数学が得意になる方法を徹底解説。才能ではなく積み上げ方で差がつく

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「自らには数学のセンスがない」「まわりは感覚で解けるのに、自分だけ何年やってもできるようにならない」マナビズムに受験相談に来る高校生・浪人生から、毎月必ずこの声を聞きます。

まず、はっきり伝えます。数学の得意・不得意は才能ではなく、積み上げ方の問題です。理解・暗記・演習という正しい順序で積み上げられているか、それだけです。

私たちが指導してきた関関同立合格者の多くは、最初から数学が得意だったわけではありません。

正しい積み上げ方を知り、つまずき箇所に戻り、初見問題で解けることを確認しながら積み重ねた結果として、数学が「得意科目」に変わっています。この記事では、その具体的な方法を5つのステップで解説します。

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「センスがない」という子ほど実はだれよりも頑張っている

受験相談で「数学のセンスがない」と口にする受験生ほど、実はだれよりも参考書に向き合っています。毎日机に向かい、何周も参考書を繰り返している。それでも点数が伸びないから、「自らには向いていない」という結論にたどり着いてしまう。

しかし、私がその話を聞いてまず疑うのは才能ではありません。「参考書をやった量」と「実際に解ける状態」が、本人のなかでイコールになっていないか、です。

参考書を1周・2周やったという事実と、その問題を初見で解けるか(進捗度と習熟度の違い)は、まったく別物です。ここがズレたまま「センスがない」と結論づけている子が圧倒的に多い。

「数学の参考書を3周やりました」という子に、私たちは必ず初見の問題でテストします。すると、3周やったはずなのに解けない、というケースがほとんどです。

これは才能の差ではなく、「やった」という事実と「解ける」という事実を同じものだと思い込んでいたことの差です。

センスがないのではなく、量をこなした安心感に埋もれて、実際に解けるかを確認する機会がなかっただけ。ここに気づけるかが、数学が得意になるかの分かれ目です。

数学が得意になるための5つのステップ

数学が得意になる5つのステップ(つまずき特定→理解→暗記→演習→反復)の流れ図

マナビズムで数学の成績が上がった受験生は全員、この順序を守っています。順序を飛ばして演習量だけ増やしても、習熟度はついてきません。

つまずき箇所を特定して遡る単元を決める

数学の成績が伸びない原因は、必ず「今やっているところよりも手前」にあるのです。これは物理でも数学でも、私たちが指導の現場で繰り返し実感していることです。

「伸びない原因を手前で探し、絶対に戻る」――これがマナビズムの一貫した考え方です。目先の演習量を増やすのではなく、まず「どこでつまずいているか」を特定することが先です。

関関同立を目指す高校生であっても、中学数学の一部が定着していないケースは珍しくありません。「高校数学が難しい」と感じているときに、実は中学の因数分解や一次方程式に穴があった、ということは受験相談でもよく見かけます。

つまずき特定の方法は単純です。今解けない問題の「前提知識」を1つずつ遡って確認していく。

解けない場合は「なぜ解けないか」を言語化する。その過程で「わかっていると思っていたが実はわかっていなかった」箇所が必ず出てきます。

公式・定義を「説明できる」レベルまで理解する

「授業でわかった」と「説明できる」はまったく別の状態です。数学が伸びない受験生の多くは、「わかった気になる」ところで理解を止めています。

私たちが指導で使う基準は「人に説明できるか」です。公式や定義について「なぜそうなるか」を言葉で説明できれば理解が定着している。「答えがこれになることは覚えてる」だけでは、初見の問題に応用できません。

例えば、二次方程式の解の公式を使えることと、その公式がなぜ成り立つかを説明できることは別です。説明できるレベルまで落とし込むことで、公式のどの部分を使うかという「判断」が正確になります。これが「本番で解ける」状態の土台です。

解法パターンを参考書なしで引き出せる状態まで刷り込む

理解した解法が「自らのなかから引き出せるか」が暗記の到達基準です。ここでつまずく受験生の多くは、技術の問題ではなく気持ちの問題でつまずいています。

参考書を閉じて自らの力だけで解こうとすると、必ず手が止まる瞬間が来る。そこで「やはり自らには向いていない」と感じて、また解説を読む側に逃げてしまうのです。

しかし、手が止まるのは才能がないからではありません。理解した内容が、まだ自らのものになっていないだけです。

参考書の解説を見て「なるほど」と思ったら、そこで終わらせず、参考書を閉じて自らの力だけで最後まで書き出してみる。書けなかった部分だけをもう一度確認し、また閉じて書き直す。この地味な作業を繰り返せるかが、才能とは無関係な「積み上げ方」の差です。

ここで注意が必要なのは、「丸暗記」と「理解を伴う暗記」の違いです。同じ形の問題しか解けないのは丸暗記の状態。

解法の背後にある考え方ごと覚えていれば、問題の設定が変わっても対応できます。理解のステップをしっかり踏んでから暗記に入ることが、応用力につながる理由がここにあります。

初見の問題で習熟度を確認する演習に取り組む

解法を暗記したあと、初見の問題で解けるかを確認するステップを省くと、習熟度のチェックができません。マナビズムでは毎週、専属コンサルタントが初見問題でアウトプットテストを行います。参考書で演習した問題は「覚えてしまっている」可能性があるため、別の問題集の類題や過去問の関連問題での確認が必要です。

この「初見で解けるか」が、模試や本番と直結します。参考書を何周もやっても模試で点が取れないのは、初見問題での確認ステップが抜けていたからです。

演習では「正解したか不正解か」だけでなく、「解法の判断が正しかったか」「どのステップで詰まったか」を分析します。間違えた問題はつまずきの新たな発見場所でもあります。その場で理解・暗記に戻り、再度演習する。このサイクルが習熟度を上げます。

週次ルーティンに組み込んで反復し積み上げを継続する

一度できるようになっても、繰り返さなければ抜けます。積み上げを維持するためには、週次のルーティンに組み込むことが必要です。

マナビズムで専属コンサルタントが毎週設計するのは、この「今週どの単元をどこまで反復するか」という計画です。先週できた問題を今週も確認する、先月やった単元を月1回リセット確認する。こうした定期的な反復スケジュールがなければ、積み上げたものがじわじわと崩れていきます。

感覚に任せた「なんとなく復習」ではなく、コンサルタントとともに「何月何週に何を確認するか」を明確にした設計が、関関同立合格に必要な数学力を本番まで維持する方法です。

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数学が得意になるには「積み上げ方」がすべてである2つの理由

なぜ才能ではなく積み上げ方の問題なのか。現場で繰り返し確認してきた2つの事実が、その答えを示しています。

才能より前に確認すべき「積み上げの順序」が異なる

「私は数学のセンスがない」という言葉を受験相談でよく聞きますが、センスの話をするのはまだ早いと私は毎回伝えています。才能を疑う前に確認すべきことがあります。理解→暗記→演習の順序を守っているか、です。

受験相談に来る生徒のほとんどが、この順序のどこかを飛ばしています。理解が不十分なまま暗記に入っている。

暗記もできていないまま演習量だけ増やしている。この状態で「何周やっても点が伸びない」と感じるのは当然です。

私たちが現場で指導してきた中で、順序を正しく踏み直した生徒が数学の成績を上げられなかったケースを、ほとんど見たことがありません。才能の問題ではなく、手順の問題です。

「理解・暗記・演習」は、成績が伸びる受験生が全員やっている勉強のリズムです。受験相談でも、浪人生の面談でも、私たちが最初に確認するのはこのリズムが機能しているかです。

中学数学のつまずきを放置したまま高校数学を進めている

受験相談の現場で繰り返し見えてくるのは、「高校数学が難しい」と感じている受験生の多くが、実は中学数学の一部でつまずきを抱えたまま高校に進学しているということです。これは特別な事例ではなく、関関同立を目指す高校生の間でもよく起きています。

この事実が示すのは、「高校数学が難しい」と感じているときに、中学数学の穴が原因である可能性が高い、ということです。高校数学の内容を一生懸命やっても、中学の基礎に穴があれば積み上がりません。数学への苦手意識は、積み上げの途中でつまずきが放置された結果として蓄積するものです。

「どこかで落とした基礎が原因で、今の高校数学が解けない」というのはよくある話です。だからこそ私たちは、受験相談の最初に「どの単元でつまずいているか」を一緒に洗い出します。高校数学からではなく、中学数学の確認からはじめることも珍しくありません。

数学が伸びない受験生の3つのパターンと正しい積み上げ方の対比図

数学の成績が伸びない人に共通する3つのパターン

受験相談で繰り返し見てきた中で、成績が伸び悩む受験生には共通する行動パターンがあります。

「できない自分」を見たくないから進捗だけを数えてしまう

参考書を進めること自体が目的になってしまう受験生には、共通する心理があります。それは、初見の問題で試して「解けない」という現実を見るのが怖い、という気持ちです。

読んだ、見た、解説を読んだ、これで1周としてカウントしていれば、少なくとも「進んでいる」という実感は得られます。逆に初見問題で試して解けなければ、「センスがないのかもしれない」という不安に向き合うことになる。だから無意識に確認を避けて、次のページへ進んでしまう。

マナビズムで指導するなかで、こういった進捗だけを追う勉強スタイルの生徒が多いと実感しています。私たちが「完璧の基準」を毎回明示するのは、この回避を許さないためです。

例えば「単語帳1冊、赤シートで全部隠して即答できるまで」というように、到達基準を先に具体的に決めておけば、進捗と習熟度のズレを本人がいいわけできなくなります。数学でも「参考書を見ずに解法を引き出せるか」を基準にして、自分から確認しにいく姿勢が、このパターンから抜け出す方法です。

前の単元のつまずきを放置したまま先に進む

受験相談で「二次関数が苦手」と来た高校生に確認すると、一次関数の理解が不十分なケースもよくあります。前の単元のつまずきを放置したまま先に進んでいる、という状態です。

数学は積み上げ科目です。前の概念が理解できていないと、次の単元は砂の上に家を建てるようなもので、いくら上を積み上げても崩れます。伸びない原因は「今やっている単元が難しい」のではなく、「手前の単元に穴がある」ことのほうが圧倒的に多い。

絶対に戻ってください。高3の秋であっても、中学数学に穴があれば中学数学から戻ることを私たちはすすめています。「今さら中学数学に戻れない」という焦りはわかります。

ただ、根本的な穴を放置して演習量を増やしても、本番では解けません。私たちの指導経験では、中学数学の穴は思ったより浅く、受験生が2〜3週間ほどで埋め終えています。そこから高校数学を積み直したほうが、最終的には着実に伸びます。

反復の量は足りているが習熟度が伴っていない

定期テストで「全部覚えたはず」なのに本番で解けなかった、という経験をしたことがある方は多いはずです。これが「習熟度が伴っていない反復」の典型的な結果です。

直前の詰め込みで一時的に覚えた状態と、初見問題でもすぐに取り出せる定着した状態は別物です。繰り返した回数ではなく、「初見問題でどれだけ正確に解けるか」が習熟度の指標です。

マナビズムでは毎週、専属コンサルタントが初見問題で確認テストを行います。「やった参考書の問題が解けること」を確認するのではなく、「同じ概念の別問題が解けること」を確認します。この習慣が、模試や本番の数学で「解けない」という状態を減らします。

関関同立の数学で合格点を取るための自習設計2ステップ

正しい積み上げ方を理解したうえで、合格から逆算した自習設計が必要です。逆算と自習時間の設計、この2点が数学の合否をわけます。

試験日から逆算して今やるべき範囲を決める

関関同立の数学で合格点を取るためには、今自分が「どこで何をやるべきか」を試験日から逆算して決める必要があります。「なんとなく苦手だから数学を頑張る」という目標設定では、本番に間に合いません。

逆算の起点は試験日です。例えば「12月中に過去問で合格最低点に一度タッチしたい」という目標を立てたとき、そこから逆算すると「11月中に関関同立レベルの演習を安定させる」「10月から過去問演習を本格的にはじめる」「夏休み明けまでに基礎問題精講レベルを完成させる」という各マイルストーンが決まります。

逆算なしに「今日できる問題をやる」という勉強をしていると、試験日に間に合わない計画に気づいたときにはもう遅い、というケースが多い。受験相談に来た生徒が「6月からこれをやります」といったとき、私が最初に確認するのは「その計画で本番に間に合うか」です。

自習1,000時間の使い方を考える

関関同立合格に必要な学習時間は約1,500時間です。そのうち塾の授業で使える時間は500時間程度、残りの1,000時間は自習です。合否の3分の2は、この自習1,000時間の質で決まります

授業を受けるだけで合格できるなら、授業を受けた全員が合格できるはずです。そうならないのは、自習の質が合否をわけているからです。「授業を受けてわかった」から「自習で再現できる」への変換が、数学の成績を本番に向けて積み上げる核心です。

自習1,000時間を正しく設計するために、マナビズムでは専属コンサルタントが毎週、全科目の勉強計画を作成します。「今週の数学は、二次関数の解法パターンを5問、参考書を見ずに再現できるまで繰り返す」という粒度で設計します。

「なんとなく数学をやる」ではなく、「何をどこまで、この週に仕上げる」という目標設定があってはじめて、1,000時間の自習が合格への積み上げになります。

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数学が得意になるのは才能ではなく正しい積み上げの結果である

数学の得意・不得意を才能の問題と思っている受験生に、私たちが伝えることは1つです。才能の話をする前に、積み上げの順序を確認してください。

つまずき箇所を特定して遡る→公式・定義を説明できるレベルまで理解する→解法を参考書なしで引き出せるまで暗記する→初見問題で習熟度を確認する→週次ルーティンで反復を継続する。この5ステップを守ることが、数学を得意にする方法のすべてです。

中学数学のどこかでつまずいたまま高校数学に進んでいる受験生は、決して少なくありません。「難しいと感じる今の単元」ではなく、「手前のどこかに穴がある」という視点で見直すのが、停滞を打破する最初の一歩です。

数学の成績が上がらない原因は才能ではありません。積み上げ方を正しく設計し直すことで、着実に変わります。もし、「つまずき箇所がどこかわからない」「自らの積み上げ方が正しいか確認したい」という場合は、マナビズムの無料受験相談を活用してください。

「今何をすべきか」を具体的な計画として言語化するところまでサポートします。関関同立の数学で合格点を取るための自習計画を、専属コンサルタントと一緒に設計しましょう!

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よくある質問(FAQ)

数学が得意になる考え方は?

才能ではなく積み上げの問題と捉えることが最初の一歩です。「解けないのは手前の単元に穴があるから」という視点で、伸びない原因を手前で探す習慣をつけてください。正しい積み上げ方(理解→暗記→演習の順序を守る)ができれば、数学はだれでも伸ばせます。

数学が苦手な人の勉強法は?

まずつまずき箇所の特定からはじめてください。「今やっている単元が難しい」と感じる場合、その原因は1つ前・2つ前の単元にあることがほとんどです。高校数学が伸びない場合、中学数学の基礎に戻ることも有効です。

その後、理解→参考書を見ずに再現(暗記)→初見問題で確認(演習)の順序を守って積み上げます。参考書を進めることを目標にせず、「初見問題で解けるか」を到達基準にしてください。

数学が得意な子の特徴は?

「わかった気になる」と「説明できる」を区別できていることが特徴です。公式や解法を「なぜそうなるか」を言葉で説明できるレベルまで知っています。

また、解けなかった問題をつまずきの情報として活かし、理解・暗記に戻る習慣を持っています。積み上げを週次のルーティンとして管理していることも共通しています。

数学の得意・不得意は高校からでも変えられますか?

変えられます。ただし「正しい積み上げ方を今からはじめること」が前提です。高3からはじめる場合でも、つまずき箇所を特定して遡り、理解→暗記→演習の順序を守ることで成績は伸びます。

試験日から逆算して、今やるべき範囲と到達基準を明確にした計画を立てることが重要です。時間が限られている分、どこに集中するかを絞り込む必要があるため、専属コンサルタントによる計画設計が特に有効です。

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