【英語編】明治大学の入試対策・オススメ参考書

MEIJI

首都圏の難関大学群「MARCH」の「M」の部分を担う明治大学。
東京都千代田区に駿河台、杉並区に和泉、中野区に中野キャンパスを擁し、神奈川県川崎市には生田キャンパスを構えています。偏差値としては、入試方式や学部によって難易度に差があるので、55〜67.5と幅が広くなっています。
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学部数は10学部で学生数は約3万人とMARCHの中でも学生数が多い総合大学となっています。また、キャリアサポートが非常に手厚く、就職力ランキングでは常にトップに位置するので「就職の明治」との異名を持ちます。この記事ではそんな明治大学を目指す人に向けて英語の傾向、対策、勉強法について説明します。

  • 「明治大学でキャンパスライフを送りたい!」
  • 「明治大学の英語を攻略したい!」という人は必見です。

はじめに

明治大学の入試の全体像ついて簡潔に説明します。明治大学の一般入試は全学部統一入学試験(全学部日程)と一般選抜入学試験(個別日程)に分かれています。さらに、個別日程では学部ごとに異なる問題が出題されます。なので、受験する学部や日程によって難易度や問題形式が異なることを頭に入れて置く必要があります。

一例としては、個別日程の政治経済、文、理工学部では試験時間が60分と短いことなどが挙げられます。今回の記事では、文系理系全ての学部で共通の問題が出題される全学部日程の英語に的を絞って説明します。なので「個別日程も受ける!」という人は自分の志望学部の過去問もしっかり確認するようにしましょう。
個別日程と全学部日程とのどちらを受けるとしても勉強法としては大きく変わらないので、この記事を参考にすると良いです。

概要

  • 試験時間:60分
  • 配  点:100点満点(この配点を元に学部ごとに換算)
  • 目標点 :9割(経営、国際日本学部) 8割5分(その他の学部)
  • 問題数 :45題前後
  • 形  式:マーク形式
  • 構  成:大問3題

大問[1]読解(長文総合)
大問[2]読解(長文総合)
大問[3]読解(語句の言い換え、空所補充)

「傾向と対策を知りたい!」と思うその前に、まずは英語の試験の概要を把握しましょう。試験時間は60分、読解問題が3題という形式になっており、分量と時間の面で厳しい試験となっています。

2018年度までは大問2問構成の出題であり、2019年度に大問3題構成と変化しました。この傾向が今後も続くのかどうかに注意が必要です。問題の内容自体はあまり変化していないので、勉強方針は変わりません。なので、問題演習で2018年度以前の過去問を利用しても構いません。

また、目標点としては経営、国際日本学部が9割、その他の学部が8割5分と提示しました。理由としては、全教科合計の合格最低点がそれぞれ8割5分前後、8割前後であることが挙げられます。このように、求められる得点率も非常に高いためハイレベルな学力が必要となる出題と言えます。

各学部の英語概要

それでは明治大学の各学部の英語の概要について紹介していきます。

法学部

・試験時間:70分
・配 点 :150点満点
・目標点 :120点(8割)
・問題数 :23問
・形 式 :マーク式がメイン、一部問題は記述式
・構成  :大問2題 

  出題形式(問題数) 問題数 予想配点 時間
大問1 長文読解
(同意表現(6)、空所補充(2)、内容一致(8)
記述式内容説明(1)、抜き出し問題(1))
(長文の長さ:約3ページ)
12問 80点 40分
大問2 長文読解
(同意表現(3)、言い換え空所補充(2)、内容一致(7))
(長文の長さ:約2ページ)
11問 70点 30分
  23問 150点 70分

 ・明治大の英語で最も難しい
・出題形式・予想配点は長文100%
・長文の量は1000語前後が1題、600語前後が1題
・ややレベルが高い語彙も出題される
・記述式は1、2問で、比較的シンプルな出題
・長文を素早く読むスピードが重要になる
・同意表現問題が多いので、語彙力の強化が必要
・例年大問3題構成だったが、2015、2018、2019年は長文読解問題2題の構成

商学部

試験時間:80分
配 点 :150点満点
目標点 :120点(8割)
問題数 :43問
形 式 :マーク式がメイン、一部問題は記述式
構 成 :大問4題 

  出題形式(問題数) 問題数 予想配点 時間
大問1 語彙・文法
(空所補充(14))
14問 30点 10分
大問2 会話文
(空所補充(4))
4問 20点 20分
大問3 長文読解
(空所補充(4)、同意表現(8)、内容一致(2))
(長文の長さ:約3ページ)
14問 50点 25分
大問4 長文読解
(空所補充(5)、同意表現(3)理由説明(1)、内容一致(2))
(長文の長さ:約3ページ)
11問 50点 25分
  43問 150点 80分

・オーソドックスな大問構成
・出題形式・予想配点は語彙・文法20%、長文66%、会話14%
・長文の量は1000語前後が2題
・記述式は語形変化問題のみの出題
・問題傾向が比較的不安定
・長文の量、問題数ともに多いので、読解と解答の両方にスピードが求められる
・文法、会話、長文に対してのバランスの取れた対策が必要

政治経済学部

試験時間:60分
配 点 :150点満点
目標点 :120点(8割)
問題数 :56問
形 式 :マーク式がメイン、一部問題は記述式
構 成 :大問3題

  出題形式(問題数) 問題数 予想配点 時間
大問1 長文読解
(空所補充(8)、同意表現(3)、記述式内容説明(1)
内容一致(3))
(長文の長さ:約2.5ページ)
15問 60点 25分
大問2 長文読解
(同意表現(6)、空所補充(7)、語句整序(1)、正誤問題(11)、タイトル(1))
(長文の長さ:約2.5ページ)
26問 60点 25分
大問3 会話文
(空所補充(15))
15問 30点 10分
  56問 150点 60分

・多様な形式の小問が出題される
・出題形式・予想配点は長文80%、会話型文法問題20%
・長文の量は700語程度が2題
・記述式は語形変化と内容説明問題の一部での出題
・会話問題は会話型の文法問題としての出題
・長文の量はそれほど多くないが、試験時間に対して問題数が多い
・素早く解答する力が必要

文学部

・試験時間:60分
・配 点 :100点満点
・目標点 :75点(7.5割)
・問題数 :45問
・形 式 :マーク式がメイン、一部問題は記述式
・構 成 :大問5題

  出題形式(問題数) 問題数 予想配点 時間
大問1 語彙・文法(同意文完成(3))
(長文の長さ:約2.5ページ)
3問 6点 5分
大問2 語彙・文法(語形変化(7)) 7問 14点 5分
大問3 英文読解(同意表現(4)、空所補充(3)
内容一致(6)、文挿入(1)、タイトル(1))
(長文の長さ:約3ページ)
15問 40点 20分
大問4 英文読解
(同意表現(8)、空所補充(3)、内容一致(4))
(長文の長さ:約2ページ)
15問 30点 20分
大問5 英文読解
(空所補充(4)、内容一致(1))
(長文の長さ:約2ページ)
5問 10点 10分
  45問 100点 60分

・標準レベルの長文読解中心の構成
・出題形式・予想配点は長文80%、語彙・文法20%
・長文の量は1000語、700語、400語前後が1題づつ
・記述式は大問1、2の単語の書き取り問題での出題
・大問5は年度によって会話文か長文穴埋め問題どちらかの出題
・ 内容は標準的だが試験時間に対する長文の量が多いので要注意
・語彙に着目した対策が必須

経営学部

・試験時間:70分
・配 点 :150点満点
・目標点 :112点(7.5割)
・問題数 :46問
・形 式 :マーク式がメイン、一部問題は記述式
・構 成 :大問4題

  出題形式(問題数) 問題数 予想配点 時間
大問1 英文読解(空所補充(8)、同意表現(2)
穴埋め式英作文(1)、内容一致(5))
(長文の長さ:約4ページ)
16問 60点 30分
大問2 英文読解
(空所補充(4)、指示語説明(1)、内容一致(5))
(長文の長さ:約3.5ページ)
10問 50点 25分
大問3 語彙・文法(空所補充(15)) 15問 30点 5分
大問4 会話文(文挿入(5)) 5問 10点 10分
  46問 150点 70分

・標準レベルの長文読解問題が中心
・出題形式・予想配点は長文約70%、語彙・文法20%、会話約10%
・長文の量は1000語前後が1題、800語前後が1題、会話文は200語程度
・記述式は長文問題の中の穴埋め式英作文においてのみ出題
・他学部と比べると時間的余裕がある
・文法問題と会話文問題は比較的易しい

情報コミュニケーション学部

・試験時間:60分
・配 点 :100点満点
・目標点 :75点(7.5割)
・問題数 :27問
・形 式 :メインはマーク式、一部問題は記述式
・構 成 :大問3題 

  出題形式(問題数) 問題数 予想配点 時間
大問1 英文読解
(空所補充(11)、内容一致(3))
(長文の長さ:約2.5ページ)
14問 40点 25分
大問2 英文読解(内容一致(8))
(長文の長さ:約2ページ)
8問 40点 25分
大問3 会話文(文挿入(5))
(長文の長さ:約2ページ)
5問 20点 10分
  27問 100点 60分

 ・標準レベルの読解問題による構成
・出題形式・予想配点は長文80%、会話20%
・長文の量は700前後が2題、会話文は400語程度
・記述式は語形変化が問われる穴埋め問題のみでの出題
・大問2の内容一致問題はリード文と選択肢の両方が英文
・会話文問題を素早く終え、他の2題に時間を割くことが大切

国際日本学部

・試験時間:80分
・配 点 :200点満点
・目標点 :170点(8.5割)
・問題数 :59問
・形 式 :メインはマーク式、一部問題は記述式
・構 成 :大問5題 

  出題形式(問題数) 問題数 予想配点 時間
大問1 英文読解(同意表現(4)、空欄補充(3)
文挿入(1)、穴埋め式英作文(5)、内容一致(4))
(長文の長さ:約4ページ)
17問 60点 30分
大問2 英文読解(同意表現(7)、空所補充(1)
文挿入(1)、内容一致(3))
(長文の長さ:約3ページ)
12問 60点 25分
大問3 語彙・文法
(空所補充(10))
10問 20点 5分
大問4 語彙・文法
(対話文空所補充(10))
10問 20点 5分
大問5 会話文(文挿入(10))
(長文の長さ:約3.5ページ)
10問 40点 15分
  59問 200点 80分

・英語の配点が全体の50%を占める
・とにかく量が多く、高い処理能力が求められる構成
・出題形式・予想配点は長文60%、会話20%、語彙・文法20%
・長文の量は1000語前後が1題、700語前後が1題、会話文は700語程度
・記述式は長文問題の中の空所補充型英作文問題においてのみ出題
・会話文問題の分量が比較的多いので時間配分に注意
・膨大な量の問題と80分という試験時間に慣れる必要がある

理工学部

・試験時間:60分
・配 点 :120点満点
・目標点 :96点(8割)
・問題数 :28問
・形 式 :記述式とマーク式の併用型
・構 成 :大問1題

  出題形式(問題数) 問題数 予想配点 時間
大問1 英文読解
(記述式英文和訳(2)、記述式内容説明(5)、記述式同意表現(1)
英作文(1)、空欄補充(10)、同意表現(4)、語句整序(1)、内容一致(4))
(長文の長さ:約4ページ)
28問 120点 60分
  28問 120点 60分

・大問1つ、記述式の設問が三分の一を占める特殊な形式
・問われている内容は基本レベル
・出題形式・予想配点は長文100%
・長文の量は1000語超
・記述式は前半部分にまとまっての出題
・長文の分量が多く、記述式の問題も出題されるので時間的余裕はあまりない
・記述式対策は必須
・超長文を読み切る集中力を養う勉強を心がける

農学部 

・試験時間:60分
・配 点 :120点満点
・目標点 :90点(7.5割)
・問題数 :32問
・形 式 :メインはマーク式、一部問題は記述式
・構 成 :大問3題 

  出題形式(問題数) 問題数 予想配点 時間
大問1 長文読解
(発音(3)、同意表現(6)、空所補充(2)、語句整序(1)、内容一致(2))
(長文の長さ:約1.5ページ)
14問 54点 30分
大問2 会話文(内容一致(12))
(長文の長さ:約1ページ)
12問 48点 25分
大問3 語彙・文法
(共通空所補充(6))
6問 18点 5分
  32問 120点 60分

・オーソドックスな構成だが、設問形式が特徴的なものが多い
・出題形式・予想配点は長文45%、会話文40%、語彙・文法15%
・長文の量は400語前後、会話文は300語程度
・記述式は抜き出し問題のみ
・大問1では発音問題も出題される
・大問2はリード文、選択肢ともに英文なので注意
・文章量はそれほど多くないためじっくり考える力が大切

総合数理学部

・試験時間:70分
・配 点 :120点満点
・目標点 :84点(7割)
・問題数 :44問
・形 式 :マーク式がメイン、一部問題は記述式
・構 成 :大問4題

  出題形式(問題数) 問題数 予想配点 時間
大問1 英文読解
(空所補充(3)、同意表現(1)、内容一致(4)文挿入(1)、語句整序(1))
(長文の長さ:約2.5ページ)
10問 40点 30分
大問2 英文読解
(空所補充(5)、同意表現(1)、内容一致(4)、穴埋め式英作文(3))
(長文の長さ:約2ページ)
13問 38点 25分
大問3 語彙・文法(空所補充(9)) 9問 18点 5分
大問4 会話文(内容一致(4)、空所補充(8))
(長文の長さ:約2ページ)
12問 24点 10分
  44問 120点 70分

・構成、設問形式、レベルの全てが標準的なバランスの取れた試験
・出題形式・予想配点は長文65%、語彙・文法15%、会話20%
・長文の量は800語前後が1題、500語前後が1題、会話文は400語程度
・記述式は空所補充の英文完成問題において出題
・他学部と比べると時間的余裕がある
・大問4はリード文と選択肢ともに英文なので注意

全学部統一入試

・試験時間:60分
・配 点 :100点満点(この配点をもとに学部ごとに換算)
・目標点 :9割(経営、国際日本学部) 8割5分(その他の学部)
・問題数 :44問
・形 式 :全問マーク式
・構 成 :大問3題

  出題形式(問題数) 問題数 予想配点 時間
大問1 英文読解
(空所補充(6)、同意表現(6)、語句整序(3)、文挿入(1)、内容一致(2))
(長文の長さ:約2.5ページ)
18問 44点 25分
大問2 英文読解
(同意表現(11)、語句整序(1)、内容一致(2))
(長文の長さ:約3ページ)
14問 32点 20分
大問3 会話文
(同意表現(4)、空所補充(8))
(長文の長さ:約3.5ページ)
12問 24点 15分
  44問 100点 60分

・英文読解問題に重点を置いた構成
・出題形式・配点は長文76%、会話24%
・長文の量は、900語前後が2題、会話文は600語程度
・記述式の出題はない
・試験時間に対して分量が多い
・2018年までは大問2題構成だったが、2019年に大問3題構成に変化

傾向と対策 

お待たせしました。では今から明治大学の英語の大問ごとの傾向について解説します。

大問[1][2]について

大問1、大問2は長文総合問題となっています。
それぞれ語数は、800〜900語程度であり、分量が多いのでスピーディーに解答する必要があります。空所補充、語句の言い換え、語句整序、文挿入、内容説明問題が出題されており、英語の総合力が問われる出題となっています。

各問題形式ごとに見ていきます。
空所補充問題は、語句だけでなく文法の知識を用いて解答する問題も出題されています。また、文挿入問題、内容説明問題では本文全体の流れを見る力が問われています。特に注目すべきなのが、語句の言い換え問題と整序問題です。

まず、語句の言い換え問題では、「比喩的なものも含む」と問題文に記載されていて、単なる語彙力だけではなく文脈を読む力が試される点が特徴です。
また、独立した大問で文法問題が問われるのではなく、長文問題中の語句整序などを通して文法知識が必要になることも傾向として挙げられます。

大問[3]について

大問3は、資料を読んだうえでの会話文読み取りという少し特殊な形式となっています。分量は資料部分と会話部分を合わせて800語程度です。設問形式としては、語句の言い換え問題と空所補充問題から構成されています。
会話文といっても、会話表現が直接問われることはあまりなく、文脈を捉えたうえで設問に当たることが大事になってきます。

勉強法

では、ここまでの分析を踏まえたうえで、試験全体に向けた勉強法と、狙いを絞った勉強法に分けて詳しく説明していきます。

全体への勉強法

明治大学の英語は3題ともに長文問題から構成されており、英語の長文をきちんと読む力が何よりも大切です。英語長文を読むためには「語彙」「文法」「英文解釈」の3要素が必ず必要です。

語彙

英語を読むうえでもっとも基礎的で重要な力として、語彙力が挙げられます。言葉1つ1つがわからないと、文を読むことはできません。「確かに!じゃあ英単語を頑張る!」と思った人。何か忘れていませんか?それは英熟語です。

英単語を頑張る人は多いのですが、英熟語にもしっかり手がとどく人はそれほど多くありません。明治大学の英語では、空所補充や言い換え問題で英熟語の知識が問われることがあるので、英熟語までやりきることで周りと一歩差をつけることができます。「英単語と英熟語のオススメの参考書はないの?」という人に紹介するのは「システム英単語」と「速読英熟語」です。
「システム英単語」の使い方!
<特徴>
この単語帳の一番の特徴は、やはり使い勝手の良さです。基礎から応用レベルまで段階ごとに分けて単語が幅広く収録されていて、多義語の章も充実しているので幅広いレベルの単語が出題される明治大学の英語に対しても、この1冊をやりきれば大丈夫だと自信を持って言える参考書です。

<使用方法>
ある期間の中で同じ範囲を繰り返し学習するようにしましょう。1週間で100語学習すると決めたら、その100語が完璧になるまで何度も何度も繰り返すことが大切です。見るだけではなく、手を動かしたり声に出したりすることで五感を通して単語を覚えていきましょう。

<使用時期>
受験勉強開始後〜入試本番まで
受験勉強を始めるとともに英単語の勉強をスタートさせましょう。2〜3ヶ月を目安に一通りの学習を終え、その後は復習に励む、というスケジュールが理想的です。
遅くとも9月までには完成させるようにしましょう。


「速読英熟語」の使い方!
<特徴>
英熟語を勉強するならコレ!という鉄板の熟語帳です。長文の中に覚えるべき英熟語が組み込まれているので、速読の練習も兼ねて英熟語を学習することができます。

<使用方法>
一通り英熟語の意味を確認した後は、長文の音読を繰り返しましょう。覚えきれない熟語には印をつけて、後から何度もやり直すと効率良く学習できます。

<使用時期>
5月〜入試本番まで
英単語の学習が一通り終わった5月ごろから始めるのがおすすめです。まずは一周を2〜3ヶ月の期間でやりきり、その後は自分の苦手な熟語に絞って学習して9月を目処に完成させましょう。10月以降は速読の練習としての用途に絞ってどんどん音読していきましょう。

文法

英語長文を読むうえで避けては通れないのが、英文法です。英文法の知識がない、あるいはあやふやな状態では正確で素早い読解には繋がりません。また、文法力は英文解釈の勉強をする際の前提ともなる力です。なので、英文法の勉強はしっかりと段階を踏んで行う必要があります。

具体的には、「理解中心型のインプット」→「知識確認型アウトプット」という流れです。
このインプットとアウトプットのために最適な参考書は「安河内の新英語をはじめからていねいに1入門編」と「ヴィンテージ(Vintage)」です。


安河内の新英語をはじめからていねいに」の使い方!
<特徴>
この参考書の特徴は、基礎の基礎から始まるにも関わらず、本質的な理解まで導いてくれるので、学習後の到達点が高い点に集約されます。この1冊を完璧に理解することができれば、あとはアウトプットをやりきるのみです。明治大学の英語では、文法問題として直接文法が問われることは少ない分長文の中に出てくる文法事項をどれだけスムーズに理解して読み進めることができるかが大事になるので、この参考書を使って勉強していきましょう。

<使用方法>
「理解しながら」読み進め、演習問題があれば解くという使い方がおすすめです。中学英語レベルから説明してくれているので理解につまずくことは少ないかもしれませんが、その分「読み流す」ことにならないように心がけて「丁寧に」読んでいきましょう。

<使用時期>
受験勉強開始後〜4月まで
文法は、英単語とともに英語の基礎力を形成する土台となります。この土台が安定している人ほど英語の力が伸びていくので、ここでの学習が大切になります。


Next Stage ネクステージの使い方!
<特徴>
文法・語法だけでなく、語彙やイディオムについても充実した問題集となっているので、明治大学の空所補充問題に対応するためにも効果的な参考書です。また、解説が一問一問丁寧に書かれているので、「なぜこの選択肢が間違いなのか」というところまでこだわって学習することができます。

<使用方法>
まずは1周目、問題を解いて解説を読むということを進めていきましょう。その際、間違えた問題、選択肢に自信がなかった問題に印をつけておくことがおすすめです。2周目以降は自分の間違えた問題に絞って勉強していくととても効率的です。
最後にはわからない問題が1つもないような状態になることが学習目標です。答えの暗記ではなく文法事項の理解、ということを意識して学習しましょう。

<使用時期>
5月〜入試本番まで
英単語、英文法のインプットが一通り完成した5月ごろから始めましょう。インプットの後に問題演習を行う、という順番を守ることが特に重要です。5月から9月頃を目安に一通りの学習を終わらせて、10月から入試本番までの間に繰り返し復習を行うと良いです。

英文解釈

語彙と文法を身につけても、まだ英語長文を読むには十分ではありません。解釈を自分のものにすることで、この語彙はどの役割で使われているか、どの構文に当てはまるかということが文法的な観点から理解できるようになります。さらに、根拠を持って読解を進めていくことができるようになるので、明治大学の英語のように素早く確実に読解をしなければならない試験では大きな威力を発揮します。
「英文解釈ってめっちゃ良さそう!頑張りたい!」というあなたに最適な参考書があります。それは「基礎英文解釈の技術100」です。


「基礎英文解釈の技術100」の使い方!
<特徴>
この参考書のメリットは、100個の英文解釈のテーマを通して、英文解釈を行うために必要な考え方をしっかりと身に付けることができる点です。

<使用方法>
自分の力で例題の和訳を行い、解説を理解し、演習問題で確認するというステップで学習していきましょう。さらに、この参考書の考え方をまねて自分のものにできるようにしましょう。

<使用時期>
5月〜入試本番まで
英単語と英文法の学習が終わった後に、5月から8月までを1つの区切りとして学習していきましょう。9月以降は、長文読解で構造がわからない分に出会った際に振り返る、という使い方をしていくのがおすすめです。(この参考書が難しいと感じた人は、「基本はここだ!」から始めてもかまいません)

設問への勉強法

ここでは、明治大学の英語に特徴的な傾向や設問を取り上げ、その設問に対する個別具体的な勉強法を紹介します。

スピード対策

明治大学の英語の一番の特徴はやはり試験時間に対する設問数の多さです。そこで、英文読解問題をスピード感を持って解くための勉強法を紹介します。ここでオススメの参考書は「関正生の英語長文ポラリス2応用レベル」です。


「関正生の英語長文ポラリス」の使い方!
<特徴>
MARCHレベルを想定して作られた問題集なので、明治大学の過去問に入る前の演出材料としておすすめです。また、解説にSVOCが振られており、音読用の音声と白文も付いているので音読を通した速読の練習にはもってこいの参考書です。

<使用方法>
まずは普段通りに演習を行いましょう。この参考書が真価を発揮するのはその後、音読をする段階に入ってからです。英文の音声に続いて音読をしながら、日本語の意味を取るように練習していきましょう。この練習を繰り返すことで、英語を英語の語順のまま理解することが可能になり、英文を読むスピードが格段に早くなります。

<使用時期>
10月〜11月
英文解釈の勉強が一通り終わった後から過去問に入るまでの間で学習していきましょう。ここでの演習と音読によって速読力を身につけることができれば、過去問演習にスムーズに入っていくことができます。

整序問題対策

英語長文読解の中に整序問題が配置されているのも明治大学の大きな特徴です。整序問題では、文法、語法の知識を生かし、パズルを解くように問題を考える思考法を身につける必要があります。そんな整序問題で確実に点を取り、高得点を狙うためのオススメ参考書が「英語整序問題600」です。


「英語整序問題精選600」
<特徴>
この参考書は、単元、レベルごとに分けられた整序問題専用の問題集です。問題を解く際に注目すべき着眼点を理解することができるので、明治大学の整序問題に対応するために効果的な問題集となっています。

<使用方法>
問題を解く→解説を読む→間違えた部分に印をつける→繰り返す、という流れで進めていく点は通常の文法問題集と同じです。これに加えて実践してほしいのが、間違えた問題に関わる文法事項をインプット、アウトプット用の参考書戻って確認することです。整序問題は必ず文法事項との関わりを持っています。
なので、このように丁寧に学習を行うことで整序問題への対応力を挙げるだけでなく、読解などの他の分野で役立つ文法力を高めることができるのです。

<使用時期>
9月〜10月
600題と整序問題だけにしては問題数が多いですが、自分の苦手な分野に絞って進めていくのも良いです。全部やり切る場合、目安のペースは1日30題。この参考書をやりきった人に整序問題の死角はないでしょう。


「明治大学の赤本」
<特徴>
最近3カ年の明治大学の入試で出題された問題が収録されています。

<使用時期>
12月以降に使用しましょう!
ただ、実際には赤本をどの時期にどれぐらいやるべきかは受験生の現在の実力等によって異なります。自分は「いつから・何年分すべきか?」を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
過去問・赤本に関する合格者の使い方・何年分すべきか?

まとめ

ここまで紹介してきた勉強法を一年間のスケジュール表にまとめると以上のようになります。
まずは英単語、文法、英文解釈の力をじっくりとつけて、その後に設問や傾向別の対策を行なっていきましょう。ここで示した参考書やスケジュールはあくまで一例なので、自分にあった勉強法を探していきましょう。

明治大学の英語はハイレベルな問題となっているので、なかなか結果が現れずに苦しい思いをすることもあると思います。しかし、最後までやりきった人にしか合格の喜びは訪れない、ということを常に胸に抱いてください。今自分が苦しんでいるのは、それだけ自分が合格に近づいているから。そう思えたら、苦しみも喜びに変えていけるのではないかと思います。

明治大学の英語の過去問分析動画はコチラ!

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