高2の受験勉強スケジュール|時期別に大切なポイントや年間・1日の計画について解説
更新日: (公開日: ) COLUMN
高2のうちから受験勉強を意識している人は、計画的なスケジュールを立てて成功率アップを狙いましょう。高3進級あたりから受験勉強を始める人も多いため、高2の早いうちから取り組めば、ライバルと差をつけられるはずです。
また、国公立や難関大学を志望する場合には、さらに早いうちから勉強を始めている人も多いため、乗り遅れないように準備を進めてください。本記事では、高2の受験勉強スケジュールについて大切なポイントをまとめています。ぜひ参考にして、勉強を始めていきましょう。
高2の受験勉強スケジュールを考える前に知りたいこと
高2の受験勉強スケジュールを考える前に知っておきたいことを紹介します。
- 高2からの受験勉強は遅いのか
- 受験勉強前に志望校を決めておくとよい
- 高2の受験勉強時間は1日3~4時間を目安に
- 効率的な勉強方法
- 高2で再湯煎したい科目別勉強法
高2からの受験勉強は遅いのか
高2から受験勉強を始めるのは、遅くありません。一般的には、高3に進学してから受験勉強を始める人も多いです。しかし、すでに大学進学への希望がある、志望校が決まっているという人は、高2のうちから勉強を進めておくと大変有利になります。受験勉強に“早すぎる”ということはありませんから、高2から準備を始めて成功率を高めておくのがおすすめです。
一方、国公立を志望する場合には、高1から対策し始めている人もいるため、少し遅いスタートといえるかもしれません。必要な勉強内容を整理して十分な学習時間を確保してください。
受験勉強前に志望校を決めておくとよい
受験勉強を始める前に、志望校を決めておくのがおすすめです。入試は大学や学部によって、受験科目・出題傾向が違いますから、志望校を明確にしておくと必要な学力を効率的に身に付けられます。
志望校が定まっていない状態で始めると、全科目・範囲を網羅的に勉強していくため、非効率的になってしまう可能性があります。最初は漠然とでも構いませんから、少しずつ志望校を絞っていくとよいでしょう。
高2の受験勉強時間は1日3~4時間を目安に
高2から受験勉強を始める人は、1日3~4時間を目安にしましょう。部活や習い事など、平日は忙しいという場合には、平日は2~3時間、休日は5時間程度勉強するといったスケジュールでも構いません。
高3になってからが本格的な受験シーズンとなるため、高2のうちから頑張りすぎるとモチベーション維持が難しくなります。そのため、必要な勉強量を確保しつつ、無理をし過ぎるのはやめましょう。
効率的な勉強方法
必要な勉強時間を確保していても、効率的に進めなければ想定した学力向上は見込めません。そのため、勉強すればいいとだけ考えずに、質の高い学習も意識してください。
効率的な勉強をするには、自分の学力や志望校に合う参考書・問題集選びが大切です。また、高2で優先したい科目ごとの勉強法がありますから、次の項目で確認していきましょう。
高2で最優先したい科目別勉強法
高2で優先して取り組みたいのが、英語・数学・国語の基礎固めです。下記の表に記載された基礎力を目標にするとよいでしょう。
科目 | 基礎力の目標 |
---|---|
英語 | ・文法・単語・熟語を暗記する |
・1日に100~200の単語を眺めて反復学習する | |
数学 | ・基礎的な公式・定理を暗記する |
・高1からの授業・教科書を復習して基礎的な内容は完璧にする | |
国語 | ・現代文は参考書で文章の読み方を身に付ける |
・古文は文法と単語を暗記する | |
・漢文は句法を暗記する |
※この表は横にスクロールできます。
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高2の時期別|受験勉強スケジュールの目安
続いて、高2の勉強スケジュールを時期別に確認しておきましょう。受験勉強を順調に進める際の目安にしてください。
- 1学期
- 夏休み
- 2学期
- 3学期
1学期
高2の1学期は、これから長い受験勉強を続ける上で大切な学習習慣を身に付ける期間にしましょう。まずは授業の予習・復習を毎日取り組むようにしてください。毎日継続して机に向かうリズムが整っていたら、必要以上に頑張りすぎず、学校生活を満喫するのも大切にします。
高2のうちから勉強に疲れてしまうと、高3で本格的な受験シーズンに入ってから頑張れなくなってしまうため、くれぐれも注意してください。
夏休み
夏休みは授業がなく、自由に使える時間が増えるため、しっかり受験勉強を進めるチャンスです。1学期で身に付けた学習習慣を活かして、これまでより多めに勉強時間を確保しましょう。毎日の勉強を積み重ねながら、部活や友達との思い出作りなども大切にして、充実した期間にしてください。
2学期
夏休みまでしっかり勉強を続けてきた人は、安定した学習習慣が身に付いているはずです。意識の高い受験生は、夏以降から勉強を始める人もいますから、ライバルに後れをとらないよう、毎日机に向かってください。
また、高3になったらさらに効率的な勉強ができるように、そろそろ志望校を絞っていくのがおすすめです。気になる大学の情報収集も進めておきましょう。
3学期
高2の3学期は、入試本番までちょうど残り1年という時期になります。大学志望が固まっている高校生は、この時期から塾や予備校へ通う人も多いです。大学進学に強い意志があり、効率的な勉強をしたい場合には、塾・予備校の利用を検討しましょう。
塾・予備校では、同じ目標を持った高校生が多く集まっているため、よい刺激となり、やる気の維持にも有効です。
高2の受験勉強スケジュール例
高2の勉強スケジュールについて、具体例を見てみましょう。
- 年間スケジュール
- 1日のスケジュール
年間スケジュール
1日の学習内容を決める前に年間スケジュールを立てます。いつまでにどのあたりまで進めるかを大まかに決めると、1週間、1日の勉強スケジュールを定めやすくなります。おおまかな高2の勉強目標を紹介しますから、参考にしてください。
時期 | 学習内容の目標 |
---|---|
4月~夏休み前 | ・授業の予習復習をメインに学習習慣を身に付ける |
・予習復習でわからないところは放置せずにしっかり理解する | |
・苦手科目を把握して休日は重点的に勉強する | |
夏休み | ・勉強時間を増やす |
・基礎固めを終わらせるため高1の内容から学習する | |
・志望校の候補を絞ってオープンキャンパスへ行く | |
10月~12月 | ・授業の予習復習と苦手科目克服のための勉強をする |
・基礎固めが終わっていたら問題演習に取り組む | |
1月~3月 | ・授業の予習復習・問題演習に取り組む |
・苦手科目克服と基礎固めが終わっていることが理想 |
※この表は横にスクロールできます。
1日のスケジュール
学校に通いながらの受験勉強について、「どのようなスケジュールで時間を作ればいいんだろう?」と悩んでしまう人もいるでしょう。ここでは、一例を紹介します。自分の生活リズムと照らし合わせながら、オリジナルのスケジュールを立ててみてください。
時間 | 詳細 |
---|---|
0時~7時 | 睡眠 |
7時~8時 | 起床・朝食・学校の準備 |
8時~8時半 | 通学 |
8時半~16時 | 学校 |
16時~18時 | 部活 |
18時~18時半 | 下校 |
18時半~20時 | 夕食・お風呂・休憩など |
20時~23時 | 受験勉強 |
23時~0時 | 自由時間 |
※この表は横にスクロールできます。
紹介している予定は、平日3時間の勉強スケジュールです。1日の勉強時間は3~4時間程度が目安となりますから、このスケジュールの場合には休日に多めの学習が必要になります。
毎日同じペースで勉強して、休日はゆっくり過ごしたいという人は、23時~0時までの自由時間も勉強に充てて、休日の余裕を作るとよいでしょう。
スケジュールを立てる際のポイント
年間スケジュールを立てる際には、目標を具体的にイメージしてください。「春は勉強習慣をつける」「夏休みまでには基礎固めを終わらせる」などです。目標を定めることで、〇月には何をすればいいのかというのがわかってきます。
そして、スケジュールを1度決めたからといって、頑なに予定通りに進めるのはよくありません。たとえば、夏休みまでに基礎固めを終わらせると予定していたにもかかわらず、目標を達成できなかった場合には、スケジュールの変更が必要です。目標を達成できず、基礎固めが終わらないまま次の勉強に進んでも効率的な学力向上につながりません。予定を立て直しながら、前回の目標を達成してから次に進みましょう。
また、高3の受験が終わるまで基本的には毎日勉強を続けるため、休息日や休憩時間も考慮した計画を立ててください。長い受験期間でモチベーション維持をするために大切です。1ヶ月に1日は完全オフの日を作る、1時間ごとに10分休憩するなど、適度な息抜きをはさみましょう。
高2の受験勉強スケジュールに関する疑問
最後に、高2の受験勉強スケジュールに関する疑問をまとめました。
- 高校2年生で国公立を目指す際の受験勉強時間はどれくらい?
- 高校2年生の受験勉強はいつから始めるべき?
- 高2の夏から受験勉強を始めて間に合うか?
- 高2の受験勉強でやるべきことは?
- 高校2年生でやるべきことは何ですか?
高2で国公立を目指す際の受験勉強時間はどれくらい?
国公立を目指している高2の勉強時間は、1日4時間程度が目安です。しかし、実際には自分の学力や志望校によって異なります。また、国公立を志望している高校生は高1のうちから勉強を始めている人が多いため、高2から始めるという人はもっと時間を増やす必要があるかもしれません。
難関国公立合格を目指すためには、トータルで4,000時間が必要という目安もあるため、自分のケースに合わせて1日の勉強量を考えましょう。
高校2年生の受験勉強はいつから始めるべき?
大学受験に失敗したくない場合は、早いに越したことはありません。大学進学を意識し始めた、行きたい学校が見つかった、という人は、そのタイミングから受験勉強を始めましょう。
学習習慣をつけるだけでも周りと大きな差がつくため、授業の予習復習から勉強してみてください。国公立や難関私大を目指すという人は、高2からでも遅い可能性があるため、今すぐに勉強を始めた方がよいでしょう。
高2の夏から受験勉強を始めて間に合うか?
高2の夏から受験勉強を始めるのは遅くありません。受験生のなかには、高3になってから勉強を始める人も多いため、高2からスタートすればライバルに差をつけられます。
しかし、間に合うかどうかに関しては、自分の学力と志望校の差によって異なるため、一概には言えません。国公立や難関大学を目指す場合には、できる限り早めに勉強を始めましょう。
高2の受験勉強でやるべきことは?
高2の勉強は、主に学習習慣をつけることと基礎力固めに力を入れましょう。まずは、授業の予習復習から、毎日勉強する習慣をつけてください。続いて、高1の内容から知識の確認を始めていきます。基本的な知識のわからない部分をなくしていき、基礎力をつけていきましょう。
高校2年生でやるべきことは何ですか?
高2のうちにやっておきたいのは、以下の内容です。
- 学習習慣の定着
- 志望校の絞り込み
- オープンキャンパスへの参加
高2のうちから志望校の候補を絞っておくと、早いうちから入試対策を視野に入れた効率的な勉強ができます。また、高3は受験勉強に集中した方がよいため、今のうちに部活や趣味、遊びなどを満喫しておくのも大切です。
まとめ
高2の受験勉強スケジュールは、時期別に学習目標を立ててから、月ごと、1日ごとの予定に落とし込んでいきましょう。高2のうちは、学習習慣の定着と基礎力固めを優先したスケジュールを立ててください。
合格率を高めるために高2の勉強は大切ですが、本格的な受験シーズン前の準備も大変重要です。オープンキャンパスへの参加、志望校の検討、高校生活を満喫するなど、受験を全力で走り切るための準備もスケジュールに組み込みましょう。