の傾向としては、文章中の下線部について適切なものを選択する問題や記述式で答える問題などが出題される傾向にある。

対策方法としては、知識のインプットである。知識のインプットを行う際は、人物、年代、地域、事例などの一連のことをまとめて覚えるようにしてください。下線部問題対策にオススメな参考書は勉強法・オススメ参考書欄で紹介します。

正誤問題

正誤問題の傾向としては、文章中の下線部について不適切なものを選択する問題が出題される傾向にある。

正誤問題の対策方法は、各時代、年号に、〇〇地域で、天皇や将軍、総理大臣などの歴史人物が行ったことは何か、また法律や◯◯令の内容などをしっかり覚えることが重要です。実際、ある将軍の時に起こった事柄ではないものを選択する問題などが出題されたことがあるため、時代や人物ごとに特徴的な事柄を押さえるようにしましょう。

勉強法・オススメ参考書

日本史の勉強法としては、まず基礎語句、そして基本的な流れを覚えることが重要です！
基礎固めが終わったら、そこから難易度が高い用語や難しい流れを覚えていくようにしましょう。その際に、インプット用の参考書または教科書を一つ決め、その参考書に資料集やその他参考書の情報、過去問の重要点を一つにまとめていくようにしましょう。そうすることにより、一つの参考書で様々なインプット情報を学習することができ、効率よく勉強することができます！

【主な学習の流れ！】
Step1
基礎レベルの参考書　「スピードマスター日本史問題集」、「日本史のなぜと流れがわかる本」など
Step2
一般的な参考書、教科書、資料集、用語集　「日本史100題」、「日本史B一問一答」など
Step3
過去問、正誤問題集、資料問題集、論述問題集など

日本史オススメ参考書

「30日完成スピードマスター」の使い方！
<特徴>
スピードマスター日本史問題集は日本史の基礎、流れが演習できる参考書となっています。本書自体は薄いですが、内容は基礎を中心に細かく問われています。基礎を初めから勉強し直す参考書としてはオススメの一冊です。

<使用方法>
使用時期としては、入試初期から入試中期となっています。理想のペースとしては夏休みに入る前までに8割以上の完成度を目指してください。
使用方法としては以下の流れです！

1. スピードマスターで勉強する単元を教科書などを使用してインプットする！←この際、教科書の太字などを特に意識して教科書を読む！
2. スピードマスターをノートなどに書きながら問題を解く！
3. 答え合わせを行い、間違えた問題にチェックを入れ、教科書に立ち戻り確認する！
4. 次の日、前日間違えた問題を確認、復習する！

「山川教科書」の使い方！
<特徴>
日本史B教科書の特徴としては、日本史の知識がこの一冊に集約されており、ほとんど学校で使用されている一冊だといえます。多くの大学がこの教科書をもとに入試問題を作成しているので、この教科書を完璧にインプットすればほとんどの入試に対応できるといえるでしょう！

<使用方法>
使用時期としては、入試初期から入試後期までとなっています。「スピードマスター日本史問題集」と同時並行で使用してもらっても問題はありません。

使用方法としては、自分で一日分の読む量、インプットする量を決めてもらい、インプットした知識を「スピードマスター日本史問題集」や「実力をつける日本史100題」などでアウトプットしてください！ペースとしては、一ヶ月で最低教科書一周はまわすようにしましょう。

「実力をつける日本史100題」
 <特徴>
実力をつける日本史100題の特徴はこの一冊で日本史のほとんどの問題に対応できることです。この一冊を完璧に覚えれば、成城大学の日本史に対応できる一冊となっています。

<使用方法>
使用時期としては、入試中期から入試後期となっています。使用方法としては、基本的には教科書で覚えた知識、インプットした知識をこの問題集でアウトプットするのが主な使い方となっています。間違えた問題にチェックをいれ、その単元は教科書などに戻り復習するようにしましょう。

「日本史B一問一答」の使い方！
<特徴>
日本史B一問一答の特徴としては、難関私大などのカバー率が95%超、レベル毎の問題、圧倒的問題数と本書を完璧に覚えれば、ほとんどの問題に対応できる力が身につく問題集となっています。

<使用方法>
使用時期として入試初期から入試本番までとなっています。使用方法は、星3つを1周目、星2つを2周目、星1つを3周目の順番で覚えていくことが理想です。ペースとしては1日1章のペースで進めていきましょう。また記述問題が出題されるため、用語は漢字でも書けるように覚えるようにしましょう。

学部や年度によっては史料問題が出題される傾向にあります。主に空所補充、正誤問題、下線部問題が出題されます。そのため史料問題集で対策する必要があります。その参考書として「日本史史料一問一答」を紹介しています。

「日本史史料問題一問一答」の使い方！
<特徴>
本書の特徴としては、日本史の史料問題について丁寧な解説、レベル表記、豊富な問題数が収録されている点です。そのため史料問題を勉強したい受験生にオススメな参考書です。

<使用方法>
使用時期としては、入試中期から入試本番となっています。使用方法としては、問題を解く→答え合わせ→復習の流れで問題ありません。また実際の過去問で演習後、復習する参考書としてもオススメです。出典、通釈、判別、解説などを確認し、どういう史料なのか、どの部分が問われるのかなどを覚えるようにしてください。

更に、過去問に載っている史料をこの参考書で確認する際に参考書に付箋や印などを付け、どの範囲、どのレベルが出題されやすいかなど分析することもオススメです。 

「成城大学の赤本」
<特徴>
この参考書の特徴としては成城大学の過去問が掲載されています。

<使用時期>
11月から入試本番にかけて行うようにしましょう。

まとめ

本記事では成城大学の日本史の傾向と対策、勉強法について紹介してきました！
成城大学の日本史は基礎・標準レベルの問題で、基礎基本をしっかり学習すれば対応できます。一部難しい問題も出題されますが、標準レベルの問題がしっかり正答できれば問題ありません。

また学部や年度によっては、地図問題や写真問題も出題される場合があるため注意が必要です。そしてほとんどの学部で空所補充問題が多く出題されます。そのため空所補充問題が正答が合格の鍵を握ります！

以上【成城大学の日本史】入試傾向、対策、勉強法になります！是非、参考にして成城大学の合格を勝ち取りましょう！