時代と流れで覚える日本史B用語の効果的な使い方
更新日: (公開日: ) JAPANESE-HISTORY
時代と流れで覚える日本史B用語
本書の概要
本書は「時代と流れのつかめる用語問題集日本史B」から新課程の情報を加え、グレードアップした一冊となっている。
全体を80章に分け、日本史受験に必要である基本的な知識をすべて学ぶことができる。
個人的な感想としては、改訂する以前は文字や図表が少し詰め込まれすぎていて、見にくいと感じたところもあったが本書はそれらが改善されており、内容量とともにレイアウトも非常に充実している。
ただ、見開き左側で流れをインプットでき、右側では簡単なアウトプットができる構成は以前の良さを引き継いでいる。
本書の使用法
基本的には改定前の「時代と流れのつかめる用語問題集日本史B」と変わらない。
以前よりも細かい情報を網羅しているため、暗記するのに少々苦労するかもしれないがそこを乗り切れば過去問でも高得点がとれるだろう。
左側の赤字の部分は赤シートで隠すなどして、ミスがなくなるまで回し続ける。
左側をある程度インプットできれば、次は右側に移っていくのだが、よくある間違った覚え方として、赤字だけをひたすら覚えてしまう人がいる。
一見、日本史において赤字以外を覚えるのは無駄だと感じるかもしれない。
その考え方はすぐに取り去らってほしい。
というのも、いざ過去問を解くときに問題がどの解答を示しているのかが分からないと永遠に正解へはたどり着けないからだ。
そのため、赤字をインプットしているときに少しでもその語句に謎な部分があるのなら、山川の「日本史B用語集」などの情報量の多い参考書などで調べ、理解することが大切である。
日本史は覚えれば覚えるほど謎が増えていくが、本書を使って突き詰めていけば難関私大の入試でも高得点が望めるだろう。