歌で覚える古典文法・文学史の効果的な使い方
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歌で覚える古典文法・文学史の効果的な使い方
[歌で覚える古典文法・文学史の概要と使用目的]
古典文法の大切さは、これまでの古典の参考書でも伝えてきました。
今回紹介するこの参考書も、その古典文法を学ぶためにあります。
しかし、古典文法を覚える際に、まじめに勉強してもつまりませんし、途中で諦めてしまう受験生が非常に多いです。
古典文法を理解していないのに、読解に進む人はいつまでたっても古文の成績はアップしません。
そこで、この参考書では歌を使って、楽しく古典文法を覚えていきましょう。
古文を読解するのに最低限必要な文法事項を本書に書き、また替え歌にしています。高校一年生から浪人生まで、何から手をつけてよいかわからない人には必ず役にたつような構成です。
受験の初期に使う参考書となるでしょう。
[歌で覚える古典文法・文学史の具体的な内容]
この参考書は全8レクチャーに分かれています。
文系の人はもちろん、理系の人でセンターでしか古文のいらない人もこの本に書かれていることを読み、また口ずさんでもらえば、必ず力がつきます。
音読は効果がないと思っている人も多いようですが、意味がない勉強を決して薦めません。
なので、信じて声を出して覚えましょう。
本当はぜひ実際の講義を受けてもらいたいのですが、それは難しいのでCDを聴いて雰囲気を味わってください。
古文を学ぶすべての受験生に絶対必要なのが文法なので、ぜひこの参考書を使い、さらに歌の力で覚える作業をはかどらせましょう。
ちなみに、替え歌は皆さんになじみがある歌(カエルの歌など)を使用しているので、覚えやすいと思います。
[歌で覚える古典文法・文学史の使い方]
- 1.文法が他の参考書で完成している場合はレクチャー1から7をとばして8から入るべし
あくまでも、文法が完成している人のみです。
少しでも古典文法に不安がある人は、初めからやるようにしましょう。
(レクチャー1から)
- 2.付属のCDを聴きながら、文学史を覚えるべし
聴くという作業は、覚えるときに脳にものすごくいい影響を与えます。
聴くということを繰り返すことで、頭の中にイメージを長期に残すことができます。
[歌で覚える古典文法・文学史の勉強の注意点]
もう、お分かりかもしれませんがこの参考書はアウトプットの参考書ではなく、インプットの参考書なので、これ1冊では受験には勝てません。
なぜなら、せっかく覚えたことも、アウトプットという知識を吐き出す作業をしないと真に力がついたといわず、問題のさばき方もわからないまま入試を向かえてしまうことになります。
これが、どんな結果を生むかお分かりですね?
最悪の結果を生まないためにも、インプットからアウトプットの作業(流れ)をしっかり意識して勉強しましょう。
そして、もう1つ注意があります。
文学史の項目はレクチャー8で扱いますが、これ1冊で文学史の内容がすべて網羅できるわけです。
かといって、そもそも文学史の勉強をするのは時間対効果が悪い(勉強時間に対して帰ってくる点数が低いということ)ので、あまり根をつめないようにしましょう。