古文の重要出典
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こんにちは!
JR高槻駅から徒歩1分!マナビズム高槻校舎です!
突然ですがみなさん!どのように古文の勉強をしていますか?
おそらく、古文単語や文法などの基礎を固めている人もいれば、過去問等の実際の長文問題を解いている人もいるなど様々だと思います!
ですが、単語や文法はもちろんのこと、点数を上げるには古文出典を把握しておく必要があります。
出典を知るのと知らないので、文章の理解度は何倍も違ってきます!
今回は古文の重要な出典を紹介するのでぜひご覧ください!
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では、本編です!
古文の重要出典5選!
1.「源氏物語」
■ストーリー
・光源氏は天皇の皇子として生まれる。亡き母が大好きな光源氏が数多くの女性と恋の遍歴を重ね、須磨退去の悲運を乗り越えて栄華を極めた半生。
・源氏の次男である薫の君の悲しい恋愛。
■ポイント
・内容は大きく三編に分かれます。
- 源氏の君の誕生から、新しく造営した六条院での栄華まで
- 愛情生活の破綻と源氏の君の苦痛、出家まで
- 薫の君を主人公とした宇治十帖
・3の宇治十帖を除いて、主語の無い心情語や尊敬語の主語は光源氏です。
・敬語に注意しながら読み進める必要があります。
■その他
- 平安時代に成立した物語。
- 作者は紫式部である。
- 五十四帖の長編である。
2.「大鏡」
■ストーリー
・190歳の大宅世継と180歳の夏山繁樹の2人の語り手が若侍に語った言葉を作者が書き残した。
■ポイント
・藤原道長の栄華を批判的に語っている。
・設定がややこしいため、本文に書いていなくても語り手の存在を意識する必要があります。
読解の際は、主語のない心情語・謙譲語の主語は語り手であることに注意する。
■その他
- 176年間分の宮廷での出来事が描かれている。
- 紀伝体が使われている。
- 敬語に注意しながら読み進める必要がある。
- 平安時代に成立した。
- 作者は未詳である。
3.「伊勢物語」
■ストーリー
・在原業平をモデルとした平安時代のチャラ男の恋愛を描いた作品である。
・受験で頻出なのは「東下り」と「芥川」である。
「東下り」
京に住んでいた「男」は、いろいろあって京の都から出ていこうと決心する。昔からの友人を1・2人連れて東国へ旅立つ「男」だが、旅先では何かにつけて都に残した恋人や妻のことを思い出しては涙を流す。
「芥川」
京に住んでいた「男」は高貴な身分の女性と恋に落ち、駆け落ちをする。逃げてきた芥川のほとりで雨宿りをしようと「男」は女性を蔵に押し込んだものの、そこにいた鬼に女は食われてしまい。「男」は悲しみに暮れる。
■ポイント
・各章にそれぞれの主題というべき和歌が含まれている。
■その他
- 歌物語である。
- 平安時代に成立した。
- 作者は未詳である。
4.「更級日記」
■ストーリー
・約40年にもおよぶ生涯の回想記。片田舎の東国(関東)から京都に上った十三歳の時に始まり、以後五十二歳までの生活や心境が綴られている。
・源氏に憧れていた少女時代や、親しい人(継母、乳母、姉)などと(死に)別れたり、年をとってからは寺に参詣することに夢中になったり、夫の死に遭遇したりと、その内容は様々。
■ポイント
・作者が登場する。
・主語のない地の文で、心情語・謙譲語がある場合、主語は作者になる。
・助動詞「き」の主語は作者、助動詞「けり」の主語は他人となる。
・日記では自分を三人称で表すこともあるので注意する。
■その他
- 日記文学の中で最も頻出の作品である。
- 平安時代に成立した。
- 作者は菅原孝標女である。
5.「落窪物語」
■ストーリー
・いわゆるシンデレラ(継子いじめ)の話。
ヒロイン落窪姫は突然、中納言である父とその妻である継母(北の方)の家に養子として向かい入れられる。
しかし、継母(北の方)は落窪姫のことを不当に嫌い、落窪は継母(北の方)にひどくいじめられる。
ここで登場するのが道頼(最終的にめっちゃいい人になる)。
召使の帯刀から落窪がいじめられていることを知り、道頼と落窪は付き合い、道頼は落窪のもとに通うようになる。
一旦はそれを聞いた継母(北の方)がそれまでよりも更にいじめるようになるが、道頼は落窪を救出し、道頼と落窪は結婚することになる(道頼は一夫一妻を貫く)。
■ポイント
・読解の際には、少将と落窪には尊敬語を使用し、その従者の帯刀とあこぎには尊敬語を使用しないことを注意する。
■その他
- 住吉物語も同じくシンデレラ(継子いじめ)の話だとセットで覚えておく。
- 平安時代に成立。
- 作者は未詳。
まとめ
いかがでしたか?
古文で点数を取るには、古典単語や古典文法だけでなく、出典のストーリーやポイントも覚えておく必要があります!
今回は特に重要な古文の出典5作品を紹介しました。
受験までにより多くの古文作品に触れて、少しずつ古典に関する知識を蓄えていきましょう!
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