厳選!大学入試数学問題集理系262/文系142
更新日: (公開日: ) MATHEMATICS-HUMANITIES
厳選!大学入試数学問題集の効果的な使い方
1.厳選!大学入試数学問題集理系262/文系142の概要
河合塾出版で過去20年間の入試数学過去問の中から厳選した問題集らしい。(著者曰く)
率直な感想を述べれば、文系はまだしも、理系262の問題数が厳選したにしては少し多すぎではないか…と思わされた。
もちろん、問題の質自体は申し分ないのだが、過去問前に移る参考書としては少し労力がかかりすぎてしまうだろう。
2.厳選!大学入試数学問題集理系262 /文系142の詳細
タイトル通り、理系編は262題、文系編は142題である。
難易度は入試基礎~標準レベルを扱い、まさに過去問前の受験後期に取り組む参考書・演習書の扱いだろう。
対象者は、難関私大~旧帝大レベルとなり、本書の中でも難易度にかなりばらつきがみられるので、「狙い目」がよくわからない参考書とも言えてしまう。
3.厳選!大学入試数学問題集理系262 /文系142の使い方
各大学の過去問を集め、その解説をしているという(よくある)参考書で、特に変わった・工夫が見られる点はない。
よって、素直に前から解く⇒解説を読む、の流れになるだろう。
それでもあえて使い方を述べると
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1.時間をかけて解く
本書は受験後期、過去問前の橋渡しなので、今まで培ってきたものをしっかりとアウトプットする練習をしてほしい。
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2.出来ない問題の復習
これはどの参考書でも言えるが、間違えた問題をそのままにしない。
これは受験界では当然ともいえる勉強だろう。
4.厳選!大学入試数学問題集理系262 /文系142の総評
ターゲット層がよくわからない。
これが本書を見た時の率直な感想だ。
過去問に移る前の問題集にしては、分量が多いせいで、もはや「過去問代わり」といえる参考書なのかもしれない。
国公立を志望とする生徒が、秋冬頃以降に余裕が出来たときに、早めに入試問題で演習を積むために使用する。というものになるのであろうか。