【英語編】青山学院大学の入試対策・オススメ参考書
更新日: (公開日: ) AOYAMA-GAKUIN
「青山学院大学に合格したい!」「憧れのキャンパスで大学生活を送りたい!」そんな人のために、本記事では青山学院大学の全学部日程の英語の傾向と対策、勉強法について説明します。
青山学院大学は首都圏の難関大学群「 MARCH」の「A」の部分を担っている大学です。
東京都渋谷区に主に文系学部から成る青山キャンパスを、神奈川県に主に理系から成る相模原キャンパスを構えています。学部数は11で、学生数は約18000人(2019年5月1日時点)となっています。
偏差値としては55〜67.5と、学部、入試方式によって非常に幅が広く、就職率については95.6%(2018年度)となっています。
青山学院大学の偏差値・合格最低点ランキング!
MARCHの偏差値・学部別ランキング!
はじめに
実は、青山学院大学の英語と言っても、入試方式によって難易度や出題形式が変わってきます。
具体的には、全学部日程では文系・理系を問わず全学部同じ問題が出題されますが、学部個別日程では、法学部で自由英作文が出題されるなど、学部ごとに難易度や形式に大きな違いがあります。なので、青山学院大学の英語の対策では、各入試方式、各学部での違いを頭に入れて、それぞれ異なった勉強をしていく必要があります。
①文系は英語の配点が高い学部学科が多い!
②3科目合計の合格最低点が文系7.5〜8割、理系7〜7.5割であること
③文系・理系の選択科目が、合格者平均点でさえそれぞれ6割前後となっていて、英語で十分に得点する必要がある!
「英語の青山」と呼ばれるだけあって、難易度・分量共にハイレベルとなっていますが、目標点を取れるように勉強していきましょう。
各学部の英語概要
それでは今から11学部の入試方式+全学部統一入試方式に対してそれぞれ概要を説明していきます。
法学部
・試験時間:A日程90分/B日程80分
・配点 :150点満点
・目標点 :105点(7割)
・問題数 :47問
・形式 :記述式(英文和訳、自由英作文の2問)、マーク式
・構成 :大問5題
出題形式 | 問題数 | 時間 | |
大問1 | 内容一致(記述式(1)) | 11問 | 30分 |
大問2 | 単語の意味理解 | 10問 | 10分 |
大問3 | 単語に関しての空欄補充 | 15問 | 15分 |
大問4 | 語彙・文法の空欄補充 | 10問 | 10分 |
大問5 | 自由英作文(50語/記述式) | 1問 | 25分 |
計 | 47問 | 90分 |
・青学英語の中で最も難しいレベル!
・語彙・文法・同義語など知識重視!
・記述式が2問出題されている。
・大問1の長文問題は1000語程度で長い
・長文問題のトピックは専門性が高い。
・90分で大問5題のため時間配分が非常に重要!
・自由英作文の課題は抽象的なものについて述べるものが多い。
経済学部
・試験時間:90分
・配点 :150点満点
・目標点 :105点(7割)
・問題数 :46問
・形式 :マーク式、記述式
・構成 :大問5題
出題形式 | 問題数 | 時間 | |
大問1 | 長文読解 (和訳・語彙・内容一致) |
15問 | 30分 |
大問2 | 同綴異義語 | 4問 | 5分 |
大問3 | 語彙 | 10問 | 10分 |
大問4 | 長文読解 (和訳・語彙・内容理解) |
16問 | 30分 |
大問5 | 和文英訳 | 1問 | 15分 |
計 | 46問 | 90分 |
・長文問題の語彙レベルが高い。
・長文問題のテーマは多岐にわたるため幅広い背景知識が必要。
・適切な表現を用いて日本語から英語に変換する能力が問われる。
・全ての選択肢を確認する必要のある内容真偽の問題が出題されるため時間配分に注意する必要がある。
・語彙に関する問題が多いため、英単語を学習する際は単語の意味だけでなくコロケーションで覚えることで正解の確率が高くなる。
経営学部
・試験時間:90分
・配点 :150点満点
・目標点 :105点(7割)
・問題数 :62問
・形式 :記述式
・構成 :大問7題
出題形式 | 問題数 | 時間 | |
大問1 | 長文読解 (和訳・文法・内容理解) |
11問 | 25分 |
大問2 | 英作文(字数制限なし) | 1問 | 10分 |
大問3 | 長文読解(内容理解) | 10問 | 20分 |
大問4 | 語彙(空欄補充) | 10問 | 7分 |
大問5 | 語彙・文法(長文内) | 10問 | 8分 |
大問6 | 会話(空欄補充) | 10問 | 5分 |
大問7 | 長文読解(語彙・表現) | 10問 | 15分 |
計 | 62問 | 90分 |
・青他学部よりも全体的に易しめの出題!
・長文読解問題の文章量が多い
・問題形式が多種多様なため総合力が求められる。
文学部
・試験時間:100分
・配点 :100~200点満点(学科などによる)
・目標点 :7.5割
・問題数 :28問
・形式 :マーク式、和訳と英作のみ記述
・構成 :大問5題
出題形式 | 問題数 | 時間 | |
大問1 | 長文読解(内容理解) | 10問 | 35分 |
大問2 | 英文和訳 (20~30words程度/字数制限なし) |
2問 | 15分 |
大問3 | 和文英訳・文法(整序) | 6問 | 10分 |
大問4 | 自由英作文(50words程度) | 1問 | 20分 |
大問5or6 | リスニング | 10問 | 20分 |
計 | 28問 | 100分 |
・青学の中では難易度が高い
・自由英作文の課題となる文構造が複雑である。
・長文読解は文章量が非常に多い。
・リスニングの出題がある 。
国際政治経済学部
・試験時間:90分
・配点 :150点満点
・目標点 :115点(7.5割)
・問題数 :36問
・形式 :記述式
・構成 :大問6題
出題形式 | 問題数 | 時間 | |
大問1 | 要約(英文を日本語で/100~120字) | 1問 | 15分 |
大問2 | 自由英作文(60words) | 1問 | 15分 |
大問3 | 内容理解(パラグラフごとの出題) | 6問 | 15分 |
大問4 | 長文読解(内容真偽) | 10問 | 15分 |
大問5 | 長文読解(内容理解) | 8問 | 20分 |
大問6 | 語彙・文法(空欄補充) | 10問 | 10分 |
計 | 36問 | 90分 |
・生活の話題から国際的なものに至るまで長文のテーマが多岐にわたる。
・出題形式がさまざまのため総合的な英語力が必要とされる。
・文章量が多いため速読の技術を身につけておいたほうが良い。
・自由英作文において要求されている文字数が少ないため文章構成に注意する。
教育人間科学部
・試験時間:90分
・配点 :200点満点
・目標点 :140点(7割)
・問題数 :41問
・形式 :マーク式・記述式
・構成 :大問5題
出題形式 | 問題数 | 時間 | |
大問1 | 長文読解(内容理解) | 10問 | 30分 |
大問2 | 語彙・文法(長文内での空欄補充) | 10問 | 20分 |
大問3 | 長文読解(語彙・文法) | 5問 | 15分 |
大問4 | 和文英訳(1~2文程度) | 3問 | 15分 |
大問5 | 英文法・会話(空欄補充) | 13問 | 20分 |
計 | 41問 | 100分 |
・文法・構文に関する問題が多く出題される。レベルは標準である。
・マーク式で解答する問題の割合が高い。
・文章量は多いが、語彙のレベルは標準的である。
・第1問で出題される英文が非常に長いため時間配分に注意する。
社会情報学部
・試験時間:90分
・配点 :150点満点
・目標点 :105点(7割)
・問題数 :50問
・形式 :全てマーク式
・構成 :大問5題
出題形式 | 問題数 | 時間 | |
大問1 | 語彙(同義語選択) | 10問 | 20分 |
大問2 | 文法(空欄補充) | 10問 | 20分 |
大問3 | 文法・語法(正誤判断) | 10問 | 20分 |
大問4 | 長文読解(3題) | 15問 | 30分 |
大問5 | 会話(空欄補充) | 5問 | 10分 |
計 | 50問 | 90分 |
・文法・語法の正誤判断問題のレベルが高い。
・語彙問題は同義語を選ぶ形式の問題。レベルは標準的。
・記述式で解答する問題はない。
・長文読解では設問もすべて英語で出題される。
コミュニティ人間科学部
・試験時間:90分
・配点 :150~200点満点(入試形式による)
・目標点 :7割
・問題数 :75問
・形式 :全てマーク式
・構成 :大問6題
出題形式 | 問題数 | 時間 | |
大問1 | 長文読解(内容理解) | 12問 | 25分 |
大問2 | 長文読解(設問3題) | 10問 | 20分 |
大問3 | 文法・語法(正誤判断) | 17問 | 15分 |
大問4 | 文法・語法(会話形式) | 8問 | 10分 |
大問5 | 語彙(同義語選択) | 8問 | 10分 |
大問6 | 文法(整序) | 20問(空欄数) | 10分 |
計 | 75問(空欄数) | 90分 |
・文法に関する整序問題が出題される。
・長文読解問題にかかる問題の数が多い。
・記述式で解答する問題はなく、マーク式のみの解答形式となっている。
総合文化政策学部・地球社会共生学部
・試験時間:90分
・配点 :150点満点
・目標点 :8割
・問題数 :45問
・形式 :全てマーク式
・構成 :大問5題
出題形式 | 問題数 | 時間 | |
大問1 | 長文読解(内容理解) | 10問 | 20分 |
大問2 | 長文読解(同義語選択) | 10問 | 20分 |
大問3 | 長文読解(会話空欄補充) | 5問 | 20分 |
大問4 | 会話(空欄補充) | 10問 | 10分 |
大問5 | 文法・語法(空欄補充) | 10問 | 10分 |
計 | 45問 | 80分 |
・総合文化政策学部と地球社会共生学部で同じ入試形式の場合、同じ問題が出題される。
・他の学部に比べて制限時間が短い。
・記述式で解答する問題はなく、全てマーク式。
・読解問題で出題される英文は長いため、段落ごとに理解する必要がある。
理工学部
・試験時間:80分
・配点 :100~150点(入試形式・学科による)
・目標点 :7割
・問題数 :61問
・形式 :マーク式・和訳問題は記述式
・構成 :大問5題
出題形式 | 問題数 | 時間 | |
大問1 | 長文読解(和訳2問・内容理解15問) | 17問 | 25分 |
大問2 | 語彙 | 10問 | 15分 |
大問3 | 文法・語法 | 20問 | 20分 |
大問4 | 会話文(語彙・内容理解) | 10問 | 10分 |
大問5 | 英文整序 | 4問 | 10分 |
計 | 61問 | 80分 |
・長文読解問題で出題される英文は1200語程度で構成されるため時間配分に注意。
・他の学部に比べて制限時間が短い。
・マーク式メインで、和訳問題のみ記述式!
・出題形式が多様であるため、総合的な英語力が求められる。
全学部統一方式
・試験時間:80分
・配点 :150点満点
・目標点 :120点(8割)
・問題数 :40問
・形式 :全問マーク式
・構成 :大問4題
出題形式 | 問題数 | 時間 | |
大問1 | 長文読解(内容理解) | 10問 | 30分 |
大問2 | 語彙・文法(空欄補充) | 10問 | 15分 |
大問3 | 文法・語法(整序) | 10問 | 20分 |
大問4 | 文法・語法・会話問題 | 10問 | 15分 |
計 | 40問 | 80分 |
・全問マーク式で比較的解きやすくなっている。
・文法事項を問う問題の出題割合が他学部の入試問題と比べて高くなっている。
・2013年から大問4題構成となったが、総問題数は40問から変更はなく近年は問題構成と問題量はともに安定している。
傾向と対策
それでは、青山学院大学の全学部日程の英語について、大問ごとに傾向と対策を詳しく説明していきます。
傾向と対策を考える際に、「出題者はどのような意図で問題を作成しているのか」すなわち、「受験生のどのような力を試したいと考えているのか」という点に注目して見ていきます。
長文読解
大問1では英文読解問題が出題されます。分量としては1000語を超える長文も出題されており、様々なテーマから問題文が出題されています。本文の内容についての説明を選ぶ内容説明問題について細分化すると
- 指示語の内容
- 筆者の主張
- 因果関係
- 語句
について説明させる問題が出題されています。
これらについては、本文の読解を的確に行い、内容を正確に理解することが大切です。また、本文のタイトルとして適切なものを選ばせる問題が出題されることがあります。
この問題に対しては、本文全体を俯瞰して、冷静に論理の流れを見極める力が必要になります。長文読解を通して受験生が試されている力は、まとまった量の長文を素早く処理し、解答の根拠となる箇所を的確に探し当てる力です。
文法・語法問題
文法問題では語句整序問題や空所補充問題が出題されます。難易度としては標準レベルであり、確実に点数を稼ぎたいポイントになります。英作文力の基礎となる文法事項がきちんと習得できているかを試す出題となっています。
空所補充問題ではこれまでの大問でも形を変え問われてきた文法の知識が、典型的な形式で問われておりレベルも標準的なので、落とすことはできない大問となっています。
会話問題
会話問題では二人の会話文が示され、その会話文に関する内容説明を4択の中から選ぶと言う形式になっています。一つの会話文に対して2問程度の小問が出題され、大問5の中で2〜3個の会話文が扱われています。
特徴的なのは、本文中に答えが直接書いていない小問が出題されることがある点です。
この場合は、登場人物の会話や状況から十分な根拠を持って推測することが必要になるので、他の問題よりも推察力が問われる大問となっています。
ここまで青山学院大学の全学部日程の英語について、傾向と対策を、出題者の意図に着目して確認してきました。では、いよいよ皆さんお待ちかねの勉強法について説明していきます。
青山学院大学に合格するためには、「土台づくり」→「大問別の対策」という流れで勉強を進めていく必要があります。「土台づくりって何?」「最初から大問別の対策をしちゃダメなの?」こういった疑問に答えるため、一つ一つ丁寧に説明していきます。
オススメ参考書・勉強法
まず、「土台づくりとは何なのか」ということについて説明します。英語の文章を読むにあたって、欠かす事ができない「語彙」「文法」「英文解釈」この3つの要素を身につける事が「土台づくり」です。
語彙がわからなければ、英文はアルファベットの羅列になってしまいます。文法がわからなければ、英文は英単語の羅列になってしまいます。「じゃあ語彙と文法が土台なのか。この2つを頑張ろう!」と思う人、ちょっと待ってください。
文法の知識を覚えるだけでは英文を読むときに活かす事ができません。文法の知識を使って英文を紐解いていく方法、それが「英文解釈」です。
なので、どんな形式の問題であれ、「語彙」「文法」「英文解釈」と言う基礎を用いて、あるいは思考の背景として解いていくことになります。
ではそれぞれどのように勉強すれば良いのでしょうか。
英単語・熟語帳
語彙とは、主に「英単語」と「英熟語」という2つの要素から成ります。語彙力をつけるためにオススメの参考書は「システム英単語」と「速読英熟語」です。
「システム英単語」の使い方!
<特徴>
2、3語から成るミニマルフレーズを用いて、実際の英文の中で出る形で単語を覚える事ができる点が一番の特徴です。この参考書を一冊覚えきる事で青山学院大学の全学部日程の英語に対応できるので、レベルの面でも最適な単語帳となっています。
<使用方法>
一度にたくさんの単語に触れるようにしましょう。一日10語ずつ進むよりも、一週間に100語ずつを繰り返す方が単語に触れる回数が多く成るので効率的に暗記する事ができます。見る、声に出す、書く、聞く、など様々なアプローチで取り組むことがオススメです。
<使用時期>
受験勉強開始〜入試本番まで
何度も繰り返していきましょう。ペースとしては一週間に200語というのが1つの目安になります。
自分の状況に合わせて、夏休みが終わるまでに仕上げていることが理想的です。
「速読英熟語」の使い方!
<特徴>
熟語の暗記と多読を同時に行える優れた熟語帳。それが速読英熟語です。文章の中で生きた形で存在する英熟語を学べるので、混同しやすい英熟語も無理なく暗記していく事ができます。
<使用方法>
大まかにいうと①見出し語と訳語に目を通す。②長文を繰り返し読む。という方法で進めていきましょう。この方法で英熟語を学ぶ事で、暗記×速読というこの参考書のメリットを一番活かす事ができます。
<使用時期>
春頃〜秋頃
長文を繰り返し読む。という勉強法になるので、単語と文法を学びはじめ、ある程度長文が読めるようになってからスタートするようにしましょう。演習の際に熟語の知識を用いることが理想なので、秋頃までに熟語を押さえることが理想です。
英文法
文法の知識は、英文の構造を分析する上で欠かせません。また、文法問題として単独で出題されることもあり、まさに英語の土台というべきものです。文法を学ぶためのオススメ参考書は「Next Stage」です。
「Next Stage」の使い方!
<特徴>
典型的な文法問題とその解説がコンパクトにまとまっており、この一冊をやりきることで入試に必要な文法知識を網羅する事ができます。
<使用方法>
問題を解く→解説を読む→間違えた問題を繰り返すという流れで進めていきましょう。
「なぜその選択肢が答えなのか」「この問題から学べる文法事項は何か」ということを常に考え、単なる暗記にならないようにしましょう。
<使用時期>
受験勉強開始後〜入試本番まで
受験勉強開始後から夏休みが終わるまでは、文法事項のインプットとして何度も繰り返していきましょう。夏休み後〜入試本番までは、文法問題でつまずいた時に戻ったり、模試の前などに振り返ったり、復習用として使うと良いです。
1週目にかける期間としては、2〜3ヶ月が目安となります。
語句整序問題も、解き方を知れば何も怖くありません。文法、語法の知識を組み合わせて解く、その考え方を身につけましょう。
オススメの参考書は、「英語整序問題600」です。
「英語整序問題精選600」
<特徴>
整序問題だけに絞った問題集で、効率よく勉強することができます。また、単元・レベルごとに分けられているので、「どの観点に注目して解くべきか」ということを学べる。
<使用方法>
まずは易しいレベルから、徐々にレベルを上げていきましょう。自分の苦手な単元に絞って勉強しても構いません。
<使用時期>
文法の復習にもなるので、文法を一通り学習し終えた夏休み以降に始めましょう。
1〜2ヶ月程度でサクッと終わらせるようにしましょう。
「Next Stageを完成させたから文法はもう大丈夫!」と安心してしまう人がいます。実は、Next Stageでは単元ごとに問題が並んでいるため、ランダムに出題される入試本番には、Next Stageだけでは対応できないのです。こんなときこそ、「英文法ファイナル問題集」の出番です。
「英文法ファイナル問題集標準編」の使い方!
<特徴>
文法問題がランダムに並んでいるため、入試前の最後のチェックとして最適な参考書です。自分の知識に抜けがないか確認することができ、効率よく復習を行うことができます。
<使用方法>
- 問題を解く。
- 解説を読む。
- 間違えた場合、Next Stageで復習する。
<使用時期>
11月〜12月
年末の1ヶ月で一気に終わらせるようにしましょう。最後の文法チェックを年末までに済ませて、年明けからは過去問だけに専念するという流れがオススメです。
英文解釈
英文の構造を文法の知識を用いながら明らかにしていく、そんな大切な作業が英文解釈です。英文解釈の方法を身につけることで、長文が読めるようになることはもちろん、長文読解にかかるスピードも格段に上がります。
英文解釈を学ぶなら、「基礎英文解釈の技術100」がオススメです。
「基礎英文解釈の技術100」の使い方!
<特徴>
英文の構造を分析するための知識がすべて詰まっている点が、この参考書の特徴です。
SVOCもきちんと示されており、徐々にレベルアップしていくという構成なので無理なく入試本番レベルまで英文解釈力を上げる事ができます。
<使用方法>
- 例題を解く。
- 解説を見る。
- 演習問題を解く。
というステップを踏んでいきましょう。英文解釈に関わる文法などの知識を身につけることも大事ですが「なぜそのように解釈するのか」という考え方の面に注目して勉強しましょう。
<使用時期>
5月頃〜夏休みが終わるまで
語彙と文法がある程度固まってからはじめましょう。1周目にかかる期間は2〜3ヶ月程度が想定されます。何回も繰り返して、この参考書の考え方を自分のものにしましょう。
英語長文
英語の長文問題を素早く解くためには演習量が必要です。大問1で出題される長文は1000語を超えるものがほとんどなので、スピードを得るための演習をしていきましょう。
「標準問題 特訓リーディング」
<特徴>
全30題。日東駒専・産近甲龍レベルからMARCH・関関同立レベルまで対応。中央大の長文読解に最適。全ての長文に精読のための文構造と論理ポイントと設問の解き方が解説されている。
<使用時期>
解釈1冊目終了後
「パラリ①読み方・解き方編」の使い方!
<特徴>
ディスコースマーカー、論理展開などについて詳しく解説されている参考書です。「論理の流れ」とは何かを学べ、英語長文の全体像を理解することが可能になります。
<使用方法>
最初からどんどん進めていきましょう。読んでいく中で、自分の知らない論理マーカーなどがあればその都度チェックするようにしましょう。
<使用時期>
入試中期(特訓リーディング終了後)
「佐藤ヒロシの英語長文」
<特徴>
全12題。MARCH・関関同立レベルから早慶レベルまで対応。解答根拠をより明確に追求する解答力が身につく。ややハイレベル。
<使用時期>
入試中期(パラリ1終了後)
「英語長文ポラリス3」の使い方!
<特徴>
GMARCH・関関同立の難関私大から早慶上智レベルまでの英文を使用している。
<使用時期>
入試後期(佐藤ヒロシ終了後)
「青山学院大学の英語」
<特徴>
2007~2016年度分の過去問から出題形式別に厳選した55題が収録されている!
<使用時期>
入試後期(ポラリス3終了後)
会話問題
会話文の読解のためには、会話文ならではの表現に慣れる必要があります。
「でも、どうやって勉強すればいいの?」という人には「会話問題のストラテジー」がオススメです。
「会話問題のストラテジー」の使い方!
<特徴>
会話文の定型表現が豊富に取り上げられているだけではなく、練習問題も充実しています。
<使用方法>
定型表現は繰り返して覚えるのがオススメです。
本文中から推測させる問題への対策として、会話文の状況を常にイメージしながら学習していきましょう。
<使用時期>
11月〜12月
過去問演習に入る前に始めると良いです。
まとめ
1年間学習スケジュールはこの様になります。
まず、「語彙」「文法」「英文解釈」の三本柱から確実に力にしていきましょう。それが終わり次第、各大問ごとの対策へと移っていきましょう。英語の勉強においては、正しい勉強法で順番を守って進めれば確実に力を伸ばすことができます。
青山学院大学の英語の過去問分析動画はコチラ!