ダイアローグ世界史図表の効果的な使い方

ダイアローグ世界史図表の概要と使用目的

この参考書は高校世界史の基本的な内容を理解しやすいようにまとめた資料集です。

写真をふんだんに使用していますので、図や画像によってインプットを進めたい人にはうってつけでありますし、文字ばかりで疲れてきたときに歴史事象を軽く確認することも可能です。

身近な題材から世界史を学べるように工夫して作成されていますので、人々の暮らしや、食に関連した部分をより深く学ぶことができる点もこの資料集の特徴です。

世界史の細かな部分を学ぶためにはもちろん、楽しんで学習していくことができるので、多くの人にオススメの一冊です。

ダイアローグ世界史図表の具体的な内容

「ニューステージ世界史詳覧」や「グローバルワイド最新世界史図表」、「最新世界史図説タペストリー」と同様の形態をした資料集であり、様々な世界史のキーワードについて写真や年表、図を用いて解説しています。

中でも、地理・日本史との関連に重点を置いて多くの事象を解説している点が特徴です。

その内容は、世界各地域の風土をまとめた特集や、当時の日本の動きをまとめたページなど多岐にわたります。

世界史と同時に、少しではありますが地理・日本史が学べるので世界史だけでなく、多くの知識を得たい人向けの資料集となっています。

ダイアローグ世界史図表の使い方

受験生の人はこの参考書は、学習進度的に余裕ができてから始めるべきでしょう。

というのも、この資料集では入試世界史で重要となってくるだろう歴史の流れがつかみにくく、やはりまずは世界史全体の流れをつかむことが先決であるからです。

「ナビゲーター世界史」や「詳説世界史」など、世界史全体の流れが把握できる参考書を一つ自分で選び、まずは基本的な学習を進めていきましょう。

そして、「よく出る世界史Ｂ一問一答用語問題集」や「一問一答世界史Ｂ用語問題集」、「世界史Ｂの焦点‐ポイントマスター」などで問題演習をこなし終えたらこの資料集を見始めてもよい頃合いです。

すべて読むのもよし、自分の苦手な部分のみピックアップして確認していくのもよしです。

また、この資料集で得た知識は自分がメインで使用している参考書に書き込む、あるいはコピーして貼り付けるなどして何度も確認できるようにしておきましょう。

入試本番で覚えておけばアドバンテージとなります。

ダイアローグ世界史図表の注意点

本書はたくさんの歴史事象やそれに関連する情報を写真や図を駆使して補足、説明した資料集ですので、この一冊で受験世界史全体の流れをつかめるわけではありません。

ですから、その点には注意が必要です。

受験世界史の流れや全体像は繰り返すようですが、「ナビゲーター世界史」や「詳説世界史」などで学んでいきましょう。

また、問題演習も上記のとおり、「よく出る世界史Ｂ一問一答用語問題集」や「一問一答世界史Ｂ用語問題集」、「世界史Ｂの焦点‐ポイントマスター」などでこなしておくべきです。