荒巻の世界史の見取り図の効果的な使い方
更新日: (公開日: ) WORLD-HISTORY
荒巻の世界史の見取り図の効果的な使い方
[荒巻の世界史の見取り図の概要と使用目的]
この参考書は講義調に記されており、その面白さに定評のある一冊です。
細かな部分にまで書かれていて、歴史事象のつながりについても述べられているので、世界史の学習を進めていくための参考書としてはもちろんのこと、一般向けの教養書としても活用していけます。
世界史の各知識のつながりが知りたい、一般的な参考書ではどうにも読んでいく気になれないといった人は本書に手を伸ばすべきです。
[荒巻の世界史の見取り図の具体的な内容]
「憲法」や「権利」、「民主主義」とはなにか、またその由来はといった専門用語の説明にも重心が置かれています。
そして、時代間の激動を、各国の過去のつながり等を踏まえて解説していきます。
受験世界史の用語の網羅性は低いですが、事件の因果関係に注目しているので、世界史の醍醐味といったものを教えてくれるであろう一冊です。
講義形式なので飽きることなく読み進めていくことが可能であり、暗記するうえでこの点は非常に効果的であります。
[荒巻の世界史の見取り図の使い方]
本書だけでなく、どの世界史問題集にもいえることですが、まずは基本的な世界史の流れを理解することと基本事項をきっちり自分のものにすることが必要です。
それらができてから問題集などに収録されているような問題を解き始めていきましょう。
そして、この参考書はその問題で出てきたキーワードの意味や関連ワードを深く知りたいときに用いましょう。
もしくは、詳説世界史のような形式ばった文章で書かれた参考書が読みにくく足踏みしてしまっている人はこの参考書を使いまし
講義風に話し言葉で書かれているため、飽きが来ず、読み進めていけるでしょう。
この点はナビゲーター世界史と似たところでもあります。
[荒巻の世界史の見取り図の注意点]
本書だけでなく世界史を学習していく中で参考書を選ぶ際にいえることですが、自らのレベルや志望校に合わせた難易度の問題集や用語集を使用していくべきです。
実際に一度中身を確認することが大切です。
また、ソ連を悪の帝国と述べるなど著者の個人的見解が多少入ってしまっていますので、中立な立場からの意見や解説を求める人は注意が必要です。