全統の判定結果は?模試の結果が悪い時の課題対策・効率的な勉強方法を教えます
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高校生の皆さんは、受験に向けてさまざまな模試を受験することと思います。全統模試をはじめ、進研模試や河合塾模試など、大手予備校が行う模試から、学校で受験する校内模試まで、その種類はさまざまです。
こうした模試の結果が悪かったときこそ、復習や勉強方法の見直しのチャンスです。この記事では、受験を目指す高校生の皆さんに向けて、模試を受けた後の効果的な復習方法を紹介します。
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模試の結果が悪かった時の効率的な復習方法は?
全統模試や学校の模試で思うような結果が出なかった時、焦って闇雲に勉強してしまいやすいです。そのようなときは、以下の3つから試してみましょう。
- 既習範囲か未習範囲かを分析する
- 3つの学習サイクルを繰り返す
- 科目別に対策を立てる
既習範囲か未習範囲かを分析する
模試の結果を改善するには、まず出題された問題が既習範囲なのか、未習範囲なのかを明確にわけることが大切です。既習範囲の問題で点数が取れていない場合は、以下の視点で分析しましょう。
- 基礎的な理解が不足している
- 応用問題への対応力が足りない
- 時間配分のミスで解ききれなかった
そして、つまづいている範囲から優先的に復習をはじめます。この時、「何を」「いつまでに」終わらせるのかという具体的な計画を立てることが重要です。
一方、未習範囲の問題については、現時点で点数が取れなくても必要以上に気にしなくても問題ありません。まずは既習範囲を確実に得点源にできるよう改善に注力しましょう。
3つの学習サイクルを繰り返す
全統模試や学校の模試から効率的に復習するためにも、以下の3つのサイクルを意識して取り組みましょう。
- 解き直し:なぜ不正解になったのか、また正解の選択肢がなぜ正解なのかを自分なりに考える
- 答え合わせ:解説を読み、自らの考えた根拠が模範解説の根拠と一致しているかを確認する
- 今後の改善:分析を踏まえて、具体的な勉強法やスケジュールを立案する
今後の改善では、解き直しと答え合わせの結果を踏まえて勉強計画を立てます。「どの分野を強化すべきか?」「どのような勉強法が効果的か?」 を具体的に落とし込むことが重要です。
目標設定は具体的な数値や期間を設定し、計画倒れにならないように、定期的に進捗状況を確認し、必要があれば修正しましょう。
科目別に対策を立てる
全統模試や学校の模試で、どうしても点数が低い、偏差値に届かなかったといった科目もあるはずです。その場合は、以下の表を参考に、科目別の復習計画を立てましょう。
科目 |
重点ポイント |
---|---|
英語 | 文法・語彙の基礎固め、長文読解の速読練習 |
数学 | 基本問題の反復演習、解法パターンの整理 |
国語 | 読解のポイント整理、記述答案の作成練習 |
理科 | 公式・用語の確認、計算問題の演習 |
社会 | 年表・地図を活用した知識の体系化 |
どの科目にも共通していえるのは、「基礎の徹底」が重要だということです。応用問題に取り組む前に、まずは基礎的な内容の完璧な理解を心がけましょう。
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全統や学校の模試の結果(判定)が悪いのはやばい?
全統模試や学校の模試で思うような結果が出なくても、「やばい」とはいえません。なぜなら、共通テストと二次試験では問題の傾向が異なるため、それぞれに適した対策が必要だからです。
模試の結果を完全に無視したり、判定を「絶対的な評価」として受け止めるのはNGです。
周りのものや基準と比べることで意味も変わる「相対的な指標」として捉えてください。
たとえ、第一志望校の判定がCやDであっても、それは現時点での評価に過ぎません。残り時間をどう使うか、どの分野を重点的に学ぶかなど、冷静に分析して次のステップを考えることが大切です。
結果や判定だけに惑わされない
高校生は、全統模試や学校の模試の判定に一喜一憂するのではなく、日々の勉強の中での進歩に目を向けましょう。特に学校での三者面談などでは、志望校の判定が話題に上がることが多いはずです。
しかし、この判定に過度に反応せず、自らの目標に向かって着実に歩みを進めることが重要です。
だからこそマナビズムでは、普段使用している問題集の正答率や過去問での得点など、現実的な指標で実力を測ることをおすすめしています。具体的な進歩に目を向けることで、行動を起こす準備ができます。
逆転合格を目指すなら行動に移すことが一番重要
全統模試や学校の模試で思うような結果が出なかった時、多くの生徒は「どうすれば成績が上がるのか」と焦って情報を集めはじめます。いま、この記事を読んでいるキミと同じです。
しかし、ここで大切なのは、いくら良い勉強法を知っても、実際に行動に移さなければ意味がないということです。
高校生の受験対策における課題は、学校や塾での勉強時間以外に自分で計画を立てて勉強する習慣、つまり自学自習ができないことにあります。
では、どうすれば自学自習の時間を確保し、習慣化できるのでしょうか?
マナビズムでは効率的な勉強と自学自習が身につきます
マナビズムで自学自習が身につく理由は、1人ひとりに専属の自習コンサルタントが付き、志望校や現在の学力に合わせたオーダーメイドの勉強計画を作るからです。
自学自習の質を高めることに重点を置いているため、暗記方法や復習方法など、効率的な勉強法をマンツーマンで指導します。
また、映像授業では全統模試や学校の模試で見えた弱点を徹底的に、自らのペースで何度でも対策可能です。身に付きづらい箇所や苦手箇所は、「受けっぱなし」や「わかったつもり」で終わらせない独自のリーズニングゼミでサポートします。
なぜ勉強しても成績が伸びないのか。その答えは自習の質にあります。勉強計画から学習方法まで、プロの視点で最適化された受験勉強で合格を目指しませんか?
まとめ
全統模試や高校での模試の結果が悪くても、悲観する必要はありません。むしろ、弱点を見つけて克服するための貴重な機会と捉えましょう。
ここで大切なのは、結果に一喜一憂せず、具体的な改善行動を起こすことです。そのために実践したい、効率的な復習は3つです。
- 既習範囲と未習範囲を明確に区別し、既習範囲の完全習得を優先すること
- 解き直し、答え合わせ、改善策の立案という3つの学習サイクルを確実に実践すること
- 各科目の特性に合わせた対策を立てること
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よくある質問(FAQ)
全統は何の略ですか?
全統は、「全国統一」の略称です。正式名称は「全国統一模擬試験」といい、河合塾が主催する全国規模の模擬試験のことを指します。
年間のべ受験者数は266.1万人(2023年度実績)にものぼる、大規模な模試です。高校生・高卒生を対象に年間30回以上実施されており、大学・短大進学を目指す受験生の多くが受験しています。
全統模試とは?
全統模試は、河合塾が行う全国統一模擬試験の総称です。
高1から高3、高卒生まで、学年別に複数の種類があります。主な種類として、記述式の「全統記述模試」、マーク式の「全統共通テスト模試」、共通テスト対策用の「全統プレ共通テスト」などがあります。
全統模試のメリットは何ですか?
全統模試の主なメリットは以下の3つです。
- 全国規模で実力を測れること
- 国公立大は最大第5志望まで私立大・短大は最大第9志望まで判定してもらえること
- 模試後の復習に活用できる充実した解説や講義動画が提供されること
全統模試は難しいですか?
全統模試の難易度は、模試の種類や時期によって異なります。一般的に、記述模試は国公立大の二次試験レベル、共通テスト模試は実際の共通テストと同レベル、プレ共通テストは基礎力を測るレベルとなっています。
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全統プレ共通テストとは?
全統プレ共通テストとは、大学入学共通テストの準備として実施される模試のことです。実際の共通テストと同じ形式で出題され、時間配分や問題形式に慣れることができます。また、ドッキング総合評価により、「共通テスト+二次試験」の総合的な評価も行われます。
関連記事:共通テストでE判定をとった!大学合格率との関係性や受験に向けた対策
全統記述模試とは?
全統記述模試とは、国公立大の二次試験や私立大入試で必要とされる記述・論述力を養成するための模試のことです。実際の入試を想定した記述式・論述式の問題が出題され、志望校合格に向けた実践的な演習となります。なお、実施時期によって出題範囲や難易度が調整されています。
全統共通テスト模試とは?
全統共通テスト模試(全統マーク模試)とは、大学入学共通テストと同形式で実施される模試のことです。実際の共通テストを想定した問題が出題され、時間配分や問題形式への対応力を養成します。リスニングテストも実施され、本番さながらの演習が可能です。