英語長文レベル別問題集の効果的な使い方
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英語長文レベル別問題集の概要と使用目的
英語長文レベル別問題集の使用目的は英文解釈を理解し、英文の構造をきちんと把握出来る様になることにあります。そもそも英語長文の勉強法は2つに分かれます。
- 英文1文1文にSVOC[名詞]〈形容詞〉(副詞)に分け精読する「英文解釈」。
- 英文全体の内容を把握する「英文読解」となります。
センター試験も含む、全ての大学入試で大きな点数になるのは内容把握の部分ですが、「英文解釈(1文1文)」を疎かにしては、全体の内容把握は出来ません。英語長文が読めないから英文読解の勉強をするという受験生が非常に多いですが、これでは読めるようにはなりません。
効果的に英語長文が読める様になりたいのであれば、必ず「英文解釈(1文1文)」→「英文読解(全体)」の順に勉強するようにして下さい。
英語長文レベル別問題集の内容と難易度
英語長文レベル別問題集はレベル1~6の6冊があり、1冊12題(6は10題)の構成になっています。レベル1・レベル2は「超基礎編」「基礎編」となっており、中学~高校受験レベルなので関関同立を目指す受験生はレベル3の「センター試験(基礎)」レベルから学習を開始していく事になります。
レベル4「中級編(センター試験・中堅私大レベル)」
レベル5「上級編(有名私大・国公立レベル)」
レベル6「難関編(難関私大・難関国公立レベル)」
となります。
本文解説はかなり詳しく書いてありますが、設問解説は少な目です。構文解説ページを見てもらえばわかりますが、動名詞や不定詞などの準動詞の句の中の構造も詳しく書かれているので英文解釈を勉強してきた受験生が勉強する長文問題集としてはピッタリです。
レベル4に入った時に難しくSVOCが触れないということであれば、「英語長文ハイパートレーニング レベル1」を使用するのがオススメです。
「英語長文ハイパー1 超基礎編」の使い方!
レベル4が終われば「英語長文ハイパー2」に進んでセンターレベルの英語長文にSVOCをつけて訳すことに慣れましょう。
「英語長文ハイパー2センターレベル編」の使い方!
英語長文レベル別問題集の使い方
- 制限時間を意識して問題を解く(15分~30分)
- 設問の解説を読む(5~10分)
- 1文1文の解説を見ながら問題文にSVOC[名詞]〈形容詞〉(副詞)を付けていく(15分~1時間)
- SVOC[名詞]〈形容詞〉(副詞)を付けた問題文、又は速読トレーニングを使用して10回音読する。(15分~1時間)
- 一番最後の問題英文と全訳のところでもう一度カッコ付けをする(15分)
英語長文レベル別問題集の注意点
大抵の人使い方の1・2をやって満足してしまうのですが、それではこの参考書を効果的に使えていません。
この参考書の良いところは「設問解説」ではなく「本文の構造解説」です。なので、問題を解いて、設問解説を読んだ後に、本文解説を読みながら問題文にS、V、O、C、[名詞]〈形容詞〉(副詞)を付けていきます。この時注意してほしいのは、ただ写すのではなく、しっかりと日本語訳との対応を意識してチェックしていくようにしてください。
また、英語長文レベル別問題集にはCDが付いているので、それを聞いた後、もしくは聞きながら音読します。この時注意してほしいのは、ただ口に出すだけではなく、頭の中で英文を前から訳していくように意識して音読して下さい。
最初慣れるまではかなりの労力を必要としますが、それに耐えれば飛躍的に英文解釈力が上昇します。必ずこの手順で行ってください。
レベル5・6になってくるとかなり難易度が高くなってくるので、一題一題わからない所を完全になくしてから次に進む努力をしてください。
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