英検2級のリスニングが聞き取れない?対策方法と失敗しないためのコツを解説

更新日: (公開日: COLUMN

  • 英語のリスニングが苦手
  • どのように勉強したらいいか分からない

英検2級に限らず、リスニングはただ毎日聞いているだけではなかなか伸びません。

とはいえ、「正しい順番で」、「意味を理解しながら」取り組めば、着実に伸びる領域でもあります。

「聞いても分からない…」と悩んでいる人ほど、まず「読んで分かる」をゴールにしてください。

そのあとからリスニングに入れば、思った以上に聴き取れる感覚に驚くはずです。

今回は英検2級のリスニング対策を基本に、受験でも役立つ勉強方法を紹介します。

受験のために英検を使うのであれば、計画的に学ぶ必要があります。

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英検2級のリスニングとは

英検2級 リスニング とは

英検2級のリスニングとは、英語の音声を聴き取り、要点や内容を正確に理解できるかを測る試験のことです

CSEスコアは650点満点で、3技能合計1520点以上で一次試験合格となります。

リスニング試験時間は約25分で、第1部と第2部合わせて30問の出題です

解答時間は、各問題終了後の10秒間。

音声は1分間に約140語のスピードで流れ、各問題は1回しか放送しません。

また、英検2級のリスニングは、第1部と第2部に分かれているのも特徴です。

【第1部】会話問題

英検2級のリスニングにおける第1部は、男女2人による2往復の会話を聴き、その後の質問に答える形式です

頻出テーマは、職場の同僚や上司、店員と客、家族同士の会話となっています。

また、15問中約2問は電話での会話となるため、着信音にも注意を払ってください。

電話での会話は、相手の表情が見えません。

言葉だけで状況を思い浮かべられる理解力が、得点力に直結します。

【第2部】文章問題

リスニングにおける第2部は、50〜70語程度の一人の話を聴き、その内容に関する質問に答える形式です

主に、個人のエピソード、公共アナウンス、社会・科学的トピックの3つのパターンがメインです。

話者が1人なので会話のやり取りはありません。

ただし、膨大な量の情報から必要な部分を逃さないよう集中して聴いてください。

英検2級のリスニングの頻出テーマ

英検2級 リスニング テーマ

英検2級のリスニングでの頻出テーマは、以下のとおりです。

  • 職場での会話
  • 店員と客の会話
  • 電話での会話
  • 個人のエピソード
  • 公共アナウンス
  • 社会・科学

職場での会話

職場での会話のリスニングでは、同僚同士や上司と部下の間で交わすビジネス会話を出題します

会議の予定調整、プロジェクトの進捗報告、出張の手配、クライアントとの約束などが主なトピックです。

そのため、丁寧語や敬語表現(Could you,Would you mindなど)を多用します。

フォーマルな英語表現、例えば依頼や提案、理由説明の表現パターンに慣れておく必要があります。

店員と客の会話

店員と客の会話のリスニングにおいては、レストラン、ホテル、銀行などでの接客場面を出題します

注文の受け取り、商品の問い合わせ、サービスの説明、支払い方法の確認などが典型的な内容です。

決まり文句として以下のような表現が頻出します。

  • May I help you?
  • Excuse me
  • What would you like?
  • That’ll be…
  • Would you like anything else?

日常生活でよく遭遇する場面なので、実体験と結びつけて理解すると良いでしょう。

電話での会話

着信音ではじまる電話での会話のリスニングは、約15問中2問程度の出題です

相手が不在の場合の伝言依頼、アポイントメントの調整、緊急事態の連絡などが主な内容です。

電話特有の表現としては、以下が頻出しやすいです。

  • Hold on,please
  • Could you call back later?
  • May I take a message?
  • Speaking
  • I’ll put you through

また、電話番号や時間などの具体的な数字が質問に関わるため、数値にも集中して聴く必要があります。

個人のエピソード

ある人物の体験談や日常の出来事を語る、個人のエピソードのリスニングは第2部で採用率が高いです

旅行先での体験、学校生活の思い出、趣味に関する話、困った体験とその解決策などが典型的な内容です。

話の展開は時系列順になりやすく、以下の順序を表す語に注意を払ってください。

  • First,Then,Finally
  • After that,Next
  • At first,In the end

また、「But」、「However」で話の転換点を示します。

直感でこれらの言葉が聞こえたら、特に内容に集中して聴いてください。

公共アナウンス

公共アナウンスのリスニングでは、駅構内、空港、学校、イベント会場などでの放送を出題します

電車の遅延案内、搭乗ゲートの変更、避難指示、イベントスケジュールの変更などが主な内容です。

決まり文句としては、以下が頻出します。

  • Attention,please
  • Ladies and gentlemen
  • May I have your attention?
  • This is an announcement
  • Please note that…

主に、時間、場所、変更内容などの具体的な情報が質問のポイントになりやすいです。

社会・科学

最後は、環境問題、医療技術、文化・歴史、教育制度などの領域です

事実を淡々と説明する客観的な口調が特徴的で、専門用語や固有名詞も厄介です。

リスニングで知らない単語があってもパニックにならず、文脈から内容を推測してください。

原因と結果、比較・対照、問題と解決策などの論理的な構成は頻出パターンです。

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聞き取れない?英検2級のリスニングの対策方法

英検2級 リスニング 対策

英検2級のリスニングで聞き取れない理由は、主に以下の4つがあります。

  1. 単語の正しい発音と意味をセットで覚える
  2. 英文の構造(SVOC)を理解する
  3. 意識して内容を聴く
  4. 熟語を覚えるついでに学ぶ

① 単語の正しい発音と意味をセットで覚える

自らの中で「その単語をどう読むか・どう発音するか」をきちんと知っていないと、リスニングは聴こえません。

例えば、”comfortable”という単語を「コンフォータブル」と思っているなら要注意。

本当は「カムフォタブル」という感じで、実際の音が流れても気づけません。

結果、「そんな単語知らない」となってしまいます。

単語帳を使うときは、「スペル・意味・発音」をセットで覚えるのが、英検2級のリスニング対策の基本です。

発音記号が苦手な人は、音声付きの単語帳アプリやCDを活用してください。

英語を聴く前に、「見たら意味と読み方が分かる」状態になるのが大前提です。

② 英文の構造(SVOC)を理解する

次に、英検2級のリスニングでは、「話の内容」をきちんと理解する力が求められます。

読んで分からないものは、聴いても分からないからです。

本気で合格を目指すなら、中学〜高校レベルの英文法を説明できるレベルで復習してください

「SVOC(主語・動詞・目的語・補語)」が分かるように、長めの英文を読む練習も大切です。

文の中で「何が主語で、何が動詞で、どこが目的語か」がパッと分かれば、すんなりと答えられます。

③ 意識して内容を聴く

よく「毎日英語を聞き流せば耳が慣れる」といいますが、それだけではなかなか力はつきません。

聴くときは、「これって主語は何?どこが動詞?どのような意味?」って考えながら聴きましょう。

ただ聞き流すだけだと、分からない部分がいつまでも分からないままになってしまいます。

リスニング教材は「スクリプト(台本)」付きのものを選び、一度、全体を聴いてください。

スクリプトを見て意味を確認しながら聴き直すのが、英検2級のリスニング力向上の秘訣です。

何回か聴いた後、自分でも音読してみると良いでしょう。

④ 熟語を覚えるついでに学ぶ

英検2級では、熟語の理解も大切になってきます。

この熟語の勉強をするときに「音声付きの教材」を使えば、リスニング対策になるからです

少し速めの音声(1.2倍とか1.4倍)を使うと、試験本番のスピードがゆっくりに感じて楽になります。

例えば、『速読英熟語』みたいな、音声付きの熟語集が便利です。

音声をスマホに入れて、通学時間やスキマ時間に「ちょい速」で聴いてみる。

その後、聴きながら意味が思い浮かぶかチェックし、思い出せなかった熟語は復習してください。

英検2級のリスニングに失敗しないためのコツ

英検2級 リスニング コツ

英検2級のリスニングに失敗しないためのコツは、以下のとおりです。

  • 選択肢を先読みする
  • 音声の冒頭に集中する
  • 潔く諦める勇気を持つ
  • 音量調整は怠らない

選択肢を先読みする

筆記試験を早めに終わらせ、余った時間でリスニングの選択肢を先読みしてください。

選択肢から問題の内容や質問を予測でき、聴くべきポイントが明確になるからです。

過去問を対策しておくと、以下のような部分から出題パターンも推測できます。

  • 選択肢に共通する単語
  • 動詞の種類
  • 時制
  • 場所や時間を表す表現

筆記から時間配分を考えて取り組み、最高のパフォーマンスを発揮できるよう準備しましょう。

音声の冒頭に集中する

英検2級のリスニングは、大抵のテーマで冒頭を聴き逃すと全体の理解が困難です。

会話やモノローグの最初の1〜2文に、人物関係、場面設定、話題などの情報が集中しているからです。

問題番号が読まれたらすぐ、集中モードに入ってください。

例えば、「May I help you?」なら店員と客、「Attention,please」なら公共アナウンスと判断できます。

そのほか、口調や雰囲気からも関係性を読み取りましょう。

冒頭で話のパターンを把握できれば、その後の展開も予測しやすくなり、聴き取りの精度が向上します。

潔く諦める勇気を持つ

リスニングは完璧に聴き取れなくても合格は可能であり、分からない問題を潔く諦める勇気を持ちましょう。

1問に固執して次の問題を聴き逃すのが、もっとも避けるべき失敗パターンだからです。

解答に迷ったら適当にマークし、失敗を引きずらずに気持ちを切り替えてください。

次の問題番号が読まれる前には必ずマークを完了する。

こうした全問正解を目指さず、7割程度の正答で合格ラインに達すると割り切る勇気も必要です。

音量調整は怠らない

英検2級のリスニング試験開始前の音量テストでは、自分に最適な音量レベルなのかを確認してください。

聴き取りにくいと感じたら、必ず試験監督者に申し出ましょう。

音量テスト終了後は、もう再調整できません。

座席位置によって音響条件が異なるため、注意深く確認して完璧を目指してください。

まとめ

英検2級のリスニング対策は、「正しい順番」で「意味を理解しながら」取り組むのがポイントです。

ただ毎日聞き流すのではなく、

  • 単語の正しい発音と意味をセットで覚える
  • 英文構造を理解する
  • 意識的に内容を聴く

という練習を積み重ねましょう。

「聞いても分からない…」と悩んでいる人ほど、まず「読んで分かる」レベルに到達してください。

そこからリスニング練習に入る流れが、英検2級のリスニング攻略のもっとも着実な方法です。

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よくある質問(FAQ)

英検2級のリスニングは難しいですか?

準2級と比較すると語彙レベルと音声スピードが上がるため、難しくなります。

ビジネスシーンの会話や学術的なトピックが増え、馴染みのない内容に戸惑うかもしれません。

ただし、完璧に理解する必要はなく、継続的に学習すれば必ず上達するのが英検2級のリスニングです。

基礎的な単語の発音と意味を正確に覚え、英文構造の理解からはじめてください。

英検2級のリスニングは何割で合格?

CSEスコア方式のため、正確な正答率は公表されていません。

ただし、一般的に7〜8割以上の正答率が合格の目安です。

つまり30問中21問以上正解すれば合格ラインに達する可能性が高いといえます。

完璧を求めず、着実に取れる問題で得点を積み重ねましょう。

英検2級のリスニングで頻出する表現は?

英検2級のリスニングで頻出する表現は、以下のとおりです。

カテゴリー
典型的な表現
依頼・勧誘表現 Could you,Would you mind,Why don’t you,I was wondering if,Do you think you could,How about,What about,Shall we
理由・説明表現 because,since,as,due to,owing to,The reason why,That’s why,so,therefore,as a result,consequently
時間・場所表現 at 3 o’clock,by Friday,next week,the day before yesterday,in front of,next to,across from,change,move,postpone,cancel
感情・評価表現 disappointed,excited,worried,satisfied,I’m glad that,I’m sorry that,I’m afraid that,very,quite,rather,extremely,become,get,turn
比較・対比表現 better than,worse than,more expensive than,the same as,different from,similar to,on the other hand,however,but,while,whereas,prefer A to B,would rather A than B
条件・仮定表現 if,unless,provided that,as long as,I wish,If only,suppose,imagine,what if,in case,just in case
提案・代案表現 How about,What about,Why don’t we,Let’s,I suggest,I recommend,I propose,instead,alternatively,or,otherwise,another option would be,we could also

これらの表現パターンを覚えておけば、英検2級のリスニングでの理解度が向上します。

特に会話の流れや話者の意図を掴みやすくなるでしょう。

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□具体的に何から始めたらいいかわからない
□合格までの計画を立ててほしい
□1人で勉強を進められない
□勉強しているが成績が伸びない

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