【最新2022年度】慶應義塾大学の偏差値・合格最低点まとめ

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「慶應義塾大学の偏差値が知りたい」「慶應義塾大学の合格最低点が知りたい」という方に向けての記事となっています。

本記事では、慶應義塾大学における10学部の偏差値を文系学部と理系学部に分けてまとめて紹介します。

※偏差値に関しては過去の入試結果に基づくデータを参照しています。

また、過去3年間の文系学部と理系学部の合格最低点推移も紹介しています。この記事を見れば、慶應義塾大学でどの学部の難易度が高いかがわかります。

慶應義塾大学を受験しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

はじめに

慶応義塾大学は、東京都港区三田2-15-45に本部を置く日本の私立大学です。

現在あるキャンパスとしては、三田キャンパス・日吉キャンパス・矢上キャンパス・信濃町キャンパス・芝共立キャンパス・湘南藤沢キャンパス(SFC)の6つを擁する大規模な私立大学です。

三田キャンパスでは文学部(2〜4年)、経済学部、法学部、商学部(3・4年)が学びます。(場所:東京都港区三田2-15-45)

日吉キャンパスでは文学部・医学部・薬学部(1年)、経済学部・法学部・商学部・理工学部(1・2年)が学びます。(場所:神奈川県横浜市港北区日吉4-1-1)

矢上キャンパスでは理工学部(3・4年)が学びます。(場所:神奈川県横浜市港北区日吉3-14-1)

信濃町キャンパスでは医学部(2〜6年)、看護医療学部(3年)が学びます。(場所:東京都新宿区信濃町35)

芝共立キャンパスでは、薬学部(2〜6年)が学びます。(場所:東京都港区芝公園1-5-30)

湘南藤沢キャンパスでは、総合政策学部・環境情報学部(1〜4年)が学びます。(場所:神奈川県藤沢市遠藤5322)

総合政策学部・環境情報学部以外は、学年によって学ぶキャンパスが変わることがあるのが慶應義塾大学の特徴といえます。

2022年 慶応義塾大学 偏差値まとめ

慶應義塾大学の偏差値は60.0~72.5となっています。

では、具体的に2022年度入試の偏差値について文系学部と理系学部に分けて紹介します。

【文系学部】偏差値

学部 学科・専攻 偏差値
総合政策学部 総合政策学科 70.0
法学部 法律学科
政治学科
67.5
商学部
B方式 67.5
A方式 65.0
経済学部 経済学科 67.5
文学部 人文社会学科 65.0

※偏差値は全学部日程のものを参照。

このように、総合政策学部が偏差値70.0と高くなっています。また、商学部は同じ学部でもA方式、B方式で偏差値の高さが違うのが特徴的です。
文系学部の偏差値は65.0〜70.0と幅広いですが、全て偏差値65.0を超えておりやはり最難関大学というだけあって難易度が軒並み高くなっています。

慶應義塾大学の文系各学部、文学部・経済学部・法学部・商学部・総合政策学部の入試形態は多様です。大きく分けて、AO入試と一般入試の2つの方法があります。AO入試については、文学部の自主応募制の推薦入試、法学部のFIT入試、総合政策学部のAO入試があります。

どれも、一般入試と同じく難易度は高くなっていますが自分に合った入試方法を選んで受験することをオススメします。

慶應義塾大学で偏差値以外の数値を参考にして穴場学部を紹介する記事もありますので、ぜひ気になった方は慶應義塾大学で一番受かりやすい穴場学部は!?もご覧ください。

【理系学部】偏差値

学部 学科・専攻 偏差値
医学部 医学科 72.5
環境情報学部 環境情報学科 70.0
理工学部 学問A 65.0
学問B 65.0
学問C 65.0
学問D 65.0
学問E 65.0
薬学部 薬学科 62.5
薬科学科 62.5
看護医療学部 看護学科 60.0

※偏差値は全学部日程のものを参照。

このように、医学部医学科は群を抜いて偏差値が高く72.5となっています。
慶應義塾大学の理系学部では全ての学部学科が偏差値60.0を超えています。薬学部の中でも、薬剤師の資格を取得できる6年制の薬学科の方が4年制の薬科学科よりも偏差値が高くなっています。

慶應義塾大学理系学部は偏差値72.5〜60.0と幅広くなっていますが、どの学部も日本最難関大学と言われるだけあってとても人気で且つ難しいです。

また、ほとんどの学部の志願者が減少傾向にあるにもかかわらず薬学部、環境情報学部、商学部の志願者数は前年度よりも増加していました。

慶應義塾大学で一番受かりやすい穴場学部についてはこちらをご覧ください!

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慶應義塾大学の合格最低点推移

ここからは、慶應義塾大学の過去3年間の合格最低点とその推移について、文系学部と理系学部に分けて紹介します。

【文系学部】合格最低点

学部/学科 入試名 2022 2021 2020
総合政策学部/総合政策学科 一般入試 260(独)/400 243(独)/400 246/400(独)
法学部/法律学科 一般入試 239(独)/400 234(独)/400 252/400(独)
法学部/政治学科 一般入試 236(独)/400 235(独)/400 258/400(独)
商学部/商学科 A方式 240(独)/400 252(独)/400 244/400(独)
商学部/商学科 B方式 302(独)/400 288(独)/400 309/400(独)
経済学部/経済学科 A方式 209/420 231/420 234/420
経済学部/経済学科 B方式 239/420 262/420 240/420
文学部/人文社会学科 一般入試 218(独)/350 232(独)/350 250/350(独)

合計点は、例年大差なく、同じになっています。
同じ学部でも入試形態には差があるので、自分に合った入試方法を選ぶことが合格へのカギとなっています。また、どの学部も英語の配点が大きく、非常に高い英語力が求められます。

さらに、慶應の文系学部の最大の特徴として、「国語」の科目がなく、「小論文」という科目があります。慶應の小論文では、非常に高い読解力・分析力・論述力が求められます。日頃からしっかりと対策しないと得点につながりません。そして、小論文でも学部によって特徴が大きく変わります。

経済学部はすべての科目で記述・論述式の問題が多い学部もあれば、法学部のように小論文試験以外の科目はすべてマーク式の学部もあります。また、法学部の小論文では素養に基づいた解答が求められます。特筆すべきは総合政策学部の小論文です。総合政策学部の小論文では、柔軟な発想に基づいたオリジナルの解答が求められることが大きな特徴です。

文学部(定員:800人)
「英語」(120分。150点)、「地歴(1科目) 」(60分。100点)、「小論文」(90分。100点)の3科目

経済学部(定員:1200人)
「英語」(100分。200点)、「地歴(1科目) 」(80分。150点)、「小論文」(60分。70点)の3科目

法学部(定員:1200人=法律学科600人・政治学科600人)
「英語」(80分。200点)、「地歴(1科目) 」(60分。100点)、「小論文」(90分。100点)の3科目

商学部(定員:1000人)
「英語」(90分。200点)、「地歴(1科目) 」(60分。100点)、「論文テスト」(70分。100点)の3科目

総合政策学部(定員:425人)
「英語」(120分。200点)、「小論文」(120分。200点)の2科目

【理系学部】合格最低点

学部/学科 入試名 2022 2020 2019
医学部/医学科 一般入試 308/500 251/500 303/500
環境情報学部/環境情報学科 一般入試 234(独)/400 238(独)/400 246/400(独)
理工学部 一般入試 340/500 266/500 309/500(独)
薬学部/薬学科 一般入試 204/350 196/350 196/350
薬学部/薬科学科 一般入試 209/350 195/350 195/350
看護医療学部/看護学科 一般入試 310(独)/500 270(独)/500 297/500(独)

どの学部の合格最低点にも特筆すべき大きな変動は見られません。安定の人気ぶりであることが伺えます。理系学部では、「理科」の配点が大きいところが多いです。自分の得意な理科の科目を極めておく必要があります。

また、医療系の学部では、二次試験で面接や小論文があります。筆記試験だけではなく面接の対策をすることや、小論文の対策をしておくことが重要であるといえます。

また、2020年度入試から理工学部の学門の名称及び構成が変更となります。2019年度入試までは学門1~5の5区分で募集をしておりましたが、2020年度入試から学門A~Eの5区分での募集となります。
学部全体の募集人員は変わりませんが、各学門から進級できる学科の構成が変更となります。理工学部を受験するみなさんは気をつけましょう。

医学部(定員:113人)
「英語」(150点)、「数学」(150点)、「理科」(200点)の3科目
※二次では、小論と面接があります。

環境情報学部(定員:425人)
・「小論文」(400点)の1科目
・「小論文」(200点)、「英語」(200点)の2科目
・「小論文」(200点)、「数学」(200点)の2科目
・「小論文」(200点)、「情報」(200点)の2科目
・「小論文」(200点)、「英語及び数学」(200点)の3科目

理工学部(定員:932人)
「英語」(150点)、「数学」(150点)、「理科」(150点)の3科目

薬学部(定員:210人)
「英語」(100点)、「数学」(100点)、「理科」(150点)の3科目

看護医療学部(定員:100人)
「英語」(300点)、「数学」(200点)、「理科」(200点)の3科目

慶應義塾大学のライバル校との偏差値比較は?

慶應義塾大学の偏差値は、他の大学と比べて高いのか低いのか気になる方もいらっしゃるでしょう。
そこで、慶應義塾大学と似たレベルの早稲田大学、そして上智大学・明治大学・青山学院大学との偏差値を比較してランキング形式で紹介します。

文系学部

1.慶應義塾大学:65~70
2.早稲田大学:62.5~70
3.明治大学:60~67.5
4.青山学院大学:57.5~67.5
5.上智大学:55~67.5

文系学部全体で見ると、慶應義塾大学は1位になっています。上智大学は神学部などがあるため、学部ごとの偏差値に差が激しくこのような順位になりました。
続いて、学部ごとに偏差値をランキング形式でまとめると以下のようになりました。

法学部
1.慶應義塾大学 67.5
2.早稲田大学 67.5
2.上智大学 67.5
4.青山学院大学 65
5.明治大学 62.5

商学部or経営学部
1.早稲田大学 70
2.慶應義塾大学 65.0~67.5
3.明治大学 65
4.青山学院大学 62.5

経済学部or政治経済学部
1.早稲田大学 70
2.慶應義塾大学 67.5
3.上智大学 62.5~67.5
4.青山学院大学 62.5~65
5.明治大学 60~65

文学部
1.早稲田大学 70
2.上智大学 65~67.5
3.慶應義塾大学 65.0
4.青山学院大学 62.5~65
5.明治大学 60~65

このように、どの学部であっても1位から3位の中に入っており、慶應義塾大学が最難関の大学であることが伺えます。

理系学部

1.慶應義塾大学:60~72.5
2.早稲田大学:62.5~65
3.明治大学:57.5~65
4.上智大学:60~62.5
5.青山学院大学:55~60

慶應義塾大学理系学部の順位も全体で1位という結果になりました。
慶應義塾大学は医学部があるため偏差値が相対的に高く、上智大学や青山学院大学は理系学部が1つしかありませんので、偏差値が低く出ています。
全大学共通にある理工学部だけで偏差値を見てみると以下のようになりました。

理工学部
1.慶應義塾大学:65
1.早稲田大学:65
3.上智大学:60~62.5
4.明治大学:57.5~62.5
5.青山学院大学:55~60

いずれにせよ、慶應義塾大学は文系学部・理系学部ともにトップレベルの大学であることが分かります。

慶應義塾大学にオススメの併願校は?

慶應義塾大学におすすめの併願校としては、「上智大学」と「明治大学」が挙げられます。
上智大学は英語の入試レベルが非常に高いため、慶應義塾大学の英語の対策だけしておけば大丈夫というわけではありませんが、全体的には少し難易度が下がっているため併願先としておすすめです。
また、明治大学は文系・理系とも学部数が多く、慶應義塾大学の併願先としておすすめです。
慶應義塾大学の教科別入試対策・オススメ参考書についてはこちらをご覧ください!

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まとめ

文系学部では総合政策学部、法学部法律学科が偏差値70.0と高くなっています。一方、理系学部では医学部が堂々の1位となっています。

慶応義塾大学は偏差値60.0〜72.5ととても幅広いため出願の際は学部選びには慎重になる必要があると言えます。また近年、私立大学の定員厳格化の影響もあり合格最低点が上昇している学部もあります。日頃から慶應義塾大学合格に向けて効率のよい勉強を心がけるようにしましょう。

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