時代と流れのつかめる用語問題集日本史Bの効果的な使い方
更新日: (公開日: ) JAPANESE-HISTORY
時代と流れのつかめる用語問題集日本史B
本書の概要
「日本史の語句は覚えたけど、流れがよく分からない…」と感じている人は多いはず。
そんな人におすすめなのが、この「時代と流れのつかめる用語問題集日本史B」だ。
本書は題名にもなっているが、日本史の流れを重点的に学べる参考書となっている。
中身を見ていくと、まず見開きページの左側に時代の流れを意識した年表が掲載されている。
この年表を視覚的にとらえることで、入試問題に頻出の並び替え問題に対応することができる。
そして見開きの右側には、左側で学んだ単元の流れを踏まえた教科書的な文が穴埋め形式であり、インプットしてからすぐにアウトプットできる構造になっている。
中身の構成的には、「日本史B表解演習書」と似ていると言えるだろう。
そのため、インプットとアウトプットの両面で使用できるのはありがたい。
本書の使い方
具体的には、まず見開き左側の年表形式のページで重要単語を暗記していく。
そして一通り覚えることができれば、右側のチェックページに移って確認に入るのだが、
ここで大事なのが流れを意識すること。
ただ流れと言っても読めばいいという訳ではない。
実際の問題に直面したときに一番重要なのが、その問題が何を問うているのかを瞬時に判断できるかである。
本書の重要語句前後の流れは、いわゆる問題文に値する部分なため、流れを意識して学ぶことで問題にスムーズに移行することができるのだ。
そのため赤字部分だけでなく、その語句が何を意味しているかの前後部分を理解することを心がけてほしい。
本書の総評
全体的なユーザーの意見をざっとまとめると、非常に使いやすい参考書であることは間違いない。
教科書の文字ばかりを読むのが嫌いな人がその代わりに使っていたり、自分が今使っている参考書の補助的役割として使われていたりするのも良書であるということなのだろう。
さらに基礎知識だけではなく、難関大対策のための難しい語句なども含まれている。
少し付け加えるなら、「日本史B用語集」などを使ってより多くの情報をインプットしていけば怖いものなしといったところだろう。