高校数学の参考書おすすめ10選!大学受験に向けて自分にあった一冊を選ぶ

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数学の参考書はただおすすめされているものを購入すればよいわけではなく、選び方を把握して、自分に合ったものを探す必要があります。

この記事では、大学受験にあわせて自分が学びやすい一冊を選びたいと考えている人に、高校数学の参考書おすすめ10選をまとめました。

自分に合った一冊の選び方や、効果的な活用方法もまとめたので、基準を明確にして参考書を選んでみてください。

数学の参考書の5つの選び方

数学の参考書の5つの選び方

数学の参考書の選び方として、以下の5つが挙げられます。

  1. どのくらい数学を理解しているか
  2. 目的はなにか
  3. 数学の勉強に使える時間はどのくらいあるか
  4. 文系か理系か
  5. インプットかアウトプットか

ただおすすめの数学の参考書を購入しても、理解できず無駄になってしまうことがあるため、選び方を把握したうえで探してみてください。

どのくらい数学を理解しているか

自分がどの程度数学を理解しているのかを把握し、理解度に合った参考書を選ぶのが大切です。

数学が苦手な状態で難しい内容の参考書を購入しても、わからないままさらに苦手意識が大きくなってしまうためです。

テストで得点できない箇所や苦手な単元など、よりわかりやすく解説されている参考書を選びましょう。

目的はなにか

あらかじめ志望校が決まっていたり、共通テスト対策だったりと、目的が明確になっている場合には目的別に選ぶのもよいでしょう。

たとえば、以下のような選び方があります。

目的 おすすめの参考書
難関私大受験 幅広い応用力がつく参考書
国公立大受験 丁寧な基礎固めのできる参考書
共通テスト対策 基礎から積み重ねる参考書

参考書はどれも同じに感じる人もいるでしょうが、目的にあわせて選んだほうが効果的に使えます。

レベルが記載されていたり、どのような大学を目指す人向けなのかが記載されていたりするものもありますので、確認してみましょう。

数学の勉強に使える時間はどのくらいあるか

数学の勉強に使える時間がどの程度あるのかで選ぶのもよいでしょう。

たとえば、以下のような選び方がおすすめです。

状況 おすすめ参考書
時間があまりとれない 薄めの参考書
時間がとれる 厚めの参考書

数学の参考書は、分厚いものから薄いものまであります。

薄い参考書は内容が充実していないと思うかもしれませんが、繰り返し解いて力をつけるときに便利です。

あまり数学に時間を使えない状況であれば、薄い参考書を選びすべての内容をしっかり把握するようにしましょう。

時間がとれる状況であれば、厚めの参考書をじっくり進めるのをおすすめします。

文系か理系か

文系か理系かによって、選ぶべき参考書が異なります

文系志望の場合には数学IAと数学IIBのみの勉強で十分ですが、理系志望であれば数学Ⅲも必要だからです。

とくに理系の場合、二次試験で数学Ⅲを使うことが多いため、網羅的に学べるように参考書を選ぶとよいでしょう。

インプットかアウトプットか

インプットかアウトプットかで選ぶ方法もあります。

タイプ おすすめ参考書
インプット 全体を網羅した参考書
アウトプット 実践型の参考書

全体を網羅した参考書でインプットして、実践型の参考書でアウトプットしましょう。

どのようなレベルの人でも、まずはインプットしてから実践して少しずつ覚えていく必要があります。

問題を解くための公式を丸暗記しているだけでは、使い所がわからなかったり、結局なんのためにその公式を使うのか理解できないままになったりします。

全体を網羅した参考書であれば、なぜこの公式を使わなくてはならないのか理解できるため、応用もききやすくなるでしょう。

実践型の参考書には解説が少ないものもあるため、インプット→アウトプットで繰り返し学習していくのがおすすめです。

【レベル別】数学の参考書おすすめ10冊を紹介

【レベル別】数学の参考書おすすめ10冊を紹介

数学のレベル別に、参考書おすすめ10選をまとめました

自分の数学理解度や得意度がどのくらいあるのかを把握したうえで、自分に合ったものを選んでみましょう。

  • 【基礎】数学が苦手で基本を学びたい人向けのおすすめ参考書
  • 【中堅】計算も得意な人向けのおすすめ参考書
  • 【応用】難関私大を目指す人向けのおすすめ参考書

それでは、それぞれ詳しく紹介します。

【基礎】数学が苦手で基本を学びたい人向けのおすすめ参考書

数学が苦手な人や、基本を学びたい人向けのおすすめ参考書として、4冊紹介します。

基礎的な内容をしっかり学べるものばかりのため、まずは基礎を固めたい人や共通テストの対策を目的としている人におすすめです。

やさしい高校数学

価格 1,870円
出版社 学研プラス
レベル 基礎
受験目的 共通テスト、中堅私大
ページ数 612ページ
インプットかアウトプットか インプット

高校基礎から私大標準レベルをカバーしており、入門書といえる参考書です。

解説が語り口調でかかれているため読みやすく、数学が苦手な人も理解しやすい点がポイントです。

図やイラストも使用されているため直感的に理解できるため、無駄に考えてしまう人や数学への苦手意識が強い人にはピッタリでしょう。

ページ数が多いため、時間がある人におすすめです。

チャート式 基礎と演習 数学I+A(白チャート)

価格 3,000円
出版社 数研出版
レベル 基礎
受験目的 共通テスト、中堅私大
ページ数 488ページ
インプットかアウトプットか インプット

チャート式 基礎と演習 数学I+Aは、教科書と併用して、日常学習や基礎固めに最適な参考書です。

共通テストや中堅私大を受験したい人にとっては、解説がわかりやすく網羅的にインプットできるでしょう。

問題数が多いことから、演習を繰り返して問題文と解法を繋げられる力が身につきます。

白チャートの効果的な使い方については、以下の記事で詳しく説明しています。

ベイシス数学

価格 990円
出版社 河合出版
レベル 基礎
受験目的 共通テスト、中堅私大
ページ数 179ページ
インプットかアウトプットか アウトプット

ベイシス数学は、基礎をじっくり学べる参考書となっていますが、問題演習型のため解説が少なめである特徴があります。

しかし、その解説がていねいなので、数学が苦手な人でも理解しやすいです。

数学IA・ⅡB・Ⅲ、というように分かれているため、まず一番気になるものを一冊購入してみて、自分にあっていれば残りの参考書を購入するとよいでしょう。

高校これでわかる問題集 数学I+A

価格 1,045円
出版社 文英堂
レベル 基礎
受験目的 共通テスト、中堅私大
ページ数 120ページ
インプットかアウトプットか インプット

高校これでわかる問題集 数学I+Aは、図解もわかりやすくキャラクターも可愛いことから、数学に馴染みやすくなる一冊です。

インプット型の参考書のため、別で問題集を購入しておくとよいでしょう。

基礎中の基礎を学べるため、数学が苦手でまったく手をつけられない人にもおすすめです。

【中堅】計算も得意な人向けのおすすめ参考書

計算が得意な人向けのおすすめの参考書として、以下4冊を紹介します。

合格る計算

価格 1,210円
出版社 文英堂
レベル 基礎〜中堅
受験目的 共通テスト、中堅私大
ページ数 200ページ
インプットかアウトプットか インプット

すべてが苦手なのではなく、特定の分野が苦手な人におすすめの参考書です。

解法は理解していても、計算が間に合わない、テクニックがわからない人が、答えにたどり着くための近道をみつけやすくなるでしょう。

解法の解説が少ないため、基礎固めを終えたあとに活用するのがおすすめです。

無駄が多い解き方の解説があるため、自分がどうすれば早く解けるのかわかります。

数学I・A基礎問題精講

価格 1,210円
出版社 旺文社
レベル 基礎〜中堅
受験目的 共通テスト、中堅私大、難関私大
ページ数 300ページ
インプットかアウトプットか インプット

解説もわかりやすく、問題数が180題と少なめになっているため、あまり時間がないなかで取り組みたい人におすすめです。

ただし、基礎ではありながらややレベルがあがった問題が出てくるため、解説を確認しながら進めていきましょう。

応用問題になると途端にわからなくなる人には、とくにおすすめできます。

基礎と入試の中間レベルの参考書を探している人は、ぜひ購入してみてください。

基礎問題精講の効果的な使い方については、以下の記事でまとめています。

チャート式解法と演習(黄色チャート)

価格 1,991円
出版社 数研出版
レベル 基礎〜中堅
受験目的 中堅私大、国公立大
ページ数 480ページ
インプットかアウトプットか インプット

黄色チャートは、白チャートと青チャートの中間に位置するレベルの参考書です。

数学の基礎から中堅まで、幅広いレベルに対応できるため、中堅私大や国公立大を目指す人にもおすすめできます。

ページ数が多くボリュームもあるため、数学を勉強する時間がある人には向いているでしょう。

標準問題精講

価格 1,430円
出版社 旺文社
レベル 基礎〜中堅
受験目的 難関私大、国公立大
ページ数 312ページ
インプットかアウトプットか アウトプット

標準問題精講は名前のわりにやや難易度が高めになっている点に注意してください。

基礎問題精講のレベルは一段階上の参考書です。

実際の入試で出題されるレベルの問題が170題収録されており、問題が厳選されていることから無駄なく学習できるでしょう。

ボリュームが多すぎないため、何度も解いて学びたい人にはピッタリです。

【応用】難関私大を目指す人向けのおすすめ参考書

難関私大を目指したい人におすすめの、応用レベルの参考書を2冊まとめました。

チャート式基礎からの数学(青チャート)

価格 2,101円
出版社 数研出版
レベル 中堅〜応用
受験目的 難関私大、国公立大
ページ数 480ページ
インプットかアウトプットか アウトプット

青チャートは、計算が得意な人や、時間がある人に向いています。

また、国公立を志望する人にとっては迷わずもっておくべきといえる参考書です。

関関同立やMARCHなどの難関私大を受験したい人は、青チャートではなく黄色チャートでも問題ありません。

理系の数学がカバーされているため、難しい問題にもチャレンジしたい人は購入をおすすめします。

理系数学の良問プラチカ

価格 1,100円
出版社 河合出版
レベル 応用
受験目的 難関私大
ページ数 54ページ
インプットかアウトプットか アウトプット

問題の難易度が高く、難関私大を受験したい人に向いています。

基礎をすでに身につけている状態で取り組む問題集となっているため、数学がよほど得意ではない限り、あとのほうで活用する参考書として覚えておきましょう。

ページ数自体は少ないため、時間があまりないけど総仕上げがしたい人におすすめです。

文系数学版もあるため、文系の人はそちらを試してみてください。

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数学のおすすめ参考書の効果的な使い方

数学のおすすめ参考書の効果的な使い方

数学の参考書をせっかく購入するのであれば、効果的な使い方を知っておきたいものです。

効果的に参考書を使いこなせれば、たとえ一冊だけの購入だったとしても心強い味方になってくれるでしょう。

効果的な使い方としては、以下の内容があります。

  1. 自分の解き方が合っているのかを確認する
  2. 解法を見て理解できるまで何度も解く
  3. 一冊の参考書・問題集は3回以上解く

自分の解き方が合っているのかを確認する

参考書は、自分の解き方があっているのかを確認したいときに便利です。

参考書のなかには、解法について詳しく紹介しているものもあるため、より無駄のない計算方法や、どうすれば早く解けるのかがわかります。

参考書でインプットして、問題集でアウトプットする方法を試してみてください。

自分の解き方を少しずつ正していけば、入試当日も時間に余裕をもって取り組めるでしょう。

解法を見て理解できるまで何度も解く

解法をみて、理解できるまで何度も解く使い方も、効果的といえます。

解法をみて問題を解いては意味がないと思ってしまう人もいるでしょうが、解法をみながら解くことでなぜこの解法が適しているのかを理解できるでしょう。

もちろん初めから解法をみるのではなく、一度間違えた問題の解法を確認し、間違った解法で覚えないようにするのが大切です。

一冊の参考書・問題集は3回以上解く

スムーズに解けて正解ばかりになるまで、一冊の参考書や問題集を使い倒しましょう

一冊の参考書を解いて間違った問題を見直すだけで次の参考書に手を出すのはもったいないです。

一見、一冊の参考書をマスターしたような気分になりますが、実際にはなにも得られていない可能性があります。

正解ばかりになってきたら、一つレベルをあげた参考書を購入するのがおすすめです。

何度も繰り返し解いていれば、入試や共通テストで似たような問題が出題された場合にも適応しやすくなります。

数学のおすすめ参考書を探している人向け豆知識

数学のおすすめ参考書を探している人向け豆知識

数学の参考書を探している人向けに、以下の豆知識を紹介します

  • 大学受験に備えて学習塾に通うなら何月から?
  • もし浪人したら費用はいくらかかる?

大学受験にそなえて塾通いを検討している人や、浪人について不安がある人は要チェックです。

大学受験に備えて学習塾に通うなら何月から?

大学受験にそなえて学習塾に通う場合に適しているのは、高校2年生の夏頃です。

多くの人は高校3年生になってから通い始めますが、スケジュール的にハードなものになりやすく、対策に追われやすくなってしまいます。

余裕をもって受験対策を実施し、高校3年生になる前に基礎を固めて苦手な分野を克服するためにも、高校2年生の夏頃に通えるように検討してみてください。

すでに高校3年生の人は、できるだけ早く学習塾を決めて、対策にとりかかれるようにしましょう。

残り1年の状況で、自分にあった勉強計画を立てるのが難しい場合には、マナビズムにお任せください。

もし浪人したら費用はいくらかかる?

一般的な学習塾の浪人生の受講費用は、大体110〜150万円ほどが相場です。

対してマナビズムでは、80万円ほどで受講できます。

自習コンサルティングがあるマナビズムでは、何をすればよいのかわからない人や、モチベーションが続かない人にコミットした指導も実施しています。

浪人したからといって不安な気持ちばかりが大きくならないように、明るい講師と集中できる環境が整っているため安心です。

浪人する前にしっかり数学を理解するためにも、今回紹介した参考書を活用して、時間を有効的に使いましょう。

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まとめ

まとめ

今回は、大学受験に向けて高校数学に適した参考書を、選び方とともにレベル別に紹介しました。

自分がどの程度数学を理解できているのかを把握しておけば、適した参考書を購入できます。

数学は苦手とする人が多い分、強みにできれば武器になりやすい科目です。

レベル別に参考書をこなしていき、目的を達成できるようにしたいですね。

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