高二の夏休みから受験勉強を始めて周りと差をつけよう!学習面や過ごし方の大切なポイントを解説
更新日: (公開日: ) COLUMN
高二の夏休みから受験を意識している高校生は、努力次第でライバルと差をつけられます。大学進学を強く希望している人は、早めに動き出しましょう。
本記事では、高二夏休みにおすすめの勉強法や過ごし方について、解説しています。記事を読んで、勉強や準備を進めておくと、受験の成功率を上げられますから、ぜひ参考にしてください。
目次
高二夏休みからの受験勉強は遅いのか
高二の夏休みから受験勉強を始めるのは、決して遅くありません。高三から始める受験生も多いため、比較的早く意識し始めているともいえるでしょう。
しかし、「受験勉強を始めるのはまだ早い」と思って安心するのも違います。特に、大学進学を強く希望し、行きたい学校が決まっている場合には、高二のうちから受験勉強を始めると志望校合格の成功率がグッと高まります。
高二の夏休みから勉強を始めるのは早すぎるというわけでもないため、今から少しずつ大学受験の成功率を高めておくのがおすすめです。
国公立志望の場合には高一から始めるのが望ましい
大学のなかでも国公立を志望している場合には、高二の夏休みからでは遅いかもしれません。国公立を目指す場合には、早めに受験を意識して高一から勉強を始めるのが望ましいといえます。
国公立の受験は、大学入学共通テストを利用するため、一般的な私立大に比べて科目数が多いです。対策する科目が多く、その分学習時間も十分に確保しなければいけないため、早めに受験勉強を始める必要があります。国公立合格者のなかには3,000時間以上、東大などの最難関大学だと3,500時間以上を勉強に費やしたという話もあります。
国公立合格に向けて万全な対策をするためには、高三からの1年間では時間が足りないため、高一から準備を始めるのが重要です。
高二夏休みの受験勉強は何をするのか
高二の夏休みから受験勉強を始めるという人は、ここで解説する内容を参考に学習を進めていくとよいでしょう。
- 高1の範囲から基礎を中心に勉強する
- 文系志望は国語・英語を優先
- 理系志望は数学・英語を優先
- 勉強時間は1日3~4時間を目安に
- 勉強に不安がある人は塾・予備校も検討しよう
高1の範囲から基礎を中心に勉強する
まずは、高一の範囲から基礎を中心に勉強してください。授業や教科書の復習も効果的です。高一の内容が理解不十分だった場合には、中学の範囲に戻って勉強し直しましょう。
基礎の勉強を進めながら、自分の得意分野や苦手科目を明確にすると、今後の効率的な学習につながります。基礎部分の問題演習は、中間・期末試験の復習をするのがおすすめです。
文系志望は国語・英語を優先
文系を志望している人は、国語と英語から優先して勉強しましょう。私立の場合は、文系科目のみで受験できるコースも多いです。
また、数学を必要とする場合でも、文系であれば数ⅢCまでは必要なく、高二までの範囲で十分なため、国語と英語を優先する形で問題ありません。まずは、国語と英語の基礎を固めて、苦手な分野を確認しておきましょう。
理系志望は数学・英語を優先
理系を志望している場合には、数学と英語を優先して勉強します。国語は、国公立では必須科目、私立でも含まれる大学・学部があるため、志望校が定まっている場合には入試内容を確認しておくとよいでしょう。
勉強時間は1日3~4時間を目安に
高二の場合、1日3~4時間を目安に勉強しましょう。国公立や難関私立を目指す場合には、平均4時間が目安です。部活や行事などで忙しい平日は数時間に抑えて、休日に5時間程度勉強するというやり方でも構いません。
時間だけを気にして漠然と机に向かっていても効率的な学力向上にはつながりませんから、目標と計画を立てながら勉強を進めましょう。
勉強に不安がある人は塾・予備校も検討しよう
勉強法や計画を調べているなかで独学に不安がある人は、塾や予備校の利用も検討しましょう。塾や予備校は、生徒の学力や志望校に合わせた効率的な勉強ができます。また、正しい勉強法や受験情報を得るために塾・予備校を利用するという人も多いです。
高三から通い始めるのも遅くはないですが、早ければその分有利に働きます。高二のうちから周りと差をつけておきたい人は、積極的に利用を検討してください。
高二の夏休みで周りと差をつけたいならマナビズム
マナビズムでは、生徒一人ひとりに自習コンサルタントがつき、効率的な計画や勉強法をアドバイスします。また、授業は映像視聴のため、部活や行事で忙しい人でも、自分のペースで学習を進められます。随時、無料の受験相談を受け付けていますから、高二の夏休みから周りと差をつけたいと思っている人は、お気軽にお問い合わせください。
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高二夏休みの科目別勉強法
高二の夏休みに受験勉強をする際の、大切なポイントを科目別に解説します。
- 英語:教科書や参考書で英単語・熟語・英文法をインプット
- 国語:古文・漢文は復習が中心
- 数学:教科書や参考書にある公式・例題をインプット
- 補足|英語・国語・数学が苦手な人におすすめの参考書
英語:教科書や参考書で英単語・熟語・英文法をインプット
英語は国公立・私立問わず、大学受験をするなら必須ともいえる科目です。高二のうちから英語を得意科目にすれば、ライバルと大きな差をつけられるため、早めに勉強を進めておきましょう。
英語の勉強で優先的に取り組みたいのは、英単語・熟語・英文法です。この3つは、英語の基礎力として大変重要な部分になるため、問題演習を取り組む前にしっかり身に付けておいてください。最初は、授業で習ってきたものの復習からスタートして、徐々に新しい内容を覚えていきます。このような暗記系の学習は反復が大切ですから、一通りインプットして何回も繰り返し覚える方法がおすすめです。
国語:古文・漢文は復習が中心
国語は文系大学や国公立を目指している受験生に必要な科目です。現代文、古文、漢文があります。現代文は、教科書の復習から始めてください。段落ごとに要点をまとめ、筆者の主張や設問の回答に至る根拠を見つけられるようになりましょう。
時間に余裕がある場合には、参考書や問題集の学習とあわせて、読書するのもおすすめです。多くの本に触れると、読解力が身につきます。古文・漢文は復習をメインに勉強します。古文は文法や単語、漢文は返り点やレ点、置き字などの基本的なルールを確認しましょう。教科書の内容理解を深め、基礎的な参考書で知識を盤石にします。
数学:教科書や参考書にある公式・例題をインプット
特に数学が苦手な人は、教科書や参考書にある公式・例題のインプットから始めてください。問題を解く上で重要な基礎知識となるため、高二のうちにしっかり覚えておくと後の勉強が楽になります。高二の夏休み中に、問題集の基本問題が解けるようになるのが目安です。
公式・例題を概ねインプットできたと思ったら、基礎問題に取り組んでみましょう。また、数学は数学Ⅰ・Aのほかに、数学Ⅱ・Bが必要になる大学もあるため、ケースに合わせて勉強を進めてください。
補足|英語・国語・数学が苦手な人におすすめの参考書
高二の夏休みに勉強する際、参考書・問題集選びに悩んだら下記を参考にしてください。
科目 | 参考書・問題集 |
---|---|
英語 | ・大岩のいちばんはじめての英文法 超基礎文法編 |
・システム英単語ベーシック(緑色) | |
・ターゲット1200(オレンジ色) | |
国語 | ・田村のやさしく語る現代文 |
・読解を深める現代文単語 | |
数学 | ・やさしい高校数学ⅠA |
・やさしい高校数学ⅡB(2013年版) | |
・小倉悠司のゼロから始める数学Ⅰ・A |
※この表は横にスクロールできます。
大学志望におすすめする高二夏休みの過ごし方
大学志望の場合、高二の夏休みは下記のための時間に使うのがおすすめです。
- 基礎固めに力を入れて勉強する
- 勉強習慣をつける
- 志望校を決める
- オープンキャンパスへ行く
- やりたいことをやる(遊び・部活・趣味など)
基礎固めに力を入れて勉強する
高二の夏休みは、基礎固めに力を入れて勉強してください。問題集や過去問などを解くためには、基礎力が大変重要です。たとえば、英語なら英単語・熟語・英文法、数学なら公式・例題をしっかり覚えましょう。
一般的に、基礎固めは高三の夏までに終わらせるのが一つの目安とされています。高二のうちから始めていると、時間に余裕があり十分な基礎力を身に付けられるはずです。
勉強習慣をつける
高二の夏休みから安定した勉強習慣がついていると、大変有利です。受験生のなかには、高三から受験勉強をスタートさせる人も多く、始めた当初は集中力が続かないというケースも多いです。そのため、高二のうちから勉強習慣がついていると、高三に入ってからすぐの長時間学習も苦ではないため、周りと差がつきます。
志望校を決める
志望校を決めると、効率的な対策ができるため、合格率がグッと高まります。志望校は高三に入ってから決めても遅くありません。しかし、高二の夏休みから勉強を始めようと思っているのであれば、効率的な学習のために明確にしておくのがおすすめです。
「まだ志望校は決められない」という人は、大学レベルや学部などを絞っておくだけでも勉強の方向性が定まってきます。最初は漠然としたものでも構いませんから、志望校の検討を始めておきましょう。
オープンキャンパスへ行く
志望校や気になる大学のオープンキャンパスへ行きましょう。高三になってからも機会はありますが、時間に余裕がある高二のタイミングで行くのがおすすめです。高三の夏は少しでも多くの勉強時間を確保するのも重要になります。
高二のうちであれば、少し気になっている大学の見学へも行く余裕がありますから、じっくり志望校を確定する時間も作れます。時間をかけて本当に行きたい大学を見つけられますから、高二の夏休みを使ってオープンキャンパスに参加してみてください。
やりたいことをやる(遊び・部活・趣味など)
高二の夏休みは、受験勉強とあわせてやりたいことを思いっきりやる時間も作りましょう。高三になってから、受験勉強に全力で取り組むために大変重要なポイントです
高二から勉強ばかりになると、やる気を維持するのが大変だったり、遊びの誘惑に負けてしまったり、といった可能性があります。高三になったら受験のスイッチを入れられるように、高校生のうちにやりたいことは高二で済ませておきましょう。
高二夏休みの受験勉強に関するQ&A
高二の夏休みに受験勉強を考えている人に役立つQ&Aをまとめました。
- 高2の夏にやるべきことは?
- 高2の秋冬から勉強するのは遅いですか?
- 高2で国公立に合格するための勉強時間はどれくらい必要?
高2の夏にやるべきことは?
高二の夏は、復習を中心に基礎力固めをやりましょう。文系は英語・国語、理系は英語・数学を中心に基礎の勉強を進めてください。また、高三で受験勉強のモチベーションを維持するためにも、高二の夏休みを楽しむことが大切です。
勉強と遊びのメリハリをしっかりつけて、夏休みを楽しみながら基礎固めの勉強も進めていきましょう。
高2の秋冬から勉強するのは遅いですか?
高二の秋冬から勉強を始めるのは、決して遅くありません。高三から受験勉強をスタートさせる人も多いです。しかし、早く始めるほどライバルとの差をつけられ、合格率も高まります。
そのため、大学受験を希望している場合には、少しずつでも勉強を始めるとよいでしょう。国公立を志望している場合には、高一から準備を始めている人もいるため、早めに対策を始めてください。
高2で国公立に合格するための勉強時間はどれくらい必要?
高二から国公立合格を目指す人は、4,000時間を目安に勉強してください。実際には、大学レベルによって異なるため、自分の学力と志望校の差を把握しながら判断します。高二のうちは、平日3時間、休日は5時間ほどを目安にしましょう。
まとめ
高二の夏休みから受験勉強を始めるのは、遅くありません。ですが、早いというわけでもありません。大学を志望している場合には、早く勉強を始めた分だけ万全な対策ができます。つまり、高二の夏休みから勉強を始めた方が、高三からスタートさせるよりも断然成功率が上がります。
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