関関同立大古文の効果的な使い方
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関関同立大古文
【関関同立大古文の概要と使用目的】
その名の通り、関関同立志望者対象の問題集。
関大、関学、立命、同志社それぞれの大学の過去問が収録されており、自分の志望校へ狙いを絞った対策がとてもしやすい一冊となっている。
がしかし、設問形式に偏りがなく、出典も有名作品が多いので関関同立志望者だけでなく、私立文系志望者ならやってて損はない一冊です。
アウトプットなので、単語や文法などのインプットを完璧にしてから取り組むこと。
時期は関関同立試験前の11月~12月頃がベスト。
そもそも古文の効果的な勉強法について知らないという人はこちらをクリックするようにして下さい。
【関関同立大古文の具体的な内容】
関西大学、関西学院大学、立命館大学、同志社大学それぞれ4題ずつで、そのうち3問が過去問、1問がオリジナルの予想問題となってます。
改訂されて問題文のすぐ横に本文訳が並べられている形の解説がついており、自学自習にもってこいの一冊になってます。
「関西学院大学を受験する場合は立命館大学も。関西大学を受験する場合は同志社大学も。同志社大学を受験する場合は関西学院大学も。」と書かれていますが、
時間が許すならば全ての問題をやりましょう。唯一問題の中で、立命館大学の「源氏物語」の難易度が高くなるため、飛ばしてもかまいません。
【関関同立大古文の使い方】
➀解説の最初にある「傾向と分析」を熟読する。
自分の志望校の傾向をしっかり把握し、頭に叩き込む。
②問題を解く。
制限時間はそれぞれの問題が設定している時間を厳守。仮に分からない単語や文法がある
場合は、チェックをつけ、解説の時に見直しやすくしておくこと。
③答え合わせをし、解説を見る。
解説に現代語訳が書いてあるので自分の訳がずれていないかを確認する。
答えの正誤はもちろんだが、根拠が人に説明できるくらいまで解説を理解するまで読み込
む。その時、少しでもインプットに綻びがあればすぐにインプットに戻る。
④➀~③をもう一度繰り返す。
二周目は二周目間違えたところのみを徹底的に復讐すればよい。
【関関同立大古文の注意点】
本書もそうですが、アウトプットをする前には必ずインプットが完璧でなければなりません。
そのためにも古文ではまず単語と文法を完璧にしてから本書に取り掛かってください。
また、古文単語は「マドンナ古文単語」と「古文単語FOMURA600」で、文法は「富井の古典文法をはじめからていねいに」と「富井の古文読解をはじめからていねいに」を使って勉強するようにマナビズムでは指導しています。
関関同立の過去問、また各大学の設問形式で作られた予想問題なのでアウトプット初期にやることはお勧めしない。
しっかりインプットを固めて、「マーク式基礎問題集19古文」や「中堅私大古文」などで経験を積んでから本書に取り組んでほしい。