首都圏難関私大古文演習の効果的な使い方
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首都圏難関私大古文演習
首都圏難関私大古文演習の概要と使用目的
マーチ、早稲田や上智の古文を集中的に演習したい。
そんな人におすすめするのが「首都圏難関私大古文演習 (河合塾シリーズ)」です。
これはその名の通り首都圏にある難関私大の古文の入試問題を中心に収録した問題集で過去問をやる前の演習用に使うことが出来ます。
私大だけの問題集はあるようであまりなかったですが、本書はまさに早稲田や上智志望生にピッタリの問題集でしょう。
この参考書でしっかりとした準備をしてから、早稲田や上智の過去問を解くようにしてください。
首都圏難関私大古文演習の具体的な内容
まずこの参考書の問題集は20題あります。
レベルに関しては早慶上智クラスとなっていてかなり難しめの参考書となっています。
そして解答時間が設定されていること、得点ごとに「合格確実」「圏内」「がんばろう」というような実力が分かることも魅力です。
あと、問題本文と本文解釈を上下に併記しており、「本文解説」には、本文解釈を読んだだけではわからないことが理解できるように記述しています。
対象者に関しては、MARCHや早慶上智を狙う受験生に効果が最も発揮される参考書でしょう。
ちなみに、関関同立レベルを目指す受験生には同じ河合塾から出版されている「中堅私大古文演習」という参考書がおすすめです。
首都圏難関私大古文演習の使い方
1.制限時間を設定して解くべし
初めは、あまり意識しなくてもいいですが、慣れてきたら解答時間に沿って問題を解くようにしてください。
2.答え合わせと解説を熟読するべし
解いた問題を自分で答え合わせしてください。
それが終われば解説を読み、間違った箇所などを理解して修正するようにしてください。
必ず理解して次に進むようにしてください。
3.現代語訳を熟読すべし
多くの受験生は2の段階で次の問題に取りかかろうとしますが、それはいけません。
問題を解いているときの自分の訳と答えの訳には案外ズレがあるものです。このズレが本番では命取りになるので絶対に修正しなければなりません。
しっかりと答えの訳を見てどのように訳せばいいのかを確認して、自分のズレをなおすようにしてください。
首都圏難関私大古文演習の注意点
この参考書は、タイトルの通り首都圏の難関私大の問題を解けるようになるために使用します。
それはつまり早稲田や慶応レベルなのでかなり難しい参考書となっています。
ですので、センターでしか古文を使わないような受験生はこの参考書をやるのは非効率的なので、その場合は「センター古文解法マニュアル」や「センター古文満点のコツ」という参考書で十分です。
自分にあった参考書を選び、無駄なく勉強しましょう。