【完全版】フォーカスゴールドの勉強法は?特徴や使い方まで解説します。

更新日: (公開日: MATHEMATICS-HUMANITIES

この記事では「フォーカスゴールド(Focus Gold)」の特徴と正しい使い方について解説していきます。フォーカスゴールド(Focus Gold)は日常学習における教科書レベルから東大・京大・国公立医学部や私大最難関レベルまでをカバーした参考書です。

フォーカスゴールドの概要・レベル

  • 分類:数学参考書
  • 問題数:1150題(ⅠA)1437題(ⅡB)1087題(Ⅲ)
  • 目標習熟期間:入試初期~入試本番
  • オススメ度:★★★★★
  • 対象レベル:高校基礎~私大最難関

フォーカスゴールド(Focus Gold)は高校数学の全範囲を網羅した参考書となっています。問題数は数ⅠAが1150題、数ⅡBが1437題、数Ⅲが1087題と豊富な問題数も大きな特徴の1つとなっています。

目標習熟期間を入試初期~入試本番としています。すなわち、日々の定期テスト勉強から受験勉強まで全てのレベルに対応した参考書となっています。そのため高校数学初学者から最難関大学受験者まで幅広く取り組むことができます。

8月末までにセンター試験・共通テストレベルの問題は7割以上の正答率をキープできるようにしておきましょう。7月末までにこの状態にしておくことで、夏に入試本番レベルの応用問題や複合問題に時間を割くことが可能になります。その結果、夏明けの模試や過去問で結果が改善されることでしょう。

受験の天王山といわれる夏に演習量をどれだけ確保できるかが合格へのカギとなるので、夏までに基本的な公式や解法などのインプットは終えておくようにしましょう。

オススメ度としては★5つとなっています。この理由としては後で詳しく説明しますが、独学で自学自習ができるように工夫された解説や星印を使ってレベル分けされた構成などがあるためです。

対象レベルは高校基礎から私大最難関レベルまでとなっています。
※私大最難関レベルとは早慶上智などを指します。

フォーカスゴールドの特徴

特徴としては5点あげることができます。

①大学受験に必要な情報が全て網羅されている
普段の定期テストに向けての学習から入試本番で必要となる知識が網羅されている参考書となっています。そのためこの1冊に徹底的の取り組めば、どの大学や学部でも十分に合格できるレベルに達することができます。

②章頭と章末に「まとめ」としてその章で使う大切な公式や解法などがまとめられている
章のはじめと章末にその章で登場する言葉の定義や公式が整理されて書かれています。この部分を読めば、知識が頭の中で体系化されるように工夫されています。

③同じページに問題と解説が書かれている構成になっている
同じページに問題とその解答・解説が書かれているため、問題と解答を往復する時間が短くなります。そのおかげで解説を少し見てからまた問題解答に戻る、といったことも可能になっています。

④「考え方」で解答のヒントを得ることができる
全ての例題に「解説」の前に「考え方」として考え方のヒントが示されています。そのため、例題でつまずいてもすぐに解説を見ずに少しずつヒントを得て解答にチャレンジしてみましょう。

⑤解答とは別に、基本となる考え方が簡潔に示されている
解答の傍に、基本的な解法が簡潔に書かれています。そのため解答終了後解答を見て自分の答案と照らし合わせ、最後の仕上げとして解答の道筋を確認するようにしましょう。

フォーカスゴールドの使用の目的としては受験に必要な基本的な解法や考え方・それらを利用した応用力を身に付けることです。受験に必要な応用力とは同じ問題を解ける力ではなく、初見の問題に出くわした際に出題者の意図を汲み取り今までに習得した解法を組み合わせて問題が解ける力のことを指します。

フォーカスゴールドを使用することでこの力を付けることが出来ますが、メリット・デメリットを意識した上で勉強を進めていく必要があります。

フォーカスゴールドのメリット

  • 問題ごとに星印を使ってレベル分けされている。
  • 受験数学において必ず必要になる知識が「まとめ」としてまとめられている。
  • この1冊でどの大学にも合格できる知識や解法が網羅されている。

フォーカスゴールドのデメリット

特にありません。

フォーカスゴールドのメリット・デメリットは以上のようになっています。

フォーカスゴールドの使い方・勉強法

フォーカスゴールドは問題のレベルが星の数で表されています。そのため、問題の星の数を確認して自分の現段階のレベルからスタートさせることができることも大きな特徴の1つです。今回は、高校数学初学者が受験勉強を始める場合の使い方を説明します。

①星の数が2つまでの例題のみに取り組む

まずは星の数が1つまたは2つの例題に取り組むことから始めましょう。解き方が分からなかった・思い出すことができなかった問題に関しては印をつけ、後で確認したときに分かるようにしておきましょう。解答と自分の答案を照らし合わせる際に気を付けることは、「解答するときに自分に足らなかった知識や解法は何か?何を知っていたら解答できたのか?」を考えることです。

また、解答する際に分からなくなった問題があった場合、初めからすべての解答を見て丸写しするのではなく「考え方」を見てヒントを探す、解答を一部見てそこからまた自分で考える時間を取るなど分からなかったとしても自分で考える努力をすることでその後の定着率に差が付きます。

②練習問題に取り組む

星の数が1つまたは2つの例題に取り組んだ後は、練習問題を通して本当に知識・公式・解法が身についているかを確認するようにしましょう。これらも例題と同じように、できなかった問題に関しては印をつけておきましょう。

③星の数が3個以上の問題に取り組む

星の数が2つまでの問題に取り組み、正答率が上がってきたら自分の志望大学・学部のレベルに合わせて星3個以上の問題に取り組みましょう。星4つの問題までを完璧に解けるようになったら私大最難関レベルに到達している状態であるといえます。

④その他の問題に取り組む

自分の志望する大学のレベルに該当する問題に取り組み、さらに高いレベルを必要とする人は「Step Up問題」や「章末問題」「チャレンジ編」などの応用力が必要とされる複合問題に取り組み到達度を確認しましょう。

それまでに行いたい参考書

高校数学初学者に対してや普段の定期テストに向けての学習などから使えるレベル設定のため、それまでに行いたい参考書として特に参考書の指定はしませんが、ここでは高校の教科書とします。

似ているレベルの参考書

似ているレベルの参考書として、「チャート式数学シリーズ」(画像は青チャート数学ⅠA)を紹介します。


チャート式シリーズはフォーカスゴールドと同様に数学の網羅型の参考書となっています。フォーカスゴールドと同様に例題と練習問題が主な構成要素となっている参考書です。

違いとしてはフォーカスゴールドが入試初期~入試本番レベルが1冊で対応しているのに対して、チャート式式シリーズはレベルによって複数冊に分かれていることがあげられます。どちらの参考書を使用しても目的や結果の面では大差はないと言えます。

次に使用すべき参考書

フォーカスゴールドは入試本番レベルまで対応している参考書のため、次に使用すべき参考書としては各受験生の志望大学の赤本とします。

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