浪人生も基礎からやり直すのが大切!科目別の勉強法やスケジュールを解説

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浪人生はすでに基礎固めの学習を進めているため、すぐに実践的な問題演習から始めようと考えている人もいるかもしれません。

しかし、浪人生も改めて基礎からやり直すのが大切です。

自分の基礎力を再確認して、不十分な科目は時間をかけて勉強し直しましょう。

本記事では、基礎の重要性をはじめ、科目別の勉強法や具体的な学習スケジュールを紹介します。

今年こそ大学受験を成功させるために、ぜひ参考にしてください。

浪人生が基礎からやり直す重要性

浪人生が基礎からやり直す重要性

現役時代に基礎固めの勉強をしていた人も、浪人したら改めてやり直しから始めてください。

受験に失敗した理由のなかには、基礎力が十分についていなかったケースも多いためです。

基礎力が不十分だった場合、浪人直後から実践的な問題演習に取り組んでも理解できず、順調な学力向上が見込めない可能性もあります。

そのため、浪人して最初の勉強は基礎のやり直しから始めて、自分の知識を再確認しましょう。

特に苦手な科目は、教科書レベルまで戻ってやり直します。

浪人が決まってからすぐに勉強を始めれば、じっくり基礎力を固める時間は確保できますから、焦らずに勉強を進めてください。

浪人生が基礎からやり直す際のスケジュール

浪人生が基礎からやり直す際のスケジュール

浪人生が基礎からやり直す際には、下記の年間スケジュールを参考に勉強してください。

時期 勉強内容
浪人直後~夏まで 基礎のやり直し
9月~10月 問題集で演習
10~11月 過去問で演習
12~1月 共通テスト対策
1月~2月 志望校対策

※この表は横にスクロールできます。

夏までに基礎力をつけるというスケジュールは、現役時代と同様です。

基礎が十分に固まっていないと、秋以降の問題演習でつまずく可能性が高いため、時間をかけて学び直しましょう。

浪人生は一度、基礎の勉強をやっているはずですから、使用した教科書や参考書を読み直し、本当に理解できているかの確認作業から始めてください。

  • 年間スケジュールだけでは継続できるか不安
  • 効率的な勉強法がわからない
  • 現役時代、授業の受けっぱなしで定着していなかった

これらの悩みに1つでも当てはまる受験生は今すぐ無料受験相談にお問い合わせください。

「現役時代の反省点」を一緒に分析し「志望校ごとの勉強法」や「合格までのスケジュール」を1つ1つアドバイスさせて頂きます。

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1日に確保したい勉強時間

浪人生は1日8時間を目標に勉強するのが理想的です。

現役生より多くの知識を身に付けるために、勉強時間でも負けない意識が大切です。

一般的に、現役生は授業や自習などを含めて1日7時間程度勉強していると考えられます。

そのため、現役生より多い勉強時間である8時間を目標にします。

また、MARCHや東大、早慶などの難関大学を目指す人は、10時間以上の勉強が必要になる場合もあります。

1日8時間を目安に、自分の学力や志望校を考慮した勉強時間を確保してください。

【科目別】浪人生の基礎力固め勉強法

【科目別】浪人生の基礎力固め勉強法

ここでは、科目別に基礎力固めの勉強法を解説します。

  • 国語
  • 数学
  • 英語
  • 理科
  • 社会

国語

国語は、古文と漢文を重点的に進めるとよいでしょう。

古文は単語と文法の基本を押さえて学習します。

漢文は読み方や句法をしっかり覚えてください。

古文・漢文は、基本的な知識を習得すると理解度がぐんと高まり、得点につながりやすい科目です。

そのため、古文・漢文でライバルに差をつけられないように、十分な基礎力が大切です。

大学によって古文や漢文は出題されない入試もありますから、あらかじめ志望校の情報を確認しておきましょう。

数学

数学の基礎は、定理や公式の暗記です。

問題に対してどの定理や公式を使えばいいのか、選択できる知識が大切です。

そのため、数学の場合には知識のインプットとあわせて、簡単な問題演習にも取り組んでください。

基礎固めのうちは、教科書に載っている簡単な問題で十分です。

暗記と演習を繰り返しながら、知識を定着させましょう。

英語

英語の基礎は単語と文法です。

長文読解も、単語と文法がわからなければ理解できません。

そのため、単語帳や文法のテキストは丸暗記するつもりで、反復練習を心掛けてください。

1つ1つに時間をかけて覚えるよりも、毎日多くの単語や文法に触れて何回も繰り返す方が暗記学習に向いています。

暗記系の勉強は、予備校や塾へ通う電車のなかや就寝前の数十分などのスキマ時間にも取り組みやすいですから、コツコツと知識を積み重ねましょう。

理科

理科には4つの入試科目があるため、志望校の情報を確認してから勉強してください。

物理や化学は計算がメインとなるため、まずは公式を覚えましょう。

公式が頭に入ったら、簡単な問題演習に取り組んで習熟度を高めます。

生物や地学は暗記系の知識が多いです。

単語や仕組み、図などの関係性を紐づけて覚えるのが大切です。

一通りの知識を覚えたら、問題演習で習得具合を確認しましょう。

社会

社会も複数の入試科目がありますから、志望校に必要な分野の学習を進めましょう。

勉強のポイントは、種類ごとに分類して覚えるという点です。

歴史であれば時代ごと、地理や公民はテーマごとに分類して覚えてください。

理科と同じように、それぞれの事柄を紐づけるように覚えると全体像が把握しやすくなり、勉強の効率性も上がります。

  • 年間スケジュールだけでは継続できるか不安
  • 効率的な勉強法がわからない
  • 現役時代、授業の受けっぱなしで定着していなかった

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浪人生が基礎からやり直すのにおすすめの参考書

浪人生が基礎からやり直すのにおすすめの参考書

基本的に、現役時代の参考書がある場合には、手元のもので勉強を進めて問題ありません

手元の参考書の内容が難しい場合には、もう少し優しい内容の本を用意しましょう。

一例として、基礎固めにおすすめの参考書・問題集を紹介します。

科目 参考書・問題集
国語 河合出版「漢字マスター1800+」(現代文/漢字)
河合出版「ことばはちからダ!」(現代文/語彙・背景知識)
学研プラス「高校現代文をひとつひとつわかりやすく。」(現代文読解)
くもん出版「こわくない国語 古文・漢文」(古文・漢文)
学研プラス「漢文早覚え速答法パワーアップ版」(漢文)
スタディカンパニー「古文単語ゴロゴ」(古文単語)
ナガセ「富井の古文読解をはじめからていねいに」(古文文法)
数学 学研プラス「やさしい高校数学(数I・A)」
旺文社「大学入試 全レベル問題集①」
英語 駿台文庫「システム英単語」(英単語・英熟語)
学研プラス「成川の深めて解ける英文法 インプット」(英文法)
理科 技術評論社「岡野の化学が初歩からしっかり身につく理論化学(1)」(化学)
技術評論社「岡野の化学が初歩からしっかり身につく無機化学+有機化学(1)」(化学)
技術評論社「岡野の化学が初歩からしっかり身につく理論化学(2)+有機化学(2)」(化学)
KADOKAWA「大学入試 山川喜輝の生物基礎が面白いほどわかる本」(生物)
KADOKAWA「大学入試 山川喜輝の生物が面白いほどわかる本」(生物)
Gakken「宇宙一わかりやすい高校物理」シリーズ(物理)
清水書院「ひとりで学べる地学」(地学)
社会 ナガセ「金谷の日本史なぜと流れがわかる本」(日本史)
山川出版「詳説 世界史B」(世界史)
KADOKAWA「蔭山克秀の政治経済が面白いほどわかる本」(政治経済)
学研プラス「きめる!センター地理」(地理)
学研プラス「蔭山のセンター現代社会 パワーアップ版」(現代社会)
学研プラス「蔭山のセンター倫理 パワーアップ版」(倫理)

※この表は横にスクロールできます。

これから参考書や問題集を買いそろえる人は、ぜひ参考にしてください。

また、基礎固め以降の参考書ルートは、下記の関連記事で触れているため、あわせてチェックしてください。

【関連記事】

浪人生の参考書選び|全科目網羅!数学は文系・理系別に詳しく紹介

  • 年間スケジュールだけでは継続できるか不安
  • 効率的な勉強法がわからない
  • 現役時代、授業の受けっぱなしで定着していなかった

これらの悩みに1つでも当てはまる受験生は今すぐ無料受験相談にお問い合わせください。

「現役時代の反省点」を一緒に分析し「志望校ごとの勉強法」や「合格までのスケジュール」を1つ1つアドバイスさせて頂きます。

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浪人生の基礎固めから予備校・塾に通う際のポイント

浪人生の基礎固めから予備校・塾に通う際のポイント

予備校や塾に通う際、基礎固めからしっかり勉強したい人は、下記のポイントを考慮してください。

  • 早めに決める
  • 志望校対策できる予備校・塾を選ぶ
  • 個別指導を検討する

早めに決める

基礎から学び直すためには、カリキュラムの最初から参加するのが大切ですから、予備校や塾は早めに決めましょう。

一般的に、カリキュラムは4月からスタートするため、浪人が決定したら早めに動き出さなくてはいけません。

しかし、時間がないからといって適当に決めるのは避けてください。

公式HPや評判などからいくつか候補を絞った上で、説明会や体験授業に参加して、しっかり比較検討します。

納得できる予備校や塾を選ぶためにも、浪人決定後にすぐ準備を始めましょう。

志望校対策できる予備校・塾を選ぶ

予備校や塾は、志望校対策できるところを選んでください

事前にチェックするポイントは、主に下記の2点です。

  • 志望校対策できるコース・カリキュラムがある
  • 志望校の合格実績が豊富

大切なのは、候補の予備校・塾が志望校に対する知識を持っているかどうかです。

いくら最難関大学合格者を多く輩出している予備校・塾であっても、志望校の合格実績がないところでは、あなたにとって効率的な勉強ができない可能性もあります。

そのため、志望校に強い予備校・塾を選んで、あなたに合う指導が受けられるところへ通いましょう。

個別指導を検討する

自分のペースでしっかり基礎からやり直したいという場合には、個別指導を検討してください。

個別指導は、マンツーマンや2対1などの少人数で授業が受けられるスタイルです。

講師からの指導は、生徒一人ひとり個別で受けられるため、自分のペースで学習を進められます。

たとえば、得意な科目は進行を早く、苦手な分野はじっくり時間をかけて基礎をやり直せます。

そのため、集団指導だとついていけるか不安な人は、個別指導がおすすめです。

基礎からやり直すならマナビズム

マナビズムでは、生徒の志望校や学力に合わせて効率的な学習計画をオーダーメイドで提案します。

生徒一人ひとりに専属の自習コンサルタントがつき、週に1回、暗記や復習などの勉強法も指導するため、学習に集中できる環境が整います。

浪人生専用コースを設けていますから、詳しい話が聞きたい人は個別説明会にお申し込みください。

浪人生コースの詳細はこちら

浪人生が基礎からやり直す際に知りたいこと

浪人生が基礎からやり直す際に知りたいこと

最後に、浪人生が基礎からやり直す際に知りたいことをまとめました。

  • 浪人生の基礎固めはいつまで?
  • 高3の基礎固めはいつまで?
  • 基礎固めはいつまでにやればいい?
  • 基礎を固める勉強法は?
  • 英語の基礎固めは何から?
  • 数学の基礎固めは何をする?

浪人生の基礎固めはいつまで?

基礎固めは夏ごろを目安に終わらせましょう。基本的に、現役時代と同様のスケジュールです。現役生のうちに基礎固めをやったからといって、浪人してからのやり直しを怠ってはいけません。受験に失敗した原因として、基礎力が不足していたというケースも多いため、今一度、しっかり知識を確認するのが大切です。

高3の基礎固めはいつまで?

基礎固めは、遅くても高3の夏休みまでに終わらせましょう。入試時期から逆算して考えた場合、秋以降に実践的な問題演習をして、志望校・共通テスト対策の過去問に取り組む必要があるためです。基礎固めに時間をかけたい人は、高3の春までに受験勉強をスタートさせましょう。

基礎固めはいつまでにやればいい?

基礎固めを終わらせる目安は、現役生・浪人生問わず夏ごろまでです。志望校や学力によって多少の違いはありますが、基礎固めが遅くなると、その分、過去問や実践的な問題演習にかける時間が減ってしまいます。そのため、基礎固めを夏までに終わらせる目標で、スケジュールを逆算して計画してください。

基礎を固める勉強法は?

基本的には、各科目の入門に位置する参考書や問題集から取り組みましょう。参考書や問題集が難しい場合には、教科書に立ち返って復習してください。たとえば、英語なら単語や文法、数学の場合は定理や公式などをインプットしてから、簡単な問題演習をして知識の定着を確認しましょう。

英語の基礎固めは何から?

英語の基礎固めは、単語と文法から始めます。単語と文法の意味がわからないと、穴埋め問題や長文読解が理解できないためです。単語帳で暗記して基礎演習に取り組むサイクルを繰り返しながら、知識を定着させてください。暗記系は、毎日コツコツと反復学習を繰り返すのが効果的です。

数学の基礎固めは何をする?

数学の基礎固めは、定理や公式の暗記から始めましょう。一通りの暗記が終わったら、簡単な例題や練習問題を解いて、適切に定理・公式を活用できるか確認します。多くの問題演習に取り組むと、出題パターンに慣れてきて基礎力が向上します。問題を読んだら定理・公式がスムーズに思いつくように、習熟度を高めてください。

まとめ

まとめ

現役時代に一通りの受験勉強を終わらせた人でも、浪人したら改めて基礎からやり直しましょう

受験に失敗した原因は基礎力不足の場合も多いですから、特に苦手な科目はじっくり時間をかけて学び直します。

もし、基礎のやり直しに不安がある人は、予備校や塾の利用を検討してください。

個別指導が受けられる予備校・塾なら、自分のペースでしっかり基礎力固めができるため、秋以降の志望校対策をスムーズに取り組めるはずです。

浪人生の始まりは基礎固めから始めて、効率的に受験勉強を進めましょう。

浪人生コースの詳細はこちら

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