浪人生がMARCHを目指す選択はあり?就活に与える影響や大切なポイントを解説

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MARCH(マーチ)とは、5つの難関大学をまとめた総称です。

  • 明治大学(M)
  • 青山学院大学(A)
  • 立教大学(R)
  • 中央大学(C)
  • 法政大学(H)

大学や学部によって細かなレベルの差はありますが、MARCHの偏差値は60前後です。

そのため、十分に難関といえる大学ですが、早慶レベルに比べると「浪人してまで目指す志望校なのか」と悩む人もいます。

本記事では、「浪人してMARCHを目指すのはありか」という話から、就職への影響や合格するために大切なポイントなどをまとめました。

浪人してMARCHを目指すのはあり?

浪人してMARCHを目指すのはあり?

はじめに、「浪人してMARCHを目指すのはありか?」という疑問について解説します。

  • 一浪してMARCHを目指す
  • 二浪してMARCHを目指す

一浪してMARCHを目指す

MARCHは偏差値60前後のため、一浪しても目指す価値の高い難関大学といえます。

そのため、「一浪してMARCHを目指すのは恥ずかしい」と思う必要はありません。

実際に、MARCHに通う学生のなかには浪人した人が多くいて、現役生と何も変わらない生活を過ごします。

現役時代から「MARCHに進学したい」という強い希望がある人は、浪人してからも気にせず合格を目指してください。

一浪しても許される大学の考え方

「一浪したからには相応の大学を目指すはず」というような、周りの目を気にする人もいるかもしれません。

しかし、周りの意見による「一浪しても許される大学」を気にするのはやめましょう。

自分にとって「浪人してまで行きたい大学か」を大切にしてください。

志望校に合格したい明確な理由が、浪人生活を頑張るモチベーションになります。

そして、他人の意見を気にして決めた志望校では、やる気が維持しづらく、何のために頑張っているのか目的を失ってしまうかもしれません。

受験へのやる気を高め、進学後も充実した大学生活を送るために、自分にとって行きたい大学を志望校に選んでください。

二浪してMARCHを目指す

二浪してMARCHを目指すのも、気にする必要はありません

一浪して滑り止めの標準大学に行くより、二浪してMARCHへ進学した方が将来を考えるとプラスになるという考えもあります。

特に学歴が重視される就職先を考えている場合には、浪人年数よりも難関大学への進学がよい評価につながるでしょう。

そのため、「一浪しかできない」という特別な理由がない限りは、二浪でMARCHを目指す選択肢は「あり」だといえます。

浪人マーチの合格率(成功率)

浪人マーチの合格率(成功率)

浪人生のなかでMARCHに合格した人はどれくらいいるのかを確認してみましょう。

大学名 浪人生の合格率 現役生の合格率
明治大学 25.1% 26%
青山学院大学 データなし 28%
立教大学 20.4%(2015年) 22%
中央大学 29.2% 27%
法政大学 27.7% 23%

※この表は横にスクロールできます。

現役生と比べると、浪人生の合格率は同程度もしくは上回っている大学もあるため、適切な受験対策ができれば浪人マーチでの合格は十分に狙えます。

そのため、MARCHに進学したい強い意志がある場合には、一浪する価値があるといえます。

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浪人マーチ(MARCH)が就活に与える影響

浪人マーチ(MARCH)が就活に与える影響

浪人してMARCHへ進学した際、就活に与えるマイナスの影響は特にありません

そのため、「浪人してまでMARCHに行ったら就活で不利になるかも」と考える必要はないため、安心してください。

また、下記のようなポイントがあると就職活動で好印象を与えられます。

  • 浪人生活で成長した自分を見つける
  • 大学生活でアピールできる経験を作る

浪人とその後の大学で人生を豊かにできた経験が得られると、面接時にあなたの魅力を伝えられる強みになるはずです。

浪人は何年まで許されるのか

新卒採用を考える場合には、2年までと考えておいてください。

一般的に日本の企業では、二浪までが新卒採用とされるケースが多いです。

面接の際にも、二浪までであれば浪人の理由を聞かれる可能性は少ないでしょう。

三浪以上になると新卒枠から外れてしまう可能性が高いため、新卒採用にこだわる場合には注意してください。

【関連記事】

浪人は何年まで許される?新卒採用の基準やいつまでなら挑戦できるかを解説

MARCH浪人を成功させるポイント

MARCH浪人を成功させるポイント

MARCH浪人を成功させるために、下記の行動を心がけてください。

  • 志望校を明確にする
  • 現役時代を分析する
  • 浪人決定後すぐに勉強を始める
  • 年間計画を立てる
  • 1日のスケジュールを決める
  • MARCH特化の勉強をする
  • 予備校・塾に通う

志望校を明確にする

まずは、志望校を明確にしてください。

志望校を決める際には、「なぜその大学(学部)を選んだのか」という明確な理由を持ちましょう。

「有名な大学に入りたいから」「担任に勧められたから」などのぼんやりとした理由では、勉強のモチベーションが上がらず、効率的に学力向上できない可能性があります。

また、入試は大学ごとに傾向が違うため、合格率を上げるためには志望校に特化した勉強が必要です。

MARCH浪人を成功させるために、あなたが本当に行きたい志望校を明確にしましょう。

現役時代を分析する

なぜ現役時代は志望校に合格できなかったのかをしっかり分析しましょう。

  • 勉強を始めるのが遅かった
  • 勉強時間が足りなかった
  • 勉強計画が甘かった
  • 基礎力がついていなかった
  • 過去問対策が不十分だった

人それぞれに原因があるはずです。

そして、現役時代よりも自由な時間が増えているため、原因を改善できるだけの期間はあります。

自分には何が不足していたのかを分析して、浪人中の受験勉強に活かしてください。

浪人決定後すぐに勉強を始める

MARCHは難関大学に該当するため、少しの時間も無駄にはできません

現役中の受験が終わったら、すぐに気持ちを切り替えて新しい勉強をスタートしてください。

ひとまず受験が終わったからといってしばらく休んでしまうと、長期間にわたって築き上げてきた勉強習慣が抜ける可能性もあります。

現役中の反省点を洗い出して、苦手分野を中心に基礎力の確認から始めていきましょう。

年間計画を立てる

浪人スタート時には年間計画を立ててください

「夏までに基礎力固めを終わらせる」「秋からは志望校対策をする」など、季節ごとに大まかな勉強内容を設定して、月間目標に落とし込んでいきます。

年間計画を立てる際には、本番から逆算する必要があるため、早いうちに志望校の入試情報も調べておきましょう。

【関連記事】

大学受験の勉強計画はまず逆算!スケジュール作りのポイントまとめ

1日のスケジュールを決める

年間計画とあわせて、1日のスケジュールを決めます。

一般的に、MARCH合格のために必要な勉強時間は2,000時間といわれています。

そして、2,000時間を365日で割ると、約5.5時間です。

入試日までに丸1年あったとしても、1日5.5時間は勉強するという計算になります。

浪人してからすぐに勉強を始めなかったり、休みの日を作ったりしたら、さらに1日の学習時間は増えるでしょう。

長時間の勉強になるため、ルーティン化して取り組まないと安定した学習時間の確保は難しいです。

そのため、勉強をはじめ、起床や就寝時間も含めた1日のスケジュールを決めるのが大変重要になります。

MARCH特化の勉強をする

MARCH合格を目指すためには、志望校に特化した勉強が大切です。

大学の入試はそれぞれ傾向が違うため、たとえ模試でよい判定が出ていても、本番で同様の成績を残せるとは限りません。

一方、過去問をはじめとする志望校に特化した勉強ができると、入試で得点しやすい学力が身につきます。

そのため、基礎力固めが終わったら、志望校対策の学習に力を入れましょう。

予備校・塾に通う

MARCH合格の確率を少しでも上げたい場合には、予備校や塾の利用を検討してください。

予備校や塾には、長年に渡って多くの受験生を支えてきた経験豊富な講師陣がいます。

予備校・塾に通うと、質の高い指導が受けられるほか、学習計画の提案や効率的な勉強法のアドバイスなども受けられます。

また、浪人生が勉強に集中しやすい自習室も利用できますから、受験のために快適な環境が整うはずです。

浪人生でMARCHを目指すならマナビズム

MARCH合格を目指す浪人生は、ぜひマナビズムにご相談ください。

マナビズムでは、映像授業や個別指導をはじめ、参考書学習にも力を入れています。

また、自習管理も徹底しているため、毎日どのような勉強に取り組めばいいのかを悩む心配はありません。

随時、浪人生説明会を実施しますので、お気軽にお問い合わせください。

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浪人してMARCHを目指す際の注意点

浪人してMARCHを目指す際の注意点

浪人してMARCHを目指す際には、下記の点に注意してください。

  • 浪人しても成績向上しない可能性もある
  • 失敗したときのことも考える
  • 浪人を後悔するかもしれない

浪人しても成績向上しない可能性もある

浪人したからといって、成績が上がる保証はありません。

「浪人したら成績が上がるのは2割程度」といわれるほど、学力アップは難しいと考えられています。

そのため、現役時代と同じ努力では成績向上しないと覚悟しておきましょう。

現役時代の反省を把握して、浪人したらさらなる努力を重ねてください。

浪人してMARCHを目指すためには、「絶対に合格する」という強い意志を持って、多くの時間を勉強に注いでください。

失敗したときのことも考える

「MARCH浪人に失敗する」という可能性も考えておきましょう。

浪人すれば必ずMARCHに合格するわけではありません。

もしかしたら、浪人した結果、MARCHは不合格で滑り止めは受かるというケースもあります。

特に、現役時も滑り止めに合格していた場合、1年浪人しても同じ結果となる可能性があるのです。

最悪、浪人したのにMARCHも滑り止めも不合格だったというケースも否定できません。

MARCH受験に失敗したケースも考えた上で、浪人するかどうかを検討してください。

浪人を後悔するかもしれない

浪人すると志望校に再チャレンジできるチャンスを得られますが、いくつかのデメリットもあります。

  • 1年分の費用(塾や受験料など)がかかる
  • 精神的につらい日々が続く
  • 不規則な生活で不健康になる
  • 志望校に合格する保証がない

さまざまなデメリットは、自身にとって大きなストレスになる場合も多いため、浪人を後悔する可能性があります。

そのため、メリットとデメリットを総合的に判断してから浪人を決めるとよいでしょう。

そして、浪人したらできる限り後悔しないように、志望校合格へ向けて全力で努力する覚悟を持ってください。

【関連記事】

浪人生になるデメリットとは?大学受験を成功させるポイントも解説

浪人してMARCHを目指す人が知りたいこと

浪人してMARCHを目指す人が知りたいこと

浪人してMARCHを目指す人が知りたいことを下記に分けてまとめて紹介します。

  • マーチの浪人割合は?
  • 浪人生の平日の勉強時間は?
  • 浪人生の一日の勉強時間は?
  • 浪人して受かる確率は?
  • 浪人は何が辛い?
  • 女子の浪人率は?

マーチの浪人割合は?

マーチの浪人生合格率は、大学や学部で異なり20〜30%程度です。そして、受験生は複数の大学を受験しているケースが多いため、実際に入学する浪人生は少し減ると考えられます。そのため、マーチの浪人割合は20%程度と想定されます。在学生の5人に1人は浪人していたと考えると、少なくはないといえるでしょう。

浪人生の平日の勉強時間は?

浪人生の平均勉強時間は、平日で4〜6時間程度といわれています。しかし、浪人生にとって理想的な勉強時間は、平日休日問わず8時間です。また、志望校が難関大学の場合には、ほかの浪人生より多くの勉強時間が必要です。東大や早慶などの最難関大学は年間で4,000時間、MARCHをはじめとする難関大学は2,000時間を目安に勉強してください。

【関連記事】

浪人生の勉強時間はどれくらい必要?スケジュール例や注意点も解説

浪人生の一日の勉強時間は?

浪人生は1日8時間を目安に勉強してください。現役高校生は、学校の授業と塾や自宅での学習を含めて7時間ほど勉強していると考えられます。ライバルに勝つためには、より多くの勉強時間を確保するのが大切です。1日のスケジュールを決めて、勉強をルーティン化させると安定した時間を確保しやすくなります。

浪人して受かる確率は?

一般的に、浪人した際の成功率は20%程度といわれています。特に難関大学以上を目指す場合には、浪人して1年の期間を得たとしても、成功するのは簡単ではありません。できる限りの時間を学習に充てる覚悟で、計画や勉強法など十分に対策して臨みましょう。

浪人は何が辛い?

浪人すると、「新たに受験料や塾代などの費用がかかる」「不規則な生活で不健康になる」「必ず大学に合格できるわけではない」など、精神的に疲れる要素が多いため、つらいと感じる人も多いです。ほかにも、現役で先に進学した友人が楽しく過ごしている様子を知って、うらやましく思うときもあるでしょう。ストレスが溜まるとやる気の低下につながりますから、適度にリフレッシュをはさみながらメンタル維持に努めてください。

女子の浪人率は?

文部科学省の「令和元年度学校基本調査」では、女子の浪人率は18%というデータがあります。男子は26.1%となっているため、女子の方が低い傾向です。「女性は浪人して大学に入っても会社で優位に立ちにくい」という、日本の古い価値観が残っているからかもしれません。

まとめ

まとめ

MARCHは難関大学であるため、浪人して目指す価値のある学校です。

周りの意見を気にしすぎて、「浪人してまでMARCHを目指すのは恥ずかしいかも」と思う必要はありません。

大切なのは、「あなたにとって浪人してまで行く価値がある大学か」という点です。

志望校に行きたい明確な理由があるなら、堂々とMARCH合格を目指しましょう。

浪人MARCHを成功させるためには、現役時代の反省を活かしつつ、適切な勉強法で挑むのが大切です。

今年こそ志望校に合格できるよう、全力で頑張ってください。

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