偏差値40から関関同立は目指せる?合格するための3つの要素とは
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「偏差値40台の高校に通っているけど、関関同立に合格できるだろうか?」
結論からいえば、偏差値40台からでも関関同立合格は十分可能です。ただし、並大抵の努力では実現できません。
偏差値40台の高校では、生徒が関関同立を目指すよりも専門学校進学や就職を選ぶ環境です。その状況下で、周囲に流されず「自分は関関同立を目指す」という強い意思と、基礎固めからはじめる覚悟が必要だからです。
この記事では、偏差値40台からの関関同立合格の可能性、実際の合格者の事例、そして具体的な勉強法を紹介します。キミが本気で関関同立を目指すために必要な知識と、今後の行動指針を手に入れる参考にしてください。
偏差値40から関関同立への合格は『偏差値≠合格力』
結論から言うと、偏差値40台からでも関関同立合格は可能です。
キミがまず知るべきなのは、模試での偏差値と志望校への合格力はイコールではないということです。偏差値60の高校に通っている生徒でも関関同立に落ちる人はいます。現在の偏差値だけで合否は決まりません。
偏差値は、あくまでその模擬試験での相対的な位置を示すものです。志望校対策をしっかり行えば、E判定やD判定でも合格は十分可能です。
これから何をするかを決めて進むことが重要
「偏差値40代の高校に通っている」という現状は、過去に「あんまり勉強してこなかった」結果です。過去の結果は、残念ながら変えられません。
しかし、解釈をどういうものにしていけるかは、今の自分が作るものです。
過去、偏差値40台の高校に通っていたマナビズムの受講生(豊中校舎)では、関関同立を目指す生徒が「学年で1人とか2人」という状況であっても、合格を勝ち取った例があります。その子は周りのせいにせず、これから何をするのかを明確にして進んでいました。
これからキミが本気で低偏差値の高校から関関同立を目指す場合、過去を振り返らずに基礎からやり直すことが重要です。
関連記事:高3から関関同立合格は目指せるのか?ケース別の可能性と必要な勉強法を解説
偏差値40から逆転合格するための3つの要素
偏差値40から関関同立への逆転合格を実現するために、マナビズムが挙げる3つの要素は以下のとおりです。
- 覚悟
- 量
- 質
覚悟
偏差値40から合格を目指すなら、周囲と異なる道を歩む「覚悟」を要します。偏差値40台の高校では、関関同立を目指す仲間がおらず、専門学校進学や就職を選ぶ環境にあることが一般的です。
- 周囲が遊びに行くなかでも一人で勉強する孤独に耐えるメンタル
- 「自分だけ違う」と感じる環境でも自らの目標を貫く強さ
この2つが必要です。周りは遊びに行ってるなかでも自分は単語帳を見ている。そうやって、勉強量は明確に上がっていきます。
「関関同立に行く」と決めたら絶対に諦めない断固たる決意、それが、1〜2年間というスパンで一心不乱に勉強し続ける継続力の源泉となるのです。
量
覚悟があってこそ実現する「量」が、次に重要な要素です。「勉強が嫌いだから2時間ぐらいで、その分質の高いものができたらいいんじゃないの?」っていう気持ちは分かります。
ただ、やはり量をこなさなければ質も上がりません。
部活に例えてみましょう。
- 高1の練習の質
- 高3の練習の質
であれば、練習の質は高3の方が間違いなく高いです。3年間練習してきたという量、いわゆる経験値があるからです。その経験値があるから、自分にとって…
- 効率のいい練習方法ってこれだよね
- 自分に合う練習法ってこれだよね
- 逆にここで力抜いたら体力温存できるな
といったことが見えてきます。だからこそ、量・経験値を経験せずに、質の高い勉強は絶対にできません。量は受験生、そして逆転合格を目指すうえで嫌でも求められます。
質
先に伝えたように、質は最初から追求するものではなく、量をこなすなかで自然と身についてくるものです。質は量のあとに自然とついてくるものであり、最初から質だけを追求するのは間違いです。
何を先に勉強すべきかを決めて、各科目にどれだけ時間をかけるか。
弱点の正確な把握と、集中的な克服法を試して繰り返していくことが大切です。どうしてもうまくいかないなら、自分に合った質の高い勉強法を見つけるために、マナビズムのような塾・予備校の力を借りることも検討しましょう。
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たとえ志望校に合格できなくても人生が終わりではなく、高学歴だから必ず幸せというわけでもありません。ただ、諦めずに努力して得られる経験は、社会に出たときにきっと役立ちます。
勉強頑張れないのは恥ずかしいことではないですし、今まで勉強しなかったのも恥ずかしいことではありません。今からやればいい、だからこそ少しでも思う節があるなら、ぜひマナビズムの講師へ相談してください!
偏差値40以下の高校生が関関同立に合格した実例
ここからは、実際にマナビズムへ通ってくれた受講生のなかから、偏差値40以下から関関同立に合格した実際の実例を紹介します。
関西大学
『偏差値36からの逆転合格!』
高校3年生の7月、偏差値36という厳しいスタートから関西大学合格を勝ち取ったマナビズムの受講生の事例です。課題は勉強習慣の欠如で、「勉強とは縁のない生活」を送っていた状態からのスタートでした。
なかでも英語では点数が伸び悩んだ時期があり、マナビズムのコンサルタントが「英単語の不足」という根本原因を特定し、学習方法を提案。基礎の徹底と計画的な学習の積み重ねにより、見事に関西大学合格を勝ち取ることができました!
詳細はこちら:【高3 7月入塾】入塾前偏差値36から逆転合格した秘訣とは? | 難関私大専門塾マナビズム
関西学院大学
『偏差値35から60へ!正しい勉強法で実現した逆転合格』
集団授業型の塾では間に合わないと感じ、勉強法をゼロから学べる個別指導を求めていたマナビズムの受講生の実例です。関西学院大学の門を叩くには、単なる詰め込み勉強ではなく、「なぜ間違えたのか」「どう改善すべきか」という分析力が必要です。
マナビズムでは、受講生にあった勉強法を見つけ、目標・計画・実行のサイクルを徹底的に指導。その結果、高3の4月以降は偏差値60前後をキープし、見事関西学院大学に合格しました!
詳細はこちら:偏差値35からの逆転合格!その秘訣は!? | 難関私大専門塾マナビズム
同志社大学
『偏差値39からの大逆転合格!』
3つ目の実例の受講生は、もともと勉強習慣がなく自分を「怠惰」と表現するほど勉強が苦手でした。関関同立のなかでも歴史ある同志社大学を目指すには壁があり、自主的に勉強する習慣がないことも課題でした。
いざ勉強をはじめると、ほかの生徒と比較して落ち込むこともありましたが、そんなときはマナビズムのコンサルタントが的確な勉強の指針を提示。その結果、自ら率先して勉強する習慣が身につき、偏差値39という出発点から見事に同志社大学への合格を勝ち取りました!
詳細はこちら:偏差値39からの大逆転合格!! | 難関私大専門塾マナビズム
立命館大学
『専門高校から関関同立へ!偏差値36からの逆転合格』
最後は、情報技術を専攻していた高校生が、英語偏差値36という厳しいスタートから立命館大学合格を勝ち取った実例です。入塾当初は勉強習慣すらなく、毎日の学習継続に苦しんでいました。
しかし、マナビズムでの指導を受けながら少しずつ勉強を習慣化。数学と物理は伸び悩む時期もありましたが、諦めずに2か月間参考書の完成度を高め続けた結果、見事立命館大学への合格を勝ち取りました!
詳細はこちら:コツコツ取り組んで掴んだ逆転合格! | 難関私大専門塾マナビズム
偏差値40から本気で関関同立に挑む人の勉強法
偏差値40から関関同立への逆転合格を目指すには、時期ごとに明確な目標を設定し、計画的に勉強を進めることが重要です。ここでは、1年間の勉強スケジュールを紹介します。
春休み
春休みは逆転合格を目指すうえで、極めて重要な時期です。今すぐにでも勉強をスタートするタイミングで、この春休みは絶対に無駄にできません。
- 基礎的な英単語、中学レベルからの英文法の復習
- 次に、高校1年生レベルの数学・国語の基礎固め
これをベースに、定期的な学習習慣の確立(毎日4〜5時間の学習時間確保)が先決です。
関連記事:高3春休みの勉強時間は?難関大学合格を目指すなら遊びは手放そう
春〜初夏(4〜6月)
春〜初夏(4〜6月)の時期は、学校の授業と並行しながら基礎力を着実に積み上げる期間です。学校の授業の予習・復習を確実に行って、英語は基礎レベルから産近甲龍レベルへの移行期となります。
定期テスト対策と並行して受験勉強を進め、1日の勉強時間を徐々に増やし、学習スタミナをつけましょう。もし、基礎が終わっていないなら、基礎が固まるまでひたすらやることが重要です。
夏休み
夏休みは、関関同立を目指せるスピードの勉強習慣をしっかりつけましょう。マナビズムの川本先生のように、1日14時間の集中学習を行うレベルを目指します。
主に、産近甲龍レベルの問題演習(初級)や、関関同立の初級レベルの問題にチャレンジします。弱点分野の集中的な補強と、過去問研究も開始できると良いでしょう。
関連記事:高3の夏休みの過ごし方!大学受験に向け限られた時間を有効活用する勉強法とは
秋以降(9〜12月)
秋以降は、夏の基礎固めを踏まえ、より実践的な対策へと移行する時期です。夏明けから過去問演習をして、理想の状態は年内に合格点が安定して出せるレベルです。
関関同立の過去問を中心とした演習で、各大学の出題傾向に合わせた対策を強化します。模試での得点力アップのための実践演習や、時間配分の練習と本番を想定した総合演習もあります。弱点の最終的な補強を行う時期としても、この時期は有効です。
関連記事:秋期講習は意味がない?講習としての特徴や学年別の受験対策を解説
冬〜直前期(1〜2月)
冬〜直前期(1〜2月)、いわゆる入試直前期は総仕上げとして、得点力の安定化を図る時期です。
- 過去問の繰り返し演習
- 時間制限内での得点力強化
- 苦手分野の最終的な補強
- 本番を想定した総合演習
- メンタル面の調整(睡眠、食事など体調管理含む)
などに取り組みます。ここまでの年間スケジュールは、「偏差値40からの逆転合格」のロードマップです。各時期にやるべきことを明確にし、1500時間という膨大な勉強量を消化するための指針としてください。
関連記事:高3の塾は冬からだと遅い?大学受験対策の塾選びと勉強法を解説
偏差値40から関関同立に合格しやすい大学
最後に、偏差値を40から10くらい上げて、目指すことができる大学を紹介します!
関西大学
偏差値40といっても英検を持っており、英語が得意だけれどほかの科目で足を引っ張ってしまっている結果であるという場合は話が少し変わります。そして、もし持っているのであれば迷うことなく関大になります。
理由としては、関大は英検2級を持っていると、文系ならほとんどの学部を国語・社会のみで受けられるからです。英語を勉強しなくて良いというだけで、受験はかなり楽になります。さらにスコアの制限などもなく受かっていさえいれば可能なので、目指しやすいのは関大ということになります。
ちなみに、関大は選択科目がほかの難関私大より比較的簡単です。例えるなら、関大が難関私大といわれるのかわからないというレベルで簡単ですが、残念ながら英語は難しいです。その英語が受験科目から外れると、現役生が受験後半にもつれ込んでしまいがちな社会に対して時間を割けます。
関西学院大学
関関同立からもう1つ挙げるとするなら、関学になります。問題の難易度的な話でいうと立命館より難しいのですが、合格最低点が低いことで逆転合格を狙いやすいためです。
さらに最近関学は募集人数を増やしており定員が増え、合格者数が増えていることも要因として考えられます。このことから、問題の難易度ではなく入学難易度という話になったとき逆転合格しやすい大学です。
ちなみに、受験において合格最低点を超えていたらOKという感覚をしっかり持っておく必要があります。というのも、関学の問題は正直難しいです。MARCHでいうところの青山学院の英語が簡単な文学部・経済学部以外の学部における難易度と同じか、その少し下ぐらいで中央・法政とほぼ同じくらいと思ってほしいです。
さらに、社会は正誤問題や説明問題が多く、用語の暗記をしているだけで乗り越えられるような大学ではありません。国語に関しても知識問題が多く問われるため、総合的な問題の難易度はやはり高いです。しかし合格最低点で考えたときには関学のほうが低いため、逆転合格というところを考えると関学もその1つに入ってきます。
まとめ
偏差値40台からでも、関関同立合格は十分可能です。この記事で紹介した実例からもわかるように、「偏差値」という数字に縛られるのではなく、現在の自らの立ち位置を冷静に受け止めたうえで、明確な目標と強い覚悟を持って勉強量を増やすことが重要です。
偏差値40台からの関関同立合格は、決して簡単な道のりではありませんが、正しい勉強法と継続的な努力があれば実現可能です。マナビズムでは、「逆転合格」を全力でサポートします。一人で悩まず、ぜひ講師へ相談してください!
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□具体的に何から始めたらいいかわからない
□合格までの計画を立ててほしい
□1人で勉強を進められない
□勉強しているが成績が伸びない
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