高2の受験勉強スケジュールは?3月末の最低ラインと年間・1日の計画
更新日: (公開日: ) COLUMN
高2の受験勉強スケジュールは、志望校の合格から逆算して、3月末の最低ラインを決めることから組み立てます。
高2になって、受験勉強を何から、いつまでにやればいいのか分からないと感じていませんか。この記事では、高2の3学期の終わりまでに進めておきたい最低ラインと、年間・1日の計画の組み方を解説します。
この記事でわかること
- 志望校から逆算して、高2の計画を決める考え方
- 高2の3月末までに終えておきたい、英語・古文・数学の最低ライン
- 進み具合を、習熟度(身についた度合い)で確かめる方法
- 年間スケジュールと、1日のスケジュールの例
高2の受験勉強スケジュールを考える前に知りたいこと
【動画でもご覧いただけます!】
最初に決めるのは、勉強時間の長さではなく、志望校と、そこから逆算した中期の到達点です。
動画の講師は、中期の目標は長期の計画からの逆算で決まると話しています。全体像が詰められていないと、なぜこのペースで進めるのかという目的を見失うからです。
そのため、長期の志望校、中期の3月末、短期の1か月と1週間、そして毎日の勉強、という順に決めていきます。

志望校は高2のうちに候補を絞る
志望校は、高2のうちに候補を絞っておくと、必要な勉強を選びやすくなります。
入試は、大学や学部によって受験科目や出題傾向が違います。志望校が見えていれば、必要な学力に絞って、効率よく身につけられるでしょう。
志望校が定まらないままはじめると、全科目・全範囲を網羅的に勉強することになり、非効率になりやすいです。最初は漠然としていても構いません。少しずつ絞っていきましょう。
高2から受験勉強をはじめるのは遅いのか
高2からはじめて遅すぎることはありませんが、はじめる時期によって、終えておくべき基準は変わります。
以下の2つに分けて見ていきましょう。
高校2年生の受験勉強はいつからはじめるべき?
高2の受験勉強は、大学進学を意識しはじめたときが、始め時です。
行きたい学校が見つかった、進学したい気持ちが固まった、というタイミングで、授業の予習・復習から取りかかりましょう。学習習慣をつけるところからはじめて構いません。
高2からのスタートになる人は、必要な勉強内容を早めに整理することが大切です。
学年別の基準は、受験勉強をいつからはじめるかで確認できます。
高2の夏からはじめても間に合うか
高2の夏からはじめて間に合うかどうかは、今の学力と志望校との差によって変わります。
動画の講師は、高2の夏からはじめる人と、高1からはじめている人とでは、進み具合が全然違うと話しています。だからこそ、はじめた時期ごとに、最低限ここまでは終えておくという基準を示す立場です。
間に合うかどうかを、気持ちで判断しないでください。志望校の基準と今の位置を比べて、いつまでに何を終えるかを決めましょう。
高2の受験勉強スケジュールに関する疑問
勉強時間の疑問には、志望校に受かる基準から割り出す、と答えられます。
以下の3つに分けて見ていきます。
高2の平日・休日の受験勉強時間
勉強時間は、平日と休日を分けて数えます。
部活や習い事がある日は、勉強に使える時間が限られます。
一方、休日は、まとまった時間を取りやすいでしょう。それぞれの日に使える時間を先に数え、教材ごとに割り振ります。
休日が空いているからといって、平日の勉強をゼロにしないでください。短くても毎日触れることを前提に、計画を作りましょう。
高2の平均勉強時間より受かる基準を見る
高2の平均的な勉強時間と比べるより、志望校に受かる基準で見ることが大切です。
平均より多いか少ないかで安心すると、志望校の基準に届いているかを見落とします。基準は志望校ごとに違うからです。
マナビズムでは、関関同立(関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学)の合格に必要な学習時間を、約1,500時間と考えています。そのうち塾の授業が約500時間、自習が約1,000時間です。

ただし、これは合格までの総量で、高2の1日の時間を示す数字ではありません。
国公立を目指す高2の勉強時間
国公立(国立大学と公立大学)を目指す場合は、志望校の基準を早めに確認して、必要な量を割り出します。
国公立を志望する人は、高1から勉強をはじめている場合もあります。高2からはじめる人は、その分、1日にかける量を見直す必要があるかもしれません。
必要な総量は、自分の学力と志望校によって変わります。目安の数字に合わせるのではなく、志望校の基準から逆算しましょう。
高2の受験勉強は3月末の最低ラインから逆算する
3月末の最低ラインは、高3の本格的な演習に入る前に、終えておきたい基礎の到達点です。
以下の4つに分けて見ていきましょう。
高2で最優先したい科目別勉強法
科目別の勉強法は、3月末の最低ラインを科目ごとに分けて、先に決めることからはじめます。
英語は単語・文法・英文解釈・長文の順に進める
英語は、単語、文法、英文解釈(英文の構造を読み取る勉強)、長文の順に、基礎から積み上げます。
動画の講師が挙げているのは、MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政の5大学)や関関同立を目指す文系の場合の、最低ラインの目安です。
| 項目 | 3月末の最低ライン |
|---|---|
| 英単語 | 1,200語程度 |
| 英文解釈 | 参考書が終わり、残りの期間で復習できている |
| 英語長文 | 基礎レベルの参考書が終わるか、3分の2まで進んでいる |
| 英文法 | 最低でも、時制・受動態・助動詞・仮定法の4単元 |
これは最低ラインで、使う単語帳によって語数は変わります。文法の理想は、不定詞・動名詞・分詞まで進めること。
ただし、部活の忙しさで変わると講師は話しています。
この最低ラインを達成すれば、高3の夏ごろから、関関同立レベルの長文に入っていける、という逆算の例も示されています。
古文は古典文法を3月末までに終わらせる
古文の最低ラインは、古典文法を3月末までに終えることです。
動画の講師は、3月末までの古文の最低ラインは古典文法だけだと話しています。学年が上がると古文の授業が進むため、その前に終えておくべきだというのです。
古文単語は、1週間に50個ずつ進めると、2か月で約400語になります。最低でも、300語は覚えておきたいところです。
教材選びは、古文の参考書ルートも参考になります。
理系は数学の基礎レベルを3月末までに終わらせる
理系は、数学ⅠAⅡBの基礎レベルを、3月末までに終わらせます。
高3の4月から数学Ⅲに入るためです。動画の講師は、数学ⅠAⅡBを何も覚えていない状態から高3の4月にはじめると、厳しい道になると指摘しています。
基礎レベルの参考書で、ⅠAⅡBを終えることを目標にしましょう。
なお、これも最低ラインであり、合格の条件ではありません。

高2の受験勉強スケジュールは習熟度で確かめる
計画どおりに進んでも、実力がついているとは限りません。そのずれに気づくために、こなした量(進捗度)に加えて、できるようになったか(習熟度)を見ます。

以下の3つに分けて見ていきます。
計画表に教材ごとの勉強時間まで書く
計画表には、教材ごとの勉強時間まで書き込みます。
動画で紹介された卒業生の計画表では、英単語を、その日の勉強時間のうちどれだけ取るかまで明記されていました。講師は、この点が重要だと話しています。
単語は、時間を区切らないと、いつまでもだらだら続けてしまう教材だからです。今週にこれだけ、この日にこれだけと逆算し、その分の時間を割いて取り組みます。
正答率より初見の問題で知識を使えたかを見る
長文演習では、正答率よりも、初見(はじめて見ること)の問題で知識を使えたかを見ます。
動画の講師は、正答数や正答率にとらわれすぎないよう話しています。見るべきなのは、習った単語・文法・読み方を、初見の文章で生かせたかどうかです。
生かせていなければ、生かすための方法を考え、日々修正します。独学では、進捗度ばかり気にして、習熟度を確かめない人が多いと、講師は指摘しています。
単元別の勉強からランダム演習に進む
文法は、単元別(時制や関係詞など、分野ごと)に学んだあと、ランダム演習(分野をまぜた問題を解く練習)へ進む流れが基本です。
入試では、時制の問題や関係詞の問題が、バラバラに出題されるものです。単元別の勉強だけで1年を乗り切ると、本番で力を出せない人が多いと、動画の講師は指摘しています。
動画の卒業生は、文法を3周目ほど回したあたりから、単元別の勉強と並行して、ランダム演習にも入っていました。かなり早いペースだと、講師は話しています。自分の進み具合に合わせて、取り入れましょう。
高2の時期別の受験勉強スケジュールの目安
時期別の目安は、学期ごとにやることを分け、3月末の最低ラインに向けて積み上げていく考え方です。
1学期は、授業の予習復習で毎日の勉強の習慣をつくり、苦手科目を把握する時期にあたります。夏休みは、授業のない時間を使って、1学期の積み残しと基礎を固める時期でしょう。
2学期は、習熟度で確かめながら、基礎が終わった科目から問題演習へ進みます。3学期は、苦手の克服を終えて、3月末の最低ラインを目指す時期です。
時期ごとの目標の例は、次の「スケジュール例」の表で確かめられます。
高2の受験勉強スケジュール例
年間と1日のスケジュールは、例を参考にしながら、自分の志望校と生活リズムに合わせて組み替えます。
以下の3つに分けて見ていきましょう。
年間スケジュールは長期の目標から逆算する
年間スケジュールは、長期の目標から逆算して、時期ごとの目標を決めます。
先ほどの流れのとおり、志望校の合格から、中期の3月末、短期の1か月と1週間、毎日の勉強へと分けます。いつまでにどこまで進めるかを大まかに決めれば、1週間や1日の計画も定めやすくなるはずです。
次の表は、高2の年間の目標の例です。
| 時期 | 学習内容の目標の例 |
|---|---|
| 4月〜夏休み前 | 授業の予習復習で学習習慣を作り、苦手科目を把握する |
| 夏休み | 勉強時間を増やし、高1の内容から基礎を固める。志望校の候補を絞る |
| 10月〜12月 | 予習復習と苦手克服を続ける。基礎が終わっていれば問題演習へ |
| 1月〜3月 | 苦手克服と基礎固めを終え、3月末の最低ラインを目指す |
予定どおりに進まなかったときは、計画を立て直してください。目標を達成しないまま次に進んでも、効率よく学力は伸びません。
計画の立て方は、勉強計画の立て方で詳しく見られます。高3の流れは、大学受験の科目別スケジュールも参考になります。
夏休みは1学期の積み残しを埋める
夏休みは、1学期の積み残しを埋めて、基礎を固める期間にします。
授業のない時間が増えるため、勉強時間を増やす好機です。基礎固めを終わらせるために、必要なら高1の内容に戻って確認しましょう。
あわせて、志望校の候補を絞り、オープンキャンパス(大学を見学できる行事)にも行ってみてください。
1日のスケジュール
1日のスケジュールは、平日と休日で分けて組みます。
平日は、学校や部活を終えたあとの時間を、勉強の枠として先に決めます。夕食や入浴を終えたら勉強をはじめる、という順番にそろえれば続けやすいでしょう。枠のなかでは、教材ごとの時間まで書いておきましょう。
休日は、まとまった時間を使って、平日にできなかった演習や復習を進めます。休息日や休憩も、計画に入れておきましょう。例えば、1か月に1日は完全に休む日を作る、1時間ごとに短い休憩を挟む、といった形です。

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