11月の模試を高2生で受ける人へ|おすすめ5選と受験後に大切なこと

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高2の夏から受験勉強を始める高校生は、決して遅いスタートではありません。しかし、志望校や学力によっては、さらに早い段階から勉強を始めた方がよいケースもあります。 本記事では、複数のケースにおいて“高2夏からの受験勉強は遅いのか”を解説しています。高2の夏休み中に取り組みたいことも紹介していますから、ぜひ参考にしてください。

高2夏からの受験勉強は遅いのか?間に合うケースとは

高2夏からの受験勉強は遅いのか?間に合うケースとは

高2の夏から受験勉強を始める人へ、下記3つのケースについてスタートが遅いのかを解説します。

  • 高2からの受験勉強で国公立を目指す
  • 高2からの受験勉強で医学部を目指す
  • 高2からの受験勉強でE判定から合格を目指す

高2からの受験勉強で国公立を目指す

国公立を目指す受験生は、高1から勉強を始めるのが望ましいです。そのため、高2から国公立を目指すのは厳しい道のりといえます。 特に難関大学以上の国公立に合格するためには、3,500時間以上の勉強が必要な場合もあります。膨大な勉強時間も、高1から始めれば大きな負担なく進めやすいですが、高2から巻き返すとなると、1日の学習量を増やさなくてはいけません。 たとえば、高2の夏から毎日勉強する場合、3,500時間を確保する場合には、下記の勉強量が想定されます。

  • 高2の勉強時間(7月~3月):平日4時間、休日8時間(合計1,296時間)
  • 高3の勉強時間(4月~2月):平日6時間、休日10時間(合計2,200時間)

この予定で約3,500時間です。長期休暇で多めに勉強すると、平日の時間は多少抑えられる計算になりますが、とても厳しいスケジュールであることがわかると思います。必ずしも高2からの国公立受験が間に合わないというわけではありませんが、全力で臨む覚悟が必要だと覚えておきましょう。

高2からの受験勉強で医学部を目指す

医学部合格を目指すには、高校3年間で5,000時間以上の勉強が必要とされています。そのため、高1から勉強を始めるのが現実的です。高2からの受験勉強では、国公立以上の努力が必要だといえます。 5,000時間は、高2の春から勉強をスタートさせたとすると、単純計算で1日7~8時間も机へ向かわなくてはいけません。

休日や夏休みに10~12時間以上勉強する場合には、平日の学習量は多少減りますが、かなり負担が大きい挑戦になるといえるでしょう。 そのため、医学部を目指す場合には、高1から少しずつでも勉強を始めておくのをおすすめします。

高2からの受験勉強でE判定から合格を目指す

受験生のなかには、高2の夏頃に模試を受けてみたら志望校に設定した大学がE判定だったという人もいるでしょう。想像よりも学力と差がある状況に、ショックや焦りを感じる人がいるかもしれません。 結論、高2の時点でE判定の場合には、まだ志望校として合格を諦める必要はありません。

しかし、高2のうちから受験のスイッチを入れて、効率的な学習計画・勉強法で取り組む必要があります。 E判定の学力は、基礎力が不足しているケースも多いですから、基礎固めから着実に知識をつけていきましょう。プロのサポートを受けると、志望校までの最短コースで学力向上を目指せるため、E判定から逆転合格したい人は、塾や予備校の利用をおすすめします。

高2夏の受験勉強で遅いを挽回!おすすめの勉強法

高2夏の受験勉強で遅いを挽回!おすすめの勉強法

高2の夏、受験勉強に焦りを感じている人は、長期休暇がチャンスです。おすすめの勉強法を紹介しますから、遅れを取り戻しましょう。

  • 高2夏休みの勉強時間
  • 高2夏休みの科目別勉強法
  • 高2の受験勉強スケジュール

高2夏休みの勉強時間

高2の夏休みは4時間を目標に勉強してください。高2のうちは部活や習い事で忙しい人もいるため、平日は3時間、休日に5時間といった具合でも構いません。受験勉強は高3の冬まで続くため、モチベーションが低下しないよう、無理のないスケジュールで続けましょう。 「夏休み中に英語・数学の基礎内容を一通り学習する」といった目標を立てると、効率的な勉強につながるためおすすめです。

高2夏休みの科目別勉強法

高2夏休みに取り組みたい勉強内容を、科目別で表にまとめて紹介します。「何から勉強すればいいのかわからない」という人は、表のポイントを参考にしてください

科目 勉強法
英語 ・単語、熟語、文法のインプット学習
・教科書や参考書を使用して復習から始める(余裕がある場合には予習も進める)
数学 ・教科書や参考書に載っている公式・例題のインプット学習
・基礎問題に取り組む
国語 ・現代文は問題演習を通して回答に至る根拠を文章から見つけ出す作業を繰り返す
・読書の習慣をつけて現代文読解に必要な力を養うのもおすすめ
・古文は文法や単語の復習をする
・漢文は返り点、レ点、置き字などを復習する

※この表は横にスクロールできます。

英語、数学、国語は、高2のうちから基礎力固めを始めていきましょう。社会、理科については、重視する必要はありません。苦手な人は、教科書や参考書で授業の復習を少しずつ始めていくとよいでしょう。

高2夏の受験勉強で理系・文系が優先したい科目

受験対策の効率性を上げるためには、志望校に合わせた勉強が大切です。理系・文系で志望校の方向性が絞れている場合には、特に重要な科目を優先して勉強するのがおすすめです。

志望 優先科目
理系 ・英語と数学を優先して勉強する
・英語は英単語、熟語、文法のインプット学習に力を入れる
・基礎のインプットが進んだら文法問題に取り組む
・数学は基礎問題を完璧にする
文系 ・英語を優先して勉強する
・英単語、熟語、文法のインプット学習に力を入れる
・電車の移動中や待ち時間、スキマ時間などにも単語帳や文法書で勉強するクセをつける(スマホの単語アプリもおすすめ)

※この表は横にスクロールできます。

高2の受験勉強スケジュール

高2の大まかな勉強スケジュールを紹介します。ひとつの目安として、自分の苦手科目を考慮しながら計画的に勉強しましょう。

時期 勉強のポイント
1学期 ・授業の予習・復習で毎日の勉強習慣を身に付ける
夏休み ・毎日の勉強時間を増やしていく
・特に英語、数学、国語の基礎力固めに力を入れる
2学期 ・勉強習慣が定着していると望ましい時期
・そろそろ志望校を絞っておくと以降の効率的な勉強につながる
3学期 ・志望校への合格率を高めたい場合には塾・予備校の利用を検討する

※この表は横にスクロールできます。

高2夏に万全な受験対策が進められるマナビズムの夏期講習

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高2の夏休みに受験勉強とあわせてやりたいこと

高2の夏休みに受験勉強とあわせてやりたいこと

高2の夏休みは、勉強とあわせて受験の準備も進めておきましょう。下記の行動を実践しておくと、高3の段階で本格的な受験モードへ切り替えやすくなります。

  • 勉強習慣をつける
  • オープンキャンパスに参加する
  • 志望校を決める
  • 現時点の学力を把握する
  • 高2夏休みの遊びについて

勉強習慣をつける

高2から受験対策を始める人は、まず勉強習慣をつけることから始めましょう。本格的な受験シーズンの高3になったとき、安定した勉強習慣がついていると大変有利です。 一般的に、習慣がない場合、受験シーズンになったと同時に長時間の勉強を続けるのは難しいです。そのため、高2から勉強習慣が定着していると、スケジュール通りに進みやすくなり、志望校の合格率もグッと上がります。

オープンキャンパスに参加する

高2の夏休みは自由な時間が増えるため、オープンキャンパスに参加するチャンスです。機会は高3になってからもありますが、受験シーズンの夏休みはオープンキャンパスよりも勉強に集中したい時期です。そのため、気持ち的にも余裕がある高2の時期が、オープンキャンパスの参加に適しています。 オープンキャンパスは志望校決定のきっかけになるほか、受験へのモチベーション向上にもつながりますから、夏休みを利用して積極的に参加してみてください。

志望校を決める

オープンキャンパスに参加したら、志望校を決めましょう。「第一志望は決めきれない」という場合でも、複数の候補に絞り、学部の方向性を決めるという感じの大まかな希望で構いません。 志望校が定まってくると、入試対策も絞れてきますから、効率的な勉強につながります。

現時点の学力を把握する

夏休み中に、現時点での学力を把握しましょう。志望校と学力の差によって、今後のスケジュールや対策が明確になります。 具体的な学力の把握手段は、模擬試験がおすすめです。単元別に分析結果が確認できるため、詳細な学力確認になります。すでに夏休みで受けられる模試がすべて終わっているという場合には、過去問演習で実力を測るとよいでしょう。

高2夏休みの遊びについて

高2から受験モードに入ると、多くの勉強時間を確保できるため、大変有利です。しかし、長期で勉強を続けるのは、モチベーション維持が大変でストレスが溜まってしまう可能性もあります。 そのため、高2の夏休みは部活や勉強ばかりではなく、遊びも大切にしてください。必要な勉強量を考慮した上で、遊びの時間も作りましょう。予め、1日、1週間、1ヶ月のスケジュールを立てておくと、勉強量が不足するリスクを減らせます。

高二の夏休みに勉強しなかったと焦る受験生へ

高二の夏休みに勉強しなかったと焦る受験生へ

この記事を読んでいる人のなかには、すでに高2の夏休みが過ぎ、「全然勉強をしてこなかった」と焦っている人もいるかもしれません。しかし、焦りすぎて落ち込む必要はありません。 受験生は高3の春から本格的に勉強をスタートさせる人も多いですから、高2の秋以降からでも十分に対策できる時間はあります。 志望校や現在の学力によっては、逆転合格といった厳しい道のりになる人もいるでしょう。焦って闇雲に勉強を始めず、冷静に自分の学力を分析しながら計画的に学習を進めてください。

志望校と学力に差がある場合には、塾や予備校を利用して、最適な学習計画・勉強法のアドバイスを受けながら効率的に対策を進めていきましょう。秋期講習に参加するのもおすすめです。 高2の段階で志望校を諦めるのは早計ですから、落ち着いて今からできることを始めてください。

高2夏からの受験勉強が遅いか不安な高校生へのQ&A

高2夏からの受験勉強が遅いか不安な高校生へのQ&A

最後に、「高2夏からの受験勉強は遅いかも…」と不安に感じている高校生へ、よくある質問をまとめて紹介します。

  • 高2の平日の勉強時間はどれくらいですか?
  • 高校2年生でやるべきことは何ですか?
  • 高2の夏期講習に行くべきか?

高2の平日の勉強時間はどれくらいですか?

平日は2~3時間を目安に勉強しましょう。休日は勉強量を増やして、4時間を目標にしてください。高2の受験勉強は、学習習慣の定着が重要です。高2の時期は、部活や習い事で忙しい日もあると思いますが、短時間でもできる限り毎日勉強を続けて、学習習慣がつくように頑張りましょう。

高校2年生でやるべきことは何ですか?

大学受験を希望している高校2年生は、少しずつ勉強習慣をつけてください。また、夏休みには、気になる大学のオープンキャンパスに参加して、志望校の候補を絞り始めましょう。受験ムードで勉強漬けになる高3へ向けて、今のうちに高校の思い出作りをしておくのも大切です。

高2の夏期講習に行くべきか?

高2の段階で大学受験の意思が固まっている場合には、夏期講習に参加するのを強くおすすめします。高2のうちに、大学受験で大切な基礎力を固めておくと、ライバルに差をつけられます。部活で忙しいという場合にも、オンライン対応の塾・予備校を選ぶと参加しやすくなりますから、ぜひ検討してみてください。

まとめ

まとめ

高2の夏は、高3に入ってからスムーズに受験シーズンへ突入するための準備期間として大切な時期です。毎日勉強する習慣をつけて、長時間学習に取り組めるコンディションを作りましょう。 高2の時点で志望校が明確になっている、大学に合格するための学力に不安があるという人は、夏期講習の受講も検討してください。 高2夏からの対策で、大学受験の成功率は大きく変わりますから、記事を参考に少しずつ準備を整えていきましょう。

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