大学受験の勉強計画はまず逆算!スケジュール作りのポイントまとめ
更新日: (公開日: ) COLUMN
大学受験の勉強計画をたてるときに、どうすれば現在の状況をふまえたスケジュール作りができるのか困っていませんか?
ただ闇雲に勉強しても意味がなく、大きなゴールとして「模試で◯点取る」というような目標を立てても、そこに至るまでの計画がなければ意味がありません。
そこで本記事では、大学受験の勉強計画の効果的な立て方である「逆算」について紹介します。
スケジュールづくりのポイントや、現在の状況と志望校までのギャップなどから逆算する方法を知り、長期目標・中期目標・短期目標の3つを柱として、合格を目指しましょう。
- 勉強法や計画の立て方を知りたい
- 何から勉強すればよいかわからない
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大学受験の勉強計画に重要な逆算とは?
逆算とは文字通り、終わりから始まりへと数えていくことを意味します。
受験勉強でいう「逆算」は、志望する大学に合格するところを基として、細分化して勉強計画を立てていくことを指します。
すでに第一志望校のA判定が出ている人と、C判定が出ている人では、勉強方法が違って当たり前です。
しかし同じ目標を掲げたところで、勉強するボリュームやスピード感、時間などが全く異なるため、意味がありません。
周りの人のスケジュールを参考にするのではなく、自分の現状と志望校合格までのギャップを把握し、合格を基として自分になにが足りないのか、なにをすればよいのかを細分化していきましょう。
逆算で大学受験の勉強計画を立てる手順
逆算で大学受験の勉強計画を立てる手順は、以下のとおりです。
- 志望する大学を決める
- 自分の現状を理解する
- 長期目標を決める
- 中間目標を決める
- 短期目標を決める
- 計画表を作って目につくところに置く
- 1週間きちんと計画通りにできればご褒美をあげる
細かく分けたので工数が多いように感じるかもしれませんが、実際には「現状理解」「目標決め」「実行」の3つのステップに凝縮できます。
今回はわかりやすくそれぞれ細かくわけて、詳しく見ていきましょう。
志望する大学を決める
まずは志望する大学を決めましょう。
どこでもよいからとりあえず勉強しないとと焦って大学受験勉強を始めてしまうと、無意味な勉強に取り組んでしまう可能性があります。
たとえば、リスニング対策が不要な大学を志望することになったときに、網羅的におこなったリスニング対策が無意味になったり、文系科目が必須でない理系を受験することになり、文系の対策が無駄になったりするかもしれません。
大学受験までに日数には限りがあるため、逆算して効率よく必要な箇所だけを対策できるよう、はじめに志望校を決めておきましょう。
自分の現状を理解する
模試を受けて自分の現在の実力と弱点を把握し、必要な点数と科目の点数の差分などを計算します。
苦手科目のなかでもどこが苦手なのかを把握できていると、より逆算スケジュールや勉強計画を立てやすくなるため、自分の弱点把握をメインとして取り組みましょう。
模試や赤本、学習塾のテストなどで、実力や苦手箇所を確認してみてください。
毎回得点できない分野や特定の問題をピックアップしておけば、苦手な箇所を見つけやすくなります。
長期目標を決める
長期目標から因数分解していくような形で、少しずつ細分化していきましょう。
長期目標を決めるために、具体的に以下のような点を整理してみてください。
- 現在の自分の実力はどのくらいか
- 合格に必要な学力とのギャップはどのくらいあるのか
- それを埋めるためには何が必要か
- どのくらいの期間がかかるのか(長期目標)
課題を因数分解するために、のちに紹介するマインドマップのアプリなどを活用すればより効率よく整理できます。
たとえば、自分の実力では30点ほどしか取れないが、合格までに英語の点数があと60点足りないと分かった場合には、「模試の英語の点数を12月までに50点アップさせる」を長期目標に置きます。
残り10点はそのあとの期間で伸ばしていくイメージです。
現状とギャップを把握してから期間を考えて長期目標を立てれば、きちんと合格に向かった逆算スケジュールが立てられます。
中間目標を決める
一つ前のステップで決定した長期目標を達成するために、何が必要かを考えて中間目標を決めましょう。
以下のように具体的に考えてみてください。
- その長期目標を達成するには何が必要か
- たくさんピックアップ
- どのくらいの期間がかかるかをそれぞれ算出
- 実行できれば一番インパクトが大きい(合格へと近づきやすくなる)ものはなにか
- インパクトが高い順になるように優先順位をつける(中間目標)
まずは、長期目標を達成するために何が必要かをたくさん書き出してみましょう。
たくさんピックアップしたらそれぞれどのくらいの時間で達成できるのかを算出し、達成できれば合格に一番近づきやすいと思うものから優先的に取り組めるように順位をつけます。
そして、一番優先順位が高いものから順に目標を達成できるように、短期目標を決めていきます。
短期目標を決める
中間目標を達成するにはなにをすればよいかを、ここまでの長期目標と中間目標と同じようにどんどん細分化していきましょう。
短期目標では文字通り、1週間や1日など細かいスパンで達成する目標を考えます。
最終的に、1日になにをどれだけやればよいのかがわかるので、それをTodoリストとして毎日実行しましょう。
具体的には「1日10個の英単語を覚える」「1日10ページの参考書を理解する」というように、1日にどのくらいこなすのかを明確にしておくのがおすすめです。
すぐに何をすべきかがわかり、即座に取り組めるようなタスクになるまで細分化してみてください。
計画表を作って目につくところに置く
勉強計画ができあがったら、それを計画表にまとめて、いつでも見られる場所においておきましょう。
- ファイルに入れてテーブルに置く
- トイレに貼る
- スマホでみられるように画像化する
- アプリでスケジューリングする
具体的な方法としてこのようなものが挙げられます。
自分が一番目に入りやすいと思う方法を選び、常にスケジュールを意識できるようにしてみてください。
1週間きちんと計画通りにできればご褒美をあげる
1週間計画通りにできれば、自分にご褒美をあげるのもよいでしょう。
ご褒美目当てに頑張るのはあまりよい方法ではない場合もありますが、モチベーションを維持しなくては受験勉強は続きません。
合格をモチベーションにする人は多くいますが、あまりに長期的すぎて途中で挫折する可能性もあります。
こまめに自分にご褒美を用意しておき、モチベーションが低下しないよう工夫してみてください。
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具体的な大学受験に向けた逆算学習計画の立て方
大学受験に向けた逆算学習計画の具体的な立て方を覚えましょう。
立て方さえ覚えれば、社会人になってからも通用するやり方のため、覚えておくとお得です。
- 年間目標(長期目標)では季節ごとに何に取り組むかを決める
- 月間目標(中間目標)は年間目標にそって決める
- 週間・1日の目標(短期目標)はより具体的に決める
たった3つのステップで逆算計画を立てられるので、ぜひ参考にしてみてください。
年間目標(長期目標)では季節ごとに何に取り組むかを決める
当然ながら、受験生の年間の目標は「志望校合格」です。
しかしそれだけでは途中の計画が曖昧になってしまうため、細分化して考えましょう。
その際におすすめなのが、季節ごとに区切る方法です。
大体の目安として、以下のような形で長期目標を細分化してみてください。
春〜夏 | 基礎を固める |
夏休み | 弱点を補強する |
秋〜冬 | 具体的な志望校対策 |
【数学の場合】
教科書傍用問題集(2年冬)→青チャート(3年春~夏)→1対1対応の演習(秋)→文系数学の良問プラチカ(秋~冬)→過去問(冬)
【世界史の場合】
教科書の通読(3年春~夏)→論述問題集(秋)→過去問(センター後)
どの時期(季節)までに、どの教材レベルをマスターするのかを決めておくと、明確な目標としてそのあとの目標が立てやすくなります。
月間目標(中間目標)は年間目標にそって決める
季節ごとの目標から逆算して、月間計画をたててみましょう。
先の例で「2年の冬の間に教科書傍用問題集を制覇」と決めたなら、「12月に4STEP1Aを1周」「1月に4STEP2Bを1周」「2月に両冊の2周目」というイメージで区切っていきます。
もう少し違う例を出すと、以下のようなものもよいかもしれません。
- どの問題集をいつまでに何周するのか
- どの模試をいつまでに何割得点できるようにするのか
- どの教科の弱点をいつまでに何%克服するのか
課題だと思う箇所は具体的に数値化しておくことで、達成度をはかりやすくなります。
自分でどの程度達成できたのかが目に見えてわかると、やる気も低下しにくいためおすすめです。
週間・1日の目標(短期目標)はより具体的に決める
短期目標では、さらに詳しく計画をたてて、週毎に何ページ進めればよいのかを計算してみましょう。
単純に1週間の日数である7で割るのではなく、月曜日から金曜日まで問題を解きまくって、土曜日に復習、日曜日はお休み、といったように自分が取り組みやすいようにします。
「息抜きを入れるのは甘え」と考えてしまう受験生もいるかもしれませんが、反対に効率が悪くなるほか、記憶の定着も遅れてしまう可能性があるため、息抜きは大切です。
余裕をもたせておけば、目標とする数値にたどり着かなかった場合でも、軌道修正しやすくなり心にゆとりが生まれます。
内容を具体的に決めつつ、余裕をもたせた計画になるようにしてみてください。
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大学受験の勉強計画はここがポイント!
大学受験の逆算勉強計画を立てる際のポイントは、以下の6つです。
- 計画にとらわれすぎて無茶をしない
- 自分の実力を過信しない
- その日の勉強計画は時間で決めない
- 目標は具体的にしておく
- 柔軟に計画を修正する
- かならず休憩をとる
とくに大切なポイントは「その日の勉強計画は時間で決めない」と「柔軟に計画を修正する」の部分です。
その日の勉強計画を時間で決めるのはよさそうだと思う人もいるでしょう。
しかし、実際にはそうではありません。
たとえば「1日に4時間勉強しよう」と決めて取り組んだとき、実際に勉強するなかであまり集中できずだらけた時間を過ごしても、「今日は4時間経ったから目標達成」というように甘えた評価につながる可能性があります。
勉強時間で決めずに、「◯◯の問題集を△ページ進める」というような、ページ数や単元、分野などで区切るほうが、より合格に近づきやすくなるでしょう。
また、柔軟に計画を修正するのも大切です。
勉強していくうちに、目標よりはるかに上のレベルに到達できたため、途中で志望校を変更するといったこともあるかもしれません。
そのときに頑なに同じ逆算スケジュールで取り組もうとしても、うまくいくはずがありません。
計画は、都度柔軟に、状況にあわせて変更するのを忘れないようにしてください。
逆算して学習計画を立てるのにおすすめのアプリ
逆算して学習計画を立てるには、紙と鉛筆があれば十分です。
しかし、どうせ同じ逆算勉強計画を立てるなら、より効率よくできるアプリを活用するのがおすすめです。
紹介するアプリは基本的に無料で利用でき、長期目標決めからタスク管理まで幅広く対応しています。
無駄なくスムーズに計画を立てるために、ぜひ参考にしてみてください。
- ThinkSpace
- Xmind
- GeMMorg Lite
- Trello
それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。
ThinkSpace|無限に広がるキャンパスで自由にアイデアを出そう
ThinkSpaceは、無限に広がるキャンパスのなかで、自由にアイデアを書き出せるアプリです。
長期計画を立て、そこから枝分かれさせて課題をたくさん書き出し優先順位をつけたり、リンクを貼って参考にしたい勉強法を残したりもできます。
なにかよい勉強法を思いついたり、やるべきことをざっと書き出したりする使い方でも、十分に役立つでしょう。
課題をどうやって達成するのか、なにをすればよいのかわからなくなったときには、ぜひ活用してみてください。
Xmind|トピックに重要度をつけて賢く計画しよう
Xmindは、トピックに重要度をつけて賢く計画できるアプリです。
こちらも目標を立てたり課題をピックアップしたりできるので、頭のなかにある事柄を整理したいときに役立ちます。
テンプレートが用意されているので、わかりやすそうなものを選べば、すぐにマップを作成できます。
直感的に操作できるようになっているため、長期目標、中間目標などを整理したいときや、パッと思いついたアイデアを書き留めたいときに使ってみてください。
GeMMorg Lite|オフラインでも使えていつでも計画を立て直せる
Androidのみですが、GeMMorg Liteというアプリもおすすめです。
オフラインで使えて、いつでもどこでも計画を見直したり立て直したりできるため、たいへん便利です。
Googleドライブと同期できて、操作性もよく、マインドマップの検索も可能となっており、どこになにを入れたかわからなくなる心配がありません。
ただし、使いやすさでいえばXmindやThinkSpaceのほうが上という声も多いため、一度試してみてください。
Trello|カードを動かして毎日のTodoを管理しよう
Trelloは、企業なども活用しているタスク管理や業務の進捗管理に使われるアプリです。
カードを動かすだけで、毎日のTodoを管理できたり、進捗を把握したりできるため、たいへん便利です。
メッセージのやり取りもできるため、両親や友人と共有しておいて、相談し合ったりそれぞれの勉強の進捗を確認したりもできます。
カード内にチェックリストを入れて毎日のTodoを管理するのもよいかもしれません。
まとめ
今回は、大学受験の勉強計画を逆算して上手に立てる方法について紹介しました。
大学受験の目標はもちろん「志望校に合格すること」ですが、それを達成するためになにをいつまでにどのくらいやればよいのか、までを考えて勉強する人は少ないです。
しっかりと逆算して計画を立て、一つずつ目標を達成していけば、無理だと思っていた志望校にも逆転合格できる可能性が高まります。
自分で逆算してスケジュールを立てるのが難しく感じる人は、学習塾でアドバイスをもらうとよいでしょう。
マナビズムでは自習コンサルタントが一人ひとりにあった学習計画を立てるため、勉強にのみ集中できる環境が整っています。
逆算して細分化された計画に基づき勉強するだけで、ざっくばらんに取り組んでいる人とは大きな差ができるでしょう。
志望校への逆転合格を目指す人は、ぜひ逆算して学習計画を立てる方法を実践してみてください。
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