不二古典の効果的な使い方
更新日: (公開日: ) CLASSICAL
不二古典
不二古典の概要と使用目的
皆さんの古文の最終目標はもちろん読解です。
この読解はゲームで言えばラスボスみたいなものです。
このラスボスを倒すために必要な武器は3つあり、まず古文単語、そして古典文法、古典常識です。
この3つをしっかりと勉強することによって読解が初めてできるようになります。
今回は古典文法を勉強するための参考書を紹介します。
それがこの「不二古典」です。
過去25年分の主要大学入試文法問題約4000問を分析し、出る順に古文文法を配列しています。
そして、入試出題率、過去問正解分析、不二子の狙い目(学習ターゲット)というものも掲載してくれています。
不二古典の具体的な内容
この参考書の対象者は、古文をあまり勉強していない人や、ある程度古典文法は習ったがいまいち身についていない人です。
使用時期については受験初期になり、この参考書のレベルは基礎から標準レベルです。
そして本書は、上巻と下巻に分かれている二冊構成で上巻では、助動詞・同形品詞識別などを取扱い、下巻では用言・敬語・助詞・副詞などを書き込み形式で勉強できます。
不二古典の使い方
1.上巻を完璧にする
古典文法は一続きになっているので、一つでもおろそかにしてしまうと必ずつまずいてしまいます。
そうなると古典文法その物自体訳が分からなくなり、嫌いになってしまう恐れがあるので必ず完璧に覚えていくようにしましょう。
2.下巻を完璧にする
こちらも手順1で話した通りやるようにしてください。
3.本書が難しいと感じたら「ステップアップノート30」をする
この参考書よりも少し難易度的には下がり、基礎的なことがしっかりと学べます。
練習問題は文章形式の問題で、文章の中で使われている文法事項を理解し、それが設問にどのように関連しているかを考えて、正しい答えを導くための練習の場もついているので、「不二古典」が難しいと感じたら「ステップアップノート30」をやるようにしてください。
不二古典の注意点
問題数が多いことはメリットでもありますが、センター試験でしか古文を使わない人にとっては多すぎるというデメリットもあります。
センター試験でしか古文を使わない人は最初から「ステップアップノート30」をやるといいでしょう。
勉強は無駄なことは一切しないようにしましょう。
自分の受ける大学のことも調べるのもいいと思います。
しっかりと準備して、受験本番に挑みましょう。