【古文上達 読解と演習56】特徴・使い方・勉強法

更新日: (公開日: CLASSICAL

古文上達 読解と演習56の効果的な使い方

この記事では「古文上達 読解と演習56」の対象レベル、特徴、使い方について解説していきます。
この記事を読むことで以下の悩みが解消されます。

  • レベル
  • 特徴
  • 使い方
  • メリット・デメリット
  • 似たレベルの参考書
  • 次に使うべき参考書

上記の悩みを抱えた受験生は是非参考にして下さい。

古文上達 読解と演習56の概要

  • 分類:古文問題集
  • 構成:入門編・基礎編・演習編の3部構成
  • 期間:入試中期(2~3ヶ月)
  • オススメ度:★★★★☆
  • 対象レベル:共通テスト~標準私大

受験の中期の7月頃には古典文法や古文単語の力は身についていると思います。
この時期になってくると、身に付けた知識を使って読解問題を解くなどして、アウトプットをしていかなければなりません。

そこで、アウトプットの練習として使うのに最適な参考書がこの「古文上達 読解と演習56」です。この「古文上達 読解と演習56」の使用目的は、標準大学レベルの古文を読めるようになることが目的です。
最終的には、MARCHや関関同立レベルを目指して取り組んでいきます。
このレベルまでもっていくことができれば、産近甲龍や日東駒専といった標準私大レベルの問題はわりとスラスラ読めるようになるでしょう。

オススメ度が★4の理由としては短文から中文程度の文章量の問題で全て構成されているため、本番に似た文章量の演習ができないからです。本番レベルの文章量の演習を積むためにおすすめの参考書を後ほど紹介するので是非参考にして下さい。

古文上達 読解と演習56の特徴

古文上達56の特徴を3つあげます。

①入門編・基礎編・演習編の三部構成
入門編では和歌の縁語・掛詞・枕詞といった知識や殿上人や女房といった古文で出てくる人物の役割といった古文常識についてパートに分けて解説されています。
また第三章では古典文法の基礎的事項と現代と古文単語の意味で異なる現古異義語を70単語紹介していくれています。

基礎編では短文問題が30題収録されています。1日1~2題のペースで演習することで問題慣れもできて古文の実力向上を図りましょう。ただ、解いて終わるのではなく解説の特に設問研究を読み込み問題の解き方も身につけていきましょう。

最後の演習編では問題が26題収録されています。基礎編よりも文章量が少し長くなり、設問の難易度も向上しています。制限時間は気にしなくていいので正答率を重視して演習に取り組みましょう。

②単語・文法・文学史を網羅
別冊に単語チェックとして入試最重要単語がまとめられています。また、文法ワンポイントとして「助動詞の訳仕分け」「助詞」「敬語」「識別」のやり方がまとめられています。解説には入試でよく出題される文学史の情報がまとめられているので読み飛ばすのではなく1つ1つ覚えていくようにしましょう。

③わかりやすい丁寧な解説
古文上達 読解と演習56の解説では「全訳」「設問研究」「ズームアップ」「出典」「文学史」の5つに分けて細かく解説されています。中でも設問研究は解答根拠の拾い方や指示語の補い方など解答に行き着くまでのプロセスが書かれているので熟読して所作があっていたかのチェックもしましょう。

古文上達 読解と演習56の内容・レベル

この参考書は、問題数としては基礎編30題(短め)+実践問題26題収録されています。

三部の演習編になるにつれて難易度も上がってきます。演習編に入るまでにはセンター試験・共通テストの古文を7割くらいは取れる古文力が必要になってきます。

この参考書は三部構成となっており、第一部は「入門編」と称し、古文上達への道や雑学を書いてあります。ここは読み流してもらっても構いません。
第二部は、「基礎編」と称し、4行~7行程度の短い古文と問題が30題あります。
ここの解説は簡潔です。しっかりと読むようにしましょう。
第三部は「演習編」と称し、ほぼ入試問題そのまま26題収録されています。
習ってきたことを、ここでも発揮するようにしてください。ちなみに、別冊の解説は非常に分厚いのでかなり根気がいります。

レベルとしては2部が共通テストレベル、3部が標準私大~難関私大レベルとなっています。
難易度が高い問題にも本文解説で品詞分解がされているので読み込むことで自分の課題が

古文上達 読解と演習56の使い方

1.第一部からやっていくべし
上記でも記しているように、ここは必要ないと感じた人は、読み飛ばしてもらっても構わない。
2.第一部が終われば、第二部をやるべし
上記にも記したが、ここは「基礎編」となっており、短めの古文の問題が出されるので、第三部への準備として、解き進めてもらいたい。1日1~2題のペースで進めるようにしましょう。他の科目の勉強を優先させたい受験生であっても2日に1回は1~2題解くようにしましょう。

3.第二部が終われば、第三部をやるべし
26題の入試問題を解いていく。ここは、かなり難しいので、わからなければ、解説(分厚め)を読み、しっかりと理解していくことが大切だ。解説の中でも「設問研究」や「全訳」を見比べて「自分が間違えた原因」と「今後の改善策」を言語化するようにしましょう。ただ、解説を読んで終わる勉強は効率が悪いので注意して下さい。

古文上達 読解と演習56の注意点

この参考書は、解説などがかなり詳しく記載されています。(かなり細かい。)
なので、「古文が好き!」という人じゃないと、古文アレルギーを引き起こす可能性があります。
古文が好きという人はこの解説を読んでいても楽しいが、そうではない人からしたら、ただの苦行と感じるかもしれません。

そもそも第一部を読んで、「わからない、つまらない」と感じる人はこの参考書は向いていません。
このように感じる人は、「古文上達基礎編45」という姉妹参考書をやるのがおすすめです。「古文上達基礎編45」は、比較的取り組みやすく、単語や文法がある程度頭に入っている状態でやるといいでしょう。

似たレベルの参考書


似たレベルの参考書としては「ステップアップノート30 古典文法トレーニング」が挙げられます。
ステップアップノートは古文上達56と比べて1題あたりの文章量が長いものも取り扱っています。また古典文法を読解に使う橋渡し役ともなるので古文の長文をやり始める受験生に特にオススメの参考書です。

古文上達56は古典文法を読解に活かせるチカラが身についていて問題量をこなしたい人。
ステップアップノートはコレから長文読解をやる人にオススメします。

次に使用すべき参考書


次に使用すべき参考書としては「岡本梨奈の古文ポラリス2」が挙げられます。
古文ポラリス2は古文の長文が14題も収録された問題集となっています。産近甲龍や日東駒専の過去問をメインに使用しています。

古文上達56で短文問題をこなしコレからは文章量が多い演習をこなしたい受験生は是非活用しましょう。解説も詳しく「主語・目的語の補い方」や「問題の選択肢の切り方」なども書かれています。

以上が古文上達56の紹介になります。

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