センター試験必勝マニュアル数学ⅠAⅡBの効果的な使い方
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センター試験必勝マニュアル数学ⅠAⅡBの概要
「大学への数学シリーズ」でおなじみの東京出版からのセンター対策本だ。
ⅠAとⅡBで2冊に分かれており、難易度は高い部類に入るだろう。
目的としては、「センター試験数学を8割程度取れている人が、9割~満点を狙うために使用する本」である。
俗にいう「裏ワザ・テクニック」が盛りだくさんである。
中には「そんなもの数学じゃない」と裏ワザやテクニックに対して批判的な意見を持つ人もたくさんいるが、点数が取れるなら、速く解けるなら、何だっていい。
使える者はどんどん使うべきだ。
秋にセンター数学8割の壁にぶつかっていた私自身も受験生時代に本書を使用させて頂き、見事その壁を突破できた。
とにかくスピードが早くなった。大げさでなく2次関数で5分もかかっていた問題が、本書のテクニックを使用すると5秒で解けたときもあった。
そして本番では見事に200点満点を取れたのだが、間違いなくこの本のおかげである。と心底思っている。
センター試験が8割前後で停滞している人に共通していることは「時間が足りない」だ。
そもそも8割程度取れている人は実力では十分9割~満点をとる実力があるに違いない。
実際に時間無制限で取り組んでみると分かるはずだ。
つまり、そういった人に必要なのは「スピード」ただその一つだけである。
この本はそのスピードを上げるためのテクニックを扱っている。
目から鱗ばかりの情報で、中には2次試験にも通じるものがあるので8割の壁で苦しんでいる人は買っておいて損はないはずだ。
センター試験必勝マニュアル数学ⅠAⅡBの構成
大きく分けて、マニュアル編とトレーニング編、さらに最後には予想問題を2セット分用意してくれている。
内容も重くないので、サクサクと進みながら随所で感動できるはずだ。
センター試験必勝マニュアル数学ⅠAⅡBの使い方
特に目立った使い方はなく、本書の流れ通り「マニュアル編」でテクニックを覚え、「トレーニング編」でそれを活かす。ということを何度もすればいいだろう。
ただ一つ注意点としては、使用するのは1か月前からでいい。ということだ。
本書はあくまでもテクニック集なので、根本的な数学力の向上にはさほど向かない。(もちろん新しい見方を学べるが)
なので、12月まではしっかりと普通の参考書できちんとした数学力を身につけておいてほしい。
裏ワザ・テクニックなどはある程度の実力をつけてから。そこを履き違えてはいけない。
センター試験必勝マニュアル数学ⅠAⅡBの総評
これぞセンター数学対策の決定版であろう。
今までは、センター7・8割を目標とする参考書はやたらと出されていたが、こういった満点を狙いに行く参考書はありそうで無かった。
国公立でセンター数学が必要な人、私立のセンター利用で数学を使う人はぜひ本書を用い、高得点を狙ってほしい。
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