【近畿大学】センター利用・得点率についてまとめてみた!
更新日: (公開日: ) TEST
センター利用入試の概要
本記事では近畿大学のセンター利用入試とセンター併用入試について紹介します。
この記事を読めば入試日程、出願方法、受験科目などの概要と募集人数、倍率、合格最低点が分かります。
近畿大学にセンター利用入試での穴場学部についても紹介しているので是非参考にして下さい。
入試日程・方式・試験科目
まず、近畿大学センター利用入学試験の入試日程について紹介します。
参照は近畿大学の公式ページです。
このように、C方式(前期)、C方式(中期)、C方式(後期)はセンター利用入試となっています。
そのため、試験日はセンター試験の日程となっています。
一方で、PC方式(前期)、PC方式(後期)はセンター併用入試となっています。
そのため、試験日はセンター試験の日程と2/11、2/12、2/13、2/14と分かれています。
C方式入試とPC方式入試の違いは前者がセンター試験の結果だけで合否判定するのに対して
後者はセンター試験の利用科目の結果と、2/11、2/12、2/13、2/14の当日に近畿大学が作成した受験問題の結果で判断されます。
注意点としては学部・学科や前期・中期・後期によってセンター試験の必要科目が異なる点です。
例えば、C方式(前期)の法学部では3科目型では「外国語(150)」の必須科目と下記の科目から2教科2科目が必要です。
具体的には「国語」「地理歴史」「公民」「数学」「理科」から2教科2科目(200)、(1科目100点)といった形式を採用しています。
「英語」は筆記とリスニングの合計点250点満点を150点満点に換算されます。
「国語」は(漢文を除く)は150点満点のため100点に換算されます。
選択科目は3教科3科目以上受験した場合は、高得点の2教科2科目を合否判定に使用されます。
「理科」は「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」については、2科目を合わせて1科目100点満点として取り扱いされます。
「地理歴史」「公民」「数学」「理科」について、2科目を受験した場合は高得点の1科目を合否判定に使用する。理科①を採用する場合は、②科目をあわせて1科目と同等に扱います。
一方でC方式後期の法学部は2科目型となっています。
このように各学部、形式によって使用科目や配点が異なるため詳しくは近畿大学の公式ページを参照下さい。
入学検定料・併願について
次に近畿大学のセンター利用入試の入学検定料について紹介します。
参照は近畿大学の公式ページです。
このように一般入学試験の1出願32000円に対して、C方式入試は前期・中期・後期が2志願まで20000円、PC方式入試(併用入試)は1志願につきが7000円となっています。
つまり、一般入学試験32000円に加えて併願試験7000円をお支払いすることによってPC方式入試などのその他の判定方式を受けることができるようになっています。
しかし、PC方式入試だけ出願するということができないので注意が必要です。
ですが、C方式入試などに関しては独自で出願することが可能になっています。
更に、センター利用入学試験では複数の日程・学部・学科(専攻、コース)を併願することができます。
また、センター利用入学試験(前期・中期・後期)と一般入学試験の併願ももちろん可能です。
PC方式入試は学部や各科目の配点の設定が異なるため、センター試験の科目と近畿大学の入試問題を組み合わせることで、合格の可能性を広げることができます。
詳しくは公式サイトの下記の画像を参照下さい。
配点
次に近畿大学センター利用入試の配点について紹介します。
参照は近畿大学の公式サイトです。
C方式前期・中期・後期配点
このように学部によってC方式前期・中期・後期の配点や受験科目は異なってきます。
ここではC方式前期日程の2つの学部を比較して説明します。
⚫C方式前期 経済学部の場合
※「英語」は大学入試センター試験の配点が250点満点のため150点に換算する。
※「英語」を除く「外国語」は大学入試センター試験の配点が200点満点のため150点に換算する。
※「国語」(漢文を除く)は大学入試センター試験の配点が150点満点のため100点に換算する。
※選択科目について
3教科3科目以上受験した場合は、高得点の2教科2科目を合否判定に使用する。
※「理科」の「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」については、2科目を合わせて1科目100点満点として取り扱う。
※「地理歴史」「公民」「数学」「理科」について、2科目を受験した場合は高得点の1科目を合否判定に使用する。
※大学入試センター試験「英語」において、リスニングを必ず受験すること(リスニング免除者は除く)。リスニングを欠席すると、「英語」は欠席扱いとなります。
⚫C方式前期 総合社会学部の場合
※「英語」は大学入試センター試験の配点が250点満点のため100点に換算する。
※「英語」を除く「外国語」は大学入試センター試験の配点が200点満点のため100点に換算する。
※選択科目について
4教科4科目以上受験した場合は、高得点の3教科3科目を合否判定に使用する。
※「国語」(漢文を除く)は大学入試センター試験の配点が150点満点のため100点に換算する。
※「理科」の「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」については、2科目を合わせて1科目100点満点として取り扱う。
※「地理歴史」「公民」「数学」「理科」について、2科目を受験した場合は高得点の1科目を合否判定に使用する。
※大学入試センター試験「英語」において、リスニングを必ず受験すること(リスニング免除者は除く)。リスニングを欠席すると、「英語」は欠席扱いとなります。
経済学部と総合社会学部を比較した際、同じ文系学部で、3教科3科目選択でも、経済学部は外国語が必須、プラス2教科2科目であるのに対して
総合社会学部は必須科目がないため自由に選択することができます。
このように学部や日程によって科目や配点が変わる可能性があります。
C方式各学部の教科・科目・配点
- 法学部の教科・科目・配点
- 経済学部の教科・科目・配点
- 経営学部の教科・科目・配点
- 理工学部理学科(数学コース) / 応用化学科 / 機械工学科/電気電子工学科/情報学科/社会環境工学科教科・科目・配点
- 理工学部理学科(物理学コース)の教科・科目・配点
- 理工学部理学科(化学コース) / 生命科学科の教科・科目・配点
- 建築学部の教科・科目・配点
- 薬学部の教科・科目・配点
- 文芸学部文学科 / 文化・歴史学科 / 文化デザイン学科の教科・科目・配点
- 文芸学部芸術学科(舞台芸術専攻)の教科・科目・配点
- 文芸学部芸術学科(造形芸術専攻)の教科・科目・配点
- 総合社会学部の教科・科目・配点
- 国際学部の教科・科目・配点
- 農学部応用生命化学科 / 食品栄養学科の教科・科目・配点
- 農学部農業生産科学科 / 水産学科 / 環境管理学科 / 生物機能科学科 ※1教科・科目・配点
- 医学部の教科・科目・配点
- 生物理工学部の教科・科目・配点
- 工学部の教科・科目・配点
- 産業理工学部の教科・科目・配点
- 短期大学部の教科・科目・配点
PC方式入試配点
PC方式入試は前期と後期があります。学部によって方式が指定されています。自分が志望する学部がどの方式であるかは下記の画像を御覧ください。
参照は近畿大学の公式サイトです。
PC方式前期・後期配点
このように学部によってPC方式前期・後期の配点や受験科目は異なってきます。
ここではPC方式前期日程の2つの学部を比較して説明します。
⚫PC方式前期 理工学部の場合
⚫PC方式前期 生物理工学部の場合
理工学部と生物理工学部を比較した際、同じ理系学部で、理工学部ではセンター試験科目数学が「数学Ⅱ・数学B」と なっています。
一方で、生物理工学部ではセンター試験科目数学が「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ」「数学Ⅱ・数学B」となっています。
このように学部や日程によって科目や配点が変わる可能性があります。
PC方式前期各学部の教科・科目・配点
(数学コース) / 応用化学科 / 機械工学科/電気電子工学科/情報学科/社会環境工学科
理工学部理学科(化学コース) / 生命科学科の教科・科目・配点
文芸学部文学科 / 文化・歴史学科 / 文化デザイン学科の教科・科目・配点
農学部農業生産科学科 / 水産学科 / 環境管理学科 / 生物機能科学科 ※1の教科・科目・配点
PC方式後期各学部の教科・科目・配点
(数学コース) / 応用化学科 / 機械工学科/電気電子工学科/情報学科/社会環境工学科
理工学部理学科(化学コース) / 生命科学科の教科・科目・配点
文芸学部文学科 / 文化・歴史学科 / 文化デザイン学科の教科・科目・配点
農学部農業生産科学科 / 水産学科 / 環境管理学科 / 生物機能科学科 ※1の教科・科目・配点
このように入試方式は多種多様になっています。そのため、出願戦略を知ったうえでの受験勉強が重要になってくるでしょう。
出願期間・合格発表日
次に出願期間と合格発表日について紹介していきます。
参照は近畿大学の公式サイトです。
C方式前期入試の出願期間は1/3~1/17の15日間です。従って、センター試験の入試前に出願を済ませておく必要があります。
合格発表日は2/19なので近畿大学のA、B日程が全てすんでからの発表となります。
医学部の合格発表日は3/1となっています。
C方式中期入試の出願期間は1/3~2/2の約1ヶ月です。従ってセンター試験の自己採点後に出願が可能です。ここが中期のメリットとなっています。
合格発表日はC方式前期入試と同様に2/19となっています。
医学部の合格発表日は3/1となっています。
C方式後期入試の出願期間は2/3~3/6となっています。医学部の出願期間は2/3~2/27となっています。そのため、前期入試の合格発表が終わってから出願することが可能です。
合格通知を受け取るまでは必ず勉強し続けるようにしましょう。
合格発表日に関しては3/19となっています。
PC方式前期の出願期間は1/3〜2/2となっています。従ってセンター試験の自己採点後に出願が可能です。
合格発表日に関しては2/23となっています。
PC方式後期の出願期間は2/3〜2/29となっています。医学部の出願期間は2/3~2/18となっています。
そのため前期入試の合格発表が終わってから出願期間することが可能です。合格通知を受け取るまでは必ず勉強会し続けるようにしましょう。
合格発表日に関しては3/19となっています。
募集人員・倍率・合格最低点について
まず、募集人員と倍率について説明します。
参照は近畿大学の公式サイトです。
C方式前期の倍率は文系学部が2.0倍~3.8倍となっています。
国際学部が低いのに対して総合社会学部が高くなっています。このように学部間でも倍率に多少の差があるといった結果になっています。
理系学部の倍率は1.8倍~21.4倍となっています。
このように理系学部の方が文系学部よりも学部間での倍率に大きな差があることが分かります。
次に合格最低点(センター試験得点率)に関して紹介します。
参照はパスナビです。
合格最低点(センター試験得点率)をみると最低でも6〜7割以上は必要なことが分かります。
私立の一般入試3教科受験を目指している受験生は上記の画像の最大値を参照するようにしてください。
つまり、近畿大学合格に必要なセンター試験得点率は約8割であると心掛けておきましょう。
また、経済学部や経営学部、文芸学部などの人気学部は得点率も比例して向上しています。文芸学部に至っては約8割はマストで必要になってくることが分かります。
また近年、合格最低点は向上している傾向にあります。
従って、私立一般入試の受験生はセンター利用入試に固執しすぎないようにしましょう。
センター利用入試の穴場学部は?
前述のとおり、センター利用入試はあまりオススメしませんが
一般入試の問題よりもセンター入試の試験問題の方が「自分は得意だ!」といった受験生にはセンター利用入試がオススメであるとも言えます。
近畿大学のセンター利用入試の穴場学部は生物理工学部と産業理工学部です。
生物理工学部のおすすめ理由としては前期2科目センター試験利用入試と前期5科目センター試験利用入試がある点です。
これにより、センター試験で2科目高得点な科目があれば2科目入試で出願をすれば合格が高くなる可能性があり
5科目均等に点数が取れていれば5科目入試で出願することにより、合格する可能性が高くなると言えます。
またPC方式入試の得点率も約70%となっています。
そのため、センター試験で8割以上を取れていれば、近畿大学の試験で7割以上を取れれば合格することに近づけます。
産業理工学部のおすすめ理由もやはり得点率が52%~69%であること理由としてあげられます。
こちらも他学部他学科と比較した際、得点率が低く合格する可能性が高いと考えられます。
まとめ
C方式前期のポイントは大学入試センター試験の得点のみで合否判定がされる点です。
出願期間はセンター試験前の1/3~1/17となっています。
学部・学科によって受験科目が2科目型から5科目型まであります。
つまり、どの受験方式が自分に適しているのかを分析した上で出願するようにしましょう。得点率としては学部によって異なりますが6~9割となっています。
PC方式前期のポイントは大学入試センター試験の得点+近畿大学の入試問題の得点で合否判定がされる点です。
また、大学入試センター試験の受験後に出願が可能なので、自己採点をしたあとに出願するかどうかを検討する事ができます。
C方式中期のポイントはC方式前期と同様に大学入試センター試験の得点のみで合否判定される点です。
また大学入試センター試験の受験後に出願が可能なので、自己採点をしたあとに出願するかどうかを検討する事ができます。
C方式後期のポイントはC方式前期と同様に大学入試センター試験の得点のみで合否判定がされます。
出願期間は2/3~3/6なので前期入試の合格発表後に出願か可能になっています。
PC方式後期のポイントはPC方式前期と同様に大学入試センター試験の得点+近畿大学の入試問題の得点で合否判定がされる点です。
また、大学入試センター試験の受験後に出願が可能なので、自己採点をしたあとに出願するかどうかを検討する事ができます。
近畿大学センター利用入試の穴場学部は生物理工学部と産業理工学部だと紹介しました。
センター利用入試に限らず、一般入試でも重要なのは志望校から逆算した勉強を行っていくことです。