親が塾に行かせてくれない高校生が関関同立を目指すための完全ガイド
更新日: (公開日: ) COLUMN
親が塾に行かせてくれない。「お金がかかるから」「自分でできるでしょ」と断られ、関関同立を本気で目指しているのに最初の一歩で壁にぶつかってしまった状態は、思っている以上に受験生が経験しています。
私たちマナビズムに相談に来る受験生のなかにも、親が塾に行かせてくれない・塾代を出してくれないという状況でも合格を掴み取った生徒はいます。断言しますが、「親を説得できなかったから終わり」ではありません。
ただ、何も考えずに動いても状況は変わりません。この記事では、親が反対する本当の理由を整理したうえで、費用対効果を軸にした再交渉の方法と、許可が出なかった場合でも関関同立に合格するための具体的な自習戦略を伝えます。
親が塾に行かせてくれないって本当?
私たちの受験相談に来てくれる受験生から、「親が塾に行かせてくれない」という相談はよく届きます。状況はそれぞれ違いますが、内容は大きく3パターンに絞られます。
「お金がかかるから無駄」といわれて平行線になってしまう
費用を理由に断られているのに、「行きたい気持ち」だけで押し返そうとすると、必ず平行線になります。
「塾に行きたい」というたびに「どれだけお金がかかると思ってるの」と返ってくる。この構図が続いているなら、伝え方を変えないといけません。
親の言葉の裏にあるのは「その費用に見合うだけの結果が出るのか」という疑問であることがほとんどです。気持ちではなく、根拠で話す必要があります。
「独学でも受かる子はいる」といわれても何をすればいいか分からない
「独学でも受かる」は事実ですが、独学で受かるための条件は何か、それを把握せずに動くのは危険です。「独学で受かった」という話が出てくると、「じゃあ自分もやれるかもしれない」と思う反面、「実際に何をすればいいのか」がまったく見えなくなります。
独学で合格する受験生と、独学で時間を無駄にしてしまう受験生の間には、明確な差があります。この差を知っておくことが、まず必要です。
塾なしで本当に関関同立に合格できるのかが不安
塾に行けない不安の正体は、「合格に必要なことが自分で把握できていないこと」にあります。「本当に受かるのか」という不安は、根拠のない不安ではありません。
何をいつまでにどのレベルまでやれば関関同立に届くのか、その全体像が見えていないから怖いのです。逆にいえば、その全体像が明確になれば、塾なしであっても「自分がやること」は決まります。ここから先でそれを整理します。
親が塾を許可しない4つの理由

親が塾を許可しない理由を正確に把握することが、再交渉の出発点になります。理由を特定せずに「行かせてほしい」と繰り返しても状況は変わりません。
以下の4つの理由を順に見ていきます。
費用の高さへの抵抗感
親が最初に口にする理由としてもっとも多いのが費用への抵抗感ですが、背景には「金額が見えないから怖い」という心理があります。「高い」と感じるのは、費用の相場が見えていないからです。
文部科学省の調査では、高等学校(公立)で学習塾費を支出している家庭の年間平均額は約38万2千円です※1。この相場観と、塾にかかる年間費用のおおよその内訳(授業料・教材費・管理費など)を共有したうえで、「何にどのくらいかかるのか」を具体的に示す会話ができると、親の反応は変わります。
「塾に行けば受かる」という根拠が見えない
費用よりも実は多くの親が引っかかっているのが、「投資に見合うリターンが保証されているのか」という点です。「塾代を出しても受からなかったら無駄になる」という感覚は、親として当然です。
この疑問に答えられないまま「行かせてほしい」と頼むと、親から見れば感情的なお願いにしか映りません。合格実績、自習サポートの仕組み、週次の計画管理といった「なぜこの塾に行けば結果が出るのか」の根拠を準備することが先決です。
本人の本気度・意欲への疑問
「本気でやるつもりがあるの?」という親の疑問は、子どもの言葉より行動で答えるしかありません。親が「本当にやる気があるのか」を疑っているケースでは、いくら「絶対頑張る」といっても信用されません。
すでに自習をはじめている・使っている教材がある・志望大学の過去問を見た、という具体的な事実を添えて話すと、本気度の伝わり方が変わります。
「自分でやれるはず」という期待
「自らの子どもならやれる」という親の期待は悪意ではありませんが、受験の現実に即していない場合があります。
「独学でも受かる子はいる」という話は事実です。ただし、そのような受験生は自分で計画を立て、進捗を管理し、弱点を特定して修正できる力を持っています。「自分でやれる子」の定義を正確に伝えることが、この場合の突破口になります。
費用対効果を示して再交渉する3つのステップ
親への再交渉を「感情のぶつかり合い」ではなく「根拠のある提案」に変えるには、以下の3つの手順が有効です。
塾費用を「受験にかかる総費用」の中に位置づける
塾費用だけを単独で見ると高く感じますが、受験にかかる総費用のなかで見ると意味合いが変わります。関関同立を目指す高校生の一般入試の出願費用は、1大学を複数回・複数大学と受けていくと、30〜35万円になることが普通です。
これは出願費用だけの数字であり、交通費・宿泊費・テキスト代は含んでいません。出願費用だけでも30万円以上かかるなかで、「そこに合格する確率を上げるための準備費用」として塾費用を位置づけると、コスパの話ができます。
具体的には「受験で使う総費用の見込み額」と「塾に行った場合・行かなかった場合の合格の可能性の違い」を一枚の紙に整理して見せることが有効です。
合格実績と自習サポート体制を数字で示す
「なんとなく行けば受かりそう」ではなく、「この塾はこういう仕組みで合格率を上げている」という根拠を示します。
私たちマナビズムでは、専属コンサルタントが生徒1人ひとりに毎週全科目の勉強計画を設計・修正します。「授業を受けるだけ」ではなく、「自習時間の使い方まで管理される」仕組みがあることを親に伝えてください。
関関同立合格に必要な学習時間は約1,500時間で、そのうち塾の授業は約500時間、残り約1,000時間は自習時間です。塾の授業時間そのものよりも、この自習時間をどう設計するかで合否が決まる、という考え方が、マナビズムが関関同立合格特化で成果を出してきた根拠です。
この仕組みを親に見せることで、「費用を出す意味」が具体的になります。
「何を・いつまでに・どのレベルまで」を言語化した計画を見せる
再交渉で有効なのは、感情でも言葉でもなく「自分で作った計画書」を見せることです。
「頑張ります」という言葉より、「英単語は〇月までに〇〇を完成させ、文法は〇月までに一周する。それを週次でコンサルタントが管理する」という具体的な計画を見せたほうが、親の納得感は圧倒的に高くなります。
私がマナビズムの受験相談で常に伝えるのは、「いつまでに何点取りたいなら、今こうする」という逆算の発想です。この考え方をそのまま親への説明に使ってみてください。自分で計画を言語化できている受験生は、親から見ても「本気度がある」と映ります。
許可が出ないままでも関関同立を目指す自習戦略

親から許可が得られなかった場合でも、関関同立合格という目標は変わりません。ここからは「塾なしでどう戦うか」の具体的な戦略を伝えます。
以下の3点から、塾なしでどう戦うかを具体的に見ていきましょう。
合否をわけるのは授業時間ではなく自習の質
塾に行けないことは不利ですが、自習の質を制することが、合否を自分でコントロールする鍵になります。
関関同立合格に必要な学習時間は約1,500時間で、そのうち塾の授業が占めるのは約500時間だけです。残り約1,000時間の自習をどう設計するかが合否をわけます。
合否をわけるのは授業ではなく、この自習時間の質です。
これは、塾に行っている受験生も同じです。自習の時間を「なんとなく参考書を進める」時間にしてしまっている受験生は、塾に通っていても成績が上がりません。塾に行けない状況であれば、この自習時間を計画的に使い切ることに集中することが、打ち手になります。
試験日から逆算した週次計画を自分で設計する
「頑張る」という意志ではなく、試験日から逆算した週次計画が合否をわけます。
独学で合格した受験生が共通して持っているのは、目標から逆算する思考習慣です。まず志望大学の入試問題・出題傾向・入試方式を調べ、「合格点を取るために何ができていれば良いか」を定義します。次にその状態から「今の自分との差」を特定し、「何を・いつまでに・どのレベルまで」を月単位・週単位に分解します。
私たちが受験相談で毎回行っているのも、この逆算の設計です。専属コンサルタントが週1回、全科目の勉強計画を設計・修正するのが私たちの仕組みですが、自習で取り組む場合も、毎週日曜日に「今週やること」を紙に書き出す習慣を持つだけで、計画と行動のズレを修正できます。
マナビズムチャンネルでも、「逆算で決まるのは何をいつやるかであって、頑張り度合いではない」とお伝えし続けています。
「わかった」を「解ける」に変える演習の繰り返し方
授業や参考書で「わかった」と感じた後、同じ問題を自分で解けるかを必ず確認してください。
独学でもっとも陥りやすいミスが「わかった気になって進む」パターンです。授業を聞いて、解説を読んで「なるほど」と思った瞬間、受験生は次のページに進みます。しかし1週間後に同じ問題を解こうとすると、解けません。
私たちマナビズムでは、授業で「わかった」から演習で「解ける」に変えるためのリーズニングゼミという仕組みを設けています。
自習で行う場合は、「参考書を読んで理解したら、必ず問題を解いて確認する→解けなかった問題は翌日も解く→2日連続で解けたら次に進む」というサイクルを徹底することが有効です。「わかった」と「解ける」の間には必ずステップがあります。
費用を抑えながら合格率を上げる選択肢の選び方
塾費用が家庭の経済状況に対して重い場合でも、費用を下げながら合格率を落とさない選択肢はあります。3つの観点から確認してください。
年間費用の相場と費用内訳を把握する
「塾は高い」という漠然とした印象ではなく、相場と内訳を把握することが費用交渉の出発点です。塾の年間費用は、週3〜4回の通塾型を想定した場合と、映像授業型・オンラインコース型を選んだ場合とで、費用構造が異なります。
「塾の費用」をひと括りに比較するのではなく、「何に費用がかかっているのか(授業・管理・設備)」という内訳を見ることで、家庭に合った費用設計ができます。
自習サポートがある塾とない塾の違い
費用が安くても、自習の時間を管理してもらえない環境では合格率は上がりません。塾によっては「授業だけ受けて終わり」というスタイルが一般的です。
費用を抑えようと映像授業だけのサービスを選ぶと、自習の設計は全部自分任せになります。自分で計画を立てて実行できる受験生にとっては問題ありませんが、そうでない場合は授業料が安くても合格率は上がりません。
私たちが重視しているのは、授業の質よりも「その後の自習時間をだれがどう設計するか」です。費用を検討するときは、「自習のサポート体制があるか」を必ず確認軸に入れてください。
オンラインコースという選択肢
通塾に比べてコストを下げながら、専属コンサルタントによる週次計画管理を受けられる選択肢があります。
私たちにはオンラインコースがあります。全国どこからでも受講でき、通塾型と同様に専属コンサルタントが週1回、全科目の勉強計画を設計・修正します。「通う時間と費用が惜しい」「近くに校舎がない」という状況であっても、私たちが提供している自習コンサルティングの仕組みを受けられます。
費用を抑えたい場合でも、「自習の設計をだれかにサポートしてもらえるか」という軸で選ぶと、コスパの判断がしやすくなります。
マナビズムの無料受験相談でできること
親が塾に行かせてくれない状況でも、私たちの無料受験相談は利用できます。費用が発生しない相談の場なので、「まず話を聞いてみたい」という段階でも来てください。
受験相談では、現時点での学習状況・志望校・親への交渉状況を踏まえた上で、今から何をすればいいかの計画を一緒に設計します。「逆算の週次計画」「費用対効果を示した親への提案資料」「自習で取り組む場合のロードマップ」、いずれも相談のなかでお伝えできます。
オンライン・全国の校舎でも対応しています。まず動画概要欄・公式LINEから申し込んでください。受験相談は無料です。
よくある質問(FAQ)
塾に行かせない親はどうすればいいですか?
感情での説得ではなく、費用対効果の根拠を示すことが有効です。「受験にかかる総費用のなかでの塾費用の位置づけ」「合格率を上げる仕組みの具体的な説明」「本人が言語化した計画書」を組み合わせて提示することで、親が判断しやすい材料を用意できます。それでも許可が出ない場合は、自習計画を自分で設計する方向に切り替え、無料受験相談を活用してください。
経済的に塾に行けない場合は独学で関関同立を目指せますか?
目指せますが、条件があります。「試験日から逆算した週次計画を自分で立てられること」「わかった内容を必ず問題で確認するサイクルを徹底できること」「定期的に計画の進捗を見直せること」の3点がそろっていれば、独学でも関関同立合格は現実的です。この3点を自力で担保できない場合は、費用の低いオンラインコースや単科受講など部分的なサポートを活用することを検討してください。
予備校・塾に行かせてもらえない場合に使える無料・低コストの学習手段はありますか?
私たちの公式YouTubeチャンネルでは、関関同立の科目別勉強法・週次計画の立て方・参考書の使い方を無料で発信しています。また、公式LINEに登録すると関関同立英語の入試傾向をまとめたバイブルや参考書攻略コンテンツを無料で受け取れます。これらは授業の代替にはなりませんが、「何をすればいいかの方向性」を掴む上で活用できます。
塾に行けなかった場合はいつから本格的に受験勉強をはじめればいいですか?
高2の時点で英単語・文法・古文単語と文法の基礎を終わらせておくことが理想です。高3の4月から本格スタートする場合、まず志望校の入試問題・方式・合格点を調べることからはじめ、そこから逆算した年間計画を立てます。
「本格的にはじめる時期」を悩むより、「今日から何を1つやるか」を決める方が先です。スタートが遅れていると感じるほど、今日の1歩の質が合否を変えます。
参考情報
※1 文部科学省「令和5年度子どもの学習費調査」
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/k_detail/mext_00002.html