【高校生向け】一人で勉強できないのは甘え?環境・勉強法のせいにしない『できる人の対策』
更新日: (公開日: ) COLUMN
一人で勉強しようと思っても、気づけばスマホを触っていたり、机に向かうのさえ億劫に感じたりした経験はありませんか?「自分は意志が弱い」「甘えているだけなのかな」と自分を責めてしまう受験生もいるはずです。
しかし、勉強が続かないのには明確な原因があり、解決するための正しいアプローチがあります。今回は、一人でも勉強できる人の特徴から具体的な対策、計画の立て方まで紹介します。
———————————
□具体的に何から始めたらいいかわからない
□合格までの計画を立ててほしい
□1人で勉強を進められない
□勉強しているが成績が伸びない
上記に1つでも当てはまる受験生は今すぐ無料受験相談にお問い合わせください。
———————————
そもそも一人でも勉強できる人の特徴は?

一人でも勉強を継続できる人には、共通して『自己管理能力(セルフマネジメント力)』が備わっています。よりシンプルに表現するならば、だれかにいわれなくても自分を律できる「自律(じりつ)している人」です。
例えば、そういった人たちには以下のような特徴があります。
- 学習計画を立てて行う力がある
- 誘惑に負けない忍耐力を持っている
- 一人の時間を苦痛に感じない
- 時間管理を徹底して取り組める
だれもが「やる気」という不確かな感情に頼るのではなく、自分を動かすためのルールを自分自身で設定しています。自分一人で勉強できないのであれば、その根底に合わせた仕組みがなければならないわけです。
自らに甘えていない?一人で勉強できない4つの原因

一人で勉強できない原因は、以下のとおりです。
- 家がリラックスする場所として定着している
- 周囲の視線や監視がなく緊張感を保てない
- スマホ・ゲームなどの誘惑が環境にある
- 生活音や家族の存在が気になる
家がリラックスする場所として定着している
受験生にとっての家は、学校や部活の疲れを癒やすリラックスするための場所として脳にインプットされています。そうすると、いざ机に向かっても脳が「休憩モード」から「勉強モード」になかなか切り替わらず、集中力も上がりません。
自己管理ができる人はこの脳の仕組みを理解し、リラックスする場所で無理に戦おうとはしません。この「場所の役割」を変えるか、あるいは物理的に場所を変えない限り、意志の力だけで集中するのは至難の業なのです。
周囲の視線や監視がなく緊張感を保てない
学校の授業中や図書館とは違い、自宅での一人勉強には「だれかに見られている」という適度な緊張感もありません。先生に指名を受ける心配もなければ、サボっていてもだれかに怒られもしないので、つい気が緩んでしまいます。
人間は基本的に楽な方へと流れる生き物ですから、監視の目がない環境では自分を律するのが難しくなります。自己管理能力が高い人は自分で緊張感を作り出せますが、そうでない場合は他人の目がある環境を意図的に利用しなくてはなりません。
スマホ・ゲームなどの誘惑が環境にある
もし、勉強机のすぐそばにスマホやゲーム機が置いてあるなら、勉強できない環境を自分で作ってしまっているのと同じです。通知音が鳴るたびに集中は途切れ、一度手に取ってしまえば、気づいたときには数時間が経過します。
「自分は我慢できる」という過信こそが自己管理不足の証拠であり、遮断する勇気を持たなくてはなりません。
本気で自分をコントロールしたいならスマホは別の部屋に置いて、今すぐ勉強スペースからそのほかの誘惑物も排除してください。部屋を整理整頓し、勉強に必要最低限のものだけ置くのが基本です。
生活音や家族の存在が気になる
リビングから聞こえるテレビの音や家族の話し声、あるいは兄弟の遊ぶ音などが気になって集中できないケースもよくあります。「静かにしてほしい」と思っても家族には家族の生活があり、完全に無音の状態を作るのは難しいのが実際のところです。
多少の雑音はカフェのような環境音として受け流せれば良いのですが、気になり出すとイライラして勉強どころではありません。
ここまで紹介した原因はいずれも、自己管理能力があれば自ら改善しているはずです。しかし、すべて改善できた受験生であっても、次の落とし穴にハマっているケースもあります。
一人で勉強できないときによくハマる落とし穴

一人で勉強できないときによくハマる落とし穴は、以下のとおりです。
- 勉強の目標や計画を立てずに取り組む
- 誘惑を優先して勉強を後回しにする
- ノートを綺麗にまとめるのを勉強だと思っている
- 学習の記録・可視化が目的になっている
- 人のアドバイスを素直に受け入れられない
- うまくいかないことを他人や環境のせいにする
勉強の目標や計画を立てずに取り組む
「とりあえず机に向かおう」という姿勢は立派ですが、何をやるか決めずに勉強をはじめると、得意な科目や楽な単元ばかりやってしまいやすいです。ゴールが見えていないマラソンと同じで、どこまで走ればいいのかわからず、精神的な疲労だけが蓄積する状態です。
やるべき勉強の全体像が見えていない状態となれば、受験までに必要な学習が終わらないという最悪の事態になりかねません。
席に着く前に、「今日はこれを終わらせる」という明確なタスクを決めてください。なお、スケジュールやタスクの具体的な決め方は、記事の後半でお伝えします。
誘惑を優先して勉強を後回しにする
「YouTubeを1本見てから」「ゲームを1回やってから」と、楽しみを先取りしてしまうと、勉強に取り掛かるハードルがさらに上がっていきます。人間の脳は楽を覚えれば、そのあとに面倒な作業にそう簡単に移れません。
「もう遅いから明日やろう」といいわけをして、結局その日は何もしないまま終わってしまった経験はないでしょうか。
自己管理とは究極的にいえば「後回しにしないこと」ですから、やるべきことを終えてから自分へのご褒美を与える順序に今すぐ変えましょう。
ノートをきれいにまとめるのを勉強だと思っている
色ペンやマーカーを駆使してノートを美しく仕上げるだけに満足し、肝心の内容が頭に入っていないパターンもよくあります。「作業」をして満足感を得るのではなく、「成果」にこだわるのが自己管理の本質であるという点を忘れてはいけません。
難関私大を目指すなら、時間をかけてきれいに書く余裕で英単語を1つでも多く覚えたり、問題を一問でも多く解いたりするべきです。こうした手段の目的化は、勉強した気になっているだけで、実は何も身についていない典型例です。
学習の記録・可視化が目的になっている
先ほどのノートまとめと同じくらい注意したいのが、スタディプランナーやアプリを使った学習記録の扱いです。勉強時間や内容の可視化はモチベーション維持に役立ちますが、それ自体が目的になってしまうと本末転倒です。
本当の自己管理ができている人は、記録にかける時間を最小限にし、あくまで結果を出すためのツールとして使いこなしています。
同じように、学習時間・内容を記録して可視化するのもNGです。一定の効果はありますが、記録・可視化が目的になれば勉強していないのと同じだからです。
時間と内容を覚える頭の余裕があれば、まだまだ質を高める余地があると考えてください。
人のアドバイスを素直に受け入れられない
先生や先輩から勉強法を教わっても、「自らには合わない」「自らのやり方がある」と頑固になってしまうと成長は簡単に止まります。成果が出ている人のアドバイスには必ず理由があり、素直に試してみる愚直さも学力向上につながります。
自己流にこだわるのは、ある程度基礎が固まって結果を出してからでも遅くはありません。まずは守破離の精神で、信頼できる人の指導を徹底的に真似する姿勢からはじめてみてください。
うまくいかないことを他人や環境のせいにする
- 「部屋がうるさいから集中できない」
- 「先生の教え方が悪いからわからない」
気持ちはわかりますが、うまくいかない現状を他責にしているうちは決して成績の向上は見込めません。環境や他人はすぐには変えられませんが、自らの行動や捉え方はこの瞬間から変えられるからです。
厳しい言い方かもしれませんが、どのような環境でも結果を出す人は、文句を言う前に工夫して今の状況を打開しようとします。とはいえ、どうすべきかわからない受験生がほとんどのはずです。
では、次で紹介する具体的な対策で、自分を管理する仕組みを作っていきましょう。
一人で勉強できないキミが試したい対策

一人で勉強できないキミが試したい対策としては、以下が挙げられます。
- 家から出て別の場所で勉強する
- 勉強をはじめるルーティンを継続する
- 手をつける前にスケジュールを立てる
まず、当たり前として勉強へ取り組む基礎を身につけてください。
家から出て別の場所で勉強する
家で集中できないのであれば、自らの意志力で対抗するのではなく、物理的に環境を変えてしまうのが自己管理の鉄則です。強制的に勉強モードになれる場所へ移動できれば、モチベーションに頼らずに行動を起こせます。
周りにも勉強や仕事をしている人がいる環境に身を置く。結果、自然と「やらなければ」という気持ちを引き出せるはずです。よくある方法ですが効果はテキメンですので、図書館やカフェなど、静かな公共スペースを利用してください。
勉強をはじめるルーティンを継続する
「やる気が出たら勉強する」のではなく、やる気がなくても自動的に勉強をはじめられるようなルーティンを決めましょう。脳は「やりはじめる」という行為ではじめてやる気スイッチが入る仕組みになっているからです。
例えば「椅子に座ったら単語帳を開く」といった簡単な動作をきっかけにして、考える前に行動する癖をつけます。こうしたルーティンを決めるのは当たり前、続けるのが基本です。
手をつける前にスケジュールを立てる
勉強をはじめてから「何をしようかな」と迷う時間はもったいないので、まずスケジュールを立ててください。無作為に勉強しても、得意が伸びる、不得手がおざなりになる、というだけで受験全体の戦略としては失敗に終わります。
「自分で全部やる」のが自立ではなく、「外部を頼る」のも立派なマネジメント能力の1つです。例えば、今すぐ計画を立てられないなら、塾や予備校などに相談するほうが早いのはいうまでもありません。
数多くの受験生をみてきたからこそ、本気の計画をすぐ立てられ、受験期間の無駄を減らせるからです。とはいえ、余計な費用がかけられないキミのためにも、計画の立て方も次で紹介します。
一人で勉強できない人が試したい学習計画の立て方
【YouTube動画でも解説中!】
一人で勉強できない人が試したいキミは、以下の3つのステップで簡単に計画を立ててください。
- 1週間の「勉強できる総時間」を算出する
- 「4:4:1:1」の比率で時間を割り振る
- 具体的なタスクに落とし込む
1週間の「勉強できる総時間」を算出する
まず「何をするか」ではなく「どれだけ時間があるか」という資源の総量の把握が、自己管理のスタートラインです。
自らの持ち時間を知らずに計画を立てるのは、財布の中身を知らずに買い物に行くようなもの。最初はうまくいくようでも、最後には破綻します。
以下のように、平日と休日の空き時間を洗い出し、自分が使える持ち時間の「最大値」を計算して把握してください。
- 月〜金の空き時間(例:5時間×5日=25時間)
- 土日の空き時間(例:8時間×2日=16時間)
合計すると、41時間(約40時間) 。あくまで例ですが、現在の状態に応じて持ち時間の「最大値」を計算してください。
「4:4:1:1」の比率で時間を割り振る
算出した総時間を、重要度に応じて黄金比(4:4:1:1)で配分し、感情や気分が入る余地をなくします。文系・理系や志望校によりますが、基本的には英語と数学(または国語)などの主要2科目に時間を厚く配分するのが鉄則です。
一人で勉強できないとき、「今日は何をしようかな?」と迷う時間そのものが管理不足の証拠ですから、先に枠を確定させてしまいましょう。
【総時間 40時間の場合の例】
- 英語(4割):16時間
- 数学(4割):16時間
- 理科①(1割):4時間
- 理科②(1割):4時間
「今日は何をしようかな?」と考える時間はとてももったいないので、「英語には16時間使える」といった枠を先に確定してから次のステップに向かいます。
具体的なタスクに落とし込む
最後に、割り振られた時間枠(例:英語16時間)のなかで、さらに内訳を作って実行段階での迷いを完全に排除します。
ここで注意したいのが、「単語帳を10ページ進める」といった量(ノルマ)で計画を立てないこと。難易度によってかかる時間が変わるため、計画倒れの原因になります。
時間ベースで計画を管理すれば、進捗が遅れても時間になれば次の科目に移れるため、全体的な学習バランスが崩れるのを防げます。
【英語16時間の内訳例】
- 単語:毎日1時間 × 7日 = 7時間
- 残り9時間 → 長文読解や文法に充てる
ここまで紹介した方法であれば「時間がなくて計画倒れ」という事態を防ぎやすく、自己管理がしやすくなります。それでも計画を立てられない、一人で勉強できないなら外部からサポートをもらいましょう。
一人で勉強できないならマナビズムの講師へ相談を

ここまで一人で勉強するための対策や計画法をお伝えしてきましたが、頭では分かっていても行うのは難しいものです。実際にマナビズムでは何度も、挫折した受験生をみてきました。
大学受験というプレッシャーのなかで、たった一人で自分を律し続けるのは並大抵のことではありません。
もし「やはり自分一人では甘えてしまう」「計画を立てても三日坊主で終わってしまう」と悩んでいるなら、ぜひ一度マナビズムに相談に来てください。
マナビズムでは、君専属の講師が1人ひとりの志望校に合わせた最適な学習計画を作成し、自習の管理まで徹底的にサポートします。
「一人で勉強できない」というのは、裏を返せば「環境さえあればできる」という可能性の裏返しでもあります。私たちと一緒に、君の潜在能力を最大限に引き出す環境で、志望校合格を目指しませんか?
———————————
□具体的に何から始めたらいいかわからない
□合格までの計画を立ててほしい
□1人で勉強を進められない
□勉強しているが成績が伸びない
上記に1つでも当てはまる受験生は今すぐ無料受験相談にお問い合わせください。
———————————
よくある質問(FAQ)
勉強にどうしても集中できないときは?
勉強にどうしても集中できないときは無理に続けようとせず、一度机から離れて短時間の休憩を取り、脳をリフレッシュしてください。眠気が強い場合は15分程度の仮眠をとるだけでも、集中力を回復できます。
家で勉強に集中できないときはどうすればいいですか?
家で勉強に集中できないときは、リビングの静かな時間帯を利用したり、家族に協力してもらったりする方法がおすすめです。それでも難しい場合は、図書館、公民館、カフェ、塾の自習室など、家の外に勉強場所を確保してください。「家は休む場所、外は勉強する場所」と割り切って使いわけるのも1つの戦略です。
スマホが気になって勉強に集中できない場合の対処法は?
勉強中はスマホの電源を切り、別の部屋やカバンの中など、物理的に手の届かない場所に置くのが有効です。通知が来るだけで集中力は途切れるので、まずは視界と聴覚からスマホの存在を消してください。
勉強する習慣を身につけるにはどれくらいの期間が必要ですか?
個人差はありますが、新しい習慣が定着するには一般的に3週間から3か月程度の期間が必要だといわれています。まずは3週間、どれだけ短い時間でもいいので毎日机に向かうことを目標に続けてみてください。
塾に通わないと勉強の習慣は身につきませんか?
塾に通わないと勉強の習慣は身につかないとはいいきれません。とはいえ、自己管理が苦手な人にとって、塾は習慣形成のためのペースメーカーになります。塾に通えば、決まった時間に授業があり、課題が出され、周りの生徒が勉強している環境に身を置けるからです。