世界史の参考書はどう選ぶ?初心者向けから難関校突破までのおすすめを紹介

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世界史の参考書は、一冊ごとに解説方法や、掲載している情報量が異なります。自分にぴったりの参考書を選ぶためには、まず世界史の勉強方法を知って、ステップに応じたものを見つける必要があります。
今回は、大学受験の世界史勉強法と、おすすめの参考書を5冊ご紹介します。

参考書選びの前に!世界史勉強の流れ

自分にぴったりの世界史の参考書を選ぶためには、まずは世界史の勉強方法を知る必要があります。どうすれば、志望校合格に必要な世界史の知識が効率よく覚えられるのか、知っていきましょう。

①全体の流れを把握する

世界史の勉強といえば、「とにかく年号や用語の暗記」と思っている人も多いです。しかし、出来事や人物の名前を端から覚えるより、まずは世界史の大きな流れを把握した方が、スムーズに理解することができます。

世界史に登場する出来事は、場所は離れていても因果関係があったり、それまでの積み重ねの結果であったりして、単体で起こる事件はほとんどありません。古代から近代まで、その時はどんな時代で、何がきっかけで歴史が動いていったのかを把握すると、ぐっと理解しやすくなります。

②用語を覚える

全体の流れを把握したら、登場する用語を覚えていきます。こればかりは暗記に頼ることになりますが、これもやはり出来事同士の因果関係を繋げて考えると覚えやすいです。
例えば、「ナポレオン」という言葉だけ覚えるのではなく、「トラファルガーの海戦」「ライプツィヒの戦い」といった関連語句も一緒に覚えるようにするのがおすすめ。こうすることで、実際の試験でこの範囲が出題された時、関連語句を思い出しやすくなります。

③知識を整理する

世界史の勉強には、教科書・資料集・問題集・過去問など様々な教材を使います。しかし、世界史は一つ一つの問題の解き方を覚えるより、世界史全体の流れを把握し、頻出範囲に関して詳しく知っておくことが大事です。
情報をノートや一番よく使う参考書にまとめて一元化し、知識を整理するのがおすすめ。例えば、資料集に載っているわかりやすくい表や図を縮小コピーして貼ったり、その教材には登場していない用語を書き込んだりしていきましょう。

④問題を解いて復習する

最後に演習問題を解いて、覚えた知識をアウトプットする練習をします。頭の中に知識があっても、試験中に素早く取り出すことができなければ点数が稼げません。何度も知識を取り出すトレーニングを繰り返し、覚えきれていない部分は復習して、知識をブラッシュアップしていきましょう。

【目的別】世界史のおすすめ参考書

それでは、世界史の勉強のステップごとに、おすすめの参考書をご紹介していきます。

流れを把握するための参考書:「ナビゲーター世界史B」

「ナビゲーター世界史B」は、世界史の流れを一通り把握するための定番参考書です。1~4まで4冊構成になっていて、それぞれ以下の範囲を網羅しています。

1:先史~ヨーロッパ
2:古代~18世紀までの東アジア、東南アジアと諸地域のイスラーム化
3:大航海時代~19世紀
4:帝国主義時代~現代

4冊もあるので分量は多いですが、口語調でわかりやすいので世界史が苦手な受験生でもとっつきやすいです。情報の網羅性も非常に高いので、全てをインプットする事が出来れば、他の受験生と大きく差を付ける事ができます。高2~高3はじめまでの、これから世界史の勉強を始めたい方におすすめです。

ナビゲーター世界史Bの使い方やレベルなど、詳しくは「【ナビゲーター世界史B】特徴・使い方・勉強法」をご覧ください。

用語を覚えるための参考書:「センター攻略よくでる一問一答世界史」

「センター攻略よくでる一問一答世界史」は、世界史Bに不可欠な重要用語を厳選し、一問一答形式で出題している問題集です。世界史の用語の中でも頻出用語がピックアップされているので、短期間で効率的に点数をアップさせたい受験生におすすめ。一つ一つの用語に関してもう少し詳しく知りたい場合は、「詳説世界史」などと併用するといいでしょう。

また、もう少し難易度が高い問題に挑戦したい受験生は、同じく一問一答形式の「一問一答世界史B用語問題集」がおすすめです。
センター攻略よくでる一問一答世界史の具体的な内容や詳しい使い方は、「センター攻略よくでる一問一答世界史の効果的な使い方」をご覧ください。

知識を整理するための参考書:「世界史トータルナビ INPUT&OUTPUT800」

流れと用語を一通り覚えて基礎が固まったら、知識を整理して演習に取り掛かります。「世界史トータルナビ INPUT&OUTPUT800」は、流れのインプットと演習問題によるアウトプットが同じページでできるようになっていて、この時期にぴったりの参考書。

他の問題集では掲載が少ない正誤問題や地図問題までカバーしているので、幅広い出題方法に対応できるようになります。フルカラーで見やすく、楽しく学習に取り組めるのも魅力的なポイント。ただし、情報量はあまり多くないので、他の教材に載っている用語や情報を書き込んで、自分なりにまとめていきましょう。

世界史トータルナビ INPUT&OUTPUT800について、効果的な使い方など詳しくは、「世界史トータルナビ INPUT&OUTPUT800の効果的な使い方」をご覧ください。

実践・演習問題集(センターレベル):「センター試験世界史Bの点数が面白いほどとれる本」

「センター試験世界史Bの点数が面白いほどとれる本」は、要点のまとめと講義風のコラムで構成されていて、とてもわかりやすい内容になっているのがポイント。世界史の知識を「物語」として吸収することができるので、世界史が苦手な方でもスムーズに理解できます。

情報量は知識ゼロに近い状態からセンター試験満点を狙える内容になっていて、世界史が苦手な受験生がセンター高得点を目指したい時におすすめです。

具体的な使い方など、センター試験世界史Bの点数が面白いほどとれる本について詳しくは、「センター試験世界史Bの点数が面白いほどとれる本」をご覧ください。

実践・演習問題集(難関私立大学レベル):「実力をつける世界史100題」

「実力をつける世界史100題」は、早慶上智といったトップレベルの私立大学志望の方や、関関同立・MARCH志望で周りと差をつけたい受験生におすすめの参考書です。一般的な受験問題や参考書ではあまり目にしない歴史事象に関する選択問題や、記述式の問題が掲載されているのが特徴です。そのため、基礎がしっかり出来上がっていないと、この参考書に手を出しても歯が立ちません。

センターレベルや、よく出る問題は完全に解けるようになった上で、プラスアルファの実力強化に役立ちます。
実力をつける世界史100題の使い方や注意点など、詳しくは「実力をつける世界史100題の効果的な使い方」をご覧ください。

世界史の勉強を効果的に進めるコツ

世界史の勉強を効果的に進めるコツは、大きな流れから、詳細な内容へと徐々にズームアップしていくことです。歴史の大まかな流れを知らずに、用語や出来事の詳細だけ覚えようとしても、なかなか頭に入りません。暗記自体は可能だったとしても、それでは物事の繋がりがバラバラなので、多様な出題形式に対応できなくなってしまいます。

ただし、世界史の全ての出来事を網羅するのは不可能なので、センター試験や自分の志望校に頻出する範囲を把握し、そこを重点的に取り組むのがおすすめです。

まとめ

世界史の参考書は、勉強のステップごとに内容を選ぶことをおすすめいたします。まずは全体の流れを把握しないと、その後の勉強の効率が悪くなってしまいます。今回ご紹介したおすすめ参考書を使って、世界史の点数アップを狙ってみてください。

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