関関同立の偏差値序列を学部別に紹介!受験・就職に有利なのはどこ?
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関関同立とは、関西の名門私立大学である「関西大学」「関西学院大学」「同志社大学」「立命館大学」の4校を指す略称です。関関同立はどこも優秀で難易度も高い大学ですが、その中でも細かな列は存在しています。
今回は、偏差値や倍率による関関同立内の序列を、大学・学部ごとに調べてみました。他の大学群との比較も掲載しますので、志望校選びの参考にしてみてください。
関関同立の序列は?
関関同立と呼ばれる大学群の序列は「同志社大学>関西学院大学>立命館大学>関西大学」の順番となります。
先にもお伝えしたように、同志社大学は関関同立の中でもっとも学力的に優秀な大学です。世間的なイメージも良く、就職にも強いため、少しでも優秀な大学に入りたいという学生からの人気は同志社大学に集まります。
関西大学は関関同立の中でも特に国際教育に力を入れていて、留学生の受け入れ数も多く、オープンで明るい雰囲気が特徴です。
関西学院大学はキリスト教系の大学で、美しいヨーロッパ風のキャンパスと、1年間の交換留学プログラムが人気を集めています。
同志社大学は関関同立の中で頭一つ抜けて偏差値が高く、就職実績も関関同立の中でナンバーワンを誇っています。
立命館大学は、食マネジメント学部や映像学部など、他の大学にはない個性的な学部が多いのが特徴です。
関西大学・関西学院大学は、偏差値は立命館より下ですが、キャンパスやカリキュラムなど受験生から人気を集める要素が多く、倍率の面では難易度が高いです。立命館は決して偏差値や人気が低い大学というわけではありませんが、関関同立の中ではあまり目立たない立ち位置になっています。
関関同立のそれぞれの大学について、偏差値や入試事情などをもっと詳しく知りたい方は、「関関同立を目指す上で知っておくべきことは?受験&就職事情を解説」をご覧ください。
関関同立内の序列を学部別にまとめてみた
関関同立の序列は、大学全体よりも学部別に見た方がわかりやすいです。代表的な学部の序列を、それぞれの学部の偏差値と倍率から分析していきます。
法学部
関関同立の法学部の序列は、以下の通りです。
同志社>立命館>関西=関西学院
【関関同立の法学部の偏差値ランキング】
1.同志社大学:60.0~62.5
2.立命館大学:60.0
3.関西大学:57.5
3.関西学院大学:57.5
【関関同立の法学部の倍率ランキング】
1.関西大学:一般 5.3 センター 3.4
2.関西学院大学:一般 4.0 センター 4.2
3.同志社大学:一般 4.3 センター 3.1
4.立命館大学:一般 3.5 センター 3.3
法学部に関しては、やはり同志社大学の偏差値が一番高くなっています。
経済学部
関関同立の経済学部の序列は、以下の通りです。
同志社>関西学院>関西≧立命館
【関関同立の経済学部の偏差値ランキング】
1.同志社大学:62.5
2.関西学院大学:60.0
3.関西大学:57.5
3.立命館大学:57.5
【関関同立の経済学部の倍率ランキング】
1.関西大学:一般 5.6 センター 3.8
2.関西学院大学:一般 4.5 センター 4.5
3.同志社大学:一般 3.6 センター 4.1
4.立命館大学:一般 2.7 センター 2.2
経済学部は偏差値・倍率ともに立命館大学が一番低いです。経済学部志望の受験生は、立命館大学が狙い目かもしれません。
文学部
関関同立の文学部の序列は、以下の通りです。
同志社>関西≧関西学院>立命館
【関関同立の文学部の偏差値ランキング】
1.同志社大学:60.0~62.5
2.関西大学:57.5~60.0
3.関西学院大学:55.0~60.0
4.立命館大学:57.5
【関関同立の文学部の倍率ランキング】
1.関西大学:一般 6.6 センター 5.1
2.関西学院大学:一般 3.4 センター 3.4
3.立命館大学:一般 3.4 センター 3.5
4.同志社大学:一般 3.1 センター 2.9
文学部はどの大学も学科・専攻数が多いため、倍率の低い学科・専攻が比較的受かりやすく、穴場と言えるでしょう。
国際系学部
国際系学部は、大学によって方向性や学部名が様々なので、それぞれ以下の学部の偏差値・倍率で比べています。
関西大学:外国語学部
関西学院大学:国際学部
同志社大学:グローバル・コミュニケーション学部
立命館大学:国際関係学部
関関同立の国際系学部の序列は、以下の通りです。
同志社>関西学院>関西≧立命館
【関関同立の国際系学部の偏差値ランキング】
1.同志社大学:60.0~65.0
2.関西学院大学:62.5
3.関西大学:60.0
3.立命館大学:60.0
【関関同立の国際系学部の倍率ランキング】
1.関西大学:一般 8.1 センター 9.6
2.関西学院大学:一般 6.7 センター 7.4
3.立命館大学:一般 4.3 センター 4.7
4.同志社大学:一般 4.3
国際系学部の人気は近年上がり続けていて、偏差値や倍率も高めです。
理系学部
理系学部は、関関同立すべての大学に共通して設置されている、理工学部(関西大学はシステム理工学部)の偏差値・倍率を比較しています。関関同立の理系学部の序列は、以下の通りです。
同志社>関西学院≧立命館>関西
【関関同立の理系学部の偏差値ランキング】
1.同志社大学:55.0~62.5
2.関西学院大学:52.5~57.5
2.立命館大学:52.5~57.5
4.関西大学:52.5~55.0
【関関同立の理系学部の倍率ランキング】
1.関西学院大学:一般 3.3 センター 3.6
2.関西大学:一般 3.4 センター 2.9
3.同志社大学:一般 2.6 センター 3.8
4.立命館大学:一般 2.3 センター 2.3
関関同立は理系よりも文系学部の方が偏差値は高く、倍率も比較的低めです。大学名というよりも、やりたいことと入りやすい学科のバランスをよく考えて志望校を絞りましょう。
関関同立と他大学群の序列
関関同立と他の大学群を比べると、どのような序列になるかについて解説していきます。
関関同立とMARCH
関関同立とMARCHを大学群というくくりで比べると、「MARCH≧関関同立」というイメージです。MARCHは全体的に関関同立より偏差値や倍率が高い学部が多く、全国規模での知名度やイメージもMARCHの方が上です。次に、関関同立とMARCHを、それぞれの大学ごとに序列を付けるとすると、以下のようになります。
立教≧明治=同志社≧青山≧法政≧中央=関西学院≧関西=立命館
関関同立とMARCHの各大学はとても僅差ですが、立教・明治・同志社の3校は偏差値・人気共に上位です。他の大学は、学校のどんなところを重視するかによって順位が変わってきます。
関関同立と産近甲龍
産近甲龍は、関西で関関同立のワンランク下という位置付けの中堅大学です。関関同立と産近甲龍を大学群ごとに比べると、「関関同立>産近甲龍」となります。関関同立と産近甲龍の大学ごとの序列は、以下のようなイメージです。
同志社>関西学院≧関西=立命館>近畿>京都産業=甲南=龍谷
関関同立と産近甲龍は、偏差値にはっきりと差がついています。産近甲龍の中では近畿大学が人気・偏差値ともに頭一つ抜けていますが、それでも立命館大学より序列は低いです。他の京都産業大学・甲南大学・龍谷大学は、特色の差はありますが、偏差値でいうとほぼ同じランクになります。
関関同立の序列は就職実績にも存在する?
関関同立は、関西のトップレベルの私立大学です。そのため関西での就職に強みがあり、どの大学も就職率や大企業に入る卒業生の割合は高いです。中でも、同志社大学は特に学力が優秀ということで、就職実績は関関同立でナンバーワンです。しかし、関関同立の中で細かな序列を付ける企業は、あまり多くありません。関関同立の就職は、大学自体のネームバリューより、学生本人の努力や教授やOBOGのコネクションに左右される部分の方が大きいです。
まとめ
関関同立は、関西地方で知名度の高い私立大学4校です。一般的な序列は、「同志社>関西学院≧関西=立命館」となっています。ただし、大学選びは世間的なイメージよりも、自分がそこで何を学べるかが大事です。関関同立の序列を参考にしつつ、カリキュラムを見比べて自分にぴったりの大学を選んでみてください。