大学入試 横山雅彦の英語長文がロジカルに読める本
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1.大学入試 横山雅彦の英語長文がロジカルに読める本 の概要と使用目的
この世の中、パラグラフリーディングが主流の読解方法論である一方、こちらの参考書は筆者独自の読解方法である「ロジカルリーディング」を提唱しています。
これは、速読法やパラグラフリーディングのようなテクニックよりではなく、英文読解の本質に迫っているポイントを学べます。
使用時期は英文法・英文解釈の参考書(基礎~標準レベル)が一通り終わってからがベストです。
レベルは全受験生対象です。
本書は大学入試用に書かれていますが、TOEIC、特に英検やTOEFL受験で英語の勉強を始めるの方にも参考になるところが多いです。
2.大学入試 横山雅彦の英語長文がロジカルに読める本 の具体的な内容
筆者が言っている「ロジカルリーディング」は、英文を論理的に読めるようにするために、2つ構造を同時進行で正確に分析して読んでいく方法です。
言い換えると、一文一文を正確に読む作業をする英文解釈(本書では木のロジックという)と、長文全体を見渡して、文と文のつながり方の構造を主張(クレーム)・具体(データ)・理由(ワラント)の3つを合わせた論理展開(=森のロジック)の2つの視点から長文をよんでいきます。
Part1・2ではその木のロジック・森のロジックを項目別に長文を解説していきます。
ここでは、読解でポイントとなる文法や論理展開パターンが取り上げられています。
最後のPart3は問題演習で、Part1・2でやっていたことの確認をしながらも入試問題を解いていきます。
これに加え、長文に関連した知的テーマの解説もあるのも魅力です。
3.大学入試 横山雅彦の英語長文がロジカルに読める本 の使い方
1.問題を解く。
2.解答解説を見る。
→文法と論理展開を分けて
3.問題の解き直し。
4.大学入試 横山雅彦の英語長文がロジカルに読める本 の注意点
やや難しいところもあるので、英語に自信のない人はこの参考書よりか「大岩のいちばんはじめの英文法【英語長文編】」をおススメします。
長文を始めて勉強する人向けに書かれていますので、そちらの方がサクサク進んでやりやすいかと思います。
もちろん、この本だけじゃ演習不足なので、志望校の出題に応じて、この本の続編である「大学入試 横山雅彦の英語長文がロジカルに読める本 記述問題の解法編」や「大学入試 横山雅彦の英語長文がロジカルに読める本 客観問題の解法編」にもトライしてみてください。関関同立・GMARCHなどの私大受験者はこの客観問題編を、関学の英英型や立命館のIR試験の受験者はこの記述問題編をやってください。