【高校生必見】英検を持っていないのはマズイ?今からどうすべきか、受験準備を解説

更新日: (公開日: COLUMN

「英検の資格を持っていない…このままで大学受験は大丈夫だろうか?」

周りの友だちが次々と英検2級や準1級を取得していくなか、自分だけ英検を持っていないと焦ってしまいますよね。

今回は、英検を持っていないと大学受験に不利になるのか、今からでも間に合うのかなど、さまざまな疑問にお答えします

これから進路を考えるうえで、ぜひ参考にしてくださいね。

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□具体的に何から始めたらいいかわからない
□合格までの計画を立ててほしい
□1人で勉強を進められない
□勉強しているが成績が伸びない

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【結論】高校生で英検を持っていないのはマズイ?

英検を持っていないのが「マズイ」かは、キミの志望校と進路計画によって変わってきます。

英検が受験で有利に働くのは事実ですが、すべての大学入試で必須というわけではありません。

  • 「内申点加点」
  • 「試験免除」
  • 「みなし加点」

など、受験を有利に進める価値があるのは間違いありませんが、大学によって評価方法は異なります。

志望校で英検が必要か、どの級が求められているかをまず確認し、それに合わせた対策を立てることが大切です

「とりあえず英検を取ろう」という姿勢ではなく、目的を持って取り組んでください。

志望校の入試で英検が評価されない

英検は、すべての大学や入試方式で活用できるわけではありません。

  • 英検の利用制度がない
  • 一般入試のみを受ける予定

であれば、英検を持っていなくても受験自体に不利になりません。

出願資格として英検が必要なのは主に「総合型選抜(旧AO入試)」や「学校推薦型選抜(旧推薦入試)」などです。

一般入試では必須条件となっていない大学がほとんどです。

状況によっては、英検より共通テストや二次試験の対策に力を入れたほうが合格への近道になります

自らの志望校の入試要項をしっかり確認して、本当に英検が必要か見極めましょう。

一般入試で十分な英語力がある

英検2級は、高校卒業程度の英語力を測るものです。

  • センター試験(現・共通テスト)の英語で140~150点
  • TOEIC L&Rテストスコアで500~600程度のレベル

上記に相当します。

すでにこのレベルの英語力がある高校生の場合、わざわざ英検を受ける必要性は低いかもしれません。

大学入試の英語問題と英検は形式が異なり、すでに模試などで良い成績を収めている場合は、入試対策に集中したほうが良いでしょう

専門分野のほかの強みをアピールできる

総合型選抜や学校推薦型選抜では、英検以外にもさまざまなアピールポイントを評価します。

大学で学びたい分野に関連する専門的な資格や活動実績があれば、英検がなくても問題ありません。

  • 簿記
  • 情報処理検定

など、学びたい内容に合わせた資格を持っておくと将来にも役立ちます。

資格や検定は、学校公式ホームページで最新情報を確認してください

どの資格でどれだけの評価点が得られるかを明確にしてからがスタートです。

高校生が英検を持っておく6つのメリット

高校生 英検 メリット

英検を持っていないデメリットばかりを考えていませんか?ここでは、高校生が英検を持っておくと得られる6つのメリットを紹介します。

  • 大学入試で優遇措置を受けられる
  • 出願資格として活用できる
  • 一般入試の英語科目の免除を受けられる
  • 大学入学後に単位認定される
  • 就職活動で高評価につながる
  • 実践的な英語力が身につく

大学入試で優遇措置を受けられる

大学受験では

  • 英検
  • TOEFL
  • TOEIC

などの外部検定の級やスコアによって、受験生の英語力を判断したり、得点化して合否判定の材料にしたりする入試制度があります。

これを英語外部検定利用入試(外検入試)といいます。

主に、国立大学を含む大学は、推薦入試やAO入試で加点するなどの優遇制度を設けています

一般入試でも、英語の試験科目が免除になり満点と同じ扱いになるという学校もあるのです。

出願資格として活用できる

総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜(旧推薦入試)などの出願資格として、英検○級以上などの条件を設定している大学もあります。

また、一般選抜(旧一般入試)においても、英検を出願条件にしている大学もあるほどです。

そして、高校生は英検の指定グレード以上に合格している方のみ当該大学に出願できます

大学によって求められる条件が異なるので、必ず募集要項での確認が必要です。

一般入試の英語科目の免除を受けられる

得点換算は、例えば英検2級を持っていれば、大学独自の英語試験で70点に換算するというものです。

大学独自の英語試験も受験でき、良い方の得点で合否を判定してくれる大学もあります。

加点の場合は大学入試の総合点に対し、取得級に応じた点数を加点するといった具合です。

一定級以上の英検資格証明書を提出すると、本試験の外国語の科目を免除するケースもあります

これにより、ほかの科目の勉強に集中できるというメリットがあるのです。

大学入学後に単位認定される

英検の級やCSEスコアを持っていると、単位認定してくれる大学もあります。

代表的な例は、お茶の水女子大学では英検準1級で4単位、国士舘大学では準2級以上で1単位となるなどです。

英検を利用して単位を得ることで、その分履修する科目が減ります

その浮いた時間を自らの好きに充てられ、有意義な大学生活を送れるようになるのです。

就職活動で高評価につながる

英検には有効期限がなく、一生ものの資格です。

そのため高校時代に取得した英検は、永久的に履歴書に書くことができます。

大人になると就職活動や転職活動など履歴書を書く機会が増えます。

一度取得してしまえばずっと資格欄に英検○級と書けるのは将来的なメリットです

実践的な英語力が身につく

英検の勉強を通じて、英文法だけでなく、

  • 接続詞
  • 法助動詞
  • 仮定法
  • リスニング力

などを学べます。

リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4つの領域をバランス良く扱っているのは、メジャーな検定の中でも英検と国連英検しか存在しません

英検の勉強は、実践的な英語力の向上につながるのです。

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高校生が無理に英検を持っておこうとする3つのデメリット

高校生 英検 デメリット

英検を持っていないキミが新たに取得するメリットはたくさんあります。

ただ、無理に急いで取得しようとする場合、以下のデメリットもあります。

  • 受験勉強の時間が削られる
  • 費用がかかる
  • 時間が無駄になる

受験勉強の時間が削られる

高校生は英検を頑張って取得しても、英検を評価する大学が少ないのが現状です。

結局、共通テストや各大学の入学対策を必要とし、効率が悪くなるケースは少なくありません。

高校3年生になると本格的な受験勉強がスタートし、それで手一杯になってしまうといった具合です。

これを踏まえ、残された時間の配分を真剣に考えて、受験勉強と英検対策のバランスを取ってください

受験が近づいてくると、英検対策に時間を割くことでほかの科目の勉強時間が減ってしまいます。

費用がかかる

英検の受験料は決して安くありません。

2級の受験料は本会場受験で8,700円(税込)、準会場受験で6,400円(税込)かかります。

参考書や問題集の購入、場合によっては塾や家庭教師などの外部サポートを利用すれば、さらに費用がかさみます。

受験に失敗した場合は再受験の費用もかかるため、お財布への負担は小さくありません

何度も受験すれば、かなりの出費になるのはキミ以外にも影響を与えるデメリットです。

時間が無駄になる

英検を持っていないからと学習に時間を費やしても、不合格になってしまうと時間が無駄になったと感じかねません。

志望校が要求するレベルよりも高すぎる級を無理に目指して時間を使うより、入試に直結する対策をした方が良い場合もあります。

英検受験は自らの英語力を正確に把握したうえで、適切な級を選んで計画的に取り組むのが基本です

無理な目標を立てると、貴重な勉強時間を無駄にしてしまいます。

高校生が英検を取れば受験は『楽に』なるの?

高校生 英検 楽になる

「英検を取れば大学受験は楽勝」、というのは誤解です。

英検のスコアだけで、入試を突破できるほど甘くはありません。

英検で測る英語力と、大学入試で求められる力は根本的に異なります。

  • 英検 → 4技能(読む・聞く・書く・話す)
  • 大学入試 → 論理読解・速読・思考力・文構造理解など

英検の勉強と入試の英語対策は別物として計画する必要があります

英検だけに頼るのではなく、大学入試に必要な英語力も併せて身につけてください。

英検利用は有利になる?

英検を持っていない高校生と比較して、持っている場合は条件を満たせば「戦略的に」有利になります。

英検級
使える場面
備考
準2級 ほぼ使えない 受験には不要レベル
2級 中堅私大(産近甲龍・日東駒専)では使える大学もあり 南関・MARCH以上では物足りないケース多数
準1級 MARCH・関関同立で英語満点換算・免除あり もっとも「価値のあるライン」
1級 英検の最高峰。大学では過剰なことも あれば武器にはなるが現実的ではない

ただし、ここでよくある誤解・落とし穴は以下のとおりです。

  • 「2級あるからもう英語はOK」→ ❌危険
  • 「準1級を受ければ受かるはず」→ ❌対策なしでは絶対無理
  • 「英検対策だけしてればいい」→ ❌他科目の対策不足で全落ちリスク

英検利用を成功させるには、他教科と両立できる計画が必須です

受験勉強を疎かにしてしまえば、英語以外の得点力がなくなる結果、総合してみると学力が下がります。

高1・高2・高3のいつから英検を狙うのか

高校生 英検 いつから

高1・高2・高3でまだ英検を持っていないキミは、以下を目安にしてください。

学年
目安
中学卒業までに2級 → 準1級を高1〜高2で目指す体制が理想
高1で2級 → 高2で準1級挑戦を視野に(全体計画要調整)
高2で2級 → 無理に準1級に挑むと他科目対策が崩れる可能性大
高3 → 準1級は非推奨。一般入試対策に集中すべき

わかりやすくすると、英検の利用は、以下のケースに当てはまる場合におすすめです。

✅ 英語が得意(中学〜継続的にやってきた) ✅ 準1級に3〜4か月かける時間を用意できる ✅ 志望校が明確に英検利用に対応している ✅ 一般入試英語+英検の両方に対応できる計画がある

このように、学年によって英検を持っておくかの戦略は変わってきます

なかでも、高3になると受験勉強が本格化するため、英検対策に時間を割くことが難しくなります。

英検の利用に迷ったらどうする?

英検を取得するべきか悩んだら、以下の流れでチェックしてみましょう。

  1. 志望校の最新入試要項をチェック(英検利用制度)
  2. 自らのスコア・レベル・受験科目全体を正確に把握
  3. 2級 or 準1級取得に向けた正しい参考書ルートで対策

英検利用に不安がある場合は、マナビズムの受験相談や自習コンサルティングを活用するのがおすすめです

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まとめ

ここまでをまとめると、高校生が英検を持っていない状態は普通です。

大切なのは、どう使いたいかという目的意識です。

❌ 間違った使い方
✅ 正しい使い方
なんとなく受ける 志望校に照準を合わせて戦略的に受ける
他科目を疎かにする 受験全体を見て両立できる範囲で取り組む
「取れば安心」と思う 「取ったあとどう使うか」まで考える

「とりあえず英検」ではなく、「狙って英検、活かして合格」を目指しましょう

英検は単なる資格ではなく、大学受験を有利に進めるための戦略的なツールとして活用してください。

マナビズムでは、志望校合格に向けた最適な学習プランを提供しています。

英検対策と受験勉強の両立に悩んでいる方は、ぜひマナビズムの受験相談をご利用ください。

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よくある質問(FAQ)

英検2級は高校生でも難しいですか?

英検2級は高校生にとって「難しいけれど、準備次第で合格できる」レベルです。

高校卒業レベルの英語力が基準となっており、実際に高校生であっても取得できます。

難関私大の要件を満たすにはさらに上のレベルが必要な場合もありますが、着実に準備すれば高校生でも十分に合格できる級です

しかし、ただ闇雲に勉強するのではなく、計画的な学習が肝要です。

英検3級は恥ずかしいですか?

自らの現在の英語力に合った級からはじめるのが大事であり、級の高さを比較して恥ずかしがる必要はまったくありません。

英検は、1級から5級まであります。

ライフステージや英語技能にあわせて、だれでも身近にチャレンジできるのが英検の良さです

大切なのは「今の自分に合った目標」を設定し、一歩ずつ英語力を高めていくことです。

英検は高校受験に有利ですか?

英検は、高校受験で有利になるケースもあります。

場合によっては、英検の取得は内申点に反映されたり、推薦入試の条件になったりします

英語に力を入れている高校では、英検の級が入学試験の参考にするケースもあるほどです。

各地域や高校の入試制度によって評価方法は異なるため、事前に確認してください。

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