【中央大学】志願者数/合格者数・倍率の推移についてまとめてみた！

この記事では中央大学の2020年度、2019年度、2018年度の受験者数と倍率の推移を比較していきます。
この記事を読めば「どの学部が人気なのか？」「どの学部が合格しやすいのか？」「合格者数が多い高校はどこか？」といったことがわかります。ぜひ参考にしてください。 

志願者数と合格者数の推移

まずは学部別に合格者数と受験者数について比較していきます。合格者数と受験者数については一般入試における数字を参考にしています。

法学部

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	5016	1531	3.3
2019	4774	1474	3.2
2018	5644	1552	3.6

中央大学の法学部は「法律学科」「国際企業関係法律学科」「政治学科」の3学科、そして4教科型と3教科型があります。これらをそれぞれの学科に分けて紹介していきます。

法律学科（4教科型）

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	791	286	2.8
2019	848	300	2.8
2018	956	326	2.9

国際企業関係法学科（4教科型）

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	164	70	2.3
2019	176	76	2.3
2018	196	72	2.7

政治学科（4教科型）

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	271	95	2.9
2019	128	65	2.0
2018	134	61	2.2

法学部 小計（4教科型）

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	1226	451	2.7
2019	1152	441	2.6
2018	1286	459	2.8

 法律学科と国際企業関係法学科は倍率に大きな変動はありませんが、政治学科は2020年の受験者数が前年の2倍以上になったため、2021年度入試は倍率が下がることが見込まれます。

法律学科（3教科型）

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	2348	634	3.7
2019	2391	659	3.6
2018	2769	696	4.0

国際企業関係法学科（3教科型）

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	442	145	3.0
2019	594	159	3.7
2018	726	181	4.0

政治学科（3教科型）

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	1000	301	3.3
2019	637	215	3.0
2018	863	216	4.0

法学部　小計（3教科型）

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	3790	1080	3.5
2019	3622	1033	3.5
2018	4358	1093	4.0

法律学科は法学部の中で1番人気の学科です。倍率も3つの学科の中では安定して高いため、学科にこだわりがなければ「国際企業関係法学科」や「政治学科」の受験をおすすめします。また、国際企業関係法学科は受験者数が減少傾向にあり、政治学科は受験者数が増加したと同時に合格者数も増加したため、倍率の変動はありませんでした。 

経済学部

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	5968	950	6.3
2019	6003	816	7.4
2018	6111	825	7.4

経済学部は「経済学科Ⅰ」「経済学科Ⅱ」「経済情報システム学科」「国際経済学科」「公共・環境経済学科」の5つがあります。それぞれ分けて紹介していきます。

経済学科Ⅰ

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	2264	308	7.4
2019	2223	280	7.9
2018	2627	321	8.2

経済学科Ⅱ

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	1577	210	7.5
2019	1438	168	8.6
2018	1393	168	8.3

経済情報システム学科

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	488	69	7.1
2019	611	87	7.0
2018	516	101	5.1

国際経済学科

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	937	212	4.4
2019	940	142	6.6
2018	946	134	7.1

公共・環境経済学科

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	702	151	4.6
2019	791	139	5.7
2018	629	101	6.2

経済学部は2020年度の入試では全体的に倍率が減少傾向にあるため、2021年度の入試では7倍に増以上に増加することが予想されます。合格最低点はどの学科も6.5割以上なので7割以上とれるように対策しましょう。

商学部

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	4674	850	5.5
2019	5139	791	6.5
2018	5766	785	7.3

商学部は「経営学科」「会計学科」「商業・貿易学科」「金融学科」の4つがあります。大多数の方がフレックス・コースを受験するため、今回はフレックス・コースの数字で紹介していきます。

経営学科

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	1325	166	8.0
2019	1206	140	8.6
2018	1750	144	12.2

会計学科

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	966	194	5.0
2019	1449	201	7.2
2018	1393	168	8.3

商業・貿易学科

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	1051	239	4.4
2019	1076	208	5.2
2018	1340	197	6.8

金融学科

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	543	113	4.8
2019	645	137	4.7
2018	600	109	5.5

商学部は受験者数と倍率が毎年減少傾向にあり、中でも会計学科と商業・貿易学科はかなり倍率が下がっているため、2021年度入試は難化する可能性があります。 

理工学部

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	8122	1836	4.4
2019	8049	1949	4.1
2018	8987	1949	4.6

理工学部は「数学科」「物理学科」「都市環境学科」「精密機械工学科」「電気電子情報通信工学科」「応用化学科」「経営システム工学科」「情報工学科」「生命科学科」「人間総合理工学科」の10個の学科があります。理系の学科はすべてこの学部にあります。 

数学科

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	594	179	3.3
2019	549	159	3.5
2018	576	151	3.8

物理学科

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	791	202	3.9
2019	678	238	2.8
2018	606	199	3.0

都市環境学科

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	701	131	5.4
2019	695	136	5.1
2018	717	162	4.4

精密機械工学科

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	964	241	4.0
2019	1204	271	4.4
2018	1246	293	4.3

電気電子情報通信工学科

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	1033	221	4.7
2019	1045	209	5.0
2018	1304	256	5.1

応用化学科

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	1138	365	3.1
2019	1126	380	3.0
2018	1215	311	3.9

経営システム工学科

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	678	111	6.1
2019	665	129	5.2
2018	897	155	5.8

情報工学科

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	1516	214	7.1
2019	1428	236	6.1
2018	1523	234	6.5

生命科学科

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	479	128	5.2
2019	409	133	3.1
2018	632	133	4.8

人間総合理工学科

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	228	44	5.2
2019	250	58	4.3
2018	271	55	4.9

物理学科、経営システム工学科、情報工学科、生命工学科、人間総合理工学科は倍率が増加しているため2021年度入試では倍率が下がることが予想されます。しかし、どの学科も合格最低点が6.5割近くなので、7割以上とれる対策が必要になります。

また、数学科のみ合計点が400点、それ以外の学科は300点となっているため注意してください。

文学部

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	5044	1352	3.7
2019	4405	1231	3.6
2018	6156	1081	5.7

文学部の学科は人文社会学科の1つだけで、その中から「国文学」「英語文学文化専攻」「ドイツ語文学文化専攻」「フランス語文学文化専攻」「中国言語文化専攻」「日本史学専攻」「東洋学専攻」「西洋史学専攻」「哲学専攻」「社会学専攻」「社会情報学専攻」「教育学専攻」「心理学専攻」の13個の専攻に分かれます。それぞれの選考に分けて紹介します。 

人文社会学科　国文学専攻

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	471	93	5.1
2019	473	88	5.4
2018	656	105	6.2

人文社会学科　英米文学文化専攻

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	613	212	2.9
2019	477	187	2.6
2018	780	156	5.0

人文社会学科　ドイツ語文学文化専攻

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	208	59	3.5
2019	139	46	3.0
2018	581	74	7.9

人文社会学科　フランス語文学文化専攻

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	304	88	3.5
2019	191	72	2.7
2018	369	69	5.3

人文社会学科　中国言語文化専攻

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	233	59	3.9
2019	223	57	3.9
2018	186	50	3.7

人文社会学科　日本史学専攻

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	523	129	4.1
2019	508	136	3.7
2018	626	102	6.1

人文社会学科　東洋史学専攻

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	184	52	3.5
2019	116	45	2.6
2018	244	39	6.3

人文社会学科　西洋史学専攻

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	331	93	3.6
2019	288	73	3.9
2018	334	78	4.3

人文社会学科　哲学専攻

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	309	104	3.0
2019	367	95	3.9
2018	348	79	4.4

人文社会学科　社会学専攻

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	668	165	4.0
2019	475	160	3.0
2018	784	118	6.6

人文社会学科　社会情報学専攻

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	290	90	3.2
2019	346	70	4.9
2018	325	48	6.8

人文社会学科　教育学専攻

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	422	101	4.2
2019	289	84	3.4
2018	348	79	4.4

人文社会学科　心理学専攻

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	488	107	4.6
2019	513	118	4.3
2018	575	84	6.8

受験者数が600人を超える人気な専攻が英語文学文化専攻と社会学専攻の2つですが、英語文学文化専攻は合格者数も多いため、倍率は低くおすすめの専攻と言えます。この専攻は倍率に変動が見られないため、2021年度入試も例年と大きな変化はないと考えられます。そして社会学専攻は2020年に受験者数が増加したため、2021年度入試は反対に倍率が下がることが予想されます。

また、配点が400点：国文学専攻、350点：英語文学文化専攻、ドイツ語文学文化専攻、フランス語文学文化専攻、中国言語文化専攻、東洋史学専攻、西洋史学専攻、哲学専攻、教育学専攻、300点：日本史学専攻、社会学専攻、社会情報学専攻、心理学専攻と、専攻によって異なるので注意してください。

総合政策学部

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	1328	111	12.0
2019	1377	136	10.1
2018	1695	153	11.1

総合政策学部は3年連続で倍率が10倍を上回るとても人気な学部です。学科は「政策科学科」と「国際政策文化学科」の二つに分かれています。 

政策科学科

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	664	52	12.8
2019	734	62	11.8
2018	811	74	11.0

国際政策文化学科

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	664	59	11.3
2019	643	74	8.7
2018	884	79	11.2

合格最低点はどちらの学科も毎年185点、175点、165点と減少傾向にありますが、6.5割以上は必要になるので、7割以上をとれる対策が必要です。 

国際経営学部

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	1264	189	6.7
2019	1845	239	7.7

この学部は2019年に開設された新しい学部です。本キャンパスである多摩キャンパスに所属することもあって人気があり、合格最低点も7割以上であるため、他の学部よりは難しいと言えます。 

国際情報学部

年度	受験者数	合格者数	倍率
2020	999	123	8.1
2019	2150	145	14.8

こちらも国際経営学部と同年に開設された学部です。2019年から2020年にかけて受験者数が半減したため、2021年度入試では難化することが予想されます。この学部にこだわりがなければ避けたほうがいいでしょう。 

合格者数が多い高校ランキングTOP10

順位	高校名	偏差値	公立/私立	合格者数
1位	中央大学付属高等学校	71	私立	347人
2位	中央大学付属横浜高等学校	67	私立	279人
3位	大宮開成高等学校	62~69	私立	161人
4位	桐蔭学園高等学校	65~68	私立	127人
5位	国立高等学校	74	公立	120人
6位	國學院大學久我山高等学校	71	私立	115人
7位	柏陽高等学校	72	公立	95人
7位	浦和高等学校	74	公立	95人
9位	厚木高等学校	69	公立	94人
10位	八王子東高等学校	71	公立	92人
10位	日野台高等学校	64	公立	92人

みんなの大学情報より引用
TOP10の中では私立の高校が上位を占め、偏差値は70以上の高校が半数以上を占めています。

以上が2020年度、2019年度、2018年度の受験者数と倍率の推移の比較でした。志望校合格に向けて入念に対策しましょう。
中央大学の入試傾向と受験対策 はこちらをご覧ください！